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2007年9月29日

沖縄で11万人集会~ちょっと変だぞ沖縄人

<沖縄>集団自決で検定意見撤回求め県民大会 11万人参加

【太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決を巡る文部科学省の教科書検定意見の撤回を求める沖縄県民大会が29日、宜野湾市の宜野湾海浜公園であり、約11万人(主催者発表)が参加した。超党派の大会としては、約8万5000人が参加した95年の少女暴行事件に抗議する大会を大幅に上回り、歴史認識を巡る沖縄と政府の対立軸が改めて鮮明になった。大会は旧日本軍の命令、強制、誘導などの表現が削除された教科書検定を厳しく批判。検定意見の撤回と集団自決を巡る強制性の記述回復を求める決議を採択した。
 県議会など22団体でつくる実行委が主催。実行委は10月15、16日にも上京し、福田康夫首相や渡海紀三朗文科相に決議を渡す。
 壇上には仲井真弘多知事と41市町村中、首長36人、議長27人が並び、県選出国会議員らも出席した。
 実行委員長の仲里利信県議会議長は「(検定意見書をまとめた文科省の)教科用図書検定調査審議会を隠れみのにした文科省の自作自演としか思えない。県民にとって絶対に許すことはできない」とあいさつ。仲井真知事も「日本軍の関与は覆い隠すことのできない事実。検定意見の撤回要求に応じない文科省の態度は極めて遺憾」と文科省を批判した。
 県市長会長の翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長は「国は県民の平和を希求する思いに対し、正しい過去の歴史認識こそが未来のしるべになることを知るべきだ」と訴えた。また、登壇した高校生代表は「うそを真実と言わないでください。私たちは真実を学び、子供たちに伝えたい」と訴えた。
 文科省の教科書検定は3月30日に発表された。政府による米軍普天間飛行場移設作業への海上自衛隊投入(5月)も相まって、政府の沖縄に対する強硬姿勢に保革を超えた反発が強まり、県議会が2度抗議の意見書を可決したほか、6月28日までに全41市町村議会も意見書を可決した。
 一方、集団自決があった座間味(ざまみ)村で、沖縄戦当時、村助役だった男性(故人)の妹が「兄は軍の玉砕命令が下りたと言っていた」など軍の命令をうかがわせる新たな証言をするなど、生存者の証言も相次いで出てきた。
 こうした中、反基地をテーマに度々県民大会を主導してきた革新勢力とは一線を画してきたPTA連合会など教育関係団体が大会開催を模索し、自民党の支持母体である県遺族連合会も同調。県議会を中心とした県民大会へとつながった。
 また、この日は離島の宮古島市と石垣市でも同時に大会があり、計5000人が参加した。

 【ことば】◇集団自決と教科書検定◇ 来春から使用される高校日本史の教科書検定で、沖縄戦で起きた集団自決について、従来認めていた日本軍の強制を趣旨とする記述に「沖縄戦の実態について誤解する恐れがある」と検定意見がついた。教科書会社は強制性に関する記述を削除、修正した。この結果「日本軍に集団自決を強制された人もいた」が「集団自決に追い込まれた人々もいた」(清水書院)など記述が変わった。文部科学省は検定意見について、集団自決を命令したとされる元日本軍少佐が裁判で命令を否定する証言をしていることなどを指摘し「最近の学説には命令を否定する記述もある。片方の通説だけではバランスが取れない」としている】

 …ニュースで集会の様子を見たけど、何かすごく異様な雰囲気を感じた。本当に11万人も参加した人間がいたのか?

 この問題って、従軍慰安婦問題とホントよく似ている。その最も重要なポイントも「物事(慰安婦や集団自決など)は存在した。では、それに旧日本軍が直接関与したのか」という点だ。だが、今のところ証言以外に「軍の関与」を示す証拠は挙がっていないし、中には「広義の強制はあった」なんて言ってる学者もいると聞く。ますますもってそれっぽいな(笑)。

 なぁ、「うそを真実と言わないでください」と抜かした高校生よ、お前は何が嘘で何が真実なのか、ハッキリ判っているのか?軍関与が「あった」とする意見と「なかった」とする意見、両方を自分の頭でしっかり考えたのか?その上で「軍の関与はあった」と結論付けたのならまぁいいが、もし「そう教えられたから」とか「周りがそう言っているから」程度の認識でしかないのであれば、もっと勉強する事だ。思考が停止してしまったら終わりだぞ?

【参考】集団自決 真実を語れない沖縄の特殊性(「ぼやきくっくり」様)

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朝日新聞社説9/29~北の軍事政権にも文句を言えよ

ミャンマー―アジアの連携で圧力を

【体は倒れても、突き上げた右手はしっかりビデオカメラを握っていた。

 軍事政権が民衆の抗議デモの弾圧に乗り出したミャンマー(ビルマ)で、取材中のカメラマン長井健司さん(50)が、治安部隊に胸を撃たれて死亡した。

 丸腰の民衆に銃を向けること自体、許されない。そのうえ記者を狙い撃ちしたとすれば「世論」を敵視する軍事政権の体質を端的に物語るものだ。

 記者魂を示した長井さんのような命がけの取材が、僧侶や市民らの行動を世界に伝えてきた。軍事政権は日本など外国メディアの記者を追放したり、現地通信員を連行したりしている。私たちはこの暴挙に、怒りと抗議を表明する。

 ミャンマーも加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)は外相会合を開き、流血の事態を「がくぜんとする」と非難し、民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんを含む政治犯の釈放を求めた。「内政不干渉」を掲げてきたASEANとしては、異例の強い表現だ。

 国連事務総長の特使が29日にも現地入りする。軍政トップのタン・シュエ議長は特使と会い、自制を求める国際社会の声に応じるべきだ。武力で民衆の思いを押さえ込むことはできない。それが19年間の軍政の教訓ではないか。

 スー・チーさんにも特使との面会を認め、民主化への対話に踏み出さなければ事態を収拾することはできない。

 それにしても、日本政府の対応の鈍さはどうしたことか。日本は、88年のクーデターで発足した軍事政権をいち早く承認した。当時、日本は2国間援助の8割を占める最大の援助国であり、その承認は軍事政権に追い風となった。

 その後も「友好国として対話を続けるなかで民主化を促す」という姿勢を保ち、ミャンマーの人権状況や軍政を強く非難する欧米とは一線を画してきた。新規の援助は凍結しつつ、人道面などの援助は続けてきたのもその一環だ。

 だが、この対話路線は軍政の暴走を止められなかった。ミャンマーの平和と民主化にもっと積極的に関与する必要がある。それが日本に期待されている国際的な役割であり、民主主義国としての責任であることを自覚すべきだ。

 政治体制や発展の度合いもさまざまな東南アジアでは、他国の内政問題を扱うには特有の難しさがある。だがこの事態になって、ASEANもこれまでのような消極的な「建設的関与」では済まないことを認めざるを得なくなった。

 流血の弾圧がとまらない以上、日本も制裁を含めて圧力をかけることを検討すべき時期ではないか

 交渉には国連特使があたるが、その交渉力を支えるのは日本やASEANの連携だ。ミャンマーに影響力を持つ中国が、事態収拾に積極的に動くよう促すのも日本の仕事だろう。改善に向けて動き始めた日中関係を生かす好機でもある。

 日本の外交力が問われている】

 このミャンマー軍事政権の話、多くのところで北朝鮮と重なるものを感じている。上の社説でも、国名を入れ替えても通用する箇所はいくつもある(太陽政策の失敗や中国の影響力など)。だが、サヨマスゴミがミャンマー軍事政権に対して行う批判に比べ、北朝鮮に対するそれは遥かに生易しい。北朝鮮の方が距離も近くてはるかに脅威であるはずなのに、何でかねぇ?

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東京新聞コラム9/29~「魔」が偉そうにモノを言う

東京新聞「筆洗」9/29付

【「パーン」と銃声がして、男性が仰向(あおむ)けに倒れた。銃を腰だめにした制服兵士はこれを見とどけ、逃げる群衆の後を追う。男性は右手のビデオカメラをその方角に差し向け、次いで二度三度両拳(こぶし)で路面を叩(たた)いて力尽きる▼ミャンマーの旧首都ヤンゴンで起きた反政府暴動で、死者九人を出した武力鎮圧の迫真映像をフジテレビが放映した。この倒れた男性が、日本人映像ジャーナリストの長井健司さん(50)だった▼自らの死が弾圧の動かぬ証拠映像となって全世界に流れるとは、思いも及ばなかったろう。兵士は、取材中の長井さんを故意に銃撃した疑いがあり、外務省はミャンマー政府に強く抗議するという。いくら危険な現場でも、報道者の命を故意に奪うような権力の横暴は許されない▼長井さんの無残な姿に「断末魔」の苦しみを目の当たりにした。「末魔」とは、サンスクリット語の「マルマン」の音訳で、命の急所をいう。これを断つことで生じる苦しみの形容として使われるが、長井さんに限らず、このところ「断末魔」をうかがわせる“非業の死”があまりに多い▼大相撲の力士を目指して名門時津風部屋に入門した時太山(ときたいざん)=本名斉藤俊(たかし)さん(17)=も、親方にビール瓶で殴られたうえ、兄弟子たちから金属バットで制裁され、ぶつかり稽古(げいこ)で死に追いやられた。どれほど苦しく無念だったろう▼警察官の父を斧(おの)で殺した娘、肉親や友人を鉈(なた)や包丁で追い回す少年たち。どんな「魔」がとりついての所業なのか。人を思いやる心をどう取り戻させればよいか、思案に暮れる

>いくら危険な現場でも、報道者の命を故意に奪うような権力の横暴は許されない

 報道者であろうがなかろうが、そういう権力の横暴が許されるワケがない。わざわざ「報道者」なんて言葉を入れるあたり、報道関係者は特別な人間だとでも言うつもりなんだろうか。

>警察官の父を斧(おの)で殺した娘、肉親や友人を鉈(なた)や包丁で追い回す少年たち。どんな「魔」がとりついての所業なのか

 「マスゴミが事件をセンセーショナルに報じたため、それを模倣しようとする者が出てくる」という点についても考慮すべき。「魔」とはお前らマスゴミの「マ」なのではないか?

>人を思いやる心をどう取り戻させればよいか、思案に暮れる

 「下手の考え休むに似たり」という言葉もあるが、そもそもそれを考えるのは報道機関の仕事ではない。まずはその上から物を見る目線を改めるべきでは。

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中国にシッポを振りまくるサヨマスゴミ

朝日新聞社説9/28・福田外交―世界に向けて所信を語れ

【福田新内閣にはどんな政策課題に取り組んでほしいと思うか。朝日新聞社の世論調査で、外交への期待を答えた人が55%にのぼった。年金問題に次ぐ高さだ。

 偏狭なナショナリズムをあおったり、理念が先走ったりする外交はもう結構。落ち着きを取り戻してほしい。そんな気持ちも含まれているのではないか。

 外国のメディアも「アジア隣国との良好な関係を望むハト派」(英フィナンシャル・タイムズ紙)などと分析し、穏やかな協調路線への期待を見せている。

 外交は、福田首相がかねて関心を寄せてきた得意分野だ。1日の所信表明演説では、世界に向けて新しい日本の外交を語ってもらいたい。

 まずは「歴史」をめぐる外交摩擦に、明確に終止符を打つべきだ。

 小泉元首相はA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社に参拝を繰り返した。一方、かつて慰安婦問題についての政府見解を批判してきた安倍前首相は、不用意な発言で国際社会の批判を浴びた。米下院が謝罪要求決議をつきつけるまでに至ってしまった。

 戦後日本は植民地支配と侵略戦争の過去を反省し、民主主義国としての今日の地位を築いた。その歩みについて疑念を抱かせるような言動を、国のトップである首相がするような時代が続いたのだ。

 福田首相は所信表明で、こうした疑念を一掃するような歴史認識をはっきり語ってはどうだろうか。

 そのうえで、日米関係を基軸としつつ、アジアにも配慮したバランスのとれた外交を組み立てると表明すれば、世界は安心するに違いない。

 小泉政権は、対米一辺倒と言われるまでに日米同盟にのめり込んだ。その背景のひとつには、核やミサイルを開発する北朝鮮の脅威があった。

 米国との同盟を強め、安定させなければならない。世論の反対を押し切ってイラクに自衛隊を派遣したのも、そうした配慮があったのは間違いないだろう。

 その肝心の北朝鮮政策で、米国は対話重視にかじを切り、強硬一本やりできた安倍時代の日本との間にすきま風が吹いている。ここの食い違いは早く修正しておかないと、日米関係がぎくしゃくしたものになる恐れがある。

 首相は対話の重要性を主張してきた。拉致問題は大切だが、核やミサイルの脅威が除けるのなら、日本も真剣にその可能性を追求すべきだ。訪米することになれば、そうした姿勢を明確にして北朝鮮への共同歩調を固め直すことだ。

 中国へも早い時期に訪問するのがよい。流血の事態になっているミャンマー情勢でともに影響力を発揮するよう求めるなど、二国間だけでなくアジア地域をにらんだ協調関係に広げていってもらいたい。

 前首相の突然の辞任による政権交代は日本政治の危機ではあるが、外交を再構築するチャンスでもある】

東京新聞社説9/29・日中復交35年 感情論を脱し新時代へ

【日本と中国は二十九日、国交正常化から三十五年を迎えた。両国が、ともに豊かで国力が競い合う時代は歴史にも例を見ない。感情論を克服し、共通利益を実現する冷静な外交姿勢が欠かせない。

 日中二千年の交流史を顧みれば、中国は日本に比べ圧倒的な大国で日本は中国から学ぶことが多かった。

 しかし、十九世紀のアヘン戦争以来の長い間、中国は列強の半植民地とされ近代化が立ち遅れた。新中国建国後も、冷戦による封じ込めにあい国の発展は思うに任せなかった。

 一九七〇年代末、改革・開放にかじを取り中国は高度成長を実現し、今では世界四位の経済規模を誇る。近い将来、ドイツ、日本を抜き、米国に次ぐ大国になるのは確実だ。

 日本は近代では、過去の気後れの反動から、中国を見下す風潮が強かった。それだけに、中国に追い越されることにいらだった。中国は日本の援助が頼みだった時代は言えなかった過去の問題を蒸し返した。

 小泉純一郎元首相の靖国神社参拝問題をきっかけに日中はいがみあった。これは新たな関係に両国の国民感情や外交の枠組みが追いついていなかったのが原因ではなかったか。

 しかし、この紛争は過去の問題を蒸し返し感情的になればなるほど、関係はこじれ両国によいことは何もないと日中の双方に痛感させた。

 安倍晋三前首相の最大の功績と評価される昨年十月の訪中によって両国関係は正常な軌道に戻った。日中の貿易は日米貿易の総量を上回る。

 製造業のさまざまな工程はもちろん、情報やサービス産業の思いがけない部門に至るまで中国に移転し、両国が経済共同体であるのは例えではなく、まぎれもない現実だ。

 両国の接近を象徴するように二十九日、羽田と上海虹橋の両空港を結ぶチャーター便が運航を始める。

 北朝鮮の核など伝統的な安全保障問題から環境や食の安全に至る新たな問題まで、両国が手を携え解決しなければならない問題は限りない。

 ミャンマーの軍事政権による民主化運動への武力弾圧問題も、この国に関係の深い両国が協議すれば、欧米とは違った知恵を生み出せるのではないか。

 国力が競いあう隣り合う大国に矛盾が生まれるのは必然だ。日本でも福田康夫政権が発足し、中国でも来月の共産党大会で新体制ができる。

 台湾や東シナ海の資源開発など難問は過去、問題をこじらせた感情論を排し、双方に最大の利益をもたらす解決策を探ることが肝要だ。それによって両国の歴史に例を見ない新時代の関係が生まれるだろう】

 …みっともないったらありゃしない。

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2007年9月27日

どうする民主~民意の傾向は自衛隊派遣延長を支持?

福田内閣、57%が支持 全国緊急世論調査

【福田内閣発足を受けて共同通信社が二十五日夜から二十六日にかけて実施した全国緊急電話世論調査の結果、内閣支持率は57・8%だった。発足直後としては一九九一年の宮沢内閣以降、小泉、細川、安倍、橋本各内閣に次ぐ五番目の高さとなった。不支持率は25・6%。最優先すべき課題としては「年金など社会保障」が43・3%を占め、依然高い関心を集めた。

 十一月一日で期限が切れる海上自衛隊によるインド洋での給油活動については「延長すべきだ」が49・6%と半数近くに上り「延長すべきではない」が39・5%。今月中旬の前回調査に比べ延長賛成が1・7ポイント増え、延長反対は3・0ポイント減少した。

 内閣支持の理由は「ほかに適当な人がいない」が34・5%で最も多く、次いで「首相を信頼する」が28・1%だった。

 派閥領袖を多く起用した福田首相の自民党や閣僚の人事に対しては「期待できる」が39・8%、「期待できない」が39・4%と拮抗(きっこう)。

 新内閣の顔触れに対しては「重厚で安定感がある」との評価も17・9%あったが、「派閥順送りで改革のイメージがない」との回答が28・6%と最も多く、次いで「代わり映えしない」の27・7%だった。

 内閣の優先課題は、年金など社会保障に続き、政治とカネ(12・3%)、格差問題(11・0%)、景気・雇用(10・6%)などの順。

 自民党支持率は38・4%と前回より3・0ポイント増え、民主党は1・9ポイント減の28・2%。このほか公明党5・4%、共産党2・9%、社民党3・1%、国民新党0・2%、新党日本0・1%、支持政党なし20・0%となった。

 次期衆院選の時期については、「来年前半までに」を望む人が35・2%、「来年後半までに」が22・3%、「年内」が17・4%、「再来年」が17・0%。自民党中心の政権継続を望むのは42・2%、民主党中心の政権への交代を望むのは41・0%だった】

 まぁ内容的には普段と変わり映えしない(笑)調査結果だと思うのだが、唯一特筆すべきはテロ特措法に関する調査の項目。上の記事では前回とのポイントの比較のみ書かれているが、1ヶ月前の調査と比べると、支持不支持のポイントが逆転しているのだ1ヶ月前の調査では「延長すべき」の38・6%、「延長すべきではない」が48・2%、記事中にもある前回の調査では「延長すべき」は47・9%、「延長すべきではない」が42・5%)。確証を得るにはもう1回分くらいの調査結果が欲しいところだが、テロ特措法問題の流れは福田内閣の誕生と直接関係がない以上、これは民意が「テロ特措法延長支持」に傾きつつある事の証左であろう。

 何がきっかけでこのような流れが生まれたのかは判らないが、今後楽しみなのは民主党の反応だ。「断固延長反対」を謳う連中だが、十分な内容とは言えないまでも「国連の謝意」を示す決議案が採択された事や、多くの国々から活動の継続を求める声が挙がっているなど、その状況は悪化していると言わざるをえまい。

 ここで、参院選以降民主党がさんざん振りかざしてきた「民意」までもが延長賛成に流れたら、彼らはどのような反応を見せるだろうか?連中にとって民意とは「従うべきもの」なのか、あるいは「詭弁を説く建前」に過ぎないのかが試されるところだ。

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2007年9月26日

東京新聞コラム9/26~その心配は周回遅れだ

東京新聞「筆洗」9/26付

【「いつまでたっても中学生みたいだ」。自民党の派閥の合従連衡で首相が決まっていた時代に、派閥の領袖からこう評された政治家がいる。派閥解消を目標に掲げ、党風刷新連盟を結成した故福田赳夫元首相のことだ▼回顧録には「激化の一途をたどる派閥抗争の弊害、乱脈な党経理、自民党得票率のジリ貧傾向など将来への強い危機感を抱いて行動に移った」と綴(つづ)っている。自民党にとって派閥をどうするかは、古くて新しい問題である▼赳夫氏の長男で首相に就任した福田康夫氏は、当時の派閥領袖から「大人」扱いをされるに違いない。今の自民党には九つの派閥があるが、党の四役と内閣の要である官房長官、海上自衛隊のインド洋での給油活動継続問題のキーマンの一人となる外相に、派閥領袖が就任した▼領袖とは「領(えり)」と「袖」が目立つ部分であることから、集団を率いる人を意味するのだが、これだけ勢ぞろいすると首相の「顔」がぼけてしまう。国民からは「古い自民党に戻った」との批判を受けることも覚悟しないといけない▼それでも首相が派閥領袖を重用したのはなぜなのか。党の将来への危機感がないわけではない。伊吹文明幹事長は安倍政権が「チーム安倍」だとすれば、福田政権は「チーム自民党」になると評している。この布陣が今の自民党の持つ力のすべて、現実的な対応と解釈すべきなのかもしれない▼「これ以上、何ができるのか」。首相のつぶやきが聞こえてきそう。でも理想や志を語らなくなった大人に魅力はあるのだろうか

>国民からは「古い自民党に戻った」との批判を受けることも覚悟しないといけない

 …今さら何を言っているのやら。派閥談合で簡単にトップの人間が決まり、国民の声が届いてるんだか届いてないんだか判らないという旧い自民党と、小沢・鳩山・菅という「旧い自民党」そのままのトップと、数合わせの糞議員しかいない言わば「旧い自民党の劣化コピー」が、国政をほっといて政権争いに躍起になってるのが今の政界の構図だろうが。

>理想や志を語らなくなった大人に魅力はあるのだろうか

 「妄想と他人の批判しかできない新聞」ってのも考えた方がいいと思うぞ誰とは言わないが。

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2007年9月25日

溺れた犬を死ぬまで叩く、それが…

青白い顔、張りない声 おわびで幕 安倍首相会見

【やつれたような表情、張りのない声……。入院から12日目、東京都内の慶応大病院で記者会見した安倍首相にかつての力強さはなかった。辞意表明の時期を「最悪のタイミングだった」と自ら反省。辞任を決めた最大の理由は体調不良だったと強調した。会見のテレビ中継を見た識者らは、病状を気遣いつつも、厳しい印象を口にした。

 安倍氏は、辞任の最大の理由が健康問題だったとしたうえで、「在職中に自らの体調について述べるべきでないと考えていた」と釈明した。

 コラムニストの石原壮一郎さんは「自分勝手な美学で情報を隠し、国民を混乱させた」と話す。

 辞任時に体調不良を明らかにしていれば無用な混乱はなく、イメージダウンも防げたのではないかと指摘する。

 「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」

 安倍氏は濃紺のスーツに青いネクタイ。顔色は青白く見え、話しながら何度も唇をなめた。

 高木勝・明大教授は「生気がなく別人のようだった」と気遣いつつも、「厳しいようだが、健康管理ができない人に首相の資格はない」。

 謝罪の言葉はあったが、国民に対する謝罪は政府、与野党関係者の後だった。高木教授は「順番が逆だ。会見は単なる言い訳ばかりだった」。

 この日の安倍氏は、目に力が感じられず、声にも張りがなかった。自身は「ここ1カ月で、自らの意志を貫く基礎となる体力に限界を感じた」と説明。医師からは、入院から12日たっても食欲が回復せず、5キロ減った体重が元に戻っていないことが明らかにされた。

 精神科医の和田秀樹さんは「機能性胃腸障害だけでなく、精神的にも追いつめられていたのではないか」と指摘する。

 「そうだとすれば、『無責任』とか『逃亡した』といった批判は、病状を悪化させるおそれがある。安倍さんの政治信条に共感はしないが、今回の件では、気の毒に思えてしまう」と案じた。

 安倍氏は入院中の21日、53歳の誕生日を迎えた。会見では、25日の首相指名の投票に参加し、次期衆院選にも立候補する意向を表明。そのうえで、「1人の国会議員として力を尽くしていきたい」と語った。

 草野厚・慶大教授は「国会議員を辞めるなら『お疲れ様』と言ってあげたいところ」としながらも、「再起を期すつもりなら、ウソをついてはいけなかった」と指摘する。辞任会見では、インド洋で自衛隊の給油を継続するための「局面の転換」を辞任の理由に挙げていた。小沢民主党代表に呼びかけた党首会談が実現しなかったことも一因に挙げていたからだ。

 「本当は体力がもたないから辞めるのに、人のせいにした。よくよく反省しないといけない」

 さらに草野教授は、「議員辞職の可能性まで一部で報じられた中で、この会見は、まだまだ政治家として仕事をしたいというアピールだった、とも受け取れる。アピールにしては弱すぎるけれども」と話した】

 「アタシ、もうアベしちゃおうかな」なんて言葉が流行っているとは全く初耳なのだが、一体どこで聞く事ができるのだろう。まさか朝日の社内じゃないだろうな。コレが「世論を作る」っていうヤツなのか?

 このところネットでは日テレを中心にマスゴミの醜聞がいろいろ流れていて、いい加減慣れたつもりではいたのだが…やはり朝日は品のなさでは飛びぬけてるな。そこらの週刊誌なんかメじゃないぜ。

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2007年9月22日

「北朝鮮のテロ支援解除」に待ったの声!

北のテロ支援国解除にブレーキ シリア協力疑惑で

【ケーシー米国務省副報道官は21日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が27日に再開されるのを前に、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が訪日すると語った。25日にも訪日し、テロ支援国家指定解除問題などについて日本側と協議する。指定解除をめぐっては核施設の無能力化が実現し拉致問題で前進があれば、米政府は年内にも解除するとの見方もあったが、北朝鮮とシリアの核協力疑惑でブレーキがかかった格好だ。
 次回6カ国協議では、無能力化などに関し行程表(ロードマップ)策定を目指すが、北朝鮮はテロ支援国家問題も提起することが予想される。北朝鮮は、テロ支援国家指定を米国による「敵視政策」の象徴として、解除を求めてきた。2月の「初期段階の措置」の合意では、解除に向けた作業開始が明記された。
 北朝鮮の外務省報道官は米朝作業部会後の今月3日、「米国がテロ支援国家指定解除を行うことになった」と発表。指定解除が申告や無能力化の条件であることを既成事実化する狙いがあったとみられる。
 米側は否定したが、6カ国協議筋は「核問題進展のカードとして、指定解除を使おうとしている」と述べ、年内解除の可能性を指摘していた。
 ところが、北朝鮮がシリアの核開発に協力しているとの疑惑が浮上。当初は対北朝鮮強硬派が協議を妨害するために流したとの見方もあったが、米メディアは連日この疑惑を伝えるなど、関心が高まっている。
 核ではなくミサイル協力との分析は根強いものの、共にテロ支援国家に指定されている北朝鮮とシリアの協力関係が浮き彫りになり、米政府内や議会からも早期解除への慎重論が相次いでいる。共和党関係者は「ブッシュ大統領が政権発足以来重視してきたのが拡散問題であり、この問題をないがしろにしたまま指定解除に踏み切ることはありえない」と語る。
 国務省は国際テロ活動の年次報告書で、テロを支援したり実行犯をかくまったりしている国をテロ支援国家と指定する。指定されると武器輸出禁止、経済援助禁止などの制裁が科される】

拉致被害者解放など条件、北のテロ支援国家指定解除 米共和党主導で

【米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除問題で、北朝鮮が日本人拉致被害者を解放し、イランやシリアなどへの核・ミサイル関連物資の移転中止を保証しなければ、米政府は解除に応じてはならないとする共和党主導の新法案が来週、米下院に提出される予定であることが21日、分かった。複数の議会筋が明らかにした。

 北朝鮮が核施設の無能力化や核計画の申告などに応じた場合、米政府は年内に指定解除に踏み切る方針を固めている。法案は拉致問題の解決を前提条件と明記することで、27日からの6カ国協議を前に解除の基準を下げないよう歯止めをかける狙いがある。

 24日にも下院に提出される見通し。提出後の扱いはラントス外交委員長(民主党)の判断に左右されるため、本会議での審議や採決など今後の見通しは不透明だが、米朝関係進展を急ぐヒル国務次官補らに対する共和党保守派の不満を反映している。

 複数の議会筋によると、法案は指定解除の「基準」として(1)日本人拉致被害者の解放(2)シリアやイランなどテロ支援国家への核・ミサイル関連物資・技術の移転禁止(3)恒久的で検証可能な形での核計画廃棄-などを盛り込んでいる。

 北朝鮮がシリアの核開発を支援、イスラエル軍がシリアの核開発関連施設を空爆したとの疑惑が浮上する中、親イスラエルの民主党議員が新法案に同調する動きも出ているという】

 まぁこの話はアメリカさんの事情によるところが大きいわけだが、それでも今日はアメリカをほめてやろうと思う(笑)。

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2007年9月21日

亡国の宰相候補

 国民の声が及びづらい所で行われている自民党総裁選において、今のところ有利と目されている福田元官房長官。だがその発言などから見えてくるのは、何だか不安な未来像ばかり…。「総裁選前なので、あまり具体的には申し上げられない」とか抜かしておいてこのザマでは、彼が本当に首相になったら日本はどうなってしまうのか。全くもって困ったものだ。

麻生、英語も“べらんめえ”…福田、余裕の優等生発言 外国特派員協会で持ち味

【自民党総裁選で一騎打ちを繰り広げている福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が19日午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会で共同記者会見を行った。外国人記者からの質問に対し、福田氏はいつものように余裕の優等生発言に終始、麻生氏はユーモアたっぷりに答えた。ここでも両者の対比が浮き彫りになった。

 冒頭、福田氏は「権威ある栄光の特派員協会にお招きいただき、光栄です。官房長官時代もお誘いはあったが、なるべく避けてきた」と笑いを誘ったが、「まずは選挙に勝つことに専念するのが最大の課題」と、具体的な政策については触れなかった。

 一方の麻生氏はいきなり約10分間、英語であいさつ。年金問題や地方分権、アジア外交についてユーモアを交えて説明し、参加者のなかには「英語まで“べらんめえ調”なのか」と好感を持ってつぶやく記者もみられた。

 両者のキャラクターの違いが最もよく表れたのが、フランス人記者の「国民のなかには、麻生、福田両氏よりも民主党の小沢一郎代表のほうがリーダーにふさわしいのではという声があるが」という質問。

 福田氏は「自民党の支持率が下がり、民主党のほうがいいという人もいる。信じたくないけど」と苦笑し、小泉純一郎前首相を例にあげ「私には小泉さんのようなリーダーシップはないが、まずは国民に理解願えるような政治をしたい」と説明した。

 対する麻生氏は「それはフランスの世論調査かもしれませんが、かなり間違っている」と反撃したうえで「開かれた総裁選をすることで日本の民主主義は成熟していく。小沢さんは裏方として細川内閣、羽田内閣を作ったが、いずれも数カ月しかもたなかった。それを忘れるほど、日本人の記憶力は悪くない」と反論してみせた。

 靖国参拝問題については、福田氏が「政治問題になるなら避けて通る」と「参拝せず」を明言し、麻生氏は「私の本を買って読んでください。自分の国のために命を投げ出してくれた人に敬意を表するのを禁止する国はない」と語った。

 民主党が反対を明言しているインド洋での給油継続については、麻生氏は「テロとは断固として戦う」と述べ、福田氏も「民主党に理解してもらえるように説明していく」と語り、両者ともに強い意欲を見せた】

 19日に行われたこの会見、上の記事には書かれていないが、福田は共同記者会見の中、アジア外交に触れて以下のように語ったとの事。

 「留学生など人的交流が大事。今15万人いる留学生を場合によっては100万人にしたい」

 …100万人の留学生を招くために必要な費用があったら、100万人の貧困家庭の救済に充てるべきなんじゃないか?

福田氏、改正前向き 皇室典範 『今のままでは済まない』

【自民党総裁選に出馬している福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は二十日、都内で本紙など報道各社のインタビューに応じた。 

 福田氏は、皇位継承資格を男系男子に限定している皇室典範について、「今のままでは済まないという認識は前から持っており、今でも変わっていない」と述べ、女性・女系天皇を認める皇室典範改正に前向きな姿勢を示した。

 同時に「皇室の家族のことを第三者が軽々しく言うのもどうか、という思いも持っている」と述べ、論議は慎重に行うべきだとの考えを示した。

 小泉純一郎前首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は二〇〇五年十一月、女性・女系天皇を容認する報告書をまとめたが、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまの誕生により、議論は先送りとなっている。

 福田氏は、一一年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化させる政府目標について「先に延びるようなことは一切考えていない」と述べた。

 一方、麻生氏は、来年度の税制改正大綱に消費税率の引き上げを明記するかどうかについて「税率を上げれば、景気をマイナスに刺激する。個人消費も伸びていない」と否定的な考えを示した】

 福田は日本という国の歴史や伝統まで葬り去るつもりなのか?この件で福田を見限った保守層も結構いるのではないかと想像。

<福田元官房長官>群馬支部に朝鮮籍経営者企業から寄付

福田康夫・元官房長官が支部長を務める自民党群馬4区支部が96年と03年、朝鮮籍の男性が経営するパチンコ店運営会社(同県高崎市)から計20万円の寄付を受けていたことが分かった。政治資金規正法は外国人からの寄付の授受を禁じており、福田氏の事務所は「寄付者に国籍を聞くのは失礼と思い、確認しなかった。2カ年の寄付については全額返金する予定」と話している。
 同支部の政治資金収支報告書などによると、寄付は総選挙があった年に、同社から10万円ずつあった。03年は福田氏が官房長官在任中だった。県選管によると、外国人や外国法人、また主な構成員が外国人の団体・組織の寄付を受けた場合、3年以下の禁固などの罰則があるが、既に3年の時効が成立している。
 同社を経営していた男性は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の在日本朝鮮群馬県商工会顧問を務めていたが、05年6月に死去。同社は親族が経営を引き継いでいる】

 そもそも外国人からの寄付が禁じられているのに「国籍を聞くのは失礼だから」はないだろ。それとも、朝鮮籍ってのは「聞いたら失礼な国籍」なのか(笑)。まぁ、「北朝鮮とのつながり」ってだけで十分問題だと思うが。

 …さぁ自民党員よ、本当に福田で大丈夫だと思うか?

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東京新聞社説9/21~マスゴミの思い上がりこそ問題だ

少年調書出版 情報を封じ込めるな

【少年犯罪を防ぎ、子どもたちを健全に育てるために、もっと情報を得たい、と願う人は多い。関係者の人権に十分な配慮が必要だが、公権力が情報流通を強権的に遮断する社会は不健全だ。

 昨年六月、奈良県の医師宅で母子三人が焼死した事件をめぐり波紋が広がっている。放火した、当時十六歳の長男と父親の供述調書を内容とする単行本「僕はパパを殺すことに決めた」が出版されたからだ。

 奈良地検は長男の精神鑑定医が著者に調書を渡したとみて、秘密漏示容疑で捜査を開始、図書館では問題の本の閲覧制限が始まった。

 報道の自由、国民の「知る権利」の見地から見過ごせない事態だ。

 確かに問題の多い本ではある。少年や父親は匿名でも、成績、学校名や家庭環境などが詳細に書かれ、名誉、プライバシーを守ろうと著者が苦慮したようには見えない。

 ほとんどが調書の引用であるこの本には、調書が捜査官による作文であることへの警戒感もない。

 調書からは「父親の勉強強要、暴力が少年の性格をゆがめ犯行の引き金になった」という事件の構図が浮かぶが、捜査官は構図を強調する形で調書を作成したように読める。

 その点を批判的に読み取れていないとして、著者のジャーナリストとしての姿勢に疑問も出ている。

 それでもなお、この本は親子関係や子どもの置かれた環境を考えるヒントをたくさん提供している。

 社会をよくしよう、子どもを正しく理解しようと思えば、情報が欲しくなるのは当然である。だが、少年法の非公開原則のため、国民は不安や疑問を解消できないでいる。

 できる限り情報をオープンにして共有し、社会的批判を通じて関係者の人権擁護策を練る方が前向きで建設的だ。報道側を威嚇するかのような異例の捜査は、報道を委縮させ、国民の「知る権利」を損なう。

 去る五月の出版直後、長勢甚遠法相(当時)は「司法制度や少年法に対する挑戦的態度だ」と調査を指示し、法務局が著者と版元に謝罪などを勧告した。

 そのうえ刑事捜査である。流通していい情報と悪い情報を国家機関が強権的に選別すべきではない。

 一部の図書館では問題の本を書架から撤去したり、閲覧や貸し出しを制限している。

 閲覧停止などが許されるのは「出版禁止の裁判が確定したとき」など極めて限定的である。政治家や捜査機関の方針に過剰反応した安易な姿勢は、「知る権利」に奉仕すべき図書館の使命放棄と言えよう】

 …だから、いつ我々国民は、お前らマスゴミに「我々の声を代弁してくれ」と頼んだのだ?頼まれてもいないのに勝手にしゃしゃり出てきては「国民は今コレを求めているのだ!」などと世論を押し付け、その上問題が起きると我々の持っている権利を盾に逃げようとするのでは、ハッキリ言って迷惑だ。むしろ自粛しろ。

>公権力が情報流通を強権的に遮断する社会は不健全だ。
>流通していい情報と悪い情報を国家機関が強権的に選別すべきではない。

 それを日常的にやってるお前らが言うな。

【関連】<少年調書引用>資料から著者指紋 奈良家裁が鑑定医に提供

 とりあえずマスゴミとこのジャーナリストは、他人の「知る権利」を満たすために、他人の人権や法を犯す事が社会通念上許されるのか、そんな犯罪行為を「自由」などと呼んでいいのかを、じっくり考えるべし。

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朝日新聞コラム9/21~アカピは今日も夢見がち

朝日新聞「天声人語」9/21付

【近未来の悪夢を一つ。凶悪犯が捕まるたび、生い立ちと共に過去の「徳育」の成績に関心が集まる。「やっぱり」の事例が続き、徳育不振の子のブラックリストが学校から警察へ――。幸い、それは取り越し苦労に終わりそうだ。

 次の学習指導要領を検討している中央教育審議会が、道徳を新たな教科「徳育」にするのを見送る方向という。安倍首相が設けた教育再生会議の提言は通りそうにない。

 広辞苑の「徳」の項に『徒然草』の一文が引かれている。「人に本意なく思はせて我が心を慰まん事、徳に背けり」。人に嫌な思いをさせて悦に入るのは徳に反するという教えだ。それは「争ひを好む失なり」、つまり戦いに興じるあまりの弊害だとも説く。

 安倍氏は、戦後レジームなるものに戦いを挑み、政策の幹や枝葉に、復古の色をにじませた。とりわけ教育改革では思い入れが強すぎ、色使いも塗りも雑になったようである。この秋、紅葉と入れ違うように、政策の枝葉から安倍色が抜けていく。

 公共心や品格は、生涯を通じて育み、磨くものだ。大事な子供時代は、成長に応じて親や教師が範を垂れ、助言し、人格の離陸を見守る。そういう丁寧なやりとりが要る。検定教科書で教え込み、一律に評価するのは見当違いだろう。

 もちろん、人間の幹を太くするのはやはり道徳で、そこから国語や算数の枝が元気よく伸びてゆく。大切な幹であればこそ、せっかちな品評や、押しつけの肥料は控えた方がいい。成績表という坪庭の外で、大きく真っすぐに育てたい】

>凶悪犯が捕まるたび、生い立ちと共に過去の「徳育」の成績に関心が集まる。「やっぱり」の事例が続き、徳育不振の子のブラックリストが学校から警察へ――。

 どんな悪夢だそれは。むしろそうしたケースでブラックリストに載るのは、親や教師なのでは?

 つーか昨日の日記も触れたけど、この件におけるサヨクの主張の落とし穴は「親や教師の垂れる規範とやらを、絶対的に信頼して大丈夫なのか?」という点だ。そうした連中の指導がダメだったからこそ、現在いじめとかモラルの低下とかが大きな社会問題になってるんだから。人間の幹を真っすぐ育てたいなら、そうした無能な庭師は当然クビにするべきなんだよな?アカピよ。

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2007年9月19日

福田はやはり媚中派だった

村山談話を踏襲-福田氏 麻生氏、地域活性化を強調

【自民党総裁選に立候補した福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が19日、日本外国特派員協会で講演、福田氏は過去の植民地支配と侵略を認め「深い反省とおわびの気持ち」を表明した1995年の村山富市首相談話について「首相が言ったことだから正しいと考える必要がある」と述べ、首相に就任した場合には談話を踏襲する考えを示した。

 首相の靖国神社参拝について福田氏は「政治問題にならない努力をし、問題化するなら避けて通るべきだ」と述べ、首相就任後の参拝を見送る意向を重ねて強調した。

 麻生氏は、冒頭のあいさつを英語でこなし「国際派」をアピール。参院選の改選1人区で自民党が惨敗したことに関し「なぜ反自民になったかがポイントだ。そういう地域を活性化する手だてを考えねばならない」と強調した。

 政府、与党に攻勢を強める民主党の小沢一郎代表については「小沢氏が裏方として支えた細川、羽田両政権はいずれも数カ月で終わった。それを簡単に忘れるほど日本人の記憶力は悪くない」と指摘、対抗心をにじませた】

 早速媚中派としての本性が出てきたようで。自分の頭でモノを考えてないようにも受け取れるが。

【関連】山拓氏“失言”「やらせてよかった」北朝鮮の核実験

 取り巻きもこんなんばっかし。エロ拓は前からダメ政治家だったけど。

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「心の教育格差」を作らないために

<道徳>教科化を見送り…中教審方針

【中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は18日、政府の教育再生会議が提言していた道徳の教科化を見送り、改定作業を進めている次期学習指導要領ではこれまでと同じ位置づけにする方針を固めた。また、再生会議は道徳を名称変更し、「徳育」とすることも求めていたが、中教審は名称変更も見送る方針。20日の専門部会に提示する。
 道徳は現在、小中学校で年34~35時間割り当てられており、国語や算数などの教科ではなく特別活動や総合的な学習の時間と同じ位置づけ。教育再生会議は6月の第2次報告で、徳育への名称変更と、教科としての扱いを提言していた。
 文科省も中教審委員と協議した結果、教科化した場合は検定教科書の作成や児童・生徒への評価が必要になることから、「道徳は教科に成りえない」と判断した模様だ。
 中教審の専門部会がまとめる検討素案では、道徳教育の充実が明記される。ある中教審委員は「教科化にこだわった議論ではなく、子どもたちの道徳心を高めるための実質的な論議をしたい」と説明しており、小学校での自然体験や中学校での職業体験のほか、高校での奉仕活動なども論議される見通しだ。
 専門部会では、道徳は学校活動の全体で教えていくもので個別の教科として指導することに疑問の声が出ていた。教科化見送りは、安倍晋三首相が辞任を表明し、教育再生会議の影響力低下の可能性が高いことが背景にあるとみられる】

 折りしも京都では、16歳の少女が手斧で父親を殺すという事件が起きた。短絡的としか思えないような理由から起こった事件は、若年層を中心として、他にも枚挙に暇がない。何故そういう人間が増えているのかと考えれば、その理由に「教育」、特にモラルなどの「心の教育の不足」を挙げる事は避けられないだろう。

 今回、中央教育審議会が上のような判断を下したのは「道徳は子供の心にかかわるもので、教科書を使って教え込むものではない」という理由だそうだ。だが、以前「愛国心」問題の時にも述べた事だが、このセリフは教科書などを使わずとも、子どもたちにちゃんと道徳教育ができていればこそ言えるものである。現在の教育において、全体としてそれが適っているかについては、ここでわざわざ述べるまでもない。

 無論、個々のケースでは十分成果が上がっている所もあるだろうし、そういう教育者たちが「だから政府は『心の押し付け』のような事をしないで欲しい」と語る記事もよく見かける(特に左側のメディアで)。だが、そんな教育者はほんの一握りだし、全ての子どもがそんな教育を受けられるはずもないのだ。これは「心の教育格差」とも言えないだろうか?しかもこれは、教育界全体が一つにまとまらなくては是正できないものだ。

 全体としての効果を考えた場合、ある程度の指針が定められているのは、決してマイナスにはならないはずだと思うのだがどうか。反対する連中はまず「ならばどうすればいいのか」というビジョンを持ってきてから反対しろ。

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在日による在日のための記事

在日コリアン無年金訴訟:「私たちにも権利が」 決起集会、支援者に協力訴え/福岡

【私たちも日本のみなさんと同じ権利を持っているはずだ--。17日、福岡市内であった在日コリアン無年金訴訟の決起集会。年老いた原告男性の一人は、マイクを握りしめ、会場を埋めた約150人の支援者に協力を訴えた。18日の提訴から始まる長い戦いの日々に向け、原告たちは怒りに声を震わせ、時折、懇願するかのように深々と頭を垂らした。

 集会では、在日外国人の人権問題に詳しい田中宏・龍谷大教授が講演した。これまで京都と大阪で起こされた同様の訴訟はどちらも原告敗訴という厳しい現状だが、「年金など社会保障の責任は国籍の属する本国が負うべし、という裁判所の理屈には矛盾がある」と指摘。その証拠に「海外に住む日本人に対し、日本政府は年金を支払っていないではないか」と糾弾した。

 また田中教授は、政府が税金を徴収する際だけ外国人住民を“国民”扱いすると皮肉り、朝鮮半島と関係の深い福岡で行われる裁判の行方を「全国の人たちが期待し、注目している」と激励した。

 この日は原告9人のうち5人が会場に姿を見せた。前述の原告とは別の男性は支援者を前に「私たち民族が人間として扱ってもらえるよう、日本の方がこれだけ運動してくださることが、本当にうれしくてたまりません。どうか前からも後ろからも押してください」と裁判の傍聴を呼びかけた。【朴鐘珠】

 年金保険料を支払う事ができたのに、それをしなかったから年金をもらえない。在日だからとかいう以前の、ごく当たり前の問題だ。「税金を払ってるんだから年金よこせ」なんてバカな話がまかり通るなら、(最近すっかり下火になった)年金問題なんてのはそもそも存在しなかったのだよ?

 つーか、福岡だけでも原告9人に対して支援者が150人もいるんならさ、そいつらが在日の老後の面倒見てやった方が早いでしょどう考えても。裁判だってタダでできるワケないんだからさ…。

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2007年9月18日

メディアの政治工作を許すな!

<舛添厚労相>TBSに抗議 民主議員発言だけ放送は不公平

【舛添要一厚生労働相は18日、民主党の長妻昭衆院議員が出演し年金問題について発言したTBSの情報番組について「政治的公平、公正を欠く」として、TBSに抗議する意向を明らかにした。
 番組は17日に放送された「ピンポン」。舛添厚労相は、長妻議員が年金問題をめぐり舛添厚労相を批判したことを取り上げ「(自民、民主の)両方の意見を聞くべきであり看過できない。放送法に違反し、政治的公平を欠き、著しい不利益を被った」と述べた。TBSからは舛添厚労相に番組への出演依頼があったが断ったという。
 舛添氏は厚労相就任後、テレビの討論番組などには出演しているが「議論は国会でやるべきだ。掛け合いがあるような番組はすべて断っている」と話している。TBS広報部は「番組進行のご指摘については、真摯(しんし)に受け止め対応したいと考えております」とのコメントを出した】

 またTBSか。「ピンポン」もこれでペケ2つめ。放送法に定められた「政治的公平の原則」ってのは一体どうなってるのだ?

 特に政治が絡む問題に関して、最近のメディアの増長っぷりと、連中が好き勝手な事をやっている様には見ていて目に余るところがある。時に今は自民党総裁選が世間の耳目を集めているが、これについてもネット上には、メディアの政治工作とも思える行為がいろいろと流れている。下の関連項目には是非目を通して頂きたい。

【関連①】「福田優勢の世論調査はTVの影響、空恐ろしい」朝日と読売の世論調査など、TVでコメンテーターが指摘(「ニュース速報アワーズ」様、関連動画等あり)

【関連②】ジャーナリスト水間政憲さんのコメント(以下、戸井田とおる衆議院議員のブログ より抜粋)

「私は、現在ジャーナリストとして論文を発表しているものです。
今、自民党総裁選を取材していて、戦後の日本の闇が明らかになった。
時系列に取材結果を報告します。

昨日の自民党本部での麻生氏、福田氏の所見発表演説会は、圧倒的説得力で麻生の圧勝であった。
帰りのエレベェターの中で、福田側に動員されて来た年配の男女が、「麻生さんに負けていたね」とか「「あれじゃ、とても福田さんじゃ無理だよ」などと、感想を述べていた。

その後、午後4時から渋谷ハチ公前の両者の演説、6時45分からの秋葉原での麻生氏単独演説を取材した。
渋谷は、一万以上の聴衆で溢れていた。
NHKは「年配者は福田」「若者は麻生」との趣旨で報道していたが、実態は全然違うのです。拍手も掛け声も8割方麻生氏支持で圧倒していたのです。
この状況をテレビで見ると、福田氏へ世論が動くように操作されているのです。

この世論操作を可能にしたのは、街頭演説を土日だけとし、NHKなどのメディアは両者揃ったところ以外報道しないことで、聴衆がどちらを支持しているかを隠すことが出来るのです。 メディアの中で反麻生氏の急先鋒は、日テレと読売新聞で朝日グループではないことなのです。

この件に関しての報道では、朝日グループがまともに見えることが、いかに異常か理解でるでしょう。

秋葉原での麻生氏単独演説会は、一万人以上が押し掛けていたが、メディアが報道するようなオタクだけではなく、突然決まった演説会だったことで、9割以上は買い物客が足を止めて聞き入っていたのだ。
会場には、その日の午前中にテレビに出演して、福田氏を支持するような発言をしていた平沢勝栄議員も来ていた。

メディアが如何に異常かは、会場を取材していたNHKテレビクルーと会話を再現することで理解できる。

筆者「すごいよね、今撮っているの今日報道するの」

カメラマン「わからないです、上がどう判断するか」

筆者「麻生さんを隠そう隠そうとしているのおかしいよね」

カメラマン「そうですよね」

と、メディアの現場もこの異常な状況を実感している。

クーデターの主犯をメディアと判断したことを、明らかにする。
今日、テレビ朝日のスーパーモーニングを見て確信したことを披瀝する。
それは、鳩山邦夫氏の発言からすべてが明らかになった。

そもそも、雪崩を打って自民党の派閥が福田氏支持に回るきっかけとなったのは、10日夜都内のホテルで開催された「太郎会」終了後の映像が各テレビ局が、繰り返し報道したことによる。
それは、テレビカメラに向かって鳩山氏が「太郎会は、みんなで麻生さんに総理大臣になってもらうため集まっている会」です。
それが、鳩山氏は安倍首相が退陣する意向を麻生氏から聞いた上での発言として、ネガティブキャンペーンに利用されたのです。

ところが、スーパーモーニングで鳩山邦夫氏は「太郎会は昨年10月に発足して毎月第二月曜日に会合をもって、今まで10回になる。」
また、「麻生さんに、総理大臣になってもらいと思っているものが集まった会」との趣旨を説明したとのこと。
また、「麻生さんから、一切安倍首相が辞意を漏らしたことを聞いていない」と断言した。

仮に、鳩山氏が聞かされていたのなら、カメラの前で一点の曇りなく、あれほど堂々と「麻生さんに総理なってもらいたいと…」などと発言することは、あり得ない。
一連の報道は、あまりにもできすぎなのです。

太郎会は、いままで、10回開催されていたにもかかわらず、何故、10日夜のニースで報道されたのか。
報道各社はどう説明するのか。

安倍首相が辞意を漏らしたことを知っていたのは、麻生氏だけだったことになっているが、取材したテレビ局も知っていたことになる。
そうでなければ、太郎会を取材する意味など一切ないのです。

その映像で、麻生太郎氏と西川京子氏の笑いながらホテルから出て来る姿の同じ映像が使用されているか、その映像を撮ったテレビ局が、このクーデターの首謀者なのです。

筆者は、GHQ占領下言論検閲を専門に近現代史を研究しているが、公開情報を分析するだけで9割以上の真相が明らかにすることができるのです。

今回の一連の報道で一番酷いのは、日テレと読売新聞です。
17日読売朝刊一面トップは、「福田氏圧勝の勢い 本紙調査 衆参213議員支持 世論も福田氏58%」と、見出しを打っているのだ。
読売新聞は、何か相当焦っているようだ。
この世論操作は、まるで人民日報と同じではないか。

今回の世論操作を見ると、朝日よりも読売が突出しなくてはならない理由を分析すると、戦後史の闇がある。

現在、安倍首相と麻生首相誕生を望んでいないのは、中国より米国なのは歴然としているのだ。
それは、米国と同盟国であって北朝鮮問題では、日本の国益と一致しない。
これは、専門家にとって周知のことだが、元読売新聞社主正力松太郎は、CIAのスパイだったことが米国の公文書で明らかになっている。
今、日本で進行していることは、GHQ占領下の言論統制と同じなのです。

筆者は、ITのことは、よくわかりません。論文として発表する時間がありません。この書き込みを著作権フリーとします。使用するときは、全文掲載することだけを条件とします。

簡単に説明すると、太郎会を利用することができた人物は、麻生太郎氏が安倍首相から辞意を申し入れされたことを知っている人物だけが、太郎会を利用できたのだ。
それは、官邸で麻生氏を安倍首相に言われて呼び止めて会談の内容を聞いた人物であろう。

メディアに連絡をとった人物が同一人物かは、判らないが、連携した人物がいる可能性がある。
いずれにしても太郎会は利用され、鳩山邦夫氏は、嵌められたのです。

ジャーナリスト水間政憲」

 結局マスゴミは「世論は俺たちが作る!」とか息巻いてないで、事実の報道のみ粛々と行ってりゃいいんだよ。

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2007年9月14日

今時コスタリカ?

「コスタリカ」に政治と平和を学んでみた

【最近、コスタリカのことがよく話題になる。中米のコスタリカは人口430万人、九州と四国を合わせたくらいの小さな国で、5年前の日韓W杯に初出場したことで有名になり、また映画『ジュラシックパーク』の舞台となった自然豊かな国としても知られている。

でもなんでコスタリカなのか。じつはこの国が有名なのはサッカーや自然だけではない。日本も学ぶべきある特色を持った国として、もともと世界的に有名だったのだ。

その特色とはまず、世界でも稀な「軍隊を持たない国」であるということ。コスタリカでは1948年の内戦後、何千人もの犠牲者をだした反省から軍備放棄を宣言。憲法で常備軍を持たないことを規定し、1983年には非武装中立宣言もおこなっている。しかも、その軍隊の廃止を提唱したのは内戦に勝った指導者たち――。戦争に負けたために軍備放棄をうたい、そのうえ実際には自衛隊という「軍隊」を持っている日本とはそのへんが少し違うのである。

もうひとつはその独特の選挙制度。コスタリカの国会は一院制で、60人弱の国会議員によって成り立っているが、地元と議員の癒着関係を防ぐため、なんと国会議員の2期連続の立候補を禁じているのだ。つまり、せっかく国会議員になっても4年の任期を終えたら次の1期は立候補できないというわけで、大統領でも8年以上の間隔を開けなければ再選できないのだという。

ちなみに、日本の選挙にもこれをヒントにした「コスタリカ方式」というのがあるが、それはただ、同じ政党の2人の候補者が選挙ごとに小選挙区と比例区で交互に立候補するというだけ。ずっと議員でいるための日本と、続けて議員になれないようにするコスタリカのやり方では根本的な考え方がまったく違うのだ。そういえば、憲法を改正して自衛隊を軍隊にしようと主張してきたのが安倍さんで、その安倍政権下で問題になっているのが「政治とカネ」。国によって事情は違うが、やっぱりいいところは学ぶべきと思うのである】

 …最近コスタリカの話題など、耳にした事もない。「ジュラシックパーク」なんて何年前の話だ?

 まぁそれ以上に、今時コスタリカを持ち出して戦力の放棄を謳うような脳内お花畑な連中がいるとは思わなかった。周回遅れもいいところだ。「国民皆兵」などでググってみろバカ。

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求む、保守政党

福田氏、過半数の勢い=麻生氏「派閥談合」と批判-自民総裁選、一騎打ち

【退陣する安倍晋三首相の後継を争う自民党総裁選は14日告示され、福田康夫元官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)が出馬表明し、両氏の一騎打ちとなる構図が固まった。15日に立候補を受け付けるが、既に党内各派の支持を受けた福田氏が国会議員票だけで、全体の過半数を制する勢いとなっている。このため、「派閥レベルの談合」と福田氏を批判する麻生氏が、地方票を中心にどこまで巻き返すかが焦点となっている。
 立候補は15日午前11時から同30分まで党本部で受け付ける。推薦人20人の確保が出馬の条件となっており、福田、麻生両氏以外には届け出はない見通しだ。
 麻生氏は14日午後、党本部で記者会見し「思い掛けない安倍首相の辞意表明に伴う手続きが決着をみたので、立候補が表明できる立場になった」と正式に出馬を表明した。その上で、福田陣営の動きを「候補者が政策発表する前に派閥の推薦が決まると密室との批判を受ける」と指摘した】

 告示初日、政策論議も何も行われていない状況で、既に根回しは終了・大勢も決しているとは、何とも呆れた「選挙」である。国民の政治不信を何とかしなけりゃならないって時に、わざわざ国民に派閥政治をアピールしてどうするのだ?

 福田さんが仮に総裁に就任したとして、どのような方針で政治運営をしていくかは今の時点では明らかにされていないが、二階・加藤・山崎・谷垣などのいわゆる「親中派」が支持を表明している時点でネタは上がっている。もとより自民が好きではなかった私、これまでは唯一の保守政党という感覚で自民に票を投じていたが、今後はムリしてそうする必要もなくなりそうである。ホントに誰か、保守層の受け皿となる政党を立ち上げてもらえないものだろうか?今なら需要があると思うんだがなぁ…。

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2007年9月13日

ひとりごと~国民新党、実は涙目?

 安倍首相の辞任に伴う国会の空転。テロ特措法の延長問題も厳しさを増すが、もっと厳しいのは野党が今国会での提出を検討していたという「郵政民営化凍結法案」。来月1日から民営化スタートだってのに、こんな状況じゃ絶対に間に合うはずはナシ。国民新党、安倍さん辞任で実は涙目?

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政権交代の芽は消えたか

安倍首相辞任 民主当惑 年内解散遠ざかる?

【安倍首相の辞任表明に民主党内では当惑が広がっている。民主党は求心力が著しく低下した安倍首相の下での解散を「最も望ましいシナリオ」として、今国会中の解散・総選挙も視野に態勢作りを加速させたばかりだった。だが首相の辞任で局面は転換し、「年内解散は遠ざかった」との見方が強まっている。政権交代に向けた同党の戦略も、仕切り直しを迫られることになりそうだ。
 「政局にはまるな。淡々と行こう」
 12日夕、小沢一郎代表は、党本部であった菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長らとの幹部会合でこう述べ、動揺する党内を鎮めるよう指示した。
 小沢氏はもともと、テロ対策特別措置法のような外交問題では解散に追い込めないという見方だった。だが、首相が自ら「職を賭す」と踏み込んだことで「何があるか分からない。急いでくれ」と選挙準備を急ぐよう赤松広隆選対委員長に指示したばかりだった。
 小沢氏は同日の記者会見で「いつ解散があるか分からないので、常に万全の態勢をとるのが政党として当然の心構えだ」と平静を装った。しかし、自民党による首相交代で民主党の存在感が薄まることは避けられない。小沢氏の側近の藤井裕久最高顧問は「民主党も新首相の姿勢を見なければならず、解散は遠のき、年内はもうないだろう。参院での首相問責決議案も出さないだろう」と語る。
 首相が政権の命運を懸けたテロ特措法の延長問題も「次の首相になれば、期限切れになってもほとんど問題にならないのではないか」(国対幹部)という見方が大勢だ。来年の通常国会での予算案の審議に向け、国政調査権などによる調査で問題点を積み上げていく地道な戦略に戻ることになる。
 国会が当面、事実上の休会状態に入るのも論戦の舞台を失う民主党にとっては痛手だ。同党は衆院予算委員会で、菅氏、前原誠司前代表、岡田克也元代表ら代表経験者を繰り出す予定だった。鳩山氏は国会内であった代議士会で「バッターボックスに立とうとしたら投手(党首)がいなくなった」と皮肉ったが、当面、次の一手が見あたらない民主党の戸惑いも大きい】

 今日は朝から野党もサヨマスゴミも、みんな揃って「解散総選挙で民意を問え」と抜かしている。結局連中はそれによっての政権交代を成したいが為に、これまで団結して安倍自民叩きを行ってきたワケだが、結果は首相が辞任、総裁選挙という事態に。少々調子に乗りすぎたんじゃね?

 安倍首相への逆風は民主への追い風としてこれまで機能していたが、先の参院選で年金問題のガス抜きが済んでしまって後、その勢いは着実に弱まってきていた。そこに今回の辞任劇で、風を吹かせていた当人すらもいなくなってしまったのだ。今後民主が浮上していくためには自身の政権担当能力を示していくより道がないが、その力にはまだまだ疑問が残るところであり、時間が経てば経つほどアラが出てくる可能性は大きくなる。だからこそ連中は早期の解散総選挙を願っていたのだろう。

 だが、カードを持っていた安倍首相が辞任した事で、その機会はほぼ失われた。少なくとも年内は、新たな自民とともに民主を値踏みする時間ができそうな雰囲気である。よほどの事がない限り、選挙によっての政権交代も発生しにくくなったと言えよう。民主、ご愁傷様。

 …しっかし、前回の参院選で年金問題などに絡む民意を問い、次の衆院選で政策やら外交問題が焦点になりそうだってのは、違う意味で「衆参逆転」と言えると思うのだがどうか?

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2007年9月12日

辞任会見、テレビ東京まで生中継したそうで…

安倍首相が辞任会見「国民の支持なく政策推進が困難」

【安倍晋三首相は12日午後2時から首相官邸で緊急記者会見を行い、辞任を決意した理由について「今後、テロとの戦いを進めていくには、局面を転換しなければならない。新たな総理のもとで戦いを継続すべきと考えた」と辞任の理由を述べた。その上で、「(秋の)国連総会にも新しい総理が行くことが局面を変えていくことになる」と述べた。
 また、「本日、(自分のテロとの戦いに対する)率直な思いを(民主党の)小沢(一郎)代表に伝えようと思い、党首会談を申し入れたが、断られた」とし、これも辞任を決意する一因だったことを認めた。
 さらに安倍首相は「改革を進めていく決意で続投し、内閣改造を行ったが、国民の支持、信頼の上で力強く政策を進めていくのが困難な状況になった」と述べた】

 う~ん…いろんな人が言ってるけど、シドニーで「テロ特措法に職を賭す」とまで言い、所信表明演説もやった、何でこの時に辞めるんだろうかと。「以前から辞職を考えてた」ってんなら、靖国参拝とか、もう少しやりようってのがあったんじゃないのか?

 結果的には政策面の目立った失点は見られなかったのが、人事のまずさで足元をすくわれ、最後は国内外の抵抗勢力に押しつぶされた形の安倍政権。それを考えると、やっぱり安倍さんに総理の任はまだまだ荷が重かったのだろうか。1年前の総裁選の時の声と今の声、聞いてて全然違うんだものなぁ…。

 …とりあえず、今夜から明日にかけてのサヨのはしゃぎっぷりを思うと頭が痛い。最近個人的に特に鬱陶しく感じるのは社民の福島瑞穂。安倍さんと同じく参院選で議席減らしたのに党首にしがみつき、民主と同じ野党というだけで、さも国民の信を得ているようにモノを言う金魚のフン。アンタも辞めたら?

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東京新聞コラム9/12~本質は「マナーの問題」ではない

東京新聞「筆洗」9/12付

【突然、パチパチパチとキーボードを打つ音が聞こえた。寝ぼけ眼で隣の席を見ると、男性がパソコンで報告書のようなものをつくり始めている。仕事がせっぱ詰まっているのかもしれない。幸いにして、空席があったので席を移った▼先日、新幹線に乗ったときの出来事だが、数カ月前にも同じようなことがあった。偶然が重なったのか、よくあることなのか。通勤や帰宅時の電車内の風景を思い起こせば、答えは後者になろう▼例えば隣の人との間隔を詰めずに座っている人がいる。もう一人座れるのにと思う。お年寄りや妊婦がつらそうでも、席を譲らない人を依然として見かける。ヘッドホンから漏れてくる音楽に付き合わされることもある。昨日の発言欄では中学生が、足元に置くカバンの危険性を指摘していた。足が引っかかり尻もちをついたという▼電車内のマナーの悪さに腹を立てている人、注意できずに我慢している人はかなりいるのだろう。神奈川県警の警察官が英雄視されかかったゆえんである▼警察官は電車内でふざけていた高校生を追っていき、いきなり平手打ちにして逮捕された。しかし「注意した上で」と発表されたこともあり、警察官を擁護する声が二千件以上も県警に寄せられた▼不特定多数の人が乗り込む電車内の出来事は、社会の今を映しだしやすい。これ以上、他人を気遣うことができなくなったらどうなるか、不安が募る。投稿した中学生は、自分のカバンを網棚にのせるようにした。電車内の小さな変化が、やがて社会を変えていくと信じたい】

 この事件の本質は「情報がいかに危ういか」という一点に尽きる。事実はともかく、最初の警察発表で「警官が注意した」という部分がなければ、こんな事件にここまで大きな反響は生まれる事はまずなかっただろうからだ。だが、東京新聞はそこにはほとんど触れず、あくまでも「マナーの問題」として話をすり替えようとしているのがミエミエである。何か後ろめたい事でもあるのか?

 実際、普段ならこんな事件は「虚偽報道じゃないか!」なんて言って警察叩きをするであろうマスゴミが、今回は妙に静かだ。これは「情報を取り扱う者として、こういう件は真摯に受け止めなくてはならない」という自戒の念ならまだいいが、あるいは「自分たちも少なからず似たような事をやっているから、あまり触れたくない」という逃げの姿勢か。こんなコラムを書く東京新聞は間違いなく後者であろう。お前らは被害者の側ではない事を心得よ。

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2007年9月11日

北海道の不逞鮮人ども

警官と銃撃戦で死亡組員に覚せい剤反応 犯行前、函館駅で銃で威嚇

【十日夜、渡島管内七飯町内のホテル前で、韓国籍で長野県佐久市中込、指定暴力団住吉会系組員、職業不詳高成仁(こうせいじん)容疑者(52)が女性(39)を脅して乗用車を奪い、函館市内で警察官に発砲、応射され死亡した事件で、函館中央署などの十一日の調べで、高容疑者が事件前に、JR函館駅構内で拳銃のようなもので乗客を威嚇していたことが分かった。また、高容疑者の遺体から覚せい剤反応が出ており、同署は同容疑者が覚せい剤の取引で北海道に来た可能性もあるとみて捜査している。

 調べによると、十日午前八時ごろ、JR函館駅構内で、高容疑者とみられる男が、ほかの乗客に拳銃のようなものを突きつけているのを、複数の乗客が目撃。駅員に連絡したが、男はその場を立ち去り、改札口を出て行ったという。

 その後、高容疑者は、七飯町西大沼の函館大沼プリンスホテルにチェックイン。同日午後十時ごろ、現金十万円が車内に置かれた女性の乗用車を奪い、逃走した。

 十一日午前零時ごろには、函館市西桔梗町の農道で、道警函館方面本部交通機動隊が、猛スピードで走る高容疑者運転の車を目撃。午前零時三十五分ごろ、同市昭和町六○付近の川沿いの路上で、パトカーで警戒中の村井光祥警部補(55)と野島茂美巡査部長(53)が高容疑者の車を発見した。

 高容疑者がパトカーに向け発砲し、村井警部補が右腕に被弾したため、野島巡査部長が車外に出て応戦し、五発を発砲。同署のその後の調べで、このうち一発が、高容疑者の腹に命中、背中に貫通したことが分かった。

 同方面本部の高木彰総括参事官は「現時点において警察官の拳銃の使用は適正であると判断している」とのコメントを出した。

 同署によると、高容疑者が使用した拳銃は自動式拳銃とみられ、拳銃の入手経路を調べている。

 高容疑者は覚せい剤取締法違反など複数の逮捕歴があり、十日、同ホテルから長野県内の女性に小包で現金二百万円を送金したとの情報もある】

 このところ警察関連では不祥事っぽい話ばかり流れていたが、ちゃんと仕事はしているんだな。どうせまたグダグダ文句を言う連中が出てくるんだろうが、例えチョンであろうがなかろうが、今回のようなケースであれば被害拡大を防ぐため、犯人の射殺も止むを得ないだろう。道警よくやった。

 今回の事件は在日絡みなワケだが、さすがに朝日ほかサヨマスゴミも庇い切れていないようで。とりあえず北海道新聞、ちゃんと「(発砲は)威嚇射撃3発を含む」って書いとけよ?

スカートの中盗撮 朝鮮学校教諭逮捕

【札幌厚別署は十日、道迷惑防止条例違反(盗撮)の現行犯で、札幌市清田区平岡四の二、北海道朝鮮初中高級学校高級部教諭蔡奎植(さいけいしょく)容疑者(23)を逮捕した。

 調べでは、蔡容疑者は十日午後八時三十五分ごろ、同市厚別区大谷地東三の市営地下鉄東西線大谷地駅構内のエスカレーターで、同市清田区内の女子高校生(17)のスカートの中を、バッグに隠したビデオカメラで撮影した疑い。

 不審な行動に気付いて女子高校生が声をかけたが、男は逃走。女子高校生から通報を受けた駅員が現場付近で男を取り押さえた】

 テメーの所の学校内でどうにかすれば済む話ではないのか?わざわざ外に出てきて日本人に迷惑かけるなよ糞チョン。

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2007年9月 7日

世界大統領も所詮は属国の民

「台湾、中国の一部」 潘総長見解に日本同意せず

【日台交流の日本側窓口機関、日本交流協会台北事務所は七日、台湾の国連加盟問題で国連の潘基文(バン・キムン)事務総長が示した「台湾は中国の一部」との見解について、日本政府が国連事務局に「同意しない」と伝えていたことを明らかにした。台湾メディアによると、米国やカナダも事務総長の見解に同意しない旨を国連側に伝えているという。

 一九七二年の日中国交正常化の際の共同声明では、中国側の「台湾は不可分の領土」という主張に対し、日本側は「理解し、尊重する」とするにとどまっている】

 台湾はホント何とかしてあげなければと思う。

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東京新聞コラム9/7~何はともあれ安倍いじめ

東京新聞「筆洗」9/7付

【関東上陸が濃厚な強い台風9号は、一九四九年に関東に大被害をもたらしたキティ台風(台風10号)と時期、コースともよく似た雨台風のようだ▼直後の米中枢同時テロで、印象がかすんだが、二〇〇一年九月十一日、神奈川県鎌倉市に上陸した台風15号も、同様の雨台風で、大きな被害をもたらした。コンクリートで覆われた都心部は、排水が機能しない“都市型水害”が懸念される。幹線道路の地下に大型貯水溝の整備が進んでいるが、こんどは大丈夫か▼雨の日にひもとく詩人高橋順子さんと写真家佐藤秀明さんの『雨の名前』(小学館)は、写真と詩、エッセーでつづる“まほろば歳時記”シリーズの一巻。季(とき)知らずの強い雨の種類に「ざんざ降り」「ごず降り」「時化(しけ)降り」「篠(しの)突く雨」「繁吹(しぶ)き雨」などがあると知る▼台風接近で学校は子どもたちを早めに下校させただろう。今どきの子は、北原白秋作詞の童謡『あめふり』の♪あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな…なんて知っているだろうか。このあと♪ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン…と続く▼白秋には♪雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし 傘はなし…の『雨』や、♪利休鼠(りきゅうねずみ)の雨がふる…の『城ケ島の雨』など、雨の歌が多い。白秋が城ケ島へ渡ったのは、一九一二年、夫に虐待されていた人妻に恋して訴えられ、姦通(かんつう)罪で収監された傷心を癒やすためだった▼改造内閣迷走で傷心の安倍さん、もはや小野小町の心境か<…わがみよにふる ながめ(長雨?)せしまに>

 蛇足と言われようと何だろうと、天災にかこつけてまで安倍政権をこき下ろしたい東京新聞。でも小野小町を引用するのはともかく、この句は「春の句」という解釈が一般的だし、そもそも台風は「長雨」じゃないよな。3点。

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「政治とカネ」問題、糸を引いているのは誰?

166万円の記載漏れ=自民・二階派-パーティー収入、森元首相も

【自民党の二階俊博総務会長が代表を務める二階派の政治団体「新しい波」が、準大手ゼネコンの元幹部が代表を務める政治団体「新政治問題研究会」に売ったパーティー券収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことが7日、分かった。二階氏は記者会見で事実関係を認め、「今後二度と起こらないよう精査する」と釈明した。同日、総務省に訂正を届け出た。
 二階派事務局によると、同研究会は「新しい波」が2005年に東京と大阪で開催した政治資金パーティーで、それぞれ96万円と70万円分を購入。政治資金規正法では、1回のパーティーで1団体に20万円超のパーティー券を買ってもらった場合、名前と金額を公表しなくてはならないが、「新しい波」の収支報告書には全く記載されてなかった。
 一方、森喜朗元首相の資金管理団体「春風会」も04年末に開いたパーティーで100万円分のパーティー券を同研究会に購入してもらったが、報告書に記載していなかった。同氏の事務所は「事務処理上のミス」と説明している。6日に総務省に訂正を申し出た】

 毎日こうチョコチョコと政治資金絡みの問題が出てくるのって、正直飽きたんだが(笑)。もう政治家ってのはそういう連中なんだと思った方が楽なんじゃないか?与野党問わず。

 しっかし、こうも話の矛先が偏ってるって事は、どうせ反安倍・反自民勢力の誰かが情報をまとめて握ってて、それを小出しにしてるんだろうなぁ。どいつもこいつも浅ましいったらありゃしない。

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2007年9月 4日

積水ハウス裁判~これは終わりか始まりか

積水ハウス差別発言訴訟、顧客が謝罪し和解 大阪地裁

【積水ハウス(大阪市北区)に勤める在日韓国人の徐文平さん(46)が「差別発言で傷つけられた」として、顧客の男性に300万円の慰謝料などを求めた訴訟は31日、男性が謝罪し、解決金30万円を支払うことで大阪地裁(平林慶一裁判長)で和解が成立した。

 徐さんの弁護士は「差別発言は日常的にあるが、訴訟にまで発展することを示した点で意義がある」としている。

 徐さんは平成17年2月、男性が所有するマンションの修理の説明に行った際、漢字とハングルを併記した名刺を差し出すと「北朝鮮にいくら金を送っているんだ」などと仕事と関係ない発言を繰り返されたとして、昨年7月、提訴した。

 裁判所が4月に和解を提案。徐さん側が提示した和解案を、男性側は受け入れなかったが、31日に合意したという】

 以前このブログでも何度か取り上げた「積水ハウス裁判」問題(過去の関連記事を探すのが大変な上、そこでも詳細には触れていないと思われるので、事件の経緯に興味がある方はコチラを参照の事)。何かいつの間にやら和解が成立していたらしい。えぇー!?

 …まぁ、実際は「差別発言うんたら」という部分で和解しただけであって、事件の根本である「建造物の工事ミス」についてはまた新たに裁判をやるなんて噂も。そうなったら連中も言い逃れは聞かないだろうねぇ。以前「積水ハウスに勤めている」と言ってた知人Kよ、その後音沙汰ないが、元気でやってるか?

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