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2008年9月 2日

東京新聞コラム9/1~政治家に求むるはモラルのみに非ず

東京新聞「本音のコラム」9/1付

政党再編の幽霊 山口二郎

【民主党の参院議員三人が無所属議員と共に新党を結成するというニュースが、永田町にちょっとした衝撃を与えた。八月も終わり、気の利いたお化けは引っ込む時である。しかし、永田町には再編という幽霊が徘徊しているようである。

 今回の渡辺秀央氏らの行動には何の大義もない。彼らが表向き何を言おうと、その行動はすべて政府与党を利するものである。民主党を支持する人々がこの党に望んでいるのは、ただ一つ、政権交代の実現である。

 秋の臨時国会に向けていよいよ政治決戦という矢先に、民主党の結束を乱したことの罪は大きい。自民党政治の転換を託して送り出したはずの議員が、自民党の延命に手を貸すなど、選挙民に対する最大の裏切りである。姫井由美子氏が土壇場で変心して、民主党にとどまったのは、このことに気づいたからであろう。政治家として最低限のモラルを持っていたようで安心した。

 これから政局が緊迫し、自民党と民主党の権力争いが厳しくなるにつれ、一九九三、九四年の細川、羽田両政権の時代のように、さまざまな策動がが企てられるであろう。

 こういうときには政治家の大局観、見識が問われる。大義を見失って保身に走る政治家は必ず有権者から罰せられる。いずれ政党再編が起こるだろうが、今はまず自民党と民主党で雌雄を決する時である】

>政治家として最低限のモラルを持っていたようで安心した 

 相変わらず山口氏の文章はツッコミ所に事欠きません。とりあえず今回のポイントである上の一文ですが、モラルもさる事ながら、それ以外にも政治家に必要なものってのはいろいろあるんじゃないでしょうか?「最低限のモラル」だけで政治家面されては選挙民も迷惑ですし、そもそも姫井氏がそのモラルをちゃんと持っていれば、今回の離脱騒ぎは起きなかったでしょうからねぇ(まして「ぶって姫」にモラルというのも…)。

 ちなみに、ぶって姫と山口氏は高校時代の同級生という間柄だそうですね。ふ~ん…。

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