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2009年3月31日

Primary hard disk drive 0 not found …

 日曜日、自宅のパソコンがタイトルのようなエラーメッセージを残して動かなくなりました…(遺言?)。個人的に大事なデータがいろいろありましたんで、復帰を目指してあれこれ試みてはおりますが、HDDが御臨終という可能性は非常に高そうです。大分前からパソコン起動時に、HDDから異音がしてたのは気にしてたんですが…。

 一応ブログの更新は仕事で使ってるパソコンで可能なのですが(笑)、当分の間更新頻度は減るものと思います。ここ数日もネタになりそうな話がいろいろありましたんで、こうした事態に陥った事は残念でなりません。とりあえず報告まで。

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2009年3月27日

北からの物体Xを破壊せよ!

北ミサイル「破壊命令」 安保会議経て防衛相が発令

【政府は27日午前、国会内で安全保障会議を開き、北朝鮮が「人工衛星」打ち上げ名目で発射した長距離弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する事態に備え、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃する方針を決めた。これを受け、浜田靖一防衛相が自衛隊法82条2の第3項に基づき「破壊措置命令」を自衛隊に発令した。

 破壊命令発令は、弾道ミサイルの迎撃手続きが平成17年に自衛隊法に明記されて以来、初めての適用となる。

 ミサイルは北朝鮮が国際機関に通告した通りのルートを通れば、秋田、岩手両県の上空を通過する。ただ、発射失敗で予定軌道を外れ、ミサイル本体やブースターが日本に落下することも想定されるため、あらかじめ破壊措置を命令し、事態の急変に備える。

 命令を受け、海上自衛隊は海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦「こんごう」「ちょうかい」(いずれも長崎県・佐世保基地)を日本海に展開。航空自衛隊は浜松基地(静岡県)の高射教導隊に配備した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を陸上自衛隊秋田、岩手両駐屯地に移動させる。また、首都圏警戒のため防衛省庁舎のある陸自市ケ谷駐屯地(東京都)や朝霞(埼玉県)、習志野(千葉県)両駐屯地に発射機を展開させる。

 ミサイルが日本に落下する可能性が高まった場合、防衛省は19年3月に閣議決定した「緊急対処要領」に基づき、消防庁や警察庁などの関係機関に落下予想時刻や場所を直ちに通知。ミサイルが予定軌道を外れ、事故や故障で日本に飛来してくる場合には、空自航空総隊司令官が対処要領に基づき、部隊に迎撃を命じる。ミサイルが北朝鮮の通告通り日本上空を通過する場合は、迎撃を見送る方針だ】

 PAC3の配備と聞きますと、沖縄をはじめ全国各地で「米軍と一体となって活動するものだ!」「テロの標的にされる!」「周辺住民の安全と安心を脅かす!」などと抗議行動を繰り広げていた脳内お花畑の皆さんを思い出しますが、あの方々は「ひょっとするとミサイルが飛んでくるかも知れない」という脅威を現実にして、いかがお過ごしでしょうかね?昨日は社民党の党首も国会で笑いものになってたみたいですが、左巻きの皆さんはもう少し現実に近い考え方をされた方がよろしいかと思いますが。

【関連】石原知事、北ミサイルで「外交、防衛は政府の責任」

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2009年3月26日

こんなんでも政権交代をもくろむ党首です…

社民・福島氏、北ミサイル迎撃批判を延々と 野党席からも失笑

【社民党の福島瑞穂党首は26日の参院予算委員会で、北朝鮮の弾道ミサイルが日本領内に落下した場合、迎撃する日本政府の方針について、「迎撃ミサイルが目標に当たったら残骸(ざんがい)が落ちる。当たらなくともミサイルは向こう(国外)へ行ってしまう。国内外の市民に被害はないといえるのか」と激しい批判を展開した。

 中曽根弘文外相は「わが国民の生命財産に被害が及ぶ恐れがあるならば迎撃は当然だ」と答弁。浜田靖一防衛相も「そのまま落ちてきた方が被害は大きい。宇宙空間で当たれば燃え尽きてほとんど落ちてこない。まず破壊することで規模を小さくするのが重要だ」と強調し、理解を求めた。

 しかし、福島氏は、「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」などと迎撃批判を延々と続け、野党席からも失笑が漏れた

 まったく、国会が「税金使ったバラエティー」とはよく言ったものですなぁ。ミズホを笑ってる野党の皆さん、アンタらはコレと組んでるんですからね?

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東京新聞コラム3/26~アレを「義」とか言ったら兼続が泣く

東京新聞「筆洗」3/26付

【NHK大河ドラマ『天地人』では、昨今あまり聞かなくなった言葉をよく耳にする。何かと言えば「義」である。『広辞苑』をめくると<人間の行うべきすじみち>とある▼義を否定する織田信長との対面では主人公の直江兼続が<お言葉ながら、義がなければ、人は野に生きる獣と同じでございます>と言い返す場面もある。もっとも乱世だけに、万人に共通する義がない。だから兼続は目の前の戦いに義はあるのかと、迷うことになる▼さすれば今の世も乱世である。自分の分身の秘書が政治資金をめぐり逮捕、起訴されたら、責任をとって職を辞す。これが政治指導者に共通する本来の義だろう。だが民主党の小沢一郎代表は違った。政権交代の実現という義を掲げ、続投を表明した▼背景には東京地検特捜部に対する不信がある。この程度の罪でなぜ今、自分の秘書だけが…。政治的な思惑があると受け取っている▼特捜部は否定し、別の義を唱えている。特定の業者から金銭の提供を長年受けていた事実を、国民の目から覆い隠していた悪事を見逃すわけにはいかない、と。だがなぜ今、小沢氏の秘書だけを…という疑問まで解消できたとは思えない▼この国を立て直すには、誰に政権を託したらいいのか。選択の日は確実に近づいている。各様の義に戸惑うこともあろうが、最後は己の義を信じるしかあるまい】

 あの代表続投会見を見て、「オザワには『義』がある!」などと思った国民はどれだけいるのでしょうかね。確かに、「百年の一度の経済危機」に直面し、社会不安が増大している今の世の中は、乱世にたとえてもおかしくはないかも知れません。しかし、民主的な選挙によって選ばれ、国民を導かんとする立場の人間が、万人が納得できる「義」を語れずして何とするのでしょうか。自分本位で生きる事、それは決して「義」などと言えるものではないですよ?

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2009年3月25日

結局、自分が第一なんですね

「起訴、法の趣旨から合点いかない」 小沢代表会見要旨

【私自身の政治資金団体をめぐる問題で同志の皆さんをはじめ、国民の大勢の皆さまにご心配とご迷惑をかけたことを心からおわび申し上げる。私自身が収賄罪などの犯罪に手を染めていたということならば、どのような捜査でも処罰でも甘んじて受けると言ってきた。しかし、自分にはそういう事実はないと申し上げてきた。本日は私の主張が事実であることが明らかになったのではないか。しかし、秘書が結果として逮捕、起訴されたことについての自分の責任は非常に大きい。

 私どもとしては、献金をうけた事実はそのまま報告しているし、献金の相手方をそのまま記載するのが(政治資金)規正法の趣旨だと理解しており、その認識の差が今日の起訴ということになったのだと思う。過去、この種の問題で逮捕、起訴という事例は記憶にない。そういう意味で規正法の趣旨からいっても合点がいかない。

 日本に議会制民主主義を定着させる。この目的を力を合わせて今後も頑張っていきたいという趣旨の話を、役員会、常任幹事会でも行った。役員会でも本当にあったかいご支援の声をいただいた。国民の皆さんの期待に応えるよう、今後も頑張ってまいりたいと決意を新たにした。

 ――今回の秘書の起訴を踏まえて進退判断されるということだが、代表続投か。

 進退は、私一人で決するにはあまりにも大きな問題。役員会と常任幹事会の判断を仰いだ。総選挙で政権交代を実現し、本当に国民主導の政治を実現することを前提にして今後も考えていきたい。

 ――秘書が刑事被告人になり党へのダメージがある中、代表続投が政権交代をめざすうえで、どうプラスになるという判断があったのか。

 皆さまのご理解の下で代表を続けることにご承認いただいたが、あくまでも総選挙での勝利を前提に何事も考えていきたい。代表をそのまま続けることがプラスかマイナスか。私に判断することはできない。すべて国民の皆さんの受け取り方次第だ。

 ――総選挙に勝利した場合は首相に就任する考えは。

 民主党が過半数をいただいた時は、その責任を果たすのは当然だと思っている。

 ――国民の感覚からすれば西松建設から多額の献金が来ていた。

 西松建設だけからいただいていたわけではない。数で言えば、はるかに個人の皆さんからの献金が私の献金の中身だ。その浄財を政治活動に使う点において、隠すべき点も恥じる点もない。

 ――今回の事件を機に、党内でもそんなに政治資金が必要なのかという意見もある。

 若い政治家の方々よりはるかにスタッフもおり、いろんな意味で選挙はじめ、いろんなお手伝いもさせていただいている。まったく同列に論評されると、ちょっと私も、どう答弁していいか。

 ――検察の結論が出たが、献金を返還することについては。

 違法なことであると、いうことが確定した場合には、返金したい】

 昨日の会見の様子はニュースで見ましたが、前回の釈明会見同様、何も納得できる所のないものでした。会見の冒頭こそ殊勝な面持ちで、涙さえ浮かべるフリを見せていましたが、「政権交代」というキーワードを口にした途端口調がなめらかになる事と言ったら(笑)。ありゃ完全に国民をナメてますな。涙だってすぐ止まっちゃって、いい歳こいたオッサンが嘘泣きですか?

 今度の件でオザワに不信感を抱く国民の多くが求めているのは、疑惑についての説明と、政治家、それも野党第一党の代表の地位にある人間が、これだけ大きな問題のけじめをどうつけるのかという点でしょう。ですが昨日の会見は、このいずれについても国民には何の責任も果たさないままでした。「やりたい事があるから、このままでいさせてくれ」という言い草には、最近話題となっていたどこぞの一家と同じニオイを感じますが、そんな人間が代表を務め、その代表を党を挙げて支えていこうとしている政党が次の選挙次第では与党になるってんですからねぇ。選挙を控え、メディアがそろって与党叩きを繰り広げていたところに、有権者にとって重要な判断材料を与えてくれました検察の皆さんには感謝感謝ですよ。

【関連①】【西松献金】小沢氏秘書、起訴事実認める

 「主のため」とばかりに、政治家の罪を被って逮捕された秘書。しかし政治家は会見で、秘書に全責任をなすりつけるような発言をする。取調室でその様子を見せられた秘書が「裏切られた…」などと呟き、刑事に真相を語り始める―刑事物の2時間ドラマで絶対に使われたであろう風景が浮かんできますが、とりあえず認めちゃったようですね。

【関連②】朝日新聞社説3/25~西松献金事件―小沢代表は身を引くべきだ

 今朝の新聞各社の社説を見ても、あの会見で満足しているところはどこもないようですな。ただアサヒに問いたいのは、「2大政党がそろって国民の不信を浴びている」と言いながら、何故「この危機を克服する第一歩は、一日も早い衆院解散・総選挙で政治に民意のパワーを注ぎ込むことだ」という話になるのかと。2大政党がどちらもダメなら、一体ドコに投票しろと?

【関連③】岩手知事 小沢氏続投で「晴れてめでたく岩手から総理を」

 これは「さすが」と言ってやるべきでしょうか?

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2009年3月24日

イチローDAYで今日はメシウマ!

イチロー、延長で決勝打=岩隈も好投、頂点再び【WBC】

【野球の国・地域別対抗戦、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は23日、当地のドジャースタジアムで日本―韓国の決勝が行われ、日本が延長10回のイチロー(マリナーズ)の決勝打で5-3と制し、大会連覇を成し遂げた。大会の最優秀選手(MVP)には3勝を挙げた松坂(レッドソックス)が3年前の第1回大会に続いて選ばれた。

 日本は小笠原(巨人)、中島(西武)の適時打などで優位に進め、先発した岩隈(楽天)も8回途中まで4安打2失点と好投。1点リードの9回に投入したダルビッシュ(日本ハム)が2死から同点打を許したが、延長10回2死二、三塁からイチローが中前に運び、2者を迎え入れて激戦に決着を付けた。

 日本と韓国は今大会5度目の対決。日本が3勝2敗と勝ち越し、韓国の初優勝を阻んだ。日本は4位と惨敗した北京五輪の雪辱も果たした。

 次回のWBCは2013年に予定されている】

 いやー、やってくれましたねイチロー!1次ラウンドではコールドで降したはずの韓国と、何の罰ゲームか5度も戦うハメに陥った日本ですが、そのバットでしっかり優勝を決めてくれました!本当にありがとうイチロー!

 …相手の韓国については…そうですね、前回大会同様マウンドに対極旗を立ててくれたのが、日本の勝利の文字通り「フラグ」になったんでしょうか。まぁ、次回があるならまたフラグ立てて下さいよ(笑)。

小沢氏公設秘書を起訴=違法献金、総額は3500万円-西松建設の規正法違反事件

【小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が西松建設のダミー政治団体から違法献金を受けたとされる事件で、東京地検特捜部は24日、政治資金規正法違反罪で、会計責任者の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)と同社前社長国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反罪で起訴=を起訴した。

 関係者によると、大久保容疑者は起訴事実を否認、国沢容疑者は大筋で認めているという。

 特捜部は大久保容疑者の起訴事実について、陸山会のほかに、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部が2003年から06年までの4年間に西松のダミー政治団体から受けた1400万円分の虚偽記入を加えた。違法献金の総額は3500万円となった。

 谷川恒太次席検事は「国会議員の政治団体が特定の建設業者から長年にわたり、多額の金銭の提供を受けた事実を国民の目から覆い隠しており、規正法の趣旨に照らし、重大、悪質な事案と判断した」とコメントした】

 …いや、同じ「イチロー」だからって一緒にしたら悪いとは思いますけれどね。こちらも白黒ハッキリするまできっちりやって頂きたいものです。まだ記事をアップした段階(19時30分頃)では、本人の進退表明は行われていないもようですが、こちらはどうなる事やら?

【参考】2ちゃんねるスレより転載

121 : クモマグサ(空) :2009/03/24(火) 16:01:32.15 ID:wmymB+oi

     鈴 木                       小 沢
塁を盗むのがイチロー              国を盗むのが一郎
右翼なのがイチロー               左翼なのが小沢
自分に厳しいのがイチロー           自民に厳しいのが一郎
カレーが好きなのがイチロー          マネーが好きなのが一郎
挑戦が好きなのがイチロー           朝鮮が好きなのが一郎
打撃不振を装うのがイチロー          体調不良を装うのが一郎
叩かれてもゴロを出すのがイチロー      叩かれるとボロが出るのが一郎
ヒットが話題になるのがイチロー        秘書が話題になるのが一郎
世界の一位を奪ったのがイチロー       政界の地位を失ったのが一郎 
←NEW!!

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だから何なのよ、「政府筋」の御方?

MDで「当たるわけない」=北ミサイル、迎撃を困難視-政府筋

【北朝鮮が長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」を打ち上げた場合に備え、政府がミサイル防衛(MD)システムによる迎撃を準備していることについて、政府筋は23日「突然撃ってきたら当たるわけがない」と述べ、迎撃は困難との見方を示した。

 政府筋は、ミサイル発射から7、8分で日本に到達するとされることから「浜田靖一防衛相が麻生太郎首相に報告した時にはもう終わっていて間に合わない」と指摘。その上で「見ているしかないだろう」と語った。
 
 日本のMDシステムは、日本海で海上自衛隊のイージス艦が海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を発射し、撃ち漏らした場合は地上から地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)で迎撃する「2層防御」の態勢。政府は、北朝鮮に自制を強く求める意味からも、迎撃の準備を進めている】

 西松建設の違法献金問題に絡んで一時「政府高官って誰だ?」という議論が巻き起こったのは記憶に新しいですが、今度は「政府筋」から発言が飛び出しましたか…一応Wikiで調べてみると「内閣官房副長官、内閣総理大臣秘書官」とありましたけど(関連項目を参照の事)。

 それにしても、「突然撃ってきたら当たるわけがない」んだったら、国民の生命と財産を守る立場にある政府の人間として、この「政府筋」の方はこうしたミサイルなどの脅威に対し、どうするべきかと思ってるんでしょう?日本も核を持つべきですか?先制攻撃が可能なよう憲法を改めるべきですか?そこまで話をしてもらわなくては、いたずらに国民の不安を煽るだけだと思うんですが…この「政府筋」とやらもニュースを報じたメディアも、一体何を考えているのやら…。

【関連】匿名―Wikipedia

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毎日新聞コラム3/24~「風の息づかい」は何処へいった?

毎日新聞「余録」3/24付:「3月の風」の悪夢

【「3月の風と4月の雨が5月の花々をつれてくる」。英語のことわざである。この「3月の風」はさわやかな春風のことではない。かつては春ごとに船の遭難を続発させた強風のことだ。英語のルーツであるサクソン語は3月を「荒れ狂う月」と名づけた▲米国人パイロットがこの英語の故事を知っていたかどうか分からない。だが同じ季節、日本でも春疾風(はるはやて)と呼ばれる突風は、これまでにも船の難破や電車の横転をもたらしてきた。仮にそう知っていたとしても防げなかった惨事なのだろうか▲成田空港で中国から飛来したフェデラル・エクスプレスの貨物機が着陸に失敗し炎上、乗務員2人が亡くなった。「もしもこれが乗客で満員の旅客機だったら」とは、あおむけになって燃える機体を見た人すべての肝を冷やした思いである▲着陸しようとする機体がバウンドしてバランスを失い、風にあおられるように転覆した映像は衝撃的だった。普段乗る旅客機と同じような機にあのような着陸失敗が起こりうることを目の当たりにし、息をのんだ方も多かったに違いない▲事故当時、空港周辺では最大毎秒20メートルの突風が観測され、風向きや風速の急変する「ウインドシア」という現象の情報もあった。古くから人の意表を突いて惨害をもたらしてきた春疾風である。だがハイテクを駆使した航空安全システムも、その虚を突かれてしまったのだろうか▲成田空港では初の航空機の死亡事故というが、これから乗機の着陸のたびにこの事故の映像が頭をよぎるのはかなわない。原因を究明して、どんな月の風であれ虚を突かれる余地のない対策で乗客の不安をぬぐってもらいたい】

 あれあれ?「風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはず」じゃないんですか?毎日変態新聞さん?

【4月の兵庫・尼崎の悪夢がよみがえった。山形県の羽越線で起きた特急「いなほ」の脱線転覆事故。先頭車両は今度も線路脇の建物に激突し、車体を「く」の字形に曲げていた。閉じ込められた乗客の救出に時間を要したのも、尼崎の事故と同様だ。死者4人、負傷者三十余人を数える痛ましい事故である。乗客が少なかったのがせめてもの救いで、込んでいれば、さらに大きな惨事となっただろう。尼崎の事故後、鉄道事業者は安全対策に万全を期していたはずだが、年も変わらぬうちに再発させるとは利用者への背信行為だ。取り組みの姿勢や関係者の意識を疑わずにはいられない。

 強い横風が原因、とみられている。運転士も「突風で車体がふわっと浮いた」と話しているという。雪国では冬の嵐に見舞われ、台風並みの強い風が吹き荒れることが珍しくない。その風にあおられたらしい。現場付近の風速は毎秒約20メートルで減速規制するほどでなかったというが、平時と同じ時速約100キロで最上川の橋梁(きょうりょう)を渡ったことに問題はなかったか。突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。暴風雪警報下、日本海沿いに走るのだから、運行には慎重であってほしかった。

 風速25メートルで速度規制、30メートルで運転中止--というマニュアルに違反していない、との説明にも納得しがたいものがある。設置場所が限られた風速計に頼っているだけでは、危険を察知できはしない。五感を鋭敏にして安全を確認するのが、プロの鉄道マンらの仕事というものだ。しかも86年の山陰線余部鉄橋事故などを引き合いにするまでもなく、強風時の橋梁が危ないことは鉄道関係者の常識だ。ましてや「いなほ」は秋田県の雄物川では風速25メートル以上だからと徐行したという。現場では計測値が5メートル低いと安心していたのなら、しゃくし定規な話ではないか。

 国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は直接の原因だけでなく、列車の遅れとの関係、運転士や列車指令の強風への危機意識なども徹底的に調査し、再発防止に資する具体的な提言をすべきだ(毎日新聞社説05/12/27「特急転覆 安全管理で浮ついてないか」

 いやいや、ネット環境が成熟している現在、こういう過去に埋もれた記事でも労せずして探し出せますからね。毎日変態新聞ほかがネットを敵視するワケですよアナタ(ほとんど自業自得ですけど)。でも、それならそれでマスゴミは、そろそろ色々と自制してもよさそうなものだと思うんですが、なかなかそうはいかないもようですからねぇ…。

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東京新聞社説3/23~でも都合の悪い事は報じません

フィリピン家族 親子同居の道筋つくれ

【両親は帰国し、中学一年の娘だけ日本に残る…。不法滞在のフィリピン人家族の問題は、それで解決したわけではない。両親が帰国しても、日本でいずれ同居できる方策を国は模索すべきだ。

 確かにフィリピン人カルデロン・のり子さんの両親は、一九九二年から九三年にかけ、偽造旅券で入国した。二〇〇六年には母親の不法滞在が発覚し、執行猶予付きの有罪判決を受けた。強制退去の取り消し処分を求める訴訟を起こしたものの、昨年九月に最高裁で国外退去処分が確定した。

 しかし、のり子さんは日本生まれの日本育ち。埼玉県内の中学校に通う少女である。日本語しか話せない。フィリピンに行ったこともない。日本の社会にも、学校生活にもなじんでいる。

 法務省が十六日に、のり子さんに在留特別許可を出したのは、そうした事情に配慮したからだ。両親についても、原則的に五年間は再入国できないが、森英介法相は「退去後に子どもさんに会いたいのであれば、(一定期間後に)上陸特別許可を出す」と述べ、短期の再入国を認める方針だ。

 両親は来月十三日に帰国すると、既に入国管理局に伝えた。問題はそれからだ。のり子さんは親類とともに日本で生活し、学業を続けるが、親子に長く離れ離れの暮らしを続けさせてよいものだろうか。娘と会うため、両親にフィリピンと日本の間の往復をずっと繰り返せというのだろうか。

 両親が帰国しても、「一緒に日本で生活したい」という家族の願いをかなえるべく、国は継続的に力を尽くすべきである。両親はこれまでまじめに働き、長期間、日本社会にも受け入れられていたのだ。二万人もの地域の人々らから、一家の残留を求める署名があり、市議会でも同趣旨の意見書を採択した点にも留意してほしい。

 日本が批准した国連の「子どもの権利条約」では、意思に反して、児童が父母から分離されないことを明記している。いったん両親が帰国したら、違法状態は解消する。両親は法に従うのだ。やがて再び来日するだろう。

 その後も短期在留を繰り返すのは、家族の結び付きの点からも経済的にも、あまりに不自然だ。国際化時代にもそぐわない。両親に長期滞在を認め、いずれ「定住者」の在留資格を与える方策を国は真摯(しんし)に探るべきだ。晴れ晴れと日本で暮らす道筋をつくることを望む。それが人道であろう

 …いやまぁ、「両親が帰国したら違法状態は解消」ってのはその通りなんですけど、「だから日本は全面的に一家を支援すべきだ」みたいな論調はいかがなものでしょう。犯罪を起こす事もなく、真面目に日本で生活している在日外国人の家族は、それこそ大勢いると思うんですがね。

 一応この機会に、東京新聞がこれまで報じていない事実をいくつか書いておきますと、

フィリピン外務省当局は、一家に対して「不法滞在のカルデロン夫妻と娘は帰国すべきだ。帰国を決断すれば、我々は全面的に人道支援する」と公式に発表しています。また、「カルデロン夫妻が日本滞在を希望しても、フィリピン政府は応じられない。国際社会に誤った印象を与えるだけだ」「(一家は)フィリピンなんかにはいたくないということなのか?」などというコメントも出しています。

②日本の批准した「子どもの権利条約」ですが、日本は条約批准の際に解釈宣言を付け、「日本国政府は、児童の権利に関する条約第九条1は、出入国管理法に基づく退去強制の結果として児童が父母から分離される場合に適用されるものではないと解釈するものであることを宣言する」、つまり「強制退去における親子の分離には、子どもの権利条約は適用しない」としています。この解釈については、子どもの権利条約委員会から速やかに撤回するよう勧告を受けているそうですが、現状での日本の立場は上記のようになっています。

「のり子さんが日本語しか話せない」には裏付けがありません。のり子さんと「日本語があまり上手でない」両親とのコミュニケーションは、これまでどのように行われてきたのでしょう?そもそも、他人名義のパスポートで入国した両親、「カルデロン」は本名なのでしょうか?

 …これらは全てネット上にソースがあるものです。

 まぁ何にしましても、東京新聞をはじめ一家をこれまで擁護してきた連中が展開してきた「罪は犯したけど、子どもがかわいそうだから大目に見てあげようよ」みたいな論調ですが、ハッキリ言って常識を疑いますな。今後彼らがこうした犯罪についてどのような報道を行っていくのか、是非注視したいものです。

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2009年3月23日

明日オザワはどう出ます?

小沢氏秘書、24日起訴へ 逮捕容疑と同じなら代表続投も

【西松建設の巨額献金事件で、東京地検特捜部は22日までに、違法な企業献金を受領し収支報告書に虚偽を記載したなどとして政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)を、拘置期限の24日に起訴する方針を固めた。最高検や法務省などと協議、了承を得たもようだ。

 小沢氏は24日にも自らの進退を表明する見通しで、党内には「逮捕容疑と同じ罪での起訴だけなら、代表辞任の必要はない」と続投容認の声が浮上。処分内容と衆院選への影響を見極めて進退を判断する意向だ。

 小沢氏と距離を置く枝野幸男元政調会長は22日のテレビ朝日の報道番組で「捜査が拡大せず小沢氏が代表職にとどまる意向ならば、それを覆すまでの要素はないのではないか」と指摘。小沢氏自身に捜査が及ばなければ、代表辞任は必要ないとの考えを示した。

 小沢氏は、これまで進退について「政権交代のため衆院選で勝利しなければならない。今後の行動はそれを基準にしたい」としている。

 ただ小沢氏側がゼネコンから巨額献金を受けていた事実は残るだけに「地元の声は厳しい」(若手議員)と衆院選への影響を恐れ、辞任を望む意見も根強い。

 事件が今後新たに展開した場合、小沢氏は続投してもなお難しい判断を迫られ続けることになり、枝野氏は「小沢氏は政権交代にマイナスになるならば、しかるべき判断をするだろう」とも述べた。

 続投を決断した場合には、小沢氏が緊急役員会で説明する方針。両院議員総会の開催も検討されているが、党内の亀裂が露呈する懸念がある。

 小沢氏側への献金について西松建設関係者は「東北地方での公共工事受注で便宜を期待した」と供述していることが既に判明。特捜部は受注調整に関与したとされる大手ゼネコンの支店幹部らから事情聴取し、小沢氏側の影響力などを引き続き調べている】

 まぁ、仮にオザワにまで検察の手が届かなかったとしましても、公設第一秘書の起訴でオザワが代表を辞任するなりしなかったら、これまで民主が自民の政治家や閣僚に問題が浮上するたび吐いてきた「任命責任」とか「道義的責任」とかいう言葉は、全く説得力のないものになりますよね。民主の皆さんも、いつまでオザワを神輿として担いでいられるものか。「自民と違うところを見せたい!」と仰るなら、アレは早々に切り捨てるべきだと思うんですがねぇ…代わりの人間がいないので仕方ありませんか?

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2009年3月17日

毎日新聞社説3/17~足の爪の垢は空豆の香り

日テレ社長辞任 裏付け取材怠った責任は重い

日本テレビの久保伸太郎社長が辞任し、取締役相談役に退くと発表した報道局長らも役職罷免などの処分を受けた。昨年11月に放送した報道番組「真相報道バンキシャ!」でうその証言を報じ、信用を損ねたという理由だ。裏付け取材を怠ったまま、虚偽の情報を公共の電波で流した責任は重い。

 番組では、顔にモザイクをかけた男が匿名で登場し、「岐阜県が裏金づくりを続けている」「架空の工事を受注したように見せかけて、県庁の職員に200万円の裏金を振り込んだ」などと語っていた。

 事実なら重大だ。岐阜県では06年に総額17億円に上る裏金の存在が発覚していたからだ。ところが証言は虚偽だった。男は今年1月、別の詐欺事件で逮捕され、岐阜県からの要請で日テレが再取材した結果、男は「裏金を送金した事実はない」と証言を翻したという。

 岐阜県は番組放送直後から大がかりな調査をしていたが、虚偽証言によって県の業務に支障が出たとして告訴し、岐阜県警が今月9日、男を偽計業務妨害容疑で逮捕した。報道での証言が刑事事件に問われる極めて異例の展開だ。

 男は他局に匿名出演したこともある。「謝礼ほしさだった」と容疑を認めているという。テレビをはじめ各メディアにはさまざまな情報提供や内部告発が寄せられるが、それを基に取材し、報道する責任はメディア側が負う。報道には十分な裏付け取材が欠かせないのは当然のことだ。日テレはその点が不十分だったことを深刻に受け止め、猛省しなければならない。

 日テレは謝礼の支払いを否定している。いずれにせよ、男と日テレ側の間にどんなやり取りがあったのか、どこに問題があったのか、日テレは詳細な検証を行い、公表しなければ、視聴者の理解は得られまい。

 「バンキシャ!」は、ここ1カ月の平均視聴率が17%を超える人気番組だ。高視聴率を狙ってセンセーショナルに走ろうとする傾向はなかったか。また、実際の取材は日テレと下請けの制作会社が合同で行ったというが、取材・報道倫理の面で十分な意思疎通がなされていたのかについても疑問が残る。

 テレビの報道・情報番組で不祥事が相次いでいる。07年に関西テレビの「発掘!あるある大事典2」で捏(ねつ)造(ぞう)問題が発覚し、それを契機に放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が設立されたが、放送された内容に不十分な取材や不適切な演出があるとして同委員会の審議対象になる案件が急増している。こうした事態をテレビ界全体が重く受け止める必要がある。

 事実関係の確認が不十分なまま報道がなされれば、メディア全体に対する国民の信頼を低下させる結果を招きかねない。そのことを改めて自覚したい

 日テレの久保社長は虚偽情報を流した責任を取って辞任しましたが、去年あれだけ騒がれた変態記事の件では、どなたかお辞めにでもなりましたっけ?とりあえずこの社説を書いた人間と社長の朝比奈他変態新聞社役員の面々は、久保社長の爪の垢でも飲んどくべきかと思いますが。

【関連】日テレ社長辞任:「バンキシャ」打ち切り検討を示唆

 新聞でも「打ち切り」があっていいですよね。

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2009年3月15日

ソマリア沖は相当危険みたいです

ソマリア護衛希望2600隻…登録が殺到、調整困難か

アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、海上警備行動の発令を受けて現地で活動を開始する海上自衛隊の護衛艦による警護を希望する船舶は、約2600隻に上ることがわかった。

 隊列を組んだ船舶の前後を、海上自衛隊の護衛艦2隻が警備にあたる「船団護衛」では、1回あたり何隻まで隊列に加えることができるか現時点ではまだ不明で、武器使用の問題だけでなく、どれだけの数の船舶を守りきれるのか不安を抱えたままの出発となる。

 護衛艦をソマリア沖に派遣することが決まった今年1月以降、国土交通省海事局に新設された「海賊対策連絡調整室」が、国内の船舶運航事業者や船舶管理会社との調整にあたり、護衛を希望する船舶の登録を求めた結果、2595隻もの登録があった。

 今回の護衛艦による警護の対象となるのは、〈1〉日本籍船〈2〉日本の事業者が運航する船〈3〉日本人が乗船している外国船--の「日本関係船」で、登録のあった隻数のうち、日本関係船は2200隻に上る。

 調整室では、護衛艦が、海賊の警戒にあたるソマリア沖のアデン湾を航行する日程と、警護対象の船舶との待ち合わせ地点の連絡を防衛省から受けたうえで、改めて警護を申請してもらうとしている。

 今回、警護を希望した船舶は、アデン湾を航行する日本関係船の年間隻数にほぼ匹敵する。単純計算では1日あたり5隻以上が航行することになり、約900キロにも及ぶ海域を警護しながら航行するには、1回あたり2日間かかる見込み。

 警護する隻数は検討中だが、1回に10隻を護衛した場合、往復5日間で計20隻を警護し、4か月間とされる活動期間中に護衛できる商船は約480隻にとどまる。

 調整室の担当者は「ここまで登録が殺到するとは思わなかった。船舶会社にとって深刻な問題だと改めて思い知らされた」と語り、海自幹部は「大きさも速度も異なる商船団を護衛するのは大変なオペレーション。細部の調整が必要だ」と話している】

 ソマリアへの護衛艦派遣について、日本では政治家もマスコミも未だに「法律がどうの~」という段階で議論しているところですが、一方で現場は相当な危機感を感じているもようです。自前の資源を持たない日本にとって、こうした物資を輸送する船舶は生命線であり、これが滞るようであれば日本の経済や国民生活に深刻な影響が出てくるはずなのですが、どうもそこら辺の認識に欠けている日本人が多くいるようですな。

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2009年3月12日

週刊朝日はもう終わってるっぽい

「小沢辞めろ」コールはマスコミの怠慢

【週明けの新聞各紙の世論調査で、民主党の小沢一郎代表は辞めるべきだ、という意見が半数を超えていた。
さらに、小沢氏の記者会見の説明が、「納得できない」という意見が8割前後にのぼっていた。

これを受けて、民主党の党内までが揺れ始めたという。
曰く「小沢氏の秘書が起訴されたら、辞任は避けられないだろう」などなど…。

小沢氏の肩を持つわけではないが、日本人はもっと冷静になったほうがいい。
一般ピープルならまだしも、いやしくも立法府の構成員である国会議員までが、「起訴されたら……」とは、この人たちは刑事罰の仕組みや刑事訴訟法の精神を理解していないのだろうか。

近く裁判員制度が始まり、誰もが裁判員に選ばれる可能性があるのであえて言うが、小沢氏が民主党の代表を辞めたら、日本の民主主義は、ハッキリ言っておしまいだ。

知っている人にはまったく釈迦に説法だが、まず、「逮捕された人=犯人」ではない。

刑事捜査原則は任意である。
証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に限って、被疑者の身柄を拘束できる。これが逮捕だ。

しかし、この段階では、被疑者は捜査当局が罪を犯したと疑っているに存在に過ぎない。
逮捕された人、イコール犯人ではない。
新聞などでよく「捜査当局の調べによると……」と書かれているが、あれもすべてが事実であるとは限らない。
あくまでも、警察や検察など当局がそう思っているという程度の話なのだ。

さらに言えば、起訴された被告人というのも、検察官が処罰に値すると思っている人に過ぎない。
裁判で有罪が確定するまでの間は、いわゆる「無罪推定」なのである。

法廷で検察官が縷々述べる被告人の罪状も、あくまでも検察側の「主張」であって事実ではない。
捜査員も検察官も人間だから、思いこみや間違いもある。
感情的になって、何かをやってしまうことだってある。
そのこと自体は非難できない。人間だから当たり前だ。

つまり、何が言いたいのかとい言えば、「秘書が起訴されたら、小沢氏は辞めるべきだ」という論調が、いかに非合理かということだ。

小沢氏は例の会見で、「(秘書が)起訴されることはないと信じている」と、なんともノー天気なことを言っていたが、これはあり得ない。
検察が捜査した事件なのだから、検察はメンツに掛けても必ず起訴する。
秘書が起訴をされたら、小沢氏は、「法廷で潔白を証明するよう(秘書は)努力するでしょう」と、淡々と述べればよいのだ。
起訴の段階では「無罪」なのだから、堂々としていればいい。

こんな当たり前のことを説明しなければならないのは、やはり、これまで日本のマスコミが、

逮捕=犯人
起訴=有罪

というような報道をしてきたからだ、と自戒を込めてつくづく思う。

お恥ずかしい話だが、ぼくの駆け出しのころ、警察・検察のやっていることはすべて正義で、周辺から漏れてくる情報はまったく事実だと思っていた。
でも、この仕事を20年以上もやってると、警察も検察も人間の集まりだとつくづく思うようになる。

恣意的な捜査はもちろんあるし、証拠のでっち上げだってやる。
ズサンな捜査、思いこみ捜査、ウソやデタラメだってある。
そのくせやりにくい相手は取り締まらなかったりする。
そんなことも、ごく普通にある。

だから、ぼくは納税者の視点での監視が必要だと思うのだ。

その捜査、本当に税金をかける価値があるのか? と。

人事異動が近いから、ちょいちょいと被疑者をつかまえて、異動前にとっとと起訴してしまえば手柄になる。
そう思っていたら、相手が思わぬ反発をしてきたので「けしからん」。
マスコミを通じて、どんどん悪性情報を流してしまえ。
検察を批判するような男を総理にしていはいけない!

そんな気持ちがどこかで働いていなかったか?

誤解しないで欲しいのは、検察官だって人間だから、出世欲もあれば性欲、物欲もある。
だから、いろんな感情があって仕方ないのだ。
それ自体を否定しているわけではない。

ただ、そういうことがあることを知っておくべきだと言いたいのだ。
それから、マスコミで働く一員として、こういうことをきちんと伝えていけなければならないと思う。

今回の事件を通じて、また改めて反省した。

検察は必ずしも正義ではない。
検察の言い分は「主張」であって事実ではない。
逮捕・起訴された人はイコール犯人ではない。
この当たり前の前提での報道を心がけないといけない。
それが、どれだけキチッとできているかが問われている。

釈迦に説法でした、すんません……】

         ___
       /     \
      /   \ , , /\    「漢字が読めない?辞任しろ!
    /    (●)  (●) \    給付金、ブレ過ぎ!辞任だ辞任!
     |       (__人__)   |     泥酔で会見とは何たる醜態!辞任は当然だ!」   
      \      ` ⌒ ´  ,/      
.      /⌒~" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ 
      |  ,___゙___、rヾイソ⊃ 
.      | 週刊 朝日`l ̄


 じゃあ、政治資金規正法で起訴されたら当然辞任ですよね?
\____    ___________________/
        \/
      / ̄ ̄\
    /       \      ____
    |::::::        |   /      \
   . |:::::::::::     |  / ⌒   ⌒  \   
     |::::::: 一般  |/  (●) (●)   \  「推定無罪です」
   .  |::::::::::ピープル} |    (__人__)     | 
   .  ヽ::::::::::::::    } \   ` ⌒´     _/  
      ヽ::::::::::  ノ   |           \    
      /:::::::::::: く    | | 週刊 朝日 |  |                         
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 まぁ、確かに最近の日本人は、政治家に対して「政治をする能力」以外のモノを求めすぎるきらいがあるとは思いますけど、↑このような体たらくで「まだ確定したわけじゃないですよ?」とか言われても説得力は皆無ですし、そもそも擁護するにはオザワは少々クロすぎる感じがしますがね(笑)。

 また、「検察官だって人間だから~」というのも、それを言ったらマスコミだって人間ですよね?「週刊朝日」はどこかで「自民の政治家をバンバン叩いて政権交代!民主の悪性情報はひた隠し!」なんて気持ちは働いていませんか?「私らだって、きちんとした報道なんでできません」と自白してるようなものだと思うんですけれどねコレ。

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2009年3月11日

口を開くたびボロが出ます

小沢氏、石川議員聴取は「選挙妨害以外の何ものでもない」

【民主党の小沢一郎代表は11日午前、党本部で自身に近い同党の中堅・若手議員らと会談し、西松建設による違法献金事件で東京地検特捜部が小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員に事情聴取する方針を固めたことについて、「選挙妨害以外の何ものでもない」と述べた。さらに、「権力を乱用する者に権力を持たせてはいけない。だから政権交代しなければいけない」と地検の捜査を批判した。

 出席者によると、小沢氏は議員から代表続投を求められ、「何として衆院選で勝つ。オレは悪いことはしていない。いずれ真実が分かれば国民も理解してくれるだろう」と意欲を示したという。

 石川氏は次期衆院選で、中川昭一前財務・金融担当相の地元、北海道11区からの立候補を予定している】

 まだ選挙期間でも何でもないのに「選挙妨害」とか言ってみたり、自分こそ献金先の企業に請求書を送ったりして「権力を乱用」しているのに、決め付けで現政権を批判してみたり、寝言は寝てから言って頂きたいものですね(あるいは、頭の中身は眠ったままなんでしょうか?)。コレを「党を挙げて支援する」とした民主党の皆さん、自殺願望でもあるとしか思えないんですが、いずれにしろ不始末の責任はキッチリ取って下さいませんとね。

【関連】「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす

 自分で「対馬のことをどう思うか」とふっておきながら、対馬の現状をちゃんと認識してるんですかね、この人?

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東京新聞投稿欄3/10~「まじめに生活」するのが普通

強制退去処分 見直しを

 契約社員 松村 哲哉(千葉市花見川区)32

【いつから日本は血も涙もない国になってしまったのか。カルデロン・のり子さん一家の強制退去処分。森英介法相の想像力のなさ、そのかたくな態度にはあきれを通り越して怒りを覚える。

 法相は「のり子さんだけなら在留許可を認める」というが、十三歳の少女がたった一人でどうやって日本で生きろというのか。これは事実上、家族全員の強制退去命令にほかならない。家族を引き裂くようなことをよく言えたものだ。

 確かにのり子さんの両親は過去、日本入国の際に法を犯したのは事実だ。だが、現在の一家は懸命に、まじめに生きているではないか。その頑張りは報われていいはずだと思う。

 法相および法務省は、不法入国者に対し、対処療法的な対応ではなく、なぜ法を犯してまでも自国を出て、日本に入国しようとするのか、その根本原因をしっかり見つめてほしい。

 世界規模で拡大再生産され、固定化される格差。これこそが不法入国の主要因ではないのか。本気で不法入国を根絶しようとするのなら、このゆがみを是正することを考えなければならない。一方の国だけが繁栄を謳歌する時代は終わらせるべきだ。

 日本は、不法入国者をただ拒絶するだけではなく、過去の過ちを悔い改め、一生懸命に生きている人たちであれば、受け入れることを考えていかなければならない。

 人間が人間らしく生きられる国。頑張りがちゃんと報われる国。そういう国を目指すべきではないだろうか】

 時の大臣をつかまえて「想像力がない」などと批判するワリには、投稿者自身のそれも大した事ないもようですね。「過去に法を犯したとしても、今まじめにやっているなら、大目に見てやってもいいはずだ」という主張は、別に不法入国に限らず、殺人・詐欺・違法献金など、あらゆる犯罪に対して当てはめる事ができるものです。「生活のため」という理由なら、人殺しやワイロも見逃してやるべきですか?バカを言っちゃいけません。

 だいたい、「まじめに生活している」なんてのは、罪を減免する理由になるほど特別な事なんでしょうか。世界中どこを見渡したって、大抵の人は日々何かしらの仕事をして生計を立て、一生懸命暮らしているはずなのですから。それとも投稿者は、「日本にやってくる外国人の多くはいい加減な連中だ」とでもお思いなのでしょうか?そちらの方がよほど、日本で仕事をしている(しかも正規の手段で入国した)外国の方々に対して失礼です。

 また、中段以降の「日本に不法入国者がやってくるのは日本の責任」みたいな主張に至っては、もうワケが判らないです。確かに現在の日本は「世界第2の経済大国」として先進国の仲間入りをしていますが、これは昔からそうだったワケではありません。国土も狭く、資源も乏しく、半世紀前には戦争に敗けて一面焼け野原になったこの国をここまでにしたのは、ひとえに「少しでも生活が良くなれば」と頑張った先人の努力の賜物ではありませんか。日本と日本人が成し得た事、他の国でもできない話ではないと思うのですが、それをせずに法を犯してまで日本に来ようというのは、「楽して甘い汁を吸いたいから」という意図に過ぎないような気もするのですが。

 東京新聞はこの一家に対して実に寛容で、「不法入国は犯罪だが、生活実態も考慮するべき」と主張しています。しかし、西松建設の献金問題でオザワの秘書が逮捕された件では、「献金は与党の政治家も受けていた。『金額が多いから』と小沢陣営だけ捜査されるのはおかしい」という意図の主張もしていました。「犯罪の有無」を基準に考えた時、実態をどう判断するかについてが真逆で、完全なダブスタですね。早急に改めなさい!

【関連①】【カルデロン】「裁きは終わっている」「強制送還なら被支配の人々に恐怖を与える」(「キリンちゃんねる」様)

【関連②】「のりこ基金」設立…フィリピン人女子中学生の日本での就学費と生活費を援助(「痛いニュース」様)

 このところ、カルデロン一家に対しての報道を見聞きするたび、一家に感情移入する気持ちがどんどん薄れていくんですよね。

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2009年3月10日

東京新聞コラム3/10~「知らなかった」とは言わせない

東京新聞「筆洗」3/10付

【「寸鉄人を刺す」という言葉がある。『日本国語大辞典』には<短いけれども奇抜で適切なことばによって、相手の急所をつくたとえ>とある。毎日、考えているのだが、これがなかなか難しい▼昨日の朝刊の発言欄『目覚まし時計』から一つ借用しよう。<オウンゴール、居座り。相似形の自民、民主トップに国民唖然(あぜん)>。神奈川県横須賀市の青木恭子さんの作品である。今の政治と国民の関係を端的に表しており、思わずうなずいてしまう▼同じ朝刊の共同通信社による世論調査の結果を読むと、民主党の小沢一郎代表の進退では「辞任を」が六割を超えた。公設秘書の逮捕を受けた説明を納得できていないのである▼だからといって、麻生太郎首相の評価の見直しにはつながっていない。内閣支持率は微増したが、一割台にとどまっており、不支持率は七割台を維持している。総額二兆円の定額給付金の支給が決まった効果は、ないに等しい▼これほど不幸な政治状況はない。歴史的な危機の中で、政権の座を争う二大政党のリーダーがそろって国民から退場を迫られている。二人のうち、どちらが首相にふさわしいかと聞かれて「分からない・無回答」が四割に達したのは当然、いや、まだ少ない方だろう▼衆院選挙は、次の首相を国民が選択するための絶好の機会。唖然としたままで、その日を迎えたくない

 まず事実として、東京新聞は昨年暮れの段階で、西松建設の政治献金の話は報じていましたよね?その中には間違いなく、小沢一郎・民主党代表の名前が挙がっていました。それなのに東京新聞は、それ以上その問題に触れる事なく、先日東京地検が動いて問題が表面化するまで、長らく「麻生政権は末期症状」「一刻も早い政権交代を」などと、自民・麻生政権のみを標的とした論調を繰り広げていたワケです。事ここに至り、ようやく左巻きどもも民主(というより小沢)に対して掌を返しはじめましたが、少なくとも自分のところで報じたニュース、東京新聞には「忘れた」とか「知らなかった」とは言わせませんよ?

>衆院選挙は、次の首相を国民が選択するための絶好の機会。唖然としたままで、その日を迎えたくない

 何度もこのブログでは書いてますが、日本の選挙制度では国民が首相を直接選ぶ事はできませんので。こういう文章を素知らぬ顔で紙面に載せられる神経には、こちらも唖然とさせられます。

【関連】(2ちゃんねるスレより抜粋)

882 :文責・名無しさん:2009/03/09(月) 02:31:59 ID:89TbUPuC0
http://www.j-cast.com/2008/08/25025604.html
>A型の福田首相「何事もなかなか決められない」
>「少し軟らかく政治を考えてみよう」
> 東京新聞の2008年8月12日付コラム「即興政治論」では、こんなイントロから政治家の血液型分析を始める。記者が、政治の専門家ではない心理研究家にインタビューする形式だ。
(略)
> 東京新聞の政治部長によると、インタビュー記事を疑問視する投書も1、2通来ているという。記事については、こう説明する。
>「血液型分析について、わが社としての基準、判断はありません。しかし、人の性格を決めるとは思っていませんし、科学的根拠がないのも十分に分かっています。今回の意図は、政治面などとは違う紙面のコラムで、政治に素人の人の見立てを紹介しようと掲載したものです」


7ヵ月後


http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009030802000070.html

( ゚д゚ )

 …まさか、本当に「忘れていた」とかいうレベルなんですか?…程度が低すぎます。

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「国民目線」とは程遠い小沢民主

小沢代表へ辞任求める声 亀井静氏に電話「説明、国民なぜ分かってくれない」

【民主党の小沢一郎代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏に近い議員の間から小沢氏の自発的な代表辞任を求める空気が出始めた。だが、潔白を主張する小沢氏は10日の役員会で、これまで通り代表職にとどまる意向を示す方針で、党内の反応が注目される。

 同党の渡辺周衆院議員は9日、民放のテレビ番組に出演し、「小沢氏の言葉を信用するが、新たな局面を迎えれば、小沢氏自らが決断するだろう」と述べ、東京地検特捜部の捜査の進展次第で、小沢氏が辞任表明するとの見方を示した。鳩山由紀夫幹事長も8日に同様の考えを示したが、9日には「挙党態勢でこの難局を切り抜けていくことが一番望ましい」と述べた。

 小沢氏は9日、都内のホテルで過ごし、記者団の前には現れなかった。同氏周辺は「小沢さんは今でも代表を退く意思はない。二大政党制が定着した今、辞めれば次の展望がない」と小沢氏の心情を代弁する。

 実際、小沢氏は前日の8日夜、国民新党の亀井静香代表代行に電話し、メディアの世論調査で「辞任すべきだ」とか、「説明責任を果たしていない」との意見が多いことについて怒りをぶちまけた、という。

 こうしたいきさつについて亀井氏は、9日夜のBS報道番組で「小沢氏は自分の説明を国民が理解してくれていないという気持ちが非常に強い。小沢氏は潔白で、自分の秘書も逮捕されるようなことをしていないという確信を持っているようだ」と述べた。

 ただ、「小沢氏は今の時点で政治責任をとなければならないという気持ちはないと思う」と強調する一方で、「今後、潔白であることとは別に、政治家として全体的な判断をする可能性は私には分からない」とも述べた。

 民主党内にも各種世論調査で小沢氏の辞任を求める声が多いことから、「挽回(ばんかい)は難しい。永田町の論理で代表を続ければ、次期衆院選でしっぺ返しを食らう」(幹部)との懸念が出ている。

 ここ数日、小沢氏に近い議員にも辞任論がくすぶり始めており、「進退問題で党内がゴタゴタすれば嫌気がさして辞める可能性がある」(中堅)、「党に迷惑をかけたという形でやめるのが一番いい」(幹部)との声も出始めている。この場合、「選対本部長について選挙を仕切ればいい」との意見もある。

 代表辞任論の動きが出ている背景には、東京地検が近く、二階俊博経済産業相側に強制捜査を行う観測が出ている事情もある。強制捜査で二階氏が閣僚を辞任すれば、小沢氏への世論の風当たりがさらに強まることが予想されるためだ。

 民主党執行部がどこまで「小沢擁護」論を堅持できるかは流動的だ】

>小沢氏は前日の8日夜、国民新党の亀井静香代表代行に電話し、メディアの世論調査で「辞任すべきだ」とか、「説明責任を果たしていない」との意見が多いことについて怒りをぶちまけた

 ダメだこりゃ。怒りたいのは国民の方ですってば。

【関連】党内に向け事情説明=進退への言及焦点-小沢民主代表

 だから、国民は全然納得してないってのに、何で話をするのが党内からなんですか?

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2009年3月 9日

「毒」の輸入拡大お断り

ニチレイ冷凍野菜、中国産の輸入拡大 今夏メド年3万トン

【冷凍食品最大手のニチレイフーズは今夏をメドに、中国産冷凍野菜の輸入量を、昨秋発生した冷凍インゲン中毒問題前の年約3万トンに引き上げる。問題発覚後、中国からの調達は約25%減っていたが、消費不振で国産より割安な中国産の需要が回復し始めていることに対応する。冷食最大手が中国産の輸入拡大に動くことで、他社にも追随の動きが広がりそうだ。

 ニチレイフーズは2008年10月の問題発生前は中国から年約3万トンの冷凍野菜を輸入し、うち問題の製品を納入した煙台北海食品(山東省)の製品が最多の約7000トンを占めていた。煙台北海食品は対日輸出を停止しており、ほかにも食の安全を揺るがす事件、事故が相次いだため、中国からの輸入量は年2万3000トンまで落ち込んでいた】

 中国絡みの「食の安全を揺るがす事件・事故」で、問題が解決したという話は一切聞いていないんですが、それでも輸入を拡大すると仰いますか?いくら消費者の食料の動向が割安な食品に傾いているとはいえ、「安全」は食品を取り扱う人間が第一に守らなくてはならない部分です。利益の為に一般消費者の健康を危険に晒すつもりだというのなら、消費者は断固として抗議しますよ?

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「お涙頂戴物語」には裏があるのか?

不法滞在 フィリピン人父を収容 母娘は仮放免を延長

東京入国管理局は9日、退去強制命令を受けて出頭したフィリピン人、カルデロン・アランさん(36)=埼玉県蕨市=を国外退去させるために収容した。妻サラさん(38)と中学1年の長女ノリコさん(13)については16日まで仮放免を延長した。一家はノリコさんが日本語しか話せず、日本で勉強を続けることを望んでいるため、全員の在留特別許可を求めたが、認められなかった。

 入管は、一家3人で帰国するか、ノリコさんの在留特別許可を申し出るか、どちらかを13日までに意思表明しなければ、サラさんとノリコさんも16日に収容し、17日に送還すると通告した。

 ノリコさんはサラさんと東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し「お父さんが収容されてすごいショック。すぐ帰ってきてほしい」と訴えた。サラさんは黙って涙を流し続けていた。

 法務省の担当者は「一家には、親せきらの下で学業を継続させるためならば、長女に在留特別許可を与えると伝えてある。両親が退去強制されると最低5年は入国が認められないが、一定期間を置いて上陸を特別に許可する用意があると法相が表明している」としている。収容に踏み切った理由については「最大限、特別に配慮すると伝えてきたが、あくまでも3人全員の在留を求め、帰国の意思を示さない」と説明した。

 アランさん夫妻は92、93年に不法入国。06年にサラさんが出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕され、一家は退去強制命令を受けた。命令取り消しを求める訴訟は最高裁で敗訴が確定している】

 この一家の話、問題の内容自体はよくある(本当はよくあっては困るのですが)「不法在留外国人の強制送還」という話のはずなんですけど、その割にはメディアの取り上げ方がかなり過熱気味のように思えて仕方ありません。今日行われた記者会見とやらでも、相当数のメディアが集まっていたみたいですし。日本人は「お涙頂戴話に弱い」なんて言われたりもしますが、皆さんそこを当て込んで取材されてるだけなんでしょうか?特に左巻きの方々、かなり一家に肩入れをされてるようですが、本当に裏は何もないんですか?

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「やるやる詐欺」には正直飽きた

「衛星」迎撃は戦争を意味する…北朝鮮が日米韓に警告声明

【朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部報道官は9日、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルを日本や米国が迎撃した場合、「軍事的手段による即時の対応打撃で応える。迎撃は戦争を意味する」と警告する声明を発表した。

 報復攻撃で対抗すると日米や韓国を恫喝(どうかつ)することで、迎撃を阻止する狙いだ。ミサイル発射問題は軍事的衝突につながる懸念も出てきたと言え、状況はにわかに緊迫してきた。

 米国防総省や日本政府当局者は、北朝鮮による弾道ミサイル発射に対し、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃する可能性を明言しているが、北朝鮮が反応を示したのはこれが初めて。

 金正日(キムジョンイル)総書記が最高司令官を務める人民軍最高司令部も9日、異例の「報道」発表を通じ、米韓が同日開始した合同演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」は「露骨な軍事的威嚇であり、一種の宣戦布告だ」と強く非難した。

 人民軍総参謀部の声明は、ミサイル発射を「平和的な(人工)衛星の打ち上げだ」と改めて主張した上で、「迎撃の陰謀を企てた日米侵略者と南朝鮮(韓国)の本拠地に対する『正義の報復打撃戦』を開始する」と強調。また、韓国に対して、合同演習期間中は南北管理区域の「厳格な軍事的統制」を実施すると表明し、南北軍事当局間の通信も遮断した。

 北朝鮮の声明を受け、9日午前、南北経済協力事業「開城(ケソン)工業団地」に通勤しようとした韓国の進出企業社員ら約700人が、南北軍事境界線を越えられず、足止めされた】

 「本拠地に対する正義の報復打撃戦」とやらを北朝鮮が本当におっ始めたなら、おそらく真っ先にミサイルが飛んでくるのは東京辺りでしょうけど、日本国民の多くは北の恫喝外交にいい加減嫌気がさしているんじゃありませんでしょうかな。そろそろ北朝鮮の実力がどれ程なのか、見てみたい気がします。おそらくそうした方が、今後の北朝鮮との付き合いのやり方も判りやすくなるようにも思われますし。

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2009年3月 7日

戦慄!暗黒の永田町に伝説の「政府高官」は実在した!?

民主、漆間氏とみて追及へ 「自民立件ない」発言の高官

【西松建設の違法献金事件で「自民党側は立件できない」と発言した政府高官は6日夜、改めて記者団の取材に応じ、「一般論として、違法性の認識の立証がいかに難しいかという話をした。『自民党側に捜査が及ばない』とは言っていない」と発言を否定した。一方、民主党はこの政府高官を元警察庁長官で官僚トップの漆間(うるま)巌官房副長官とみて、週明けの国会で追及する。

 政府高官は記者団に「記者の皆さんのとらえ方で、私の本意ではない」と釈明。「捜査は検察が決めることで、私は情報が入る立場ではない」と捜査情報を踏まえた発言でないことも強調した。朝日新聞はこの高官に身分を公表するよう求めたが拒まれた。

 この問題で民主党は、9日の参院予算委員会に政府参考人として漆間氏の出席を要求し、発言の主であるかどうかを直接ただす構え。だが、政府は応じない方針だ。

 また新党大地の鈴木宗男代表は6日夜のBS放送の番組で、「漆間氏が『自民党に発展しない』と言うことがおかしい。権力側が裏でつるんでやってるという話になる」と実名を挙げて批判した。漆間氏は警察庁長官を経て、麻生内閣発足の08年9月に中央省庁を束ねる事務担当の官房副長官に就任した。

 政府高官の発言が出たのは定期的に開かれる記者団との懇談。メモをとらないオフレコ扱いで、政策などの真意や背景を聞く場だ。記者はニュース性があると判断した発言は、「政府高官」を主語にして報じる】

 西松建設の献金問題で昨日から話題となっている「政府高官」とやらは、どうやら実在する人物のようですね。あれだけ問題発言として取り上げられているにもかかわらず、どこもその実名を報じてこなかったもんで、思い切り「『情報源の秘匿』を逆手に取ったマスゴミの捏造」を疑ってたんですが…。

 記事を見る限りでは、結局民主もこの発言の主を特定できているワケではないようですね。今回の事件は政界を大きく揺るがすものとあって、確かに世間の注目を大きく集めてはいますが、それにしても、誰が言ったかもハッキリしていない発言だけがこれだけ一人歩きするとは、むしろそちらの方に空恐ろしいものを感じます。

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2009年3月 6日

ウミはどんどん出て下さい

二階氏側も聴取へ 西松に838万パー券 東京地検特捜部、規正法違反容疑

【小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は5日、西松に多額のパーティー券を購入させていた自民党の二階俊博経済産業相側の政治団体についても、規正法違反容疑で捜査する方針を固めたもようだ。捜査関係者によると、特捜部は二階氏側が小沢氏側に次ぐ金額だった点を重視。二階氏側の会計責任者らから事情聴取を行う方針とみられ、来週にも特捜部以外から応援を得て検事を増員するという。

 平成16~18年の間、西松に838万円にのぼるパーティー券を購入させていたのは、二階氏が代表を務める自民党二階派の政治団体「新しい波」。二階氏は同日行われた二階派の総会で、全額返還することを明らかにしている。

 政治資金収支報告書によると、15~18年、小沢氏以外の議員側に対して行われた献金やパーティー券購入の総額が500万円を超えるのは、二階氏側と自民党の尾身幸次元財務相の資金管理団体「幸政会」が700万円、自民党の森喜朗元首相の同「春風会」が600万円。これに対して、小沢氏の陸山会が2100万円にのぼり、金額的にも突出していた。

 陸山会の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)を逮捕した特捜部は、強制捜査に踏み切った理由の一つとして、小沢氏側への献金額が突出している点を挙げた。

 だが、検察関係者によると、特捜部では二階氏側は金額が小沢氏側に及ばないものの、他の自民党議員側より多く、「新政治問題研究会」(新政研)など2つの政治団体が西松のダミーで、パーティー券の購入は事実上西松だったことを認識していた疑いもあると判断したとみられる】

 東京地検いい仕事してますねぇ。西松絡みで名前の出ている政治家は与野党問わずロクな奴がいない(笑)みたいですんで、検察はこの機にどんどんやっちゃって下さい。「一旦受け取った献金に問題があると判っても、直ちに返却すればOK」みたいな、国民をバカにした悪しき慣習も、これを機になくなってほしいものですね。

【関連】献金捜査、自民に波及せずと高官 異例の言及

 この話が何だか騒ぎになっているみたいなんですが、結局この「政府高官」って誰なんですか?もし仮に実在の人物だとしたら、政府高官という職にしては相当に頭の悪い方ではないかと…本当に実在するのでしたらね。

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2009年3月 5日

東京新聞社説3/5~まだ「急ぎ選挙を」とか言うか!

小沢氏の反論 問われる党の危機対応

【小沢一郎氏が秘書逮捕に「いわれなき嫌疑」と反論した。黒白は検察捜査の進展を待ちたいが、そのつど説明に追われる代表を担いで民主党は耐えられるだろうか。危機に対応する器量が問われる。

 小沢代表は記者会見で、西松建設違法献金事件をめぐって逮捕された腹心の公設秘書について、いずれ嫌疑は晴れ、自身と党への国民の疑念もぬぐわれるとして、代表職にとどまる考えを述べた。

 その際小沢氏は総選挙を間近にする局面での強制捜査を「政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」と批判し、西松側への自身や秘書の便宜供与が明らかになれば検察に身を委ねる、とも語った。政界を揺るがす大スキャンダルは、小沢氏と検察当局との全面対決の様相も呈している。

 準大手の西松建設はかつてゼネコン汚職で摘発されるなど、公共事業受注での政官界とのパイプが取りざたされる。政界実力者への献金で社名を表に出したくなかったとしても不思議でない。

 その点で小沢氏の反論は、献金が政治団体からであってその出所は関知しない、企業献金であれば自身の資金管理団体でなく法に触れない政党支部などの政治団体で受けた、としている。だが、逮捕された秘書が政治団体の実体は西松建設であると認識しなかったというのはいかにも不自然だ。

 西松と小沢氏側との深い関係が指摘される。検察の具体材料が判明するたびに小沢氏は一層詳細な説明責任を果たさねばなるまい。

 不透明感を晴らしておくべき問題は、政治的バランスを保つ上で検察側が捜査の必要を否定していない他の実力者にもある。二階俊博経済産業相のグループや森喜朗元首相ら西松側からの献金が明らかな政治家は、進んで潔白を証明するのが望ましい。小沢氏の「不公正な権力行使」批判を否定するには、それが一番の近道だ。

 小沢氏側の徹底抗戦で捜査は長引くかもしれない。民主党は国民に広がる失望感を重く受け止めるべきである。代表の進退をいつまでも小沢氏の一存に委ねるようでは、危機をコントロールする党の能力そのものが疑われよう。小沢氏はじめ名の取りざたされる政治家らを呼び、国会の場で政治とカネ論議を急ぐよう促す。

 麻生政権から民意が離れ、取って代わる立場の野党までが疑念を引きずるようでは国民は救われない。与野党は陣を整え直し、急ぎ総選挙で審判を仰ぐべきである

 「急ぎ総選挙」って…。「次に選挙があればまず首相になるだろう」という野党第一党の代表が「政治とカネ」にまつわる疑惑の真っただ中にあり、さらに与党の政治家にも飛び火しようかという現状では、「白黒ハッキリするまで冷静に事態を見守ろう」というのがフツーの人の感覚なんじゃありませんでしょうかね。慌てて選挙をやって、マスゴミの皆さんが望む政権交代が起こったところで、生活や景気が劇的に良くなるという希望はありませんし(むしろ「悪くなる」という材料は山のようにあります)、むしろ今ここで全てを明らかにし、政界に溜まっているウミを出し切ってからの方が、今後の展開は明るくなると思うんですが。それとも東京新聞にとっては、選挙は手段ではなく、最早目的と化してるんでしょうかね?

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2009年3月 4日

オザワ、1日で詰み寸前

献金は適正処理=辞任を否定、「強制捜査は異常」-民主・小沢代表

【民主党の小沢一郎代表は4日午前、党本部で記者会見し、自らの公設第一秘書が政治資金規正法違反の疑いで逮捕されたことについて「(献金は)規正法にのっとって処理しており何ら問題はない」と献金の違法性を改めて否定した。自身の進退に関しては「わたし自身何らやましいことはない。(秘書の逮捕によって)どうこうと考えてない」として、辞任を否定した。

 小沢氏は、今回の東京地検特捜部の強制捜査について「衆院選が取りざたされているこの時点で異例の捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力の行使だ」と厳しく批判。「普通の旧来のやり方を超えた異常な手法であったと思う」とも指摘した。

 これに先だって開かれた役員会では、今回の事件を小沢氏の進退問題に発展させないことを確認。小沢氏はこの席で「選挙前の大事な時期に心配を掛けて申し訳ない」と陳謝した】

 ↑今朝方、このような会見をしておりましたオザワですが↓

西松前社長「献金はダム受注目的」 影響力を期待

【小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる違法献金事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された準大手ゼネコン「西松建設」前社長の国沢幹雄容疑者(70)らが東京地検特捜部の調べに対し、「小沢代表側への献金はダム工事などを受注するためだった」などと供述していることが関係者の話でわかった。

 実際、西松建設は06年に、国土交通省が発注する岩手県内のダム工事の一部を約100億円で受注。同社側はこの受注を献金の成果と受け止めていたという。

 特捜部は、西松建設が東北地方のダムなど大規模公共工事の受注で便宜を図ってもらうよう期待して小沢代表側への献金を続けていた疑いが強いとみて、同代表の公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼ねる大久保隆規(たか・のり)容疑者(47)=政治資金規正法違反(虚偽記載など)容疑で逮捕=らが公共工事の受注に関与していたかどうかなどについて調べを進めるものとみられる。

 調べなどによると、西松建設が陸山会に献金する際、会社名を出さないためのダミーとして使っていたのは、同社OBが代表を務める政治団体「新政治問題研究会」(95年設立、06年解散)と「未来産業研究会」(98年設立、06年解散)。他人名義での献金や政党側以外への企業献金は政治資金規正法で禁じられているが、大久保秘書は、西松建設からの政治献金(計2100万円)であることを知りつつ、この献金が両団体からの寄付だったように03~06年の政治資金収支報告書に虚偽記載をした疑いなどが持たれている。

 一方、関係者によると、西松建設は、二つの政治団体の設立当初から、陸山会や小沢代表が代表を務める政党支部へ献金を始めたという。こうした献金を始めた理由について、国沢前社長は「西松建設は東北地方で仕事をとれないため、小沢代表側を頼った」という趣旨の供述をしている模様だ。

 複数のゼネコン関係者によると、小沢事務所は、地元の岩手県など北東北3県を中心に公共工事の受注で強い影響力を持つとされる。この地域での大規模な公共工事の一つとして、西松建設は他の2社との共同企業体(JV)で06年3月、国交省東北地方整備局が発注する「胆沢(い・さわ)ダム」(岩手県奥州市)建設工事の一部の入札に参加。洪水時に流水をためるなどして安全に下流に流すための施設工事を約100億円(後に約90億円に減額)で落札した。

 関係者によると、国沢前社長や西松建設の営業担当者は、この受注について献金の成果が表れたと評価していたという(以下略)】

小沢氏側団体が主導 西松建設トンネル献金

【小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、逮捕された小沢氏の公設第1秘書で、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)が、西松側に対し、献金額や献金先を具体的に指示していたことが4日、捜査関係者の話で分かった。

 東京地検特捜部は4日正午ごろ、民主党岩手県第4区総支部が入る同県奥州市の小沢一郎民主党代表の事務所の家宅捜索を開始、2億円近くにのぼる違法なトンネル献金が、小沢氏側の政治団体の主導で行われてきたとみて、実態解明を進めるもようだ。

 捜査関係者によると、陸山会など小沢氏側の政治団体は、西松のダミーの政治団体「新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)から、両団体が平成18年末に解散するまでの12年間に総額2億円近い献金を受領していたという。

 これらの献金方法については、大久保容疑者が、西松前社長の国沢幹雄(70)と元総務部長兼経営企画部長の岡崎彰文(67)の両容疑者に対し、具体的な金額や献金先などを指示。2人はこれに応じ、毎年1500万円-2000万円程度を大久保容疑者が指定した銀行口座に振り込んでいたとされる。

 特捜部の調べに対し、西松関係者は「長年の献金は、小沢氏側の政治団体からの要求に応じて支払ってきた」などと供述しているもようだ。

 西松関係者によると、両者の献金授受には、新政研や未来研の関係者は一切かかわっていなかったといい、特捜部はダミー団体を使ったトンネル献金について、小沢氏側の政治団体も違法性を認識していた疑いが強いとみている。

 大久保容疑者は、陸山会の会計責任者に就任した12年以降、小沢氏側の政治団体の資金管理を任されていたという。

 特捜部の調べによると、大久保容疑者ら3人は、18年10月ごろ、新政研の名義をダミーに使って、陸山会に対して行われた西松の企業献金を授受するなどした疑いが持たれている】

 「公正じゃないのはどこのどなたですか?」ってな感じの話が、わずか1日でゴロゴロ出てきております。特捜部ハンパねぇッス(笑)。

 ついでにこんな話も↓

小沢事務所 労働保険未加入も 社民・福島党首も数年間

民主党の小沢一郎代表と社会民主党の福島瑞穂党首の事務所が雇用しているアルバイトや私設秘書について、労働保険に未加入だったことが3日、分かった。両党とも派遣社員などの労働保険未加入を批判していながら、党首自らの事務所で同様の問題を抱えていたことになる。小沢氏の事務所は「法令の認識に欠けていた」として未払い分を支払う方針。福島氏の事務所は「手続きが遅れてしまった」と説明した。

 小沢氏の事務所によると、小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部(同県)や資金管理団体「陸山会」(東京)などの私設秘書の労働保険については、小沢一郎東京後援会(東京)が一括して届け出や保険料の納付などをしている。しかし、短期のアルバイトや臨時スタッフなどについては、労働保険の一つである労働者災害補償保険(労災保険)に加入せず、保険料も支払っていなかった。

 同事務所は「少なくとも3、4年は未加入になっており、かなりの人数分の未納保険料を納付することになる」と説明。小沢氏が初当選した昭和44年以来、「正規の秘書」以外は届け出ていない可能性もあり、対象者は数百人規模になるという。

 同事務所は今後、過去の雇用状況を調べた上で労働局に届け出る予定。

 一方、福島氏が代表を務める「福島みずほ事務所」(東京)は、平成18年度までの数年間、雇用する私設秘書2人について労働保険に加入していなかった。

 同事務所は「17年ごろに雇用を始め、労働保険加入の手続きを開始したが、委託事務組合との折衝などで遅れてしまったようだ」としている。

 産経新聞が東京労働局に情報公開請求を行った結果、福島みずほ事務所は19年6月、東京・永田町の参院議員会館の事務所で1人を雇用していることを届けていた。

 民主党はマニフェストで雇用保険制度の拡充を掲げ、昨年12月には社民党などと共同で雇用関連4法案を国会に提出していた。

 福島氏は昨年12月、舛添要一厚生労働相に対して「非正規労働者支援の緊急申し入れ」の中で、「多くの非正規労働者が雇用保険の加入漏れの恐れがあることがわかった。非正規労働者が、資格がありながら雇用保険に加入していない実態を掌握する措置を講ずること」などを求めていた。

 労働保険をめぐっては、河村建夫官房長官や塩谷立文部科学相ら5閣僚の事務所でも私設秘書やアルバイト分が未加入だったことがすでに分かっている】

 この調子で、不動産関連の悪事なんかもじゃんじゃん明らかになってほしいものですね。

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埼玉に不法滞在者特区

市議会がのり子さんら在留許可意見書提出

【埼玉県蕨市議会は3日、同市在住で、強制退去処分を受けた日本生まれのフィリピン人、カルデロン・のり子さん(13)ら家族3人の在留特別許可を求める意見書を全会一致で可決した。首相、法相らに提出する。

 意見書は「母国語を話せないのり子さんが帰国すれば、教育面でも精神発達面でも著しい困難と障害を伴う」と指摘。議会に意見書を提出した市議は「賛否などの反響はあると思うが、子どもの人権を最優先で考えた」としている】

 蕨市議会…最高裁判断も無視しちゃって大丈夫なんですか?こんな特例を認めたりしたら、相当数の不法滞在者が蕨市に集まってくると思いますけど…。

>子どもの人権を最優先で考えた

 このブログでは先日も「不法な手段で得られた利益を認めてはならない」と申し上げたはずですが。そもそも人権ってのは法によって定められた概念なのですから、これを法の上に立てるのは明らかな間違いなのですよ?

【関連】毎日新聞コラム3/3~悲痛な子供たち/埼玉

【初任地の兵庫県で強制退去処分の取り消しを求め神戸地裁に提訴したペルー人の一家を取材した。両親は93年来日し、期限を超え滞在し工場で働いた。小学6年の長女は日本語しか話せない。PTA活動もしていた両親は在留特別許可を求め99年に入管に出頭。しかし、強制退去を命じられた。「友達と一緒に中学校に行きたい」。長女は目を潤ませ訴えた。裁判は棄却され、一家は帰国した。

 蕨市のフィリピン人、カルデロン・ノリコさん(13)一家も同じようなケースだ。入管から家族全員か、ノリコさんを残し両親だけ帰国するか決断を迫られたというが、子供にとってつら過ぎる通告だ。強制退去なら5年間来日できない。もし両親のみ帰国した場合、法相の許可で短期間で再来日できるようにならないものか。

 子供たちの悲痛な顔を、これ以上見たくはない】

 記事では触れてないですけど、結局「不法滞在」だったから「強制退去」って話が出てるんですよね?それは誰の責任?

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2009年3月 3日

その時東京地検が動いた

小沢代表の公設秘書逮捕=西松建設から陸山会に献金、違法性認識か-東京地検

【小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」(東京都港区)が準大手ゼネコン「西松建設」(同区)から違法献金を受けたとして、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反容疑で、小沢代表の公設第一秘書で同会会計責任者大久保隆規容疑者(47)、同社前社長国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反罪で起訴=ら3人を逮捕した。特捜部は同日、陸山会事務所を家宅捜索した。

 西松建設の不透明な資金をめぐる一連の疑惑は、大物政治家秘書を巻き込む事件に発展した。

 政治資金規正法では、政党以外への企業献金や他人名義の献金を禁じている。西松建設はOBが代表を務める2つの政治団体をダミーとして与野党幹部らに対し、多額の企業献金をしていたが、特捜部は、大久保容疑者が同社からの献金と認識していた疑いがあるとみて事件の全容解明を進める。

 逮捕容疑では、大久保容疑者は2006年までの4年間、陸山会が同社から計2100万円の寄付を受けながら、「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」から受けたと虚偽記入していた疑い。一方、国沢容疑者らは同年10月に新政治問題研究会の名義で寄付したとされる。

 このほか逮捕されたのは、同社の元総務部長岡崎彰文容疑者(67)】

 さすがに今日のニュースはこれ一色ですなぁ。当の小沢代表は夕方から行方不明になってるらしいですけど(笑)、普段からあれだけ与党や麻生首相に対して「責任が云々~」などと申し上げていた張本人だけに、国民に対しての釈明はしっかりやって頂きたいものですな。ま、これを皮切りに、カネに塗れた政治の世界が少しは綺麗になっていってほしいものではありますが。

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マンナンライフ、また受難

マンナンライフを提訴=死亡1歳児の遺族-こんにゃくゼリー問題・神戸地裁支部

兵庫県の1歳男児がこんにゃくゼリーをのどに詰まらせ、昨年9月に死亡した事故で、製造会社「マンナンライフ」(群馬県富岡市)の対応に問題があったとして、両親が3日、同社などを相手に計約6200万円の損害賠償を求める訴訟を、神戸地裁姫路支部に起こした。

 訴状によると、男児は昨年7月29日、兵庫県内の父親の実家で、半解凍状態だったとみられる「蒟蒻(こんにゃく)畑 マンゴー味」をしばらく触った後、口に入れてのどに詰まらせた。加古川市内の病院に搬送されたが、約2カ月後に死亡した。

 両親の代理人の弁護士らは記者会見し、同社のこんにゃくゼリーは、大きさがのどをふさぐ程度で、硬さや弾力性がのみ込みにくいものとなっており、容器の形状を考えると設計上の欠陥があると主張。同社が事故を認識しながら、適切な改善措置を取らずに製造・販売を続けたとした。

 男児の両親は事故後、同社に連絡を取ったが、謝罪はなかった。示談交渉でも、書面で2回やりとりしただけで、解決できなかったという。両親は弁護士を通じ、「マンナンライフ社の企業努力によって(死亡事故は)防げた」とコメントした。

 マンナンライフによると、同社は事故を受け、昨年10月に製造を一時中止。約1カ月半後、「凍らせないように」という警告文を追加し、1つ1つのゼリーに警告マークを入れるなど改善策を講じた上で、製造と販売を再開した。

 マンナンライフの話 訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい】

 いやいや正気ですか?どう考えても問題があるのは、凍らせた蒟蒻ゼリーを1歳児なんぞに食わせた保護者でしょ?これが「原告勝訴」なんて事になったら、正月にモチを詰まらせて死人が出たところは、こぞって製造業者を訴えるようになりますぜ?

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「諸君!」が休刊ですと…?

「諸君!」が休刊へ

【文芸春秋のオピニオン誌、月刊「諸君!」が、5月1日発売の6月号で休刊することが3日、分かった。同誌は昭和44年5月に創刊。今年で40年を迎え、保守系論壇を代表する雑誌の一つ。福田恒存氏、山本七平氏らの著名な論客が寄稿したが、最近は部数が低迷。同社や日本雑誌協会によると、昨年の平均発行部数は六万数千部に落ちていた。文芸春秋は「全社的な事業見直しの一環として休刊を決めた」としている】

 保守系論壇も銭カネの問題には勝てず、ですか…。今年は衆院選挙を控え、朝日・毎日をはじめとする左巻き反日マスゴミどもが全国的な民主マンセー運動を繰り広げている中、保守系雑誌の一つとして「諸君!」には大いに頑張ってほしかったのですが…残念でなりません。

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白人の「自然保護」なんてこんなもんです

保護策があだ?サメ襲撃、シドニー周辺で5件相次ぐ

【オーストラリアのシドニー近郊の浜辺で1日、サーフィンをしていた少年(15)がサメに太ももをかまれて重傷を負った。

 シドニー周辺では1月11日以降、サメの襲撃が5件発生、地元住民は恐怖におののいている。

 少年を襲ったのは獰猛(どうもう)な性質で知られるホオジロザメとみられ、少年は病院で治療中。2月11日にはシドニー湾で海軍潜水士(31)が演習中に手足をかみちぎられ、翌12日には、日本人新婚旅行客にも人気のボンダイ・ビーチで、現地人男性(33)がホオジロザメに手をかまれて負傷した。

 地元ニューサウスウェールズ州では、中華料理用にサメが乱獲されるのを防ぐため、年間捕獲量を60トンに制限しているが、今季は予定よりも4か月早く制限捕獲量に到達。現在は捕獲が完全に禁止されており、野党などは「過剰な魚類保護策が襲撃増加につながった」「州政府は人間よりサメを優先している」と、州のサメ保護策を批判している】

 もしかしてオーストラリアって、「管理」とか「保護」とかいうのは苦手なのでは?昨年も「個体数が増えすぎて環境に云々~」などと、カンガルーの大量駆除などをやってましたものね。そんなんで「クジラも保護するべき」とか言って、本当に自分たちで管理できるんですか?

 …そう言えば日本のすぐ隣にも、そういう管理が全くできない民族がいましたね。やっぱ似てるんでしょうか?「オーストコリア」なんて言葉もあるようですし(笑)。

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完全に訴えられるレベルでは?

愛国行為?支払い拒否の中国人の言い分

【第2次アヘン戦争のさなか、中国清朝の離宮「円明園」から英仏連合軍に略奪され、このほどパリで競売にかけられたウサギとネズミのブロンズ像の落札者が中国人だったことが2日、明らかになった。国営新華社通信が伝えた。落札した民間組織顧問は「金を払うつもりはない。中国人としての責任を果たしただけだ」と話しており、像の引き渡しをめぐって新たな問題が起きる可能性が高い。

 新華社によると、落札したのは流出文化財を取り戻す活動をしている民間組織「海外流出文化財救出基金」の顧問を名乗る蔡銘超氏。

 像をめぐっては、中国外務省が「中国に所有権があるのは間違いない」と返還を要求。在仏中国人弁護士らによる競売差し止め請求をパリ大審裁判所(地裁)が棄却したことから、中国国内ではインターネットなどで仏製品不買を呼びかけるなどの過激な主張が飛び交う一方、蔡氏の行為は愛国心と団結心を鼓舞する事例と受け止められている。ブロンズ像は、先ごろ亡くなったフランスの服飾デザイナー、イブ・サンローラン氏の遺産として競売にかけられ、3140万ユーロ(約39億円、手数料込み)で落札された。ロイター通信によると、サンローラン氏のパートナーで、競売出品者となったピエール・ベルジェ氏は、代金が支払われなければ、ブロンズ像を自宅で保有し続ける意向を表明した】

 そりゃ初めからカネ払うつもりがなけりゃあ、金額がどれだけ高くなろうが落札できますわなぁ。日本でも昨年似たような件がありましたが、愛国心云々はともかく、民度の差は明らかではないかと(笑)。

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2009年3月 2日

脳無しマスゴミも極まれり

首相、給付金受け取りへ 『もらわぬ』転換 景気刺激アピール

【麻生太郎首相(68)が定額給付金を受け取る意向であることが分かった。首相官邸筋が二日午前明らかにした。首相はこれまで高額所得者の給付金受給を「さもしい」などと批判し、自らの受給にも否定的な姿勢を示していたが、給付金支給が景気刺激策であることを自ら示す必要から方針転換を余儀なくされた形だ。

 定額給付金に反対する民主、社民、国民新各党が既に現職国会議員の受給拒否を決めているのに対し、自民党は近く、国会議員に受給するよう求める党見解をまとめる。これに合わせて首相も党見解に従う考えを表明する見通しだ。

 定額給付金は一人当たり一万二千円だが、首相は六十五歳以上の高齢者に該当し、受給額は八千円多い二万円。給付金にポケットマネーを足し、地元・福岡県飯塚市での商品購入を検討している、という。首相は昨年十一月、定額給付金について「もともと受け取る気がない」と記者団に表明。その後、講演や国会答弁で高額所得者の受給を「矜持(きょうじ)の問題」などと批判していた。

 しかし、世界的な経済危機で内需拡大の必要性が高まったことから、首相は今年に入り「高額所得者も盛大に使ってほしい」と発言を修正。与党から首相自身も受給を表明すべきだとの意見も出たが、首相は「その時に考える」と明言を避けていた。

 総額二兆円の定額給付金財源を確保するための二〇〇八年度第二次補正予算関連法案は四日、衆院で再可決され、成立する見通し】

 …いくら夕刊とはいえ、新聞の1面トップの見出しがコレですか…。ひょっとするとマスゴミの皆様って、普段は「国民を正しい方向に導くのだ!」などと息巻いておりますが、そうしたごく一般的な国民よりも相当知能レベルが低いのでは?

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小沢にゃ国民を守る気概ナシ!

「拉致はカネで」…危うさ露呈「小沢首相」、ささやかれる総・代分離論

【2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。

 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる-。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。

 外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。

 2月24日、記者団に「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」(幹部)との批判が出ている。

 「民主党に国民は不安も抱いている」。1月18日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。

 小沢はどんな「政権のかたち」を描いているのか。

 麻生内閣の支持率が超低空飛行を続ける中、次期衆院選で民主党が単独過半数(241)を獲得するとの観測が強まっているが、小沢は単独政権を選択できない。参院の過半数(122)まで届かず、統一会派を組む国民新党、新党日本のほか、社民党や無所属議員との協力が、少なくとも来年夏の参院選までは不可欠だからだ。

 「どれだけ民主党が次期衆院選で勝っても、国民新党や社民党と連立しないと自民党にやられるぞ」

 2月20日、小沢は都内の個人事務所を訪ねてきた国民新党代表代行、亀井静香にこう助言され「分かっている」とうなずいた。野党3党による連立の政権公約策定についても、小沢は「選挙がもう少し近づいてからだ」と答えた。

 しかし、連立政権の行く手は容易ではない。とりわけ社民党とは憲法や安保などの基本政策をめぐる溝が深い。社民党がソマリア沖への自衛艦派遣に反対したため、民主党が態度を決めきれないのが好例だ。「旧社会党の右派が抜けた残党の社民党はよりたちが悪い」と民主党保守系議員は警戒する。

 綿貫、亀井ら「うるさ型」が率いる国民新党も一筋縄ではいかない。

 「来年の参院選で単独過半数をとれば、そこから本格的な民主党政治が始まる」。民主党副代表、岡田克也が2月23日の講演でこう述べたのも、社民、国民新両党を牽制(けんせい)するためだった(以下略)】

 少々長い記事だったもので、全文が見たい方はリンクから飛んで下さい。

>「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 先週話題となった小沢のいわゆる「第7艦隊発言」に続き、また問題発言ですか。「第7艦隊発言」については、民主党幹部は「党の見解ではない」などと釈明していたようですが、仮にも政権交代を目指し、首相になろうとしている政党と政治家がコレではねぇ。口でどれだけうまい事を言ったとしても、基本的に日本という国とその国民を守ろうとする気概のない連中には、絶対に政治の舵取りを任せたくありませんな。

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