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2007年10月31日

中日新聞コラム10/30~国内最大の地方紙新聞社(爆笑)

中日新聞「一筆両談」10/30付夕刊 ネット上ソースなし
「流行語大賞」はこれだ 川北隆雄(編集委員)

【最近、人名の後に「する」とか「る」を付けて動詞化することが、はやっている。

 その中で最も流行したのは、やはり「アベする」ではないだろうか。

 これは今さら説明するまでもないだろう。首相としての「職責」にしがみつかず放棄しながら、衆院議員の「職」にはしがみつく安倍晋三前首相の無責任な行動に由来する。

 この言葉が本当に「流行語」なのかどうかについては、一時、捏造疑惑も流れた。

 あるコラムニストがある新聞に流行語として紹介したところ、インターネット上で、「その時点ではまだ流行しておらず、コラムニストのでっち上げではないのか」という批判が殺到したのである。

 しかし、コラムニストが紹介する以前に公の場で使われていることは明らかなので、捏造ではない。 つまり、捏造疑惑の方こそ捏造の疑いが濃厚だ。

 私は、これを今年の「流行語大賞」に推薦したい。 同賞を選定している自由国民社の審査委員会は、ぜひ、聞き届けてほしいものだ。

 もう一つ、人名の動詞化では、「サワジる」も面白い。

 これは、女優の沢尻エリカさんが出演映画のキャンペーンの際、「不機嫌でビッグな態度」を取ったことからきている。

 なかなか秀逸な言葉だとは思うのだが、ネットの検索エンジンで調べる限り、「アベする」に比べると、 流行度は低いようだ。大賞は無理だろうから、トップテンの一つにどうか。

 どちらも記憶にとどめて、アベしたりサワジったりしないよう、戒めの言葉にしたい】

 もうツッコミどころが多すぎて手がつけられん。こんな記事でカネがもらえるんだから、中日新聞社ってのはいい職場なんだろうぜ。昨日のアカピといいチョンニチといい、だから「サヨは馬鹿」って言われるんだぞ?

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2007年10月30日

日本を代表するクオリティペーパー(爆笑)

朝日1面トップ恥ずかしい大訂正 「生活保護世帯に失礼だ」

【朝刊の1面トップと言えば、新聞の顔となる記事だ。そこで、朝日新聞が、なんと数字を1けた間違い、同じ1面に訂正を出した。調査した生活保護世帯の3%が給食費未納というべきところを、10倍も多い3割としていたのだ。その数字を前提に、記事では、「払えぬ理由 把握が先決」だとして、生活保護費からの給食費天引きに対して慎重な意見を紹介している。

「給食費未納3割」が3%の誤り

   訂正を出した記事は、2007年10月28日付の朝日新聞朝刊に掲載された。「生活保護世帯の家賃・給食費 厚労省、自治体に 滞納防止 天引き促す」との大見出しが付き、1面記事欄の3分の1ほどを費やしている。

   そこでは、会計検査院の調べとして、サンプルとなった生活保護費受給世帯の一部が、支給された学校給食費、公営住宅家賃などを学校や行政部局に納付していないことが報じられた。検査院は、05、06年度の2年分について、全国の約1割の福祉事務所126か所で抽出調査し、教育扶助の一部として学校給食費を受給している「5600人」を調べた。そして、その「32.1%」に当たる1800人が総額4200万円を納めていなかったとした。

   ところが、朝日は、10月30日になって、1面の片隅に訂正を掲載。学校給食費の受給者数は「5万6千人」の誤りで、「1けた間違っていた」とした。そして、未納者の割合も「3.2%」の誤りだったとして、中見出しの「給食費 未納3割」も訂正した。

   なぜ数字を1けたも間違ったのか。J-CASTニュースでは、朝日新聞広報部に10月30日昼過ぎに取材を申し込んだ。が、「まだ社内で調整ができていません」として、同日夕までに回答は得られなかった。今度は、会計検査院に聞くと、渉外広報室では、「今回の報道は、朝日の独自取材に基づくものと思われます。検査院では現在、決算検査報告をまとめているところで、公表したものではありません。従って、問い合わせには一切お答えできません」とのことだった。

「すごく多いんじゃないかと記者さんに言ったんです」

   朝日の記事では、検査院から指摘を受けた厚生労働省が、都道府県などに対し、福祉事務所による給食費の代理納付、つまり、生活保護費からの給食費の天引きの活用を求めたと言及。天引きは、100万を超える生活保護世帯への影響が大きいとして、福祉事務所でのケースワーカー経験がある法政大現代福祉学部の杉村宏教授による「払えないのはなぜかを福祉事務所が把握するのが先決で、安易に代理納付をするべきではない」とのコメントを紹介していた。

  ところで、数字が大きく違っていたとすると、この論旨は崩れないだろうか。記事は、これほど未納が多いのには理由があるから、天引きには慎重であるべきとの論旨に読み取れる。しかし、理由を求めるほど多くないとすると、天引きは逆に肯定的に捉えられるべきなのかどうかである。

   朝日からは回答が得られなかったため、このことを杉村教授に聞いてみた。すると、杉村教授は、J-CASTニュースに対し、「(天引きは)学校などに、生活保護を受けているという個人のプライバシーを知られてしまうことになります。安易にするべきではないという点は、変わりません。給食費の未納が3%ほどなら、仕方がないと思います」と答えた。

   もっとも、数字の訂正には、杉村教授もあきれた様子だった。

 「ちょっとおかしいと思ったんですよ。『正直言って30%はすごく多いんじゃないんですか』と記者さんに言ったんですけどね。抽出調査なので、私には元の数字が分かりませんから。ああ、発表じゃなくて独自取材なんですか」

   さらに、杉村教授は、「ケースワーカーは滞納しないように指導・援助する仕事」として、かつての自らの仕事が否定されたかのような記事に困惑していた。また、結果として、生活保護世帯の滞納が大きくクローズアップされたことに、「生活保護の家庭には、失礼になると思いますよ。ちょっとずさんでしたね」と苦言を呈した。

   なお、厚労省保護課にJ-CASTニュースが問い合わせたところ、会計検査院から指摘があったことを認めた。指摘については「受け止めなければならない」としており、都道府県に10月5日付で、適切な納付を指導すること、場合によっては天引きの活用を検討することを通知したとした。また、未納の理由を把握していなかったので、今後、給食費支給の実施状況を調べることも明らかにした。朝日の記事については、「コメントは特にありません」としている】

 数字は問題じゃないんですよね(嘲笑)?

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日本に代わり戦うアメリカ~受けた恩はどう返す?

乗っ取られた日本船追跡=海賊の小船撃沈、ソマリア沖-米駆逐艦

【アフリカのソマリア北部沖のアデン湾で日本企業所有のケミカルタンカー(パナマ船籍)が海賊の襲撃を受けて乗っ取られた事件で、米CNNテレビ(電子版)は29日、米海軍の駆逐艦「アーレイバーク」が乗っ取られたタンカーをソマリア領海内で追跡中だと報じた。
 CNNは米軍関係者の話として、アーレイバークが追跡をする前に、別の米駆逐艦がタンカーにつながれていた海賊の小船を射撃し、沈めたと伝えた】

 これはアメリカに対し素直に礼を言わなければならないだろう。海自は法律の失効により撤退するが、受けた恩は何らかの形で返すのが人として当然の行為。さぁどうする民主?

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日朝「夢の国」対決?

ディズニーパレード勝手に撮影 マニア4人DVD販売で逮捕

【千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート(TDR)で撮影したアトラクションのパレードをDVDに複製し、ネットを通じて無断で販売したとして、千葉県警生活経済課と浦安署は30日、著作権法違反容疑で東京都練馬区の会社員、森田健介(36)、妻の路恵(みちえ)(29)両容疑者と、東京都足立区の看護師、加藤真由美(52)と浦安市富士見の無職、矢部薫(24)両容疑者の計4人を逮捕した。

 4人は公式に販売されているパレードのDVDでは満足できないという“ディズニーマニア”で、高価なビデオカメラで撮影した映像もプロ顔負けの出来栄えだった。TDRのDVD販売で同法違反による逮捕者は初めてという。森田容疑者ら2人と加藤容疑者ら2人は犯行現場で顔を合わすことはあったが、別々に犯行を重ねていた。

 調べでは、森田容疑者らは8~9月、東京ディズニーランドやディズニーシーで撮影し、複製したDVD8枚をネットオークションで東京都八王子市の男性(41)ら5人に1枚1万~1万5000円で販売し著作権を侵害した疑い。加藤容疑者らは昨年9月以降、同じ手口でDVD18枚を5人に販売、著作権を侵害した疑い。

 県警は、森田容疑者らの不正販売額が平成16年以降で約1800万円(DVD約1500枚分)、加藤容疑者らは約900万円(同6500枚分)に上るとみて追及している。

 「ハロウィン2006」といったパレードの際、三脚を立てて見やすい場所を占拠していた4人への苦情が寄せられたため、TDR側が県警に連絡し犯行が発覚した】

 まずは所在地こそ日本だけど、実際には世界の「夢の国」のお話。さすがに権利関係にはおっそろしく厳しいところですな。

総連、在日同胞が連日抗議 NHKは謝罪しろ!

【朝鮮対外文化連絡協会が手紙

 総連の活動家と在日同胞のNHKに対する怒りの声が高まっている。8日に放送された「NHKスペシャル」で、祖国への帰国事業をわい曲し朝鮮を中傷し、朝鮮と各層の在日同胞たちのたび重なる抗議に対し不誠実な態度をとっているからだ。

 NHKが放映した「NHKスペシャル」は、金日成主席によって実現され、過酷な民族的差別から逃れ祖国の地で暮らそうという在日同胞たちの要望によって行われた人道的な帰国事業を中傷し、朝鮮の尊厳を貶め在日同胞の間に朝鮮と総連に対する不信感を募らせるための謀略宣伝である。

 とくに、「三池淵」号と「万景峰92」号を拠点に「軍需物資が運搬」されたなどとねつ造し、朝鮮と在日同胞を冒とくする宣伝を行った。

 のみならず、帰国事業を中傷する者らを登場させ、それがあたかもすべての同胞の声であるかのように放送するなど、ありとあらゆる卑劣な手法を用いた。

 朝鮮対外文化連絡協会は18日、NHK会長あてに抗議の手紙を送付。番組の放映は正義と真実を代弁し、国際社会の和解と協力をはかるべき報道機関としての使命と本分を忘れた妄動、政治謀略宣伝として厳しく非難しながら、番組を取り消し、朝鮮に対して謝罪することを強く求めた。

 一方、総連活動家と同胞らも連日のようにNHKに抗議し番組の訂正と謝罪などを促している。

 にもかかわらず、NHKは「確認」や「公正中立」をうんぬんしながら、こうした要求を無視し、訂正と謝罪を頑なに拒んでいる。

 NHKは朝鮮半島を取り巻く情勢の流れを直視し、反朝鮮、反総連謀略報道を今すぐ撤回すべきだ。

総連大阪代表も

 総連大阪府本部の金憲信副委員長をはじめとする代表ら5人が12日、NHK大阪放送局を訪れ、「NHKスペシャル」に対する抗議を行った。

 代表らは席上、「日本社会で朝鮮人排外の風潮が蔓延している中であのような番組を放送したら、在日朝鮮人にどのような影響があるのか考えたことがあるのか」(金憲信副委員長)、「放送があった後、多くの同胞から電話があった。彼らは、自分たちの親せきは朝鮮で幸せに暮らしているのに、NHKはなぜあのような偏った番組を流すのかととても怒っていた」(朴栄致・総連本部国際統一運動部長)、「番組であなたたちは『人権』や『人道主義』をうんぬんしているが、在日朝鮮人の人権が蹂躙されていることについては、どうして何も言わないのか」(申千玉・女性同盟本部副委員長)などと抗議した。

 また、「生徒たちは現在、日本の制裁により朝鮮への修学旅行に飛行機で行くため、経済的負担が大きい。しかし彼らは、祖国で親せきとも会って、日本での報道とはまったく違う、朝鮮の真の姿に触れることができたと喜びを胸に抱いて帰ってくる」(金淳喆・大阪朝鮮高級学校校長)、「同胞青年たちは、しっかりとした朝鮮人になろうとがんばっている。そのために祖国へもたびたび足を運び多くを学んでくるが、現在は日本の『制裁』でそれもままならない。あなたたちは在日朝鮮青年の未来をつぶしている」(辺容哲・朝青大阪府本部副委員長)と非難した。

 NHK側は、東京本社で制作されたもので、大阪放送局は全く関与していないとしながら、意見は正確に東京に伝えると述べた】

 こちらは北朝鮮を「夢の国」と呼び習わして行われた帰国事業について、NHKが番組を作成・放映したところ、総連が内容にクレームをつけているというお話。いや、北朝鮮が「夢の国」なんかじゃないのは事実でしょ?そうでないってんなら、いつまでも日本になんかいないで、今からでもとっとと帰ればいいんじゃねーの?

 …つーかこの番組、多分観た記憶がある…中国・大連のホテルのテレビで。ちょうど仕事で中国に行ってて、そこでNHKだけ日本の番組が観れたんだよな…って、いくら日本語とはいえ、あんなの中国で流してて問題ないのか?

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2007年10月29日

日本独自のカルト宗教

お湯を注ぐと、9条が浮かびます

【「とうふ連九条の会」は、湯を注ぐと憲法9条の全文が外側に浮き出るマグカップ「9条カップ」を発売した。今春に売り出した「9条扇子」に次ぐ9条グッズだ。

 企画したのは同会代表の畦布哲志さん(59)。今年7月、憲法9条をテーマにした大林義典さんの個展「義典の九条書展」を準備中、ふと、お湯を入れると文字が浮き出る湯飲みのことを思い出し、大林さんの作品を湯飲みに入れようと思った。試作を繰り返し3カ月がかりで完成。より幅広い層に使ってもらおうと、湯飲みではなくマグカップにしたという。

 キャッチフレーズは「『護憲』は『湯飲み(言うのみ)』からはじまる」だ。畦布さんは「集会に出ることだけが護憲運動ではない。お茶やコーヒーを飲みながら憲法9条の話をするのも大事な護憲運動。日常生活の中で話題にすることが憲法9条を守ることにつながる」と話す。

 1個1500円(税込み・送料別)。9個以上だと1個1200円。問い合わせや注文は、日本機関紙協会兵庫県本部内のとうふ連九条の会(電話078・232・3715、ファクス078・232・3717)へ】

 …もうここまでくると、どこぞのカルトと一緒でしょ、9条教。

 あと、憲法は第9条しかないワケじゃないんだから、9条をどう判断するかで「改憲派」「護憲派」と区別するのはいかがなものか。例えば社民党なんぞは日頃護憲を謳っているが、在日外国人への参政権付与を目論む立場として、「(参政権を)国民固有の権利」と定めている憲法15条については改憲を望んでいるに違いない。そういうところが改憲とか護憲とかいう括りで、上手くごまかされているような気がしてならないのだが。

 「憲法を変えようとしている奴は頭の悪い奴だ」などとサヨマスゴミは言うが、世界から見れば、半世紀以上前の憲法を後生大事に頂いている事の方がよほど変わっている。「改憲」「護憲」の言葉を今後も使うというのなら、せめて9条に関しては、もっと適当な言葉で両者を呼び表してはどうだろうか。さしあたっては「護国派」「売国派」で区別してはいかがだろう?

【関連】「痛いニュース」様の該当記事

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2007年10月27日

東京新聞投稿欄10/25~「保険」が理解できないサヨク

給油活動より国民生活が先

 無職 笹川 耕市(東京都台東区)53

【この冬、1バレル=100ドルにも高騰する原油をインド洋上で無料で給油を続けたい、とは一体どういう了見だ。私たちの国民生活を顧みれば、そんな余裕はない。そもそも政府が国益と言い出すときには注意をしよう。国民の眼をあざむく悪い魂胆があるに違いない。

 ちまたのうわさでは、給油活動の原油は、アメリカのブッシュ大統領の関係している会社から買っている。その購入を仲介する商社が億単位のリベートを自民党に支払っているのではないか、との疑惑が浮上するぐらい不透明だ。北海道ではこの冬、灯油が買えずに凍死していく家族が何世帯になるか、分からない。

 テロ対策特別措置法なんか審議している場合ではない。石油への課税を低減させ、国民生活を支援する温かな立法措置が急務である。「政治は生活である」「自立と共生」というモットーを生かすのは今しかない】

 完全に「政府=陰謀」という図式が成立してしまっている方からの投稿。巷のウワサでそんな怪しい話が流れているという東京都台東区、いろいろ大丈夫か?

 この投稿者は高騰する石油価格に相当の憤りを感じているようだが、しかしこれには「値段は高いけれど、安定して供給できているのだよ?」とツッコまなければなるまい。インド洋上での給油活動について「日本のオイル・シーレーンを保障する効果もある」という主張をサヨは笑って相手にしないが、日本が消費する石油のほとんどを中東に依存している事は子どもでも知っている話だ。もしインド洋周辺や中東の区域でテロなどが起き、その中で日本へ原油を運ぶタンカーが動かなくなれば、それこそ日本の経済や国民生活は大打撃を被る事になるだろう。

 日本のおよそ半年分の石油備蓄を行っているといわれるが、問題の解決がそれ以上に長引いた場合は何が起こるか。最悪、事態の収拾に自衛隊が派兵されるといった可能性もある。そうした事情を鑑みれば、多少の出費で現状が維持されている方がよっぽどマシではなかろうか?先だって、海上自衛隊が米補給艦への給油量80万ガロンを20万ガロンと誤って発表した問題があったが、この「80万ガロン」という数字だって、日本の石油消費量から見れば1日分にも満たないのだ。限りある資源の事を心配するのであれば、むしろ周囲の省エネから始めては如何だろうか。

>北海道ではこの冬、灯油が買えずに凍死していく家族が何世帯になるか、分からない

 北朝鮮やロシアじゃあるまいし、北海道でそんな凍死者が出たというような話はほとんど聞いた事がないのだが。北海道の人、ここは怒るところでは?

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2007年10月25日

未開人には法など関係ないんです

<金大中事件>韓国、世論対応に苦慮

【韓国青瓦台(大統領官邸)の千皓宣(チョンホソン)報道官は24日、73年の金大中(キムデジュン)氏拉致事件を韓国中央情報部(KCIA)の組織的犯行と断定した韓国国家情報院の真相調査委員会報告書について「社会的な議論が起きて、青瓦台が立場表明する問題があれば明らかにする」と述べ、日本政府への抗議は韓国国内世論を見守りながら、慎重に検討する姿勢を明らかにした。金大中氏本人や市民団体から政治決着を図った日本政府に対する責任論が浮上しており、主権侵害に対する謝罪には慎重になっている。

 千報道官は警察庁や国防省でも過去の事件の真相調査が進んでいることに触れ、「各機関がそれぞれの判断でやっていることで、発表内容にいちいち青瓦台が論評するのは望ましくない」と述べた。政府諮問機関の判断に対し、韓国政府が措置を講じる必要はないという二重基準といえる。

 日韓の外交当局は、報告書発表時の対応について、(1)発表と同時に柳明桓(ユミョンファン)駐日大使が説明し日本政府は抗議(2)月内に本国訓令を受け、柳大使が高村正彦外相に対し公式謝罪--という「2段階方式」で主権侵害問題を実務的に処理するシナリオを模索していた。主権侵害の事実を認めれば国際法上、公式謝罪は不可避との共通認識が外交当局間にはあった。

 ところが、民主化運動活動家らが加わる調査委には「日本政府も事件後の隠ぺいに加担した責任があり、韓国政府が謝罪する必要はない」(調査委メンバー)との認識が強い。報告書には日本政府への遺憾表明も盛り込まれたため、謝罪を促す圧力にはならなかった。

 公式に謝罪するシナリオは発表前夜まで模索されたが、最終的には金前大統領が事件の幕引きを望んでいないことが確認され、青瓦台は謝罪に慎重になったとみられる。

 金前大統領側が24日発表した論評は、日韓両政府の責任を指摘。金前大統領の救援運動をしてきた「拉致事件真相糾明のための市民の会」(代表・韓勝憲(ハンスンホン)弁護士)は「真相を隠ぺいした日本政府は、被害者と韓国国民に謝罪すべきだ」と訴える声明を出しており、韓国世論が日本政府への謝罪論に向かう雰囲気は醸成されていない

 「日本に責任」って…そもそも事件はチョンの仕業だったって事が明らかになったのに?ワケ判らん。

 連中にとっては国際法がどうとかいう話は全く関係なく、要するに日本に頭を下げたくないというだけの事。これだから未開人は…一生半島から出てくるな。

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沖縄残念!学力テスト最下位

<学力テスト>経済格差も影響 最上位・秋田 最下位・沖縄

【学力の格差が一部の都道府県で著しい実態が浮かび上がった。24日公表された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果では、最上位の秋田県と最下位の沖縄県で大きく差が出た。経済的な格差、家庭状況が学力に影響しているとみられ、沖縄県の教育関係者からは「戦後置かれた状況は、本土とは異なっておりハンディがある」との声も漏れた。

 テストでは、ほぼ9割の都道府県が全国の平均正答率から上下それぞれ5%以内に収まり、文部科学省は「縮小傾向」と評価した。しかし、国語と算数・数学計8分類すべてで最下位となった沖縄県と、5分類でトップだった秋田県の正答率の開きは大きく、20%を超える科目もあった。また、上位には富山、福井各県が続き、下位には北海道、大阪府が位置した。

 沖縄県は88年度から学力向上に取り組み県統一のテストを行ってきた。しかし、沖縄県の仲村守和教育長は「成果が表れると思ったのに、まだだった」と話した。

 「本土と比べ経済的に余裕のない世帯が多い。教育にお金を使えないうえ、親が十分に勉強に気を配れない家庭環境が背景にあるのでは」。沖縄大の川井勇教授(教育学)は経済格差が原因とみる。沖縄県の失業率は7.5%(07年8月)で全国平均の倍近い。「学費が払えない」を理由に退学する大学生も毎年いるという。離婚率も人口1000人当たり2.68件で全国トップ(06年度)となっている。

 ◇秋田県教委の幹部「驚いた」

 一方、秋田県は過去の全国学力テストで都道府県のうち40番台にとどまり、全国平均を上回ったのは音楽だけだった。24日記者会見した秋田県教委の幹部は「びっくりしている」「驚いた」ととまどいの表情を見せた。

 専門家は好成績の理由に、01年度から取り組む「少人数授業」を挙げる。秋田大の浦野弘教授(教育方法)は「1学級は20人前後で教育先進国のフィンランドと近く、目が届きやすい」と解説。また、「自習がきちんと成立し、学級崩壊がほとんどない。勉強に取り組む姿勢が確立している」と分析する。同大の佐藤修司教授(教育行政学)も「貧富の差が著しく、階層化が激しい大都会に比べ、家庭が比較的安定している」と述べた】

 本土を追い出された…もとい、本土から大挙してやってきた脳内お花畑のサヨ活動家が、沖縄の学力低迷の一因というワケではないようだ(笑)。連中が沖縄の方々に迷惑をかけていないかと思うと心配で心配で(笑)。

 …まぁ、本音では「ああ、やっぱりそうなのか」と思っている部分がある事も否定はしないけど。

 あとこのテスト、いろいろな側面から学力との相関関係をチェックしているようだが、例えば「給食費を払っている家庭の子とそうでない子で学力に差が出るか」なんてのは調査しなかったのか?結構明確な差が出そうな気がするんだがなぁ…。

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2007年10月24日

年金財源の試算が提示…民主の化けの皮1枚目

<年金財源>全額税方式なら消費税6%上げ必要…諮問会議

【政府の経済財政諮問会議(議長・福田康夫首相)は25日の会合で公的年金改革に必要な財源問題を議論するが、民間メンバーが基礎年金の財源について試算を提示することが分かった。

 それによると、基礎年金の財源を全額税でまかなう「全額税方式」を採用すれば、消費税に換算して09年度で約6%の税率を上乗せする必要があるという。一方、04年度の年金制度改正で決めた通り、09年度までに基礎年金の国庫負担割合を3分の1から2分の1に引き上げた場合では、同税率1%の上乗せが必要になる。

 全額税方式は、民主党が参院選で消費税率を5%に据え置いたまま全額を基礎年金財源に充てることを公約に掲げた。日本経団連も導入を提言しており、25日の諮問会議で同方式の利点や欠点について議論することにしている】

 まぁ、試算すればこういう結果が出るであろう事は始めから判っていたワケで、「消費税5%で据え置き」などという民主の主張がいかに荒唐無稽であったかが、また一つハッキリしただけの話。参院選でうっかり民主に投票しちゃった有権者の皆さん、まだまだこれからですぜ?

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「人に物を頼む態度」を誰か教えてやって下さい

北、福田内閣に対北敵対政策転換を要求

【北朝鮮の労働(ロドン)新聞は24日、日本政府の対北制裁措置の延長に対し「6カ国協議を破綻させようとしている」とし「対朝鮮敵視政策を変える政治的決断を下さなければならない」と促した。

  同紙は「前任者の二の舞を演じる愚かな行為」という見出しの論評で、制裁延長は「6カ国協議で合意された事項が履行段階にあることと時を同じくしていて二重性がある」と非難した。

  同紙は「拉致問題を投げかけて朝日関係が改善することを妨げ、6カ国協議を破綻させて朝鮮半島核問題が解決できないようにすることで、日本の軍事大国化と核武装化の名分を立てようとする犯罪的行為と実態が改めて確認できた」とし「対朝鮮制裁は朝日関係をさらに悪化させ、非核化実現を妨げる愚かな行い」だと伝えた。

  新聞は日本人拉致問題は「我々共和国(北朝鮮)の人道主義的努力によってすでに解決された問題」だとし「また取り上げるのは言語道断」と既存の立場を繰り返した。

  「現日本政府は前任拉致内閣の惨めな末路に教訓を見出し、つまらない反共和国制裁行為をやめなければならない。日本は大勢と民心にそむいて暴れ狂えば破滅を避けられないということを肝に銘じて敵視政策を変える政治的決断を下した方がいい」と促した。

  日本政府は万景峰(マンギョンボン)号など北朝鮮船舶の入港禁止、北朝鮮商品輸入全面禁止、ぜいたく品輸出禁止など昨年、北朝鮮核実験直後取られた対北制裁措置を6カ月延長することに9日、決定した】

 相変わらずムチャクチャな言い分だな。「安倍ちゃんが首相辞任に追い込まれたのは、北朝鮮を敵に回したから」なんて主張は初耳だが(笑)。

 まぁ、こういう減らず口が叩けるってのは、まだまだ締め上げる余裕があるって事ですね?

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2007年10月23日

ひとりごと~産めない奴は価値が無いのか?

 2、3日前から報道されている秋田県・比内地鶏の偽装問題。ニュースに出てくるアナウンサーやコメンテーターとやらが口々に「卵を産めなくなった鶏を使っていた」「廃鶏の価値は数十円程度」などと言っているのを聞いて、一時期物議を醸していた「女性は産む機械発言」を何となく思い出した。「こんなにヒドい偽装をしていた!」と強調したいのは判るが、時の大臣が叩かれまくったという前歴があるにもかかわらず、「産めない奴は価値が無いんだ!」みたいな言葉を繰り返し出せるってのはどうなんだろう?本当に何でもない一言で傷つく人だっているんだぜ?

 こんな事を言うと女性団体などから「人間と鶏を一緒にするな!」なんて抗議が来そうだが、どちらも一個の生命である事には変わりない。もし仮にそうした事態になった折には、日頃「動物の権利」を求めて活動されている動物愛護団体の方々においては、是非とも協力して頂きたいところだ。

 …ところで以前読んだマンガ「ミスター味っ子」に、「卵を産まなくなった廃鶏は、それまで卵を作るために使われていた栄養分が身に回るようになるので、肉がより美味しくなる」なんて記述があったように記憶しているが、これって事実なのか?別に業者を擁護するような意図は無いけどさ。

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東京新聞社説10/23~マスゴミは「情報操作は許せない」と言うけれど

『給油』隠ぺい 許せぬ文民統制の軽視

【海上自衛隊補給艦の給油量訂正問題で、担当者が誤りに気づきながら上司に報告していなかった。流用疑惑の最中のことだ。意図的隠ぺいを疑われても仕方ない。文民統制を軽んじるのは許せない。

 きょうから衆院本会議でインド洋での給油活動を継続させる新テロ対策特別措置法案の審議が始まる。その矢先に報じられている防衛省の不祥事がひどすぎる。

 補給艦「ときわ」が二〇〇三年二月に米補給艦を通じて米空母に間接給油した量について、当初の二十万ガロンから六十七万五千ガロンに訂正された経緯を防衛省が公表した。

 それによると、派遣部隊から海上幕僚監部運用課に報告された給油量をパソコン集計する際、米補給艦と他の駆逐艦の分を取り違えた。防衛課長らが同年五月、誤りを確認したが、上司らへの報告は行わず、訂正の措置も取らなかったという。

 米空母に給油した燃料がイラク作戦に流用された疑惑が浮上していたころだ。福田康夫官房長官(当時)は給油量が一日の消費量である二十万ガロンにすぎないことを理由に疑惑を否定。石破茂防衛庁長官(同)も国会で同様の答弁をしたが、担当者はその時点で誤りに気づいていた。

 報告しなかったのは、流用問題が「沈静化しつつあったことを考慮した」ためという。正確な情報を公表すれば疑惑が深まる懸念を抱いていたことを認めているようなものだ。あまりにも悪質だ。

 ウソの説明は国民への裏切り行為だ。石破氏ら防衛トップがその事実を把握しないまま、誤った情報をもとに国会審議が行われたことを考えれば、シビリアンコントロール(文民統制)が二重にないがしろにされたことになる。防衛省側の罪は重い。

 給油問題では、補給艦「とわだ」の航海日誌が誤って破棄されるなど、防衛省全体が「弛緩(しかん)した」(石破防衛相)現状が浮かび上がっている。守屋武昌前事務次官のゴルフ接待疑惑も浮上しており、国民の不信は極めて厳しいものがある。

 福田首相は「とんでもないことをしてくれた。そういうことをすると組織全体、私まで疑われてしまう」と人ごとのように語ったが、事態を深刻に考えるべきだ。担当者の処分だけでは済まない。情報隠ぺいはこれだけなのか。公表された事実すら疑いの目で見られている。真相解明なしには前へ進めない。当事者の証人喚問なども欠かせないだろう。

 安倍前政権のつまずきの元となった問題処理能力が、福田政権でも再び問われている】

 今朝の東京新聞はコラム「筆洗」でもこの問題の他、薬害肝炎や「赤福」の偽装などに触れ、「『世のため』『人のため』。官の道に進むのは、そういう志のある人ばかりだろうと学生のころ考えていた。今も全否定はしたくない」「まさかうそをつくために仕事を始めたのではあるまい」などと書いている。

 だが「ウソの説明は国民への裏切り行為だ」という言葉を、マスゴミこそ他人事として語っていないか。頼まれてもいないのに「国民の『知る権利』の代弁者」を標榜するマスゴミが情報を操作する事は、国民への裏切り以上に、重大な権利侵害である。このブログでは何度も話題にしているが、近くには沖縄での集会の参加人数を捏造した疑惑がある。偉そうな口を叩ける立場ではあるまい?

 「真実を報道する」。新聞記者の道に進むのは、そういう志のある人ばかりだろうと学生のころ考えていたのだがね(笑)。

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2007年10月22日

国連内がキムチ臭いそうです

主要ポストに韓国人起用、国連内で反発相次ぐ=米紙

【1月に就任した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が、国連の主要なポストに韓国人を起用していることから内部での反発が相次いでいるとワシントン・ポスト電子版が21日付で報じた。最近コートジボワール特使に任命されたチェ・ヨンジン前国連大使ら韓国出身の国連幹部が増えているのは、国際的な外交の舞台で韓国の立場が強まっている証拠でもあるが、一部の職員や外交官たちは韓国政府の利益を優先しているとの印象を受けているというのだ。

 オーストリアのクルト・ワルトハイム氏やエジプトのブトロス・ガリ氏ら以前の事務総長を輩出した国の外務省は、側近や実務担当者を自国から派遣した。しかし潘事務総長は、事実上のナンバー2とされているキム・ウォンス総長特補、ハン・スンス気候変動特使を初めとして主な部署の管理職に韓国人を重用し、指揮系統に混乱をきたしているというのだ。

 これらの主張に対して潘事務総長は先週、「(批判は)非常に不当だ」と3回も強調し、「あえて韓国と距離を置くために努力してきた」と反論した。実際に潘事務総長就任後、国連内の韓国人は54人から66人へと増加したが、国連への財政支援がはるかに少ないフィリピン人職員の759人に比べると非常に少ない数だ

 国連という場においても堂々と身内びいきとは、韓国人の性質がありありと浮かんでいるな。世界大統領国連事務総長って解任とかされないのだろうか。

 あと、記事最後の比較も意味無さすぎ。一般の職員と幹部クラスの人間の数を比較してどうするのだ?

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TBS、今度は横綱を潰すか?

謹慎中の朝青龍、TBS・バラエティー番組の取材受ける

【謹慎処分中でモンゴルに滞在している横綱朝青龍が、10月上旬にTBSのバラエティー番組の取材に応じていたことが21日、わかった。

 朝青龍は治療のための帰国が認められているが、それ以外の目的で公の場に出ることなどは禁じられており、朝青龍の師匠でもある日本相撲協会の高砂広報部長(元大関朝潮)は「取材の許可はしていない。受けたのであれば、朝青龍も軽率だ」と述べ、事実関係の確認後、横綱と同局に厳重注意する意向を示した。

 一方、TBS側は「取材は正式な手続きを踏んだもの」と、反論している。

 関係者によると、横綱と親交のある占い師の細木数子さんが10月3日に療養先を訪問。暮らしぶりや細木さんと語り合う様子などが撮影されたという】

 …ドキュメンタリー番組じゃなかったのか?TBSがスポーツに絡むとロクな結果にならないのは山ほど前例があるが、それに加えて細木とあっちゃなぁ…。

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どこにでも出てくる小沢一郎の影

山田洋行:小沢民主代表の2政治団体に計400万円の寄付

民主党の小沢一郎代表の二つの政治団体が95~06年、山田洋行から計400万円の寄付を受けていたことが分かった。寄付を受けていたのは小沢代表の資金管理団体「陸山会」と「民主党岩手県第4区総支部」。

 両団体の政治資金収支報告書によると、陸山会は95~99年、毎年各50万円計250万円の寄付を受けた。同支部も04~06年、毎年各50万円の寄付を受けていた。

 陸山会は「献金の事実確認も含め、対応を考える」、同支部は「確認して返答する」としている】

 「証人喚問を実現させなければ、どんな立派な議論をしても国民が聞く耳を持たない」なんて言う程余裕あるのか民主は?お前らが議論する気がないのを、国民のせいにするんじゃねーよクズが。

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2007年10月18日

「思いやりの心」は何処へ?

阪急が「優先座席」を復活 “譲り合いの精神”挫折

【「全席が優先座席」という考え方で電車内から優先座席を撤廃していた阪急電鉄(本社・大阪)は17日、8年半ぶりに全車両で復活させると発表した。どの席でも譲り合う思いやりの精神が定着しなかったためという。“性善説”に期待した同社の理想は、車内モラルの低下という現実を前に挫折した形となった。
 29日の始発電車から、関連会社の能勢電鉄と神戸電鉄を含めて実施。各車両8~10人分を優先席として、ステッカーや車内放送で知らせる。
 阪急の取り組みを参考に平成15年12月から「全席優先」を掲げている横浜市営地下鉄は「今後も積極的にPRして続けていきたい」として見直す予定はないとしている。
 阪急は11年4月、全席を優先座席と考えるべきだという理想を掲げ、優先席撤廃に踏み切った。だが、現実には席を譲らない雰囲気が広まり、同社には高齢者を中心に復活を求める意見が毎年10件余り寄せられた。今年6月の株主総会で同様の要望があったことを機に、復活を決めたという】

 個人の良心に期待する事ができない世の中ってのは何だか虚しいよな…。かつて日本人が持っていたはずの「他人を思いやる心」はどこへ行ってしまったのだ?

 …そう言えば1週間くらい前、東京新聞の投稿欄にこんな文章が載っていた。

子連れに冷淡社会は悲しい 

 主婦 道川恭子(東京都江戸川区) 37

【電車に乗る時にはできるだけ子どもをおんぶや抱っこにしているが、どうしても荷物が多くなり、先日、ベビーカーで電車に乗ることになった。休日の、すいている時間である。

 事前に駅のエレベーターの位置などは確認し、以前、東京新聞の記事に載っていたように、助けが必要な時には、勇気を出して、周りの人にお願いするつもりだった。でも、実際は、エレベーターを探すのに一苦労。ようやく見つけても、エレベーターに乗らなくても大丈夫そうな人が大勢乗っていて、乗り込めない。中の人も皆、見ないふり。

 電車に乗り降りする時にも、明らかに邪魔そうな顔をする人や押しのける人たちに、とうとう両手を貸してとは言えなかった。何より、どの駅でも、駅員が見ていても知らぬふりなのだから。結局、普通の三倍の時間がたっぷりと移動にかかってしまった。やはりこの国は、まだまだ、子育て中の人には、優しくないんだなと、悲しくなってしまった。

 政治家の先生方、いろいろ少子化を論ずる前に、三日でよいから、みっちり子育て体験してみてはいかがでしょうか

 最後までマナーやモラルの低下を憂う文章にしておけば良かったものを、無理矢理政治批判を突っ込んだため少々残念な結果に。少子化問題とマナーやモラルの問題は全く別物だろう。それとも、マナーやモラルを教育で何とかしろと言いたいのか。「心の問題を強制すべきでない」とかどこかで言ってませんでしたっけ東京新聞さん?

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2007年10月17日

東京新聞コラム10/17~どうせ言葉だけの「責任」だろ?

東京新聞「筆洗」10/17付

【作家の井上ひさしさんは揮毫(きごう)を頼まれると、「むずかしいことをやさしく/やさしいことをふかく/ふかいことをゆかいに/ゆかいなことをまじめに書くこと」とよく記す。この極意は日々の実践の集大成になる。特に大事なのは最初の二行だという▼世の中の動き、人の心は複雑で難しい。まずは分かりやすく伝える。次の段階で本質に迫り、深く考えていく。メディアの使命でもあるが、実践することは簡単ではない。自戒を込めて書くと、「やさしく」を単純化、娯楽化と解する傾向がある▼時代が要求しているともいえる。昨日の朝刊・政治特集面では、キャラクターの調査研究などをしている会社の相原博之社長が「アニメ的な世界にどっぷりつかって育った若者たちは、複雑な現実より単純化したキャラにリアリティーや親近感を感じている」と指摘していた▼若者だけではない。小泉純一郎元首相のワンフレーズに、多くの人が拍手喝采(かっさい)したことは記憶に新しい。小泉改革に反対する政治家は「抵抗勢力」というキャラと化した▼参院選で自民党が惨敗するまで、改革の陰に光が当たらなかった一因である。大相撲の横綱朝青龍関やボクシングの亀田一家の騒動も、キャラのせいで組織の体質など、問題の本質が見えにくくなっている。メディアの責任は重い▼新聞週間が始まっている。井上さんは、新聞はもっと知恵を伝えるべきだという。「ふかく」と同様の意味だろう。世の中が一方的に、熱狂的に動くとき、待ったをかけるための極意であると、心に刻んでいる】

 前回のエントリから繰り返してのコイズミ批判に加え、今回は民衆も併せて批判する東京新聞。扇動者がその対象を批判するなんて話は聞いた事がないのだが(笑)。

 東京新聞は今日の社説でも亀田の処分問題に触れ「メディアの責任は重大だ」などと抜かしているが、本当にそう思っているのなら、先日行われた沖縄県民大会の参加人数について、主催者発表の11万人という数字を確認もせず垂れ流した事を反省し、正確な人数を検証するくらいの事をしてはどうなのだ?本当に「都合の悪い事は見て見ぬフリ」をするのが上手いのはマスゴミって奴は。

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2007年10月13日

東京新聞コラム10/13~東京新聞は亀田から学べ

東京新聞「筆洗」10/13付

【英語の「ヒール」は「かかと」だが、プロレス業界では悪玉レスラーを指す。戦後、“卑劣なジャップ”役を演じて、全米にその悪名をとどろかせたグレート東郷の謎多き人生は、森達也著『悪役レスラーは笑う』(岩波新書)に詳しい▼たかだか十八歳の“悪ガキ”が、三十三歳の“苦労人”世界チャンピオンを“ゴキブリ”呼ばわりし、「負けたら切腹や」と大言壮語して、大差で判定負けした。十一日夜のボクシングWBC世界フライ級タイトル戦中継に、溜飲(りゅういん)を下げたファンは多かろう▼挑戦者は悪名高い亀田三兄弟の二男、大毅選手。最後は悔し紛れからか、内藤大助チャンピオンにプロレス技のボディースラムをかけて投げ飛ばした。文字通り「ヒール」を演じてみせたのだからできすぎだ。興行的には大成功で、瞬間視聴率で40%以上(関西地区)を稼いだTBSは、ほくそ笑んだことだろう▼だが、ちょっと気掛かりなのは、正義役を振られた内藤王者が「“国民”の期待に応えられました」と、コメントしてみせたこと。ヒールを立てて熱狂しやすいこの国で、小泉煽動(せんどう)政治の怖さを体験したばかりだから、なおのことだ▼自分が倒したタイの前チャンピオンとの実力比較より、12回保った少年の潜在能力と将来性をもっと称(たた)えてやれば、さらにかっこよかった。斜陽のボクシング業界のためにもなる▼亀田兄弟も、ヒール役のすごみは実力に裏打ちされてこそと思い知るべきだ。やたらに悪がはびこる時代だが、国民の目も肥えてきていることを忘れないよう】

 あんな試合を見せられてなお「亀田を擁護しよう」なんてメディアは、TBSの他にはないと思っていたのだが。余程亀田に思い入れがあるのか、単に空気が読めないのか。

 それにしても、太字の部分の文章は一体何なのか。仮にヒールという役割を演じていただけだとしても、目上の人間をゴキブリ呼ばわりし、試合中に何度も反則を犯すような人間と戦うチャンピオンに、「あいつを叩きのめしてやってくれ」と期待を寄せる事に、何か問題でもあるのだろうか?それとも東京新聞は、そういう人間をこそ応援している立場なのか?

 「小泉扇動政治の怖さを体験」って、お前らがメディア権力を振りかざして好き勝手やってた結果、民衆にソッポを向かれただけの話だろうに。その点では、亀田と全く変わらないじゃないか。お前らの業界だって斜陽なんだから、亀田に自分たちの姿を重ね、その進むべき道を模索してはどうなんだ?

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2007年10月12日

切腹ショーはいつですか?

<ボクシング>JBC 反則繰り返した亀田大毅の処分検討

【11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで再三の反則行為をした亀田大毅(18)=協栄=に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)は処分を検討することを決めた。15日にも倫理委員会を開き、本人への指導を含めた結論を出す。

亀田大は11日の試合で頭突きなどの反則を繰り返し、十二回にはレスリング行為で計3点を減点された。JBCの安河内剛事務局長は「レスリング行為に対する処分は3点の減点を受けているが、試合全体を通して反則が多すぎる。実効性のある対応が必要」と話している。

 また、テレビにはセコンドから反則を指示するような声が拾われていたとの情報もあり、JBCはすでに調査を開始。試合から一夜明けた12日は朝からはJBCに対して、亀田大の反則に対する抗議電話がひっきりなしにかかっているという】

“TBS炎上” 「亀田寄り」と苦情が殺到

【11日に行われた世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチのテレビ放送をめぐり、放送したTBSに「亀田大毅(協栄)寄りの実況、解説だ」などという抗議の電話やメールが殺到している。
 TBSによると、12日午前9時までに、電話857件、メール628件の抗議や問い合わせが寄せられた。最も多かったのは、放送開始からゴングまでに約1時間あったことに「長すぎる」という抗議。「なぜ亀田は切腹しないんだ」という質問もあったほか、亀田が内藤大助(宮田)を投げ飛ばす試合に「プロレスみたいだ」という意見も寄せられた】

 まずはチャンプ、国民の期待に応えてくれてありがとう(笑)。

>セコンドから反則を指示するような声が拾われていた

 この音声をしっかり拾っていた点については、TBSを唯一褒めてもいいかも知れないが、他の部分については全然ダメだなあの糞テレビ局は。まぁ「内容が亀田寄り」とか「試合開始まで長すぎる」なんてのは、これまでのTBSを見ていれば、抗議以前の話だと判っていなければおかしいはずなのだが(笑)。

【関連】父・史郎トレーナー「大毅の反則行為は故意ではありません」

 白々しい言い訳はいらんから、親子揃って腹切れよ。可及的速やかに。

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2007年10月10日

中国に行っておりました

 先日の連休から今日まで、仕事の関係で中国の大連に行っておりました。

 半年前にやはり仕事で北京に行き、中国という国を実際に目の当たりにして「少なくとも10年は行きたくない」と思っていたのですが、わずか半年で再び彼の地を訪れるハメになろうとは…。まぁ場所は違えど中国は中国、中国人は中国人でしたが(笑)。あと20年は行かなくていいです。

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2007年10月 4日

民主・渡部氏が役職辞任~それだけでは生温い

民主・渡部氏が会見 最高顧問辞任の意向表明

【民主党最高顧問の渡部恒三元衆院副議長は4日、国会内で記者会見し、自身の政治団体が12年間、元秘書の佐藤雄平福島県知事の自宅マンションを「主たる事務所」として届け出、その間の事務所費などの経常経費が約1億7800万円にのぼっていた問題の責任をとり、党最高顧問を辞任することを明らかにした。渡部氏は辞任の意向を党幹部に伝えた。

 渡部氏は記者会見で、辞任理由について「私の政治団体の収支報告について大変残念な事実が判明した。責任を明らかにしたい」と述べた。また、「会計責任者や事務所職員にまかせきりだったことは政治家として恥ずかしく深く反省している。管理責任があることは明らかで、支持者、国民の皆様に慎んでおわび申し上げたい」と謝罪した。

 福田康夫首相に対する代表質問が3日から始まっており、民主党としては「政治とカネ」をめぐる問題で政府・与党を追及するため、党幹部の渡部氏の問題へのけじめを急いだ形だ】

 「政治とカネ」は民主の議員も抱えてるヤツがいっぱいいる問題だから、こういう話が出てくる事自体は別に驚かないが、今まで散々政府や自民党を追及していた連中が、問題を起こした責任の取り方まで自民党と一緒というのでは示しがつかないと思うのだが。

 「自民党との違い」をアピールした上で問題のけじめをつける方法は、議員辞職以外になし。人様には「辞めろ」と言ってきたクセに、いざ自分の立場になったらできない、なんて事はないだろう?

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2007年10月 3日

産経新聞コラム10/3~拝啓アカピ様

産経新聞「産経抄」10/3付

【拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

 ▼「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

 ▼貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

 ▼抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

 ▼もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

 ▼主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具】

 こういうのはアカピの得意技なんだけどな。しかし事実は4万3000人ですかふ~んそうですかへぇ~。

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2007年10月 2日

東京新聞社説10/2~ヘタレ政府と糞マスゴミと自分の首を絞める沖縄

集団自決 受け止めたい沖縄の声

【教科書検定で集団自決は日本軍の強制という記述などに文科省は意見を付け、日本史が書き換えられた。その撤回を求める県民大会の参加者は十一万人にのぼった。沖縄の怒りは国に届いたようだ。

 先月二十九日の同県宜野湾市での大会では「自決せよと強いられ、死んでいった沖縄人(うちなーんちゅ)の魂は怒りをもって再びこの島の上をさまよっている」「怒りの声が聞こえないか、大和(やまと)の政治家・文科省には届かないか」とのアピールが読み上げられた。

 怒りの矛先は、教科書検定での文部科学省の意見だった。沖縄戦での集団自決が「軍に強いられた」という趣旨の記述は「軍の強制は明らかとはいえない。実態について誤解するおそれのある表現」とされた。

 この意見によって教科書の記述が修正され、たとえば「日本軍に集団自決を強制された人もいた」が「集団自決に追い込まれた人々もいた」とあたかも軍の関与がないかのように改められた。教科書は新年度から高校の授業で使われる。

 文科省はこれまで軍の強制記述を問題にしてこなかったが、突然、変更した。検定基準を変えた理由は、軍命令の存在を否定する著作物が増えるといった近年の状況の変化とされ、元将校らは「命令していない」と名誉棄損訴訟も起こしている。

 しかし、軍の関与を否定してしまったら、歴史をゆがめてしまう。

 沖縄戦での日本軍守備隊の目的は「敵の本土侵攻を遅らせる」ことにあったとされる。非戦闘員を待避させようという意識は薄く、住民を巻き込んだ地上戦が三カ月にわたった。軍民一体の「共死共生」が教育され、本土のための玉砕が沖縄戦の悲劇の本質だったといえよう。

 軍関係者の「命令はしていない」「配ったのは軍ではなく防衛隊員だった」などの主張があり「命令文書は存在しない」との指摘もある。

 だが、自決を強いられたとの証言とともに、自決用の手りゅう弾が配られた歴然たる事実がある。国のために死ぬことが称揚された時代では、手りゅう弾の配布自体が自決命令を具現化しているといえる。

 軍が駐留していた渡嘉敷島などで集団自決の犠牲者は多い。それでも死のふちから生還した人がいる。聞き取り調査を行えば集団自決の実相が見えるだろう。

 沖縄では「集団自決」を「強制集団死」と言い換える動きもある。十一万人の抗議大会を受けて、渡海紀三朗文科相は省内に対応を検討するよう指示した。沖縄の声に耳を傾け、集団自決と軍の関与、そして沖縄戦の本質を見つめていくべきだ】

>軍関係者の「命令はしていない」「配ったのは軍ではなく防衛隊員だった」などの主張があり「命令文書は存在しない」との指摘もある。だが、自決を強いられたとの証言とともに、自決用の手りゅう弾が配られた歴然たる事実がある。国のために死ぬことが称揚された時代では、手りゅう弾の配布自体が自決命令を具現化しているといえる

 民間の防衛組織である防衛隊の人間が手榴弾を配布し、自決を指示したら、それは全て軍の命令になるってか?確かに防衛隊は沖縄戦において「正規軍扱い」だったそうだが、それでも上の論理から「軍の関与」を導き出すには少々無理がある。別に集団自決の事実は否定してないんだから、軍の関与があったという証拠を出しなさいっての。論点のすり替えもいい加減になさい。

 いずれにしても、立証責任すら果たしていない連中の抗議活動により、政府は検定見直しの検討を始めたとの事。福田政権の事なかれ主義が早くも露呈した形か。こんな弱腰で中国・朝鮮・ロシアなどの周辺各国と渡り合っていけるのか?他国のご機嫌を伺って譲歩しまくった挙句、後には何も残らなかったという構図しか予想できない。

 …とにかく、最早何も期待できない福田政権には、とっとと交代してもらうしか…すると解散総選挙って事になるんだろうが、保守層の票が期待できない今の自民が勝てるはずはないだろうし、民主党政権が誕生するのは避けられない…今より酷い状況になるのは火を見るより明らかか。その時、まずピンチになるのは沖縄。一国二制度とやらにより中国から大量の人民が流れてきて、きっと大変な事になるだろう…あれ?そうすると、こんな世迷言を抜かしている余裕もなくなるのでは?

 なぁ沖縄のひと、同じ日本人としてこんな事は言いたくないが、だからこそ忠告しておく。俺たちはサヨに対して「そんなに日本が嫌いなら出て行けばいいじゃん」みたいな事を冗談半分で言ったりするが(つまり半分は本気)、沖縄は現実に「他国のものになってしまうかも知れない」という懸念を抱えている。「痛みを我慢しろ」とは言わないし、嘘でも何でも主張するのは勝手だが、その結果招いたものには、人に頼らず自分たちでキッチリ始末をつける事だ。沖縄のひとたちを焚きつけてる本土の連中が、本当に沖縄の事を考えてるのかどうかは判らないんだぜ?

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2007年10月 1日

東京新聞社説10/1~大臣に「評論家ヅラするな」と言う馬鹿マスゴミ

『法の日』 法相の認識が足りない

【きょうの「法の日」は、法律により社会を動かしていく「法の支配」の確立をめざし制定された。そのための重い責任を負っている法相の「署名なし死刑執行」などの思いつき発言は弊害が大きい。

 法相は司法制度の設計や法執行の最高責任者として、重い役割を負っている。それなのに、「法相の署名がなくても死刑執行できる方法を考えてはどうか」という鳩山邦夫法相の発言は軽すぎないか。

 新内閣で再任後の会見でトーンが落ちたとはいえ、「勉強会を開きたい」「つらい」などという言葉を用いて、その認識を述べた。

 刑事訴訟法に「死刑の執行は、法務大臣の命令による」と明記してある。その命令が出ないうちに、死刑囚再審事件で四件の無罪判決が言い渡された歴史がある。

 法執行の最高責任者たる法相が、最終的な判断をする責任を負いたくないというのなら、いったい誰が責任を負うというのか。そのポストの重さを認識しないで、思いつきでものを言っているなら残念だ。

 心から罪を悔いている死刑囚はいる。そして常に死という恐怖と直面している。死刑執行までは生きている人間なのである。まるで機械的な執行システムを導入しようという発想自体が、人権感覚を疑わせる。

 問題発言はまだある。

 司法試験合格者数を政府は二〇一〇年までに、毎年三千人とする方針を打ち出している。それを法相は「ちょっと多すぎる」と疑問をはさんだ。私見とはいえ、司法制度改革審議会で慎重な議論を重ねた経過を十分考えての発言とは思えない。

 弁護士が企業や団体、役所など社会の隅々で活動し、法律に基づく処理をするには、最終的に三千人という数が必要とされたのである。その理解が足りない。

 法科大学院についても「質的低下を招く可能性がある」と言った。ガリ勉型でない、多様な分野からの人材登用で、複雑な社会現象に柔軟に対応できる。それが法科大学院の狙いで、淘汰(とうた)は実績に任せればよい。

 「法の支配」という言葉は、たんに法に従う意味だけでなく、法律という明確な「物差し」で、紛争の未然防止や紛争の解決をすることだ。「物差し」を正しく使える人が多いことは、社会にとって歓迎すべきである。

 裁判員制度は司法制度改革の中核である。裁判員となる市民にも法に対する理解が求められるが、法相こそ評論家風の言説をちらつかせず、自らの職責の自覚と、あるべき司法の姿を勉強すべきだ

>法執行の最高責任者たる法相が、最終的な判断をする責任を負いたくないというのなら、いったい誰が責任を負うというのか

>まるで機械的な執行システムを導入しようという発想自体が、人権感覚を疑わせる

 そのセリフは是非、杉浦正健元法相に言って頂きたい。そもそも刑事訴訟法第475条は、法務大臣は判決確定から6ヶ月以内に死刑執行命令を発令するよう規定している。個人の信条以前に、法執行の最高責任者たる法相であれば、法の規定に従うのは当然であろう。人権感覚とか何とか言っておるが、中の人はモノを知らないのか?

 仮にも大臣に選出された人間に、顔も名前も出てこない一記者が「法相こそ評論家風の言説をちらつかせず、自らの職責の自覚と、あるべき司法の姿を勉強すべきだ」などと、マスゴミはどこまで増長するつもりか。中の人の法知識の程度など、上を見てもたかが知れている。そんな人間が「記者」という肩書きだけで、これだけ偉そうな文句を世間に流せてカネまで貰えるんだから、ホントいい商売だよな(笑)。

 「素人が評論家ヅラするな」と語るなら、まず自重すべきはマスゴミであろう。まぁこの文章を書いた記者本人は、おそらくその矛盾に気づいてはいるまい。むしろ身の程がわきまえられる人間なら、こんな恥知らずな文章は書けないだろうからな。お前らマスゴミは余計な事をせず、ただニュースだけ流してりゃいいんだよ!

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