<昭和天皇>A級戦犯の靖国合祀に不快感 元宮内庁長官メモ
昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀について不快感を示したという内容のメモが出てきたとか。リンク先の毎日を始め、左派マスゴミが「首相の靖国参拝問題などに影響を与えるのでは」などとイヤらしく書き立ててはいるが、正直私の感想は「ふーん。だから何?」といったところである。世が世なら、こんな発言をしたら不敬罪でしょっぴかれてしまうだろう。
だが、たとえそれが天皇陛下であれ、「偉い人が嫌がったから」というだけで「やはり靖国参拝やA級戦犯合祀は問題があるんだ」という結論にもっていくのはいかがなものだろうか。そこには論理も主体性も無く、あるのはただ権威のみ。言うならば子どもが口喧嘩で「だって先生がダメだって言ってたモン!」と泣き喚くようなものである。確かに日本人は権威に弱いところがあるが、靖国問題はそれだけで筋が通せるようなものでは決してない。
そもそも、靖国神社への参拝が問題視されているのは何故なのか。この答えはただ一つ、「中国や韓国が靖国参拝に反発しているから」これ以上でも以下でもない。「靖国」に反対している人間は大勢いるが、彼らの発言の大本を突き詰めていけばそのほとんどがここに行き着くのではなかろうか。諸外国において靖国問題を声高に叫ぶのは特定アジア3ヶ国だけであり、彼らはこの問題をカードとして内政・外交に利用している。彼らの活動がなければ、靖国問題は存在すらなかったのかも知れないだろう。靖国反対派という連中もつまるところ、中韓の代弁者に過ぎないものと思われる。
今回発見されたメモに関しては、8月15日の終戦記念日や9月の総裁選をにらむタイミングで発見された事や、公表されたメモ自体の状態から、一部で「捏造では」という声も挙がっている。仮にそうであったとするならば、それを仕掛けたのは間違いなく前述の連中であろう。
しかし、私はあえてメモの真贋には触れない。と言うか、触れる必要がない。メモそのものが本物であれ偽物であれ、靖国神社への参拝に反対したり、A級戦犯を分祀しようとする行為は、まったくナンセンスでものであると断言できるからだ。これについては、「諸君!」8月号に掲載された、ジョージタウン大学教授ケヴィン・ドーク氏の言に代弁される。以下少々長くなるが、一部抜粋したものを紹介させて頂く。
「…遠い過去に亡くなった個人の行動を今批判しても、故人は何の反論もできません。東条英機を初めとするA級戦犯のみならず、祖国の戦争のために亡くなった人々の霊を祀っているのが靖国神社です。その先人たちの行為を、後世の人々があたかも神のような絶対的基準をもってして、善だったか悪だったかを一律的に判断することが出来るのでしょうか。もし、靖国を参拝することによって、結果としてA級戦犯の霊に弔意を表したからといって、その人の生前の行動すべてに賛意を表明したことになるのでしょうか。なるわけがありません。あくまでも、その死、その魂に対する追悼でしかない」
「アメリカでは南北戦争で敗れた南軍将兵の墓地が連邦政府の資金で保存されており、多くのアメリカ人が今も訪れています。アーリントン墓地にだって、南軍の将兵が埋葬されています。彼らは奴隷制度を擁護した軍人ですが、歴代米大統領はアーリントン墓地で公平に弔意を表明しています。だからといって黒人やアフリカ諸国が抗議するという話はきいたことがありません。もちろん、大統領が奴隷制度の復活を願っているわけもない」
「かつての敵であったとしても死者を追悼するにあたって、もはやそういう過去のエピソードでしかないことに固執するのはおかしいことに気づくべきでしょう。小泉首相の靖国参拝に反対する理屈「A級戦犯が合祀されているから、軍国主義の復活、侵略戦争の肯定につながるから」をアーリントン墓地とそこを訪れる米国政治家や異国の指導者に当てはめればどうなるのか。日本の首相も訪米した時にアーリントン墓地を訪れたことがありますが、それが奴隷制度、黒人差別を肯定したことになるのですか?なるわけがないじゃないですか」
「過去の戦没者に対して等しく追悼、弔意を表すことが、その戦没者の「意思」を肯定することになると考えるのは、あまりにも倒錯した考えでしかないことに日本人も気づくべきです。靖国に祀られているのはA級戦犯その人の業績でもなんでもなく、その人の魂です。魂は全人類が共有するあの世のもので、もはや国籍もないに等しく、善も悪もありません」
このくだりだけでも、靖国に関する問いの答えの多くが語られていると思われるのだがいかがなものだろうか。最後にもう一文だけ、靖国反対派に向けた文章を取り上げておく。
「中国の要人たちにせよ、A級戦犯分祀論者にしても、自分たちは「完璧な人間」だと思い上がっているのではないですか」
韓国にラブコール 北朝鮮 放送で「民族共助」訴え
これは笑いが止まらない。
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