1年の遠回りを経て…
【自民党総裁選は22日午後、党本部で開いた両院議員総会で、麻生太郎幹事長(68)を第23代総裁に選出した。
総裁選は党所属国会議員票386票と各都道府県連に3票が割り当てられた地方票141票の計527票で行われた。無効票は2票だった。
内訳は、麻生氏351票、与謝野馨経済財政相(70)66票、小池百合子・元防衛相(56)46票、石原伸晃・元政調会長(51)37票、石破茂・前防衛相(51)25票だった。
総裁に選出された麻生氏は両院議員総会で「(総裁選に立候補した)5人の間の対立はこの瞬間をもって終わった。お互い手を携えて頑張っていかないといけない。次期総選挙に勝って初めて天命を果たしたことになる。先頭に立って戦う」と決意を述べた】
思えば1年前の総裁選の折も、麻生氏は安倍ちゃんの後継として有力視されながら、麻生氏を敵視するじーさま共がチンパン福田を担ぎ上げたために苦渋を味わう事となりました。与党内では「右派政権が3代続くのはまずい」「福田ならねじれ国会でも調整できるだろう」などの意図があったなどと噂されていますが、そんな思惑によって生まれた政権がいかに無残な最期を遂げたか、それはわざわざ述べるまでもないでしょう。
もし、1年前のあの日に麻生氏が総理となっていれば、サミットや毒ギョーザ・ガス田などの対中問題においてもっと違った対応を日本は取る事ができたのではないかと思うのですが、それは振り返っても仕方ありません。まぁ今回は、圧倒的な地方票の獲得などの結果を見ても、「座るべき人の元へ椅子が回ってきた」という事ではないでしょうかね。これでまた「一部の人間の好き嫌いによって、立つべき人間が捻じ曲げられた」なんて事が繰り返されでもしたら、完全に「自民党は終わった」と思ってましたけど。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント