星野さんっておカネ好きらしい…虚人行きはないみたいだが、何かちょっとイメージ違ってガッカリ。JDです。
お前に票を入れる前に
言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが
俺の本音を聴いておけ
最初は「投票宣言」の出だしの一説を聞いてもらうとして(本当は全編これで通そうかと思っていたが、ネタが思いつかなかったので挫折)、ついに衆院選挙の投票日がやってきた。私もこれから投票所に行ってくるが、今回の選挙は私にとって、どこに票を投じても悔いが残るという非常にやりにくい選挙なのだ。
とりあえず票を入れるところは既に決めてあるが、今日はその辺の「投票用紙に書いても伝わらない部分」を、この場を借りてハッキリさせておこうと思う。
まず自民党だが、基本的に私は自民は嫌いである。しかもそれ以上に私は小泉が嫌いであるため、その相乗効果は倍率ドンさらに倍といったところか(歳がバレる)。
このブログでも何度か触れたような気がするが、とにかく私は小泉が大嫌いだ。あの嫌ったらしいニヤニヤ笑いも嫌いだし、口で大きい事を言いながらその実態が伴っていないところも嫌いだし、公約を破っておいて平然と居直るようなところも嫌いだし、もう一つ一つ挙げていけばキリがない。
今回の選挙だってヤツが引き金である。郵政民営化の是非を問うだけなら国民投票で十分であるはずなのに、それをあえて衆院解散→法案再提出の方向に持っていったのは、(ツメの甘い)郵政法案をとにかく自分の任期中に成立させたい、というヤツの我侭に過ぎないのではないか。
また、解散と同時に、他の重要法案が全て廃案となってしまった点も見過ごせない。小泉らは「今回の選挙は郵政民営化が焦点」というが、現在の日本はとかく課題が山積みであり、悠長な事を言っていられる状態ではない。自民が出しているマニフェストも何だか中途半端な内容だし、(その重要度はともかく)「郵政民営化」という要素だけで政治家を選んでは今後大変な事になると思うのだが。
ましてや、これまでに行われた反対派への小泉のやり方を見れば、今回の選挙後に生まれる自民党は、小泉のシンパに成り下がってしまう可能性が高い。こんな党が与党となり、あまつさえ過半数を取るような事になってしまったら、それは言わば「小泉独裁政権」の誕生であり、その政治運営は、民主主義とはほど遠いものとなってしまうだろう。
…とまぁ、自民に票を入れる事にはこれだけの危惧をしているのだが、かと言って他の政党についても、大なり小なり(…というかむしろ大のみ)の問題がある。
自民の(とりあえずの)対抗馬である民主党、ここについては「前回の選挙で票を入れたが期待以下だった」「党首がもうどうしようもない」「マニフェストも救いようがない」と3拍子揃っていて、とてもじゃないが「票を入れてやろう」という感じではない。ここはもう少し党内をきちんとまとめた上でないと、政権などとてもじゃないが任せられたものではない。その他、公明は日和見で、そもそも学会の力がなければ存在すらできない所に一般市民がどうこうする必要性は全くないし、社民は日本よりも中韓を大事にするだろうし、共産は現在の日本において無理がありすぎるし、新しい政党などはお話にすらならない。
こうして見ると、「安心して日本を任せられる」という所がどこにもないのだ。かといって、棄権はしたくない。だとすれば、一体どこに票を投じればいいのだろうか。
…悩んだ末私は、激しく不本意ながら、小泉の「郵政民営化の是非を問う」という点に基づいて票を入れる事に決めた。おそらく今回の選挙では、多くの人がそれを基準に投票を行うだろうし、それによってほぼ間違いなく自民は勝利し、その後郵政法案は再提出されるだろう。それを見越した上で、私は今回の選挙において「郵政民営化に賛成」という私個人としての意思を示すのだ。
上でも書いたように、郵政民営化の是非のみで票を投じる事は危険だと思うし、できれば避けたい。だが、それ以外に判断基準が見つからないとあっては、どうする事もできないだろう。憎き小泉の手の上で踊らされているようで、甚だ気に入らない。
おそらく選挙後に小泉は「国民の皆さんが私を応援してくれた」みたいな発言をするだろうが、私はあくまで「郵政民営化に賛成」なのであって、「小泉に賛成」したのではない。その点を押さえた上で、私はこれから投票所に行ってくる。
どうか、私の危惧が杞憂で済みますように…。
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