本当に「知らなかった」と言えますか?
【08年度の教員採用試験で得点の改ざんにより不正に合格した教員の採用を取り消すことを決めた大分県教育委員会は30日、職員らが対象者のほぼ全員と個別に面談し、取り消しについて伝えた。多くの教員は自分の得点がかさ上げされた事実を知らなかったと話し、「納得できない」と反発する声も上がったという。
不正に合格したとされるのは小学校14人、中学校6人、養護教諭1人の計21人。
県教委によると、このうち元小学校長、浅利幾美被告(52)=贈賄罪で起訴=の長男で既に辞職した元教諭(26)を除く20人のほぼ全員と面談し、改ざん前の本来の得点を示したうえで採用取り消しの方針を伝えた。上司の校長や教頭、市教委職員らも同席した。対象者の多くは、自分の得点が改ざんされていたことを「全く知らなかった」と話しているという。
県教委は自主的な退職も勧めたうえで、納得が得られない場合でも採用を取り消す。ただ、本人が希望すれば臨時講師として雇用する。面談ではこうした方針も伝えたが「(取り消しは)受け入れられない」と反発したり、動揺して泣き出したりする人もおり、この日に結論を出した教員はいなかったという。
県教委は9月上旬をめどに採用を取り消す考えで、近く再び面談して本人の意向を確認する。
また、県教委は31日に臨時委員会を開く。昇任の謝礼などの趣旨で元県教委幹部に商品券を渡したとして、贈賄罪で在宅起訴された同県佐伯市立小学校の男女2人の教頭や、起訴猶予処分になった同市立小の女性校長の懲戒処分について協議する。一連の事件に関与して不在になっている教頭らの後任も決める方針】
大分県の教員採用に絡む汚職事件について、このブログでは何度となく日教組の関与を疑ってきました。今回、この事件について不正に合格した教員の採用取り消しが決まったワケですが、彼らは自分たちの得点が操作されていた事について、本当に何も「知らなかった」のでしょうか?以下、雑誌『正論』9月号「なぜかマスコミが斬り込まない大分県教組の闇の顔」より抜粋。
【こんな出鱈目を続けていれば、まともな感性を持つ教員なら組合から離脱するだろうし、採用教員の新規加入も見込めない。実際、大分県以外の日教組は軒並み加入者を減らし、昭和三十三年に90%超だった組織率が今や35%以下に落ち込んでいる。
なのになぜ、大分県教組だけだ今に至るも90%前後の組織率を維持できたのか。答えは一つしかない。県教組に加入しない受験者は、採用しないのである】
【教員採用試験は県教委が行うが、面接官や採点者は教員出身の職員が行う。むろん、この職員は県教組出身者である。以前は面接の場で、県教組加入の意思を直接確かめることもあったというが、さすがに今はそんな露骨なことはできない。しかしその分、県教組と密接な関係にあるOBや県議からの口利きが重宝されるようになった】
【県教組としては、できることなら最初から加入する人だけを採用したい。その点、県教組に近いOBや議員が紹介してくれる人なら安心だ。採用教員の大半がコネなのは、そんな事情がある】
…まぁ何にしても、今回の事態を「受け入れられない!」と本当に言いたいのは、本来採用されるはずだったのに点数改竄で落とされた方々と、不正合格の教員に教わっていた子どもたちですよね。
【関連】大分教員汚職 教組と処分前に交渉 県教委 混乱回避へ「配慮」
>「事件は 県教委側に責任があり、教員の不利益にならないよう配慮してほしい」
>「組合員の権利を守るため当然のことをした」
どう考えても教組が黒幕です。
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