« 2009年はネット世論の台頭を | トップページ | 「信頼」という言葉に値しない国 »

2009年1月 3日

マスゴミは安全な場所から物を言う

<日本の選択点>新型インフルエンザ ワクチン3000万本順番は

【瀬戸内海に面した漁村・香川県観音寺市。ここに阪大微生物病研究会観音寺研究所がある。宇宙服のような作業衣を着た職員が造るのは、新型インフルエンザの大流行に備えたプレパンデミックワクチン。政府が買い上げているが、有事の際の流通安全のため備蓄場所は公表されていない。

 プレワクチンは、本物のワクチンとは違う。本物のワクチンはインフルエンザが実際に発生しなければ製造できないため、事前にウイルスを予測して造っているのがプレワクチンだ。本年度内に計三千万人分を確保し、流行前に接種する準備をしている。

 流行の危機が高まれば、接種希望者が殺到するだろう。だが、このプレワクチンは、希望者が皆接種を受けられるわけではない。

 政府が昨年九月にまとめた「接種の進め方」一次案には「社会機能維持者」に先行的に接種する方針が書いてある。社会機能維持者とは、医師、警察官、自衛隊員、国会議員ら。当てはまらない人は「検討を行う」となった。つまり妊婦や乳幼児、高齢者への接種は、現段階では想定されていない。

 厚生労働省の対策推進室は「安全性や有効性がまだ証明できない。希望したから打っていいことにはならない」と説明する。

 確かに接種には副作用がつきものだ。また、想定外の型のインフルエンザが流行した場合、プレワクチンの効果はほとんどない。

 予防接種の副作用で急性脳炎から寝たきりになった次男(当時一歳)を三十五年間看病し続けた福島県の七十代男性は「ワクチンは効果が弱く、副作用がつきもの。必ず犠牲者が出る」と厚労省に理解を示す。この次男は八年前、息を引き取った。

 だが、命に直結する問題で、行政が国民を「社会機能の維持」の観点だけで勝手に分類することへの釈然としない思いを持つ人もいるだろう。

 七十五歳以上を切り離し、国民の批判を浴びた後期高齢者医療制度と同じ問題点をはらんでいるようにも感じられる。

 十一年前、インフルエンザで三歳の息子を失った神奈川県の四十代主婦は「子どもが生きていたら新型インフルエンザ接種を受けさせたいと思ったはず。なぜ一部だけをくくるのか疑問だ」と訴える。

 プレワクチンの分配方法は各国で割れる。スイスは全国民分を用意。逆にカナダは全く接種しない方針だ。

 死の恐怖に直面した時、限りあるプレワクチンをどう分配するか。これは医療問題を超え、国のあり方の基本にかかわる選択点だ】

 政府の発表した試案を確認しますと、「先行的なワクチン接種の対象者とその接種順位
」という項目の中に、以下のような記述が見られます。

(4) 国民の安全・安心の確保に関わる業種・職種

・消防職員(新型インフルエンザ対策に携わる者以外) ・警察職員(新型インフルエンザ対策に携わる者以外) ・自衛隊員(新型インフルエンザ対策に携わる者以外) ・海上保安庁職員(新型インフルエンザ対策に携わる者以外) ・海事関係職員 ・港湾管理者(検疫集約実施港) ・国会議員、地方議会議員 ・報道機関職員 ・通信事業者 ・矯正職員 ・更生保護官署職員 ・法曹関係者

 …上の記事中では「国会議員ら」などとぼかしている「ら」の部分に、しっかり「報道機関職員」と書いてありますね。つまりこの記事を書いている中の人は、ほぼ間違いなく先行接種の対象者という事になります。記事中にもある通り、ウィルスの型が違ったらアウトですが、そうでなければ彼らはパンデミックについて、何の心配もいらないのです。何だか、中の人がその辺の事情を隠しているようにも見えませんか?

 実際、ワクチンを作るのだってそれなりの費用がかかりますし、それにしても安全性や有効性に疑問があるのですから、現状の政府の対応も各国でワクチンへの対応が分かれているのも止むを得ないと言えましょう。ただ、安全な立場にいる人間がそれを「行政が国民を分類」だの「後期高齢者医療制度と同じ問題点をはらんでいる」だのと評するのは、いささか問題だと思いますがね。何なら東京新聞の皆様は、自分たちの分のワクチンを読者に分配でもされますか?報道機関なんて、むしろ少しぐらい数が減った方がいいんじゃないかとも思いますけど。

|

« 2009年はネット世論の台頭を | トップページ | 「信頼」という言葉に値しない国 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103833/43624593

この記事へのトラックバック一覧です: マスゴミは安全な場所から物を言う:

« 2009年はネット世論の台頭を | トップページ | 「信頼」という言葉に値しない国 »