尖閣諸島はアメリカ領土?
【登場人物への感情移入は映画の楽しみの一つだろう。クリント・イーストウッド監督の米映画「硫黄島からの手紙」では、二宮和也さん演じる兵士「西郷」に共感した。兵士として褒められたとき「ただのパン屋」と答える場面が記憶に残る▼平和に暮らしていた普通の人がある日、東京都品川区とほぼ同じ広さの島で敵と戦う。二万人以上が戦死し、生存者は千人余だった。米軍でも約七千人が戦死している▼終戦から七年後、蒼樹社から発刊された「硫黄島決戦」に載っている生還兵士の手記を読むと、食料も水もなく、銃などの武器も不良品が多かったという。兵士たちが「どんなに悲しんだか知れない」と綴(つづ)られている▼映画で渡辺謙さん演じる栗林忠道中将から「戦争の勝ち目は絶対ない」と言われた兵士の話も出てくる。中将は米国の軍需産業の力を説明し「こんな大切なことを戦争計画者たちは一つも頭に置いていない」と嘆いている。兵士の悲しみと指揮官の嘆き。為政者は何をしていたのかと思う▼防衛省が誕生。自衛隊の海外活動が本来任務になった。米軍との一体化が一層進むのだろう。硫黄島の近海で昨年十一月、海上自衛隊と米海軍が東シナ海の尖閣諸島に中国が侵攻したことを想定した演習を行ったという▼二宮さんは映画を見て「戦争はいけないと思ってくれれば、それだけでいい」という。それだけではすまされない状況になってはいないか、気になる】
太字の部分、何か「尖閣諸島の防衛はアメリカの軍事活動で、これに自衛隊が協力する事は米軍への追従である」みたいな事を言われている気がする。尖閣諸島は当然日本領土だし、中国の侵攻に対してこれを防衛するのは、現憲法下においても自衛隊の本来任務。それを同盟国であるアメリカ海軍と一緒に訓練しただけでこの反応はどうなんだろう。一応聞いときますけどおたくら、どこの国の記者さんで?
「戦争はいけないと思ってくれれば、それだけでいい」…だからそれは日本より先に、中国ほか日本の周辺国に言えっての。「それだけではすまされない状況」に現在進行形で巻き込まれてるのはこっちなんだよ!
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