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2009年5月21日

首都圏でも感染者~判断ひとつが全てを分ける

新型インフルエンザ:首都圏で感染確認 「生徒のため思い…」渡米許可悔いる校長

【首都圏で初めて新型インフルエンザ感染が確認された。一緒に米国でのイベントに自費参加した私立洗足学園高校(川崎市)2年の女子生徒(いずれも16歳)2人だった。「子供たちが得るものは何物にも代え難いと思った」。20日深夜、マスク姿の報道陣に対し校長は、渡米を中止しなかった理由を苦渋の表情で説明。2人が住む東京都八王子市と川崎市の担当者は、対応に追われた。

 午後10時45分ごろから校内で会見した前田隆芳校長は当初、「はっきり連絡がない」と困惑した様子だったが、女子生徒の日程を説明した後、いったん退席。数分後に戻ると、やや大きな声で、「八王子(の女子生徒)については親から、川崎市(の女子生徒)は市から連絡がありました。2年生2人です」とやや紅潮した表情で説明した。

 前田校長によると、生徒は各国の高校生が集まる「模擬国連」というイベントに参加するため、同行の女性教諭1人と2年生2人、3年生4人の計7人で11日、ニューヨークに向かった。14~16日の本番を終え、19日午後、成田空港に到着した。検疫では、発症した女子生徒2人がサーモグラフィーで熱っぽかったため、簡易検査を受けたが、いずれも陰性だったという。

 神奈川県の学事振興課などとの協議で、出発前から自宅待機を決めており、帰国後、感染の可能性もあるため、20日から28日までを自宅待機としていた。教諭を含む7人が他の生徒と接触している可能性はないが、21日に登校させるかは、同日朝までに結論を出す。

 前田校長は「行かせないという判断もあったが、弱毒性ということも総合的に考えて、子供たちが得るものは何物にも代え難いという思いがあった。ただ、行ったことに関しては学校の責任だと思っている」と話した。

 一方、八王子市役所には、テレビでニュースが流れた午後9時過ぎから問い合わせが殺到した。「学校は休校になるのか」「病気を抱えているが大丈夫か」といった電話が相次ぎ、職員が対応に追われた。

 その後、21日午前0時から幹部級の緊急会議を開き、黒須隆一市長が「冷静に対応することが大事だ。市民に安心を与えられるよう行動しよう」と呼び掛けた。

 一方、川崎市では、阿部孝夫市長が会見し「今の段階では接触は限定的。市民は冷静な判断でパニックにならないようにしてほしい」と話した。

■解説

◇想定内、冷静な対応必要

 新型インフルエンザの感染者が検疫での発見例を除き、関西以外で初めて確認された。複数の専門家が国内で感染が拡大している可能性を指摘しており、新たに感染者が見つかるのは驚くべきことではない。新型インフルの多くは症状は軽い。事態を冷静に受け止めたい。

 今回感染確認されたのは、米ニューヨークを訪れた高校生2人。成田空港到着時に38度を超す熱があったが、いずれも検疫で簡易検査の結果は陰性だった。簡易検査の信用性は7~9割程度で遺伝子検査に比べて低く、今回のようなすり抜けも予想されていた。

 ニューヨークで新型への感染が広がっていることを考えると、当地で感染した可能性は高く、同行した生徒らの感染の有無と帰国後に接触した人の把握を急ぐ必要がある。

 高校生が渡航中に感染したとすれば、国内で人から人への感染が始まる前に発見されたと考えられ、そもそもの感染原因が不明で感染者が拡大し続けていている関西の状況とは異なる。

 新型インフルの多くは症状は軽いが、持病を持った人が感染した場合に重症化する恐れが指摘されている。感染拡大を防止することは、それらの人の命を守ることでもあり、個々人が感染を避ける努力が必要だ。

 今回感染が確認された東京都は渡航歴などの症例定義にかかわらず、インフルエンザ患者の新型への感染を調べる遺伝子検査を実施し始めている。行政も感染者の早期発見に向けた積極的な対応が求められる】

>行かせないという判断もあったが、弱毒性ということも総合的に考えて、子供たちが得るものは何物にも代え難いという思いがあった。ただ、行ったことに関しては学校の責任だと思っている

 まぁ別の報道によれば、事前に国連に問い合わせたりマスクや消毒液を準備するなどの対策を取っていたようですので、学校側の対応に全くの落ち度があったとは言えないでしょうが、それでも新型のウイルスが蔓延している地域に生徒を送り、あまつさえウイルスを国内に持ち込ませてしまったのは、判断が軽率だったというそしりを免れませんな。「弱毒性と言われているから行かせてもよいのでは」というのは、生徒を預かっている立場として少々管理意識が甘いように感じますが…。

>複数の専門家が国内で感染が拡大している可能性を指摘しており、新たに感染者が見つかるのは驚くべきことではない

 変態新聞は学校側を擁護しているつもりなのかも知れませんが、今回のケースは国内で感染が拡大したというものでなく、明らかに「海外で余計なものを拾って日本に持ち込んだ」ケースで、話が異なりますよね。こういう的外れな文章が書けるというのはさすが毎日新聞、過去に所属記者が空港に爆弾を持ち込んで爆発させ、6人を死傷させただけの事はある?

 …まぁ、都や自治体はこの件に関し、「現時点では国内で人から人に感染したわけではない」として今後の動向を見極めるという判断をしたようですが、果たして大事にならずに済みますでしょうかね?いやもちろん、私もそうならない事を願ってはおりますが、もし今後八王子や川崎を中心にウイルス感染者が激増しようものなら、この校長は責任問題だけで終わらなくなる可能性も出てきますのでね…。

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コメント

その通りやと思う。国内感染第一号が発見された神戸の例でも分かるとおり、医師の適切な判断で早期に発見され、それほどの広がりもなく終息してきてますが、日本全国どこでも条件は同じで、関西圏だけが特に危険なわけではないと思います。元々、関西はお上に楯を突いても正しいと思ったことは貫くという気質が有るので、厚労省の指針どおり(海外渡航歴や帰国者との濃厚接触者など)の患者だけでなく、おかしいと思った患者も遺伝子検査を行った結果分かった事。これから首都圏や他の大都市圏でも二次・三次の感染者が出る可能性は十分あると思います。全国の皆さん、明日はわが身ですよ、十分ご用心ください。それと関西在住者を悪者扱いしないでください。

投稿: | 2009年5月25日 12時03分

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