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2007年6月21日

東京新聞、読者に援護射撃をしてもらう

カメラ目線の首相に違和感(6/21掲載、ネット上ソースなし)
会社員 村方 龍太 30(東京都江戸川区)

【今年五歳になる娘とニュースを見ていたときです。「お父さん、この人誰に向かって話しているの?」と聞いてきました。それはカメラ目線で記者たちの質問に答える安倍晋三首相の姿でした。私も常々、なぜ首相はカメラ目線なのか、疑問に思っていました。
 記者の質問に答えるなら、記者の方に顔を向けて答えるべきなのではないでしょうか。教育改革や美しい日本など掲げてはいますが、子どもにも伝わらないパフォーマンスやあいまいなキャッチフレーズのみでは、共感することは私にはできません。やはり、その真意をぼかすことなく短く的確に伝えてほしいと思います。
 このカメラ目線が選挙対策だとしても「選挙が近いので、より国民の皆さまに向けての行為です」と言っていただければ、賛否はどうあれ納得はできます。私は、いまだ娘の問いに対して明確な答えを出せずにいます】

 東京新聞の谷政幸論説副主幹が安倍首相に対し「キモイ、こっち見んな」という文章を書いた件について、詳細はコチラを参照(「痛いニュース」様)。だがこの投稿記事、どう考えても「ネットでさんざん批判されたので、読者投稿から引っ張り出してきた」としか思えない。それにしても「相手の目を見てものを話す」なんてのは会話の基本だし、安倍首相もテレビを通じて同じ事をやってるだけだと思うのだが、それだけの事を娘に教えられない親って何?

 …つーか元の文章を書いたのは一介の記者などではなく、どうやら論説副主幹らしい。東京新聞社内に同姓同名の人間がいなければ、な。

母子殺害弁護 正しく伝えて(6/19掲載、ネット上ソースなし)
会社員 中村 剛 27(東京都練馬区)

【山口県光市の母子殺害事件の弁護団が「法廷を死刑の是非を問うだけの場にしようとしている」と批判されている。しかし、私は違うと思う。そもそもこの事件を、「死刑反対派」対「死刑推進派」という図式につくりあげているのはマスコミである。
 確かに中心の安田好弘弁護士は死刑反対論者だ。しかし、彼は法廷の場で死刑反対論を主張などしていない。純粋に少年の殺意の有無を主張しているだけである。記者会見で「安田さんの死刑廃止論の根拠を説明していただけませんか?」と質問されたときも、「それはここで話すべき内容ではありません」と答えている。
 弁護団は決してこの事件を死刑廃止論のために利用しているのではないのに、マスコミがそう図式化しているだけだ。死刑廃止論の是非は置いておくとしても、そこを思い違いされている方が非常に多いと思う。
 世論の加害者への憎悪がマスコミ等によって助長される中で、加害者の人権を守るのは容易ではない。検察も裁判所も、ろくに真実を追求せずにベルトコンベヤーのように刑事事件が審理されていく中で、真実を追求しようとしている安田弁護士に私は敬意を表したい。
 私も法曹を目指して勉強しているところだが、安田弁護士は私が最も尊敬し、そして目指すべき弁護士の一人である】

 こちらは山口県光市の母子殺害事件について弁護団を擁護する投稿。掲載日が有志の弁護士が抗議のアピールを行ったのと同日なので、まぁそれに対して当てたものではないのだが…「マスコミが元凶」「安田弁護士は真実を追求しようとしている」とは、コイツもまた思い違いが激しい事で。

 東京新聞さんよ、援護射撃ならもう少しマトモな文章を使ったらどうなんだ…って、マトモな話ができないから「読者の声」で代弁してもらわにゃならないんだよな。

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