7発目・生かすべき虫はどれなのか
軍事費につぎ込むカネがあるなら、テメーが常任理事やってる国連の分担金ちゃんと払えよチャイニーズ。
JDです。ようやく復帰です。
ようやく復帰と言えば、長らく中断されていた北朝鮮を巡る六ヶ国協議が、明日再開される。それは大変結構な事なのだが、私には、日本政府が何故ここまで拉致問題を執拗に取り上げようとしているのかがさっぱり判らない。
どんなメディアの報道を見ても、「六ヶ国協議」という言葉に冠されているのは「核問題を巡る」の一文だ。協議に参加する国々も、同じ問題を抱えているはずの韓国でさえ、「拉致」についてどうこうしようという動きはない(アメリカの口添えなどは、同盟国に対する体裁程度のものだろう)。そもそも、こんな問題は当事者同士で話し合うべきであり、関係ない国を巻き込んでどうこうなるものではないだろう。
なのに何故、日本は「拉致」を取り上げようとするのか。拉致被害者やその周囲がやかましく叫ぶからか?…というか、それ以外にも何か魂胆があっての事なのか?
だが、そうでなくとも北朝鮮は拉致問題を嫌っているというに、日本が協議の場において強硬にこれを持ち出そうとしたら、北が態度を硬化させるのは明白。最悪、協議自体がご破算、主題である核問題に何の道筋も見出せぬまま終わってしまう可能性だってある。世界で唯一核の洗礼を受け、それ故に核廃絶と平和を訴え続けるという使命を帯びた我らが日本としては、それこそ絶対に避けなければならない道だと思うのだが。
今の政府の方向は、協議自体をぶち壊そうとしているようにすら感じられてならない。もし本当にそうなってしまったとしたら、日本はアメリカ、ロシアを含む関係各国から総スカンの憂き目を見るだろう。今の外交下手の日本に、そのような状況を打開する能力などは全くないはずである。
協議に参加する各国にとって、大の虫はあくまで核問題であり、拉致問題は小の虫なのだ。いや、あるいは拉致問題は存在すらしていない。先にも述べたが、韓国すらも「拉致」を唱える日本に冷ややかな視線を送っている。もっとも、あの国が日本と北朝鮮を天秤に掛けた場合、どちらの味方をするのかは火を見るより明らかである。
が、おそらくそれを承知の上で、あえて小の虫を生かそうとしている連中が日本にいる。一応アンタらに言っておくが、まず、「核」は間違いなく「拉致」よりも前に来るべき問題である。次に、この国の政治家に「大の虫を生かして、小の虫も生かす」なんて芸当ができる奴はいない。そして、アンタらの求める制裁は、北朝鮮を締め上げるどころか、むしろその後、アンタらの問題を解決する妨げにしかならないものと思われる。
私はアンタらの動きを支持していないが、別に「拉致問題は諦めろ」と言っている訳ではない。ただ、今はその時ではない、という事だ。それにもし、アンタらのせいで核問題が解決せず、その結果ミサイルなどで大勢の人間が死んだりしたら、アンタらは責任を取る覚悟があるのか?
繰り返すが、拉致問題はあくまで、日朝両国間で解決すべきものだと思う。どうしてもこの問題を六ヶ国協議の場で取り上げて欲しいと望むなら、アンタらが各国首脳に、直接支持を訴えかけるしか方法はないのではないか。日本の政治家にどれほど期待できるかは、むしろアンタらの方がよく判っているはず。それとも未だに「何度も会見を開けば何とかしてくれるのでは」ぐらいの甘い考えしか持っていないのか?
何はともあれ、協議が始まる前から既に浮いている感のある日本。明日からの協議がどうなるのか、不安で仕方がない。
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