« 東京新聞コラム10/22~多分サヨクは素人以下 | トップページ | 小沢代表に引退を勧めたい »

2008年10月23日

毎日新聞社説10/23~医療機関の悲鳴は聞こえてますか?

妊婦受け入れ拒否 事実究明し安心の体制作れ

【またも悲劇が繰り返された。妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の女性が都立墨東病院など七つの病院に受け入れを断られ、最終的に搬送された同病院で手術を受けたが、3日後に死亡した。

 都から24時間態勢でリスクの高い妊婦と新生児のトラブルに対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されていた墨東病院がなぜ、妊婦を受け入れなかったのか。まず、徹底的な調査を行って事実関係を明らかにし、その上で早急に対応策を立て直してもらいたい。

 体調不良を訴えた女性がかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。脳内出血の疑いがあったため、医師は墨東病院に受け入れを要請した。しかし、当直の産科医が1人しかおらず、受け入れを断られたという。その後、同病院から紹介された他の病院などに連絡したが、断られた。このため、かかりつけ医師が再び墨東病院に連絡、病状が悪化したと判断した墨東病院は当直以外の産科医1人を呼び出し、帝王切開と脳の手術を行った。胎児は無事に生まれたが、女性は亡くなった。

 墨東病院によると、常勤の産科医に退職者が出て現在は4人に減り、慢性的な不足が続いていた。このため土、日曜と祝日の当直医を本来の2人から1人とし、救急搬送の受け入れを制限し周辺病院に協力を求める文書を配布していた。

 妊婦の死亡と搬送が遅れたことの因果関係が解明されていない段階で、断定的なことは言えないが、今回の問題の背景には、救急医療のあり方や地域の医療機関のネットワークの整備、そして産科医不足という問題があるという点については指摘しておきたい。

 救急搬送の受け入れ拒否の問題が起きるたびに、対応が叫ばれていたが、今回は東京でも同じことが繰り返された。総務省消防庁によれば、妊婦の受け入れ拒否は大都市圏で多発している。医療機関が多いはずの大都市で、なぜ拒否が起きるのか。墨東病院と周辺地域の病院との協力体制についても検証し、医師のネットワークの再点検を行い、地域住民の不安を取り除いてもらいたい。

 産科医不足も深刻だ。墨東病院の場合、当直医が2人そろっていれば、受け入れができたとみられる。「総合周産期母子医療センター」の指定病院が産科医不足で妊婦の受け入れを制限する事態になっていたというのだから驚きだ。

 過酷な勤務状況や、常に訴訟のリスクをかかえた産科医は減少傾向にある。結婚や育児などで離職する女性医師も多く、厚生労働省の検討会が医師不足対策の提言を行っている。

 医療に対する信頼を取り戻すために、何が必要か。悲劇を二度と起こさないためにも、この問いに答えを出さなければならない】

 22日に判明した妊婦死亡事件につき、今朝の新聞各社は上の毎日ほか、読売朝日などがこの事件を取り上げていました。まぁ、奈良の産科医療崩壊をもたらした「前科者」である毎日には、「今度は東京か?」と問いたいところですけれどね。

 それはともかく、各紙とも社説では「信頼を取り戻せ」だの「態勢づくりに努力せよ」などと述べておりますが、果たしてこれらの弁は、医療機関の現状を真に鑑みてのものなのかが疑問です。首都東京ですら今回のような事件が起こってしまったという事について、私は日本の医療現場が、最早どうにもならないところまで追い込まれている証なのだと思います。おそらく今の医療の現場からは、各紙が主張するような事を実行する余裕など、とうの昔に失われてしまっているのではないでしょうか。それもこれも、「医師も看護師も人間である以上、100%はありえない」という事実が理解できなくなってしまった患者と、事あるたびに正義面をして医療機関を叩くマスゴミのせいで…。 

|

« 東京新聞コラム10/22~多分サヨクは素人以下 | トップページ | 小沢代表に引退を勧めたい »

コメント

加古川心筋梗塞事件や奈良心タンポナーデ事件でのトンデモ判決、割り箸事件でのマスコミの猛バッシングや福島の産科医の逮捕が起こった時点で、もう、日本の医療は「Point Of No Return」を越えてしまったんでしょうね。

いくら「仁術」や「モラル」や「使命感」や「人を救いたい気持ち」があっても、「マンパワー」「キャパシティ」「リソース」が無ければ、どうする事も出来ない。

いくら「命は大切だ」「命を大切に」と叫ぼうが、全ての人命を助けることは出来ないし、死んだ人を生き返らせることは出来ない。

こんな当たり前の事も理解しようとせず、「命は大切だ」「命を大切に」という「命は地球より重いんだ」論を振りかざして、医療従事者の限界や、医療そのものの限界を無視した要求を続ける人間がワンサカいる現状では、どうあがいても医療の完全崩壊は免れないのでしょう…。

投稿: 都筑てんが | 2009年7月24日 00時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103833/42885509

この記事へのトラックバック一覧です: 毎日新聞社説10/23~医療機関の悲鳴は聞こえてますか?:

« 東京新聞コラム10/22~多分サヨクは素人以下 | トップページ | 小沢代表に引退を勧めたい »