東京新聞コラム11/17~猿の方がまだマシという気が
【どんな人をリーダーと呼ぶのか。恐らく答えは一つにならない。人それぞれにリーダー像がある。もっとも猿の世界からすると単純で、専門家によると先頭と中央にいることが大事なのだという▼群れのボスたる者、移動するときは危険が伴うためか、常に先頭を歩く。しかし食事などでリラックスしているときは交流のためか、中央に移るのである。人の場合も当てはまらないことはないが、ほかの要素が加わる▼猿の例を知った『リーダーシップの旅』(野田智義、金井寿宏共著)を読み進めると、<リーダーは創造と変革を扱う>とある。金融サミットに集まった二十カ国・地域の首脳にとっては「いや応なく」である▼首脳宣言には、今後「必要なあらゆる追加的措置を取る」と明記された。世界恐慌を防ぐために協調していく土台はできた、と解釈したい。市場原理が行き過ぎた結果が、今日の危機につながっていることは、どのリーダーも分かっていよう▼ただし、具体的な行動はこれから。リーダーの人数が多い分、常に不協和音と背中合わせの協調になる。新しい世界の創造と変革は、緒に就いたばかりなのである▼日本に目を向けると、麻生太郎首相がその責務を担っている。大変な時期だからこそ、総選挙で国民の信を得たリーダーの方が十分に力を発揮できるのではないか。こんな疑問が頭に浮かぶ】
あーはいはい、そんなにバカの一つ覚えみたいに「総選挙、総選挙」って連呼しなくても聞こえてますってば。ただ解散権を持ってる麻生首相自身は「解散は来年4月以降の可能性も」なんて語ってますがね。
それにしても、東京新聞が求めてやまないリーダーであるところの民主・小沢代表ですが、「常に先頭を歩く」どころか党首討論はずっと逃げ回ってますし、健康不安説も拭い切れないところです。一般的なサルの群れであれば、こういう時は群れの中でボスの交代などが起きそうなものですが、先の党代表選挙が無投票3選で終わった事を考えれば、民主党は「弱ったボスすらも替えられないほどの脆弱な群れ」なのかも知れません。世論調査では「小沢首相」はあまり人気もないようですし、いっその事上野動物園とタイアップして、サル山現役ボスのカクレンボ君にでも代表をやってもらった方が、スィーツ層からの支持も集まったりして?
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