マスゴミ謳うほど有権者は踊らず?
不信 怒り 視線厳しく 参院選スタート 有権者命名「●●選挙」
■いいかげんにしろ選挙 倫理・資質はあるのか選挙 蚊帳の外選挙 不可解選挙 だまくらかし選挙 金魚パクパク選挙
【吹き荒れる年金不信、政治不信の嵐真っただ中の12日、参院選が始まった。9カ月前に圧倒的支持を受けて誕生した安倍政権だったが、年金記録不備問題に加え、閣僚の相次ぐ疑惑や失言で支持率は急落し、早くもがけっぷちに立たされた。「年金問題解決は私たちに任せて」と呼び掛ける候補者に対して、「責任が感じられない」「もうだまされん」と有権者の視線はかつてなく厳しい。年金以外にも、格差問題、教育改革、改憲の是非と重要争点がめじろ押しの決戦。日本の将来を誰に託すのか、有権者にも真剣な選択が求められる。
有権者は今回の参院選をどんな視線で見つめ、受け止めているのか。それぞれにキャッチフレーズを命名してもらうと‐。
ずばり、「いいかげんにしろ選挙」と表現したのは、福岡市早良区の会社役員村田マコトさん(42)。「年金問題で政府・与党の対応は場当たり的にしか見えない。野党も攻撃材料にするだけで指針が分からない。政治家は選挙のことばかり気にしている」とまゆを寄せた。公示を伝える新聞を見た同市中央区の大学研究生、高橋奈菜子さん(25)は「不可解選挙」と命名。年金財源はどうするのか。消費税のあり方も含めて知りたいと思っているが「与野党から明確な説明はない」ためだ。
年金問題への関心は圧倒的に高いが、「政治とカネ」「政治家の問題発言」など政治不信も根深い。北九州市小倉南区の大学3年生、大野奈々さん(20)は「倫理・資質はあるのか選挙」。原爆投下の「しょうがない」や、女性を「産む機械」と称した発言に触れ「『今の若者はモラルがない』と言われるが、政治家こそ倫理や資質が問われるべきです」と指摘する。「サバイバル選挙」とした福岡県久留米市のブライダルコンサルタント高山京子さん(73)は「次から次に議員の不祥事が暴き出されて、明日は誰が標的になるか政治家もびくびくしているのではないか」とチクリ。同県嘉麻市の農業畑吉明さん(53)は「与野党を問わず政治家はいったい何をやっているんだ」と憤り、「だまくらかし選挙」と切って捨てた。
年金などの陰にかすんだが、憲法問題も重要な争点。久留米市の嘱託社員、横溝一文さん(78)は「改憲論議などの本質的な問題がなおざりだ」として「枝葉末節選挙」と厳しい見方をした。
また、行き場のない怒りに失望、あきらめを漏らす声も。佐賀市の自営業、味志陽子さん(60)のキャッチフレーズは「金魚パクパク選挙」。「もはや国民は怒りや失望を通り越して、息も絶え絶えの状態。酸素の多いところに泳いで行きたいのに…」。佐賀県唐津市の理容師、池田一さん(63)は、「蚊帳の外選挙」として「具体的な将来像が見えない。政治家が勝手に議論しているだけで、有権者には親近感がわかない」と嘆く。
一方で、前向きに選挙をとらえる意見も。長崎県雲仙市のミュージシャン、川田金太郎さん(48)は「自分発見選挙」として、「年金問題や憲法改正など、一人一人が『自分自身はどうなる』という意識で臨むのではないか。政策の選択が自分の将来の生活に直結する、との思いです」と話す。福岡県筑紫野市の福祉団体職員の女性(62)は、「将来に不安を感じさせる問題が山積。でも今回の選挙には期待を寄せたい。振り子を『安心』へ揺り戻すきっかけになってほしい」として「幸せや安心をつかむための選挙」と語った】
意外に感じたのは、マスゴミから悪意のこもった批判を散々浴びている政府・与党のみならず、「追い風が吹いている」と言われているはずの野党を批判する声も結構挙がっているという点。だって西日本新聞だぜ?立ち位置的にはゴミの方じゃねーの?
ひょっとすると「もうだまされん」のは「マスゴミの偏向・歪曲報道に」なのかも知れん。冷静な目で選挙を見られる人が増えてほしいなぁ。
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コメント
確かにこの記事を読むと、有権者のほとんどが、政治家そのものに失望していて、(失言、不祥事の多くが与党なのにも関わらず。)棄権するような印象を受けます。すこしでも評判の悪い与党に有利になるよう、棄権を促しているのでしょうか?
投稿: Makoto | 2007年7月14日 17時32分