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2010年6月30日

本当にどいつもこいつも…

枝野氏「小沢氏は大衆迎合」公約修正批判に反論

【民主党の小沢一郎前幹事長が昨年の衆院選政権公約(マニフェスト)を参院選公約で修正した現執行部を批判していることに対し、枝野幹事長が強く反論、玄葉政調会長(公務員改革相)、野田財務相らも一斉に“逆批判”し、党内の亀裂が浮き彫りになった。

 枝野氏は29日夜、香川県綾川町で記者団に、小沢氏が子ども手当満額支給や高速道路無料化などの修正を問題視していることについて、「法人税収の大幅な落ち込みなどにもかかわらず硬直的な考えをするのは、結果的に国民に迷惑をかける大衆迎合だ」と語った。

 また、昨年末、小沢氏主導でガソリン税の暫定税率廃止を撤回したことを引き合いに、「小沢幹事長時代に(政権公約を)手直ししたことをもうお忘れになっている」と皮肉を込めた。

 玄葉氏は29日の閣議後の記者会見で「(小沢氏を含む)前執行部の下で(マニフェストの)見直し作業は進んだ。今はチームが一丸となって戦うべき時ではないか」と不快感を示した。野田財務相も記者会見で、「参院選公約は鳩山首相、小沢幹事長の下の(党マニフェスト)企画委員会を中心にまとまった。ご自身も当然、企画委員会の話を聞いていたと思う」と、小沢氏の対応に疑問を呈した。

 一方、小沢氏も収まらない。29日、参院選候補の応援のために訪れた山形県鶴岡市での演説では「選挙を通じて約束したことは、やり遂げなければ、皆さんの信頼を勝ち取ることはできない」と訴え、マニフェストを守るべきだとの考えを改めて強調した。

 小沢氏の一連の発言については、菅首相の消費税率に関する主張に党内でも反発があることから、「政権公約を順守した歳出拡大路線に力点を置くことで、復権の手がかりにするつもりだ」(党幹部)との受け止め方も出ている】

 こりゃまたツッコミ所の多い…自分の体たらくを完全に棚上げして、よく相手を批判できるものですよね。この「恥知らず」っていうスキルがないと、民主党の政治家にはならないんでしょうか?

【参考①】「雨後のタケノコ新党、大部分は元自民」―民主・枝野氏

 民主党にも元自民は何人もいますし、連立組んでる国民新党も元自民ですが何か?

【参考②】共産党が「デタラメ」 枝野氏「公務員労組と民主党は無関係」発言に

 枝野は正直、幹事長を務めるだけの技量はないと思うのですが。考えて喋ってるとは思えませんし。

川端文科相:兼職違反の疑い 「経営相談」で147万円

【30日に公開された国会議員の所得報告書で、川端達夫文部科学相は「経営相談等」として147万円余を雑所得に計上したが、同氏事務所は内容について詳細な説明を拒んだ。経営コンサルタントなどの場合は、国務大臣が兼職して報酬を得ることを禁じた規定に違反する疑いがある。

 過去の報告書も併せると、川端氏は「経営相談」や「経営相談等」として00年以降、毎年約142万~192万円を計上(01年以前は雑所得ではなく事業所得)。過去10年間の総額は1585万円余に上る。

 川端氏の事務所は当初、「通年報酬という以上は(説明を)差し控えたい。(詳細を)答える必要もない」とし、「(大臣)就任後はゼロ円。来年以降はなくなると思う」と回答した。しかし、「通年報酬」と「就任後ゼロ」が矛盾すると尋ねると、後になって「通年ではなかった」と説明を変えた。

 その上で「経営相談は企業からもらっているもので、特に(川端氏にコンサルタントなどの)資格はないが、雑談程度」と説明。147万円余の内訳は経営相談以外にテレビ出演料8万円、厚生年金34万円とした。ただし、企業の業種や相談内容、説明が変転した理由、通年報酬でないなら月額報酬だったのかどうか、などについては一切答えなかった】

 川端もいろんな疑惑がちょくちょく報じられてますね。民主党の政治家って「俺が法だ。がたがた文句言うな」と本気で考えていそうで怖いです。

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東京新聞コラム6/30~そんなアナタはサヨク脳?

東京新聞「筆洗」6/30付

【<メーデーや東京タワー古びたる>(相子智恵)。高さ日本一の座を東京スカイツリー(東京都墨田区)に奪われた東京タワー(港区)は、下町にそびえ立つスカイツリーの人気の前に、やや影が薄くなった感がある▼「はとバス」などは今夏、建設中のスカイツリーを見学する観光バスを三路線、相次いで定期運行するという。世界一の高さになるスリムな鉄塔が日々変化する姿は胸躍るが、東京タワーの鉄骨むき出しの荒々しさにも捨てがたい味がある。ライトアップで闇に浮かぶもう一つの顔も魅力的だ▼東京タワーが一年三カ月かけて完成したのは一九五八年十二月。鉄骨の一部に、米軍の戦車のスクラップが使われたことを作家半藤一利さんの『ぶらり日本史散策』に教えてもらった▼五百万人近くが死傷した朝鮮戦争は五三年七月に休戦。不要になった戦車の払い下げを受けた日本の業者が、三百台を買い取って解体。製鉄会社が溶かして再生した鉄骨を二百五十メートルの特別展望台より上に使ったという▼朝鮮戦争は二十五日で開戦から六十年を迎えた。三月の韓国軍哨戒艦の沈没事件を機に、韓国と北朝鮮の関係は極度に悪化、一触即発の緊張感が続いている▼民族同士が血を流し、いまだ休戦状態にある戦争の完全な終結は、一層遠のいてしまった。東京タワーが視野に入ると、戦車が思い浮かぶようになった

 もう少しプラスの方向に考えれば、休戦によって不要になった戦車を解体して作ったという東京タワーは、完全なものではないにしても平和のモニュメントであると言えるんじゃないかと思いますが…自虐史観でガチガチに縛られている方々には、「東京タワー=戦車」というマイナスの方向での思考しかできないんでしょうね。まぁ、東京新聞で1面下のコラムを書くような御仁は、多分にそうした「サヨク脳」に侵されているのだろうなと想像はつきますが。これは進行しますと、どこからともなく軍靴の音が聞こえてくるなどの幻視・幻聴や、日本の国旗を見たり国歌を聞いたりすると筋肉が硬直して立ち上がれなくなるなどの症状が現れるそうですので、どうぞお大事に。

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2010年6月29日

ダメ政治家の見本のような千葉

【参考】マニフェストからして信用できないのに

入国直後に生活保護申請=中国人48人、受給目的の来日か-大阪市

大阪市は29日、日本に入国した中国人48人が入国直後に生活保護を申請し、そのうち32人は既に受給していると発表した。全員が、市内に在住する姉妹の親族として入国しているが、市は保護費受給を狙った入国の疑いがあるとみている。今後法務省などに入国審査の強化を求める方針。

 市によると、48人は中国福建省から、今年の5月から6月上旬にかけて来日。全員が、同市西区に在住している中国出身の高齢姉妹の親族として定住資格を得ており、入国後平均して8日たった時点で、5区役所に生活保護を申請していた。

 申請が集中した区役所の担当者が不審に思い発覚した。保護申請の際、ほとんどに市内の不動産業者と特定の通訳が同行していたという。申請に当たっては、「姉妹の介護」を来日理由に挙げていた。

 市は「不自然な点が多く、入国理由が虚偽の可能性もある。入国管理局はもっと厳しくチェックすべきだった」として、法務省などに審査の厳格化を求める。今後、生活保護の受給停止も検討するほか、警察とも協議して実態を調査する

 どんだけザルなのかと。法務省のこの体たらくは、大臣である千葉のバァサンの関わりが強く疑われますね。生活保護の受給額は、制度は違えど40年真面目に保険料を払った後にもらえる年金より高いそうですが、大臣は大好きな中国人様に日本人の税金で援助差し上げる事ができて、さぞかしご満悦なんでしょうなぁ。国民にしてみればたまった話じゃありませんが。

千葉法相、枝野氏を批判 みんなとの連携「困惑」

【千葉景子法相は29日午前の記者会見で、民主党の枝野幸男幹事長が行政改革分野で、みんなの党との連携に言及したことについて「参院選後いろいろなことはあるのかもしれないが、選挙をやっている中で(発言が)出るといささか困惑はする」と批判した。

 千葉氏は今回参院選で神奈川選挙区から出馬しており、同選挙区にはみんなの党から中西健治氏が立候補している

 日本の政治家のクセに日本のためにならない事でしか動かないバァサンとは思ってましたけど、ご自分の票勘定でも動かれるんですね。選挙ってのは政治家なら誰でも浴びる洗礼のようなものだと思うのですが、何かその審判を受けたくない理由でも?

【関連】参議院選挙2010 神奈川選挙区の候補者情報

 そもそも千葉景子とは、

・二重国籍、人権侵害救済法、国籍法改正を推進
・国籍法改正案審議で、自民党議員の発言に対し約束違反と猛抗議
・公費で韓国の反日デモ参加
・シン・ガンスら在日韓国人政治犯釈放の要望書に署名
・戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法案提出
・「元『慰安婦』の補償と名誉回復のために! 決起集会」参加
・入国管理局の不法滞在外国人通報システムを批判
・安倍元首相の「子供は国の宝」発言を批判
・他人名義のパスポートで不法入国したフィリピン人家族の強制送還を批判
・「外国人参政権議連」の呼びかけ人
・死刑廃止を訴えるアムネスティ議員連盟(事務局長)
・新政局懇談会(自治労・日教組など旧社会党系議員の横路グループ)に所属
・国旗及び国歌に関する法律に反対
・労組による票の買収工作で関係者に有罪判決

 …などなど、日本の政治家としては不適格な言動が多々見られる人物です。神奈川の皆さんが良識をお持ちなら、とりあえず一回落としてみませんか?

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命の重さ、平和の重さ

東京新聞コラム「筆洗」6/29付

【バットを持ってはにかむ男の子の写真が大きく映し出されている。その横でロバート・カーリーさんは死刑制度への思いを静かに語り始めた。先日、都内で開かれたシンポジウムの一場面だ▼十三年前、米マサチューセッツ州で、十歳だったジェフリー君が二人組の男に誘拐され殺された。最愛の息子を失ったカーリーさんは、死刑を求める発言をメディアで繰り返し、州で廃止されていた死刑の復活を求めて活動した▼二人の裁判は、腕利きの弁護士を雇った金持ちの主犯より、従っただけの貧しい男に重い刑が下された。不公正な司法の現実に疑問が芽生えた。「死刑に賛成しなければ息子に申し訳ない」と悩んだが、多くの遺族と会い、考え抜いた末、死刑反対を公言するようになる▼カーリーさんが属する「人権のための殺人被害者遺族の会」は、犯罪被害者団体が数多くある米国でも死刑反対を主張する唯一の団体だ。いま五人のメンバーが来日し、体験を語っている▼「死刑という新たな殺人を繰り返してほしくない」。遺族として死刑に反対するという思想に、国家が命を奪う究極の刑罰の意味をあらためて問い直してみる世論調査では「死刑容認」は八割を超えるが、自分とは無縁の世界と考える人が大半だろう。これからは違う。裁判員裁判の審理で、私たちは死刑に正面から初めて向き合うことになる

 「人の命は尊い、命は地球より重い。だから命を奪った罪を贖えるのは命をもってのみ」という論理はそれなりに説得力があると思うのですが(もっとも、人を殺めなくても死刑になる犯罪もありますが)…死刑反対派の皆さんにとっては、実は命ってのはそんなに重いものではないのでしょうか?

 「人権は生まれ持った権利」などという人もいますけど、私はそうは思いません。歴史を紐解けば人権とかいうものは、近代法が成立してはじめて定められた概念です。近代法を作ったのは近代国家ですから、すなわち人権とは「国家が与えたもの、その後ろ盾がなければ意味をなさないもの」と言えるでしょう。ゆえに国家には「生きる権利を取り上げる」、つまり命を奪うという刑罰を行えるのだと考えます。少なくともこれは国家権力によって無制限に行われているワケではなく、しかるべき理由がある上でのみなされている事なのですから、これ自体をそこまで問題視する必要はないと私は思います。

 裁判員裁判についても、これは各々が社会を構成する一員として、社会の平穏を脅かした犯罪にどれだけの罰を与えるかを考えるものです。その判断は社会的責任を求められるものですが、「『間接的な人殺し』になりたくないから死刑にはしない」というのは、この責任を果たしていると言えましょうか?ぶっちゃけるとこんなのは単なるエゴであって、人が社会の中で生活していこうとするなら、そうしたものは常にTPOをわきまえた上で考えるべきだと思いますがね。

読売新聞コラム「編集手帳」6/28付

【平和を数値で計ることができるのか、疑問がないわけではないが、英誌エコノミストの調査研究部門EIUなどが2007年から世界各国の「平和度指数」を集計している◆今月初めに発表された2010年版で、日本は昨年の7位から3位へとランクを上げた。1位はニュージーランド、2位はアイスランドだった。日本は防衛費の対国内総生産(GDP)比が1%未満で、犯罪率も低いことが評価されたという◆平和な国だと言われて悪い気はしない。では同盟国アメリカは、と探せば85位で、ああ戦時国家なのだと改めて思う◆「平和が望ましいと信じているだけでは平和を実現できない」。昨年12月のノーベル平和賞授賞式でそう力説したオバマ大統領は、テロ組織アル・カーイダの根絶を図るアフガニスタン戦争を、「必要な戦争、正しい戦争」と位置づけ、兵力を10万人に増強した◆その戦いが思うようにいかない。戦死者は1000人を超し、ベトナム戦争を上回る最も長い戦争になった。政権批判の発言をした駐留米軍司令官を解任した。「平和は犠牲を伴う」という大統領の言葉が重く響く】

 「平和は犠牲を伴う」なんてのは当然ですね。平和を維持するために日夜努力している人々と、それを下支えしている人々があってこそ、平和は保たれているのです。この点について日本の外交・安全保障はどうだったでしょうか、「世界の恒久平和を念願し」と言いながら、憲法9条と在日米軍の抑止力を盾に国に閉じこもり、自国の繁栄を謳歌してきただけではありませんか?「平和が望ましいと信じているだけでは平和を実現できない」、この言葉についてどう思います?

 まぁこの国において「平和の犠牲」と言えるのは、沖縄をはじめとする基地周辺の人々の事でしょうかね。そりゃあ、負担が一部の地域に集中するなんてのは避けなければならないと思いますけど、それでも地理的要因などを度外視する事はできないでしょうし、「これまで平和だったんだから、基地なんてなくても何も起きない」「憲法9条があるのだから出ていけ」なんてのはお花畑の意見です。沖縄の負担軽減の議論は今後も続けていくべきものとして覚えておきますけど、あくまでその議論は現実的な視点からでのみ行ってほしいものですね。

 チラッと「憲法9条」を出しましたのでこの言葉にも触れておきますが、憲法とは国民を守るためにあるものです。左巻きには「周辺諸国の緊張を高めないために、日本は自衛のための軍隊をも放棄すべき」とか「日本人は死んでも憲法9条を守るべき」などと述べる輩もいますが、当の憲法には、そんな文言は一言たりとも謳われていませんね。こうした弁は憲法の何たるかを理解していないとしか思えず、勘違いも甚だしいと言わざるを得ないでしょう。憲法を神格化して崇め奉るのは結構ですが、それを他人様に押し付けるような真似だけはして頂きたくないものです。

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マニフェストからして信用できないのに

マニフェスト不記載でも実現目指す 夫婦別姓と人権救済機関で法相

千葉景子法相は29日午前の記者会見で、選択的夫婦別姓を可能にする民法改正案と人権侵害救済機関設置法案(旧人権擁護法案)が民主党の参院選マニフェスト(政権公約)に記載されていないことについて「マニフェストに載っていない、あるいはテーマになっていないことが特段問題になることはない」と述べ、参院選後も引き続き法案成立を目指す考えを示した。

 民法改正案は昨年夏の衆院選で民主党が掲げたマニフェストでも盛り込まれなかったが、千葉氏は「一貫して民主党としては取り組み、提起をしてきた。突然消えてしまうとか継続性がなくなるということではない」と強調した】

 先の衆院選で国民と約束した事はほとんどマトモにできていないのに、約束してない事は頑張ってやりますってのはスジが通らないでしょ。内閣支持率の下落が怖くて、首相が公言した消費税増税も隠すようになった民主党、これから国民に迎合していくってんなら、夫婦別姓も人権擁護法案も外国人参政権も諦めたらどうなんですか?

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2010年6月28日

人間謙虚が一番ですよ

「W杯4強」再び意識=選手に自信と意気込み〔W杯〕

【サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で2大会ぶりに1次リーグを突破した日本代表の岡田武史監督が、目標として掲げた「ベスト4」を再び意識し始めた。

 今年に入って不調が続き、岡田監督は「W杯4強」をあまり口にしなくなった。5月10日のメンバー発表記者会見でその点を問われた際には、「目標は全く変えていない」とした上で、「目標を達成するためにまず、1次リーグを突破しなければならない」と答えた。

 その1次リーグE組を2勝1敗の堂々たる成績で突破。パラグアイ戦を2日後に控えた27日の当地での練習後、岡田監督は「われわれの目標はここではない」と力強く言った。また、チームに達成感は漂っていないかとの問いにも「大丈夫だと思う」と、選手たちの「燃え尽き」を否定した。

 選手たちも、満足感とは無縁のようだ。ゲーム主将の長谷部が「もちろん行けるところまで行きたいと思うし、ベスト8からが本当の戦い。本当の戦いの舞台に立ちたい」と言えば、中沢も「ハングリーさを忘れちゃいけない」。自信と意気込みを持って、パラグアイ戦に臨む】

【前記事】予想外の勝利

 ま、普段の実力からすれば、1次リーグ突破はもう奇跡みたいなものでして…一発勝負のトーナメント戦では、現状の日本がこれより上に行く事はまず不可能でしょうね。身の程をわきまえなさい…と言ってみる。

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東京新聞社説6/28〜ムダ削減論も程々に

増税論議 『目指す社会』を語れ

【消費税を含む増税論議が参院選の焦点になってきた。税制は、どのような国、社会を築くかの思想や理念で裏付けられなければならない。参院選を通じ、各党は目指すべき社会を語るべきだ。

 「このままでは二年か三年でギリシャみたいになる」。菅直人首相は参院選の遊説でこう演説し、消費税率引き上げなど増税の必要性に言及した。財政悪化で国債が急落したギリシャ危機のような事態を避けるため、増税によって財政を健全化する。将来に備えた論議の提案だ。

 これに先立ち、政府税制調査会の専門家委員会(委員長・神野直彦東大名誉教授)は、消費税率を引き上げて広く国民に負担の分かち合いを求める一方で、これまで弱めてきた所得税の累進構造を回復し、富裕層により多くの負担を引き受けてもらう−とする報告書をまとめた。

 基礎年金と老人医療、介護の福祉三分野の予算は膨らみ、社会保障全体では毎年一兆円の増加が避けられない。二つの税を車の両輪に、税収を回復させて社会保障の安定財源を確保し「支え合う社会を」が報告書の理念だ。

 消費税が1%で二・五兆円の税収を見込むのに対し、所得税は最高税率を現行の40%から45%に引き上げても税収増は四百億円。

 数字的にはわずかだが、そこには再分配機能を強化して、高額所得者も低所得者もみんなが支え合って社会をつくるという理念が込められている。この専門家委の提言を国民が受け入れるかどうか、税の在り方論議が徹底して深められなければならない。

 今回の参院選での違和感は、民主も自民も、二大政党が消費税率引き上げで足並みをそろえていることだ。先の衆院選で民主党が獲得した三百を超える議席は、行政の徹底したムダ削減など、新しい政治に対する期待だったはずだ。各党が競うべきは、まず行政のムダ排除の知恵だ。

 税制や財政健全化論議で大切なのは目指すべき社会の姿が示されることだろう。少子高齢化や経済のグローバル化による雇用の不安定は歴史的に未知の難問だが、国民に選択すべき社会が各党から示されることが出発点でもある。

 政治と納税者との相互信頼が欠かせないことも当然だ】

 「増税の前にムダの削減を〜」とは、最近じゃあ猫も杓子も使うセリフですけど、東京新聞をはじめとしてそういう皆さんに是非お聞きしたいのは、「では、いくらのムダを削減できれば増税を行ってよいのか」「その金額は現実に削減可能な数字なのか」という2点ですね。この国の特別会計などにどれだけのカネが眠っているのかはさっぱり見当がつきませんけど、中長期的な社会政策を考えるなら、財源を「ムダの削減」に頼るのは限界があり、やはりどこかの段階での「増税」というのは避けられないものでしょう。しかし、ムダ削減論者たちはその「どこかの段階」を認めてくれるのでしょうか?仮に政府が頑張って頑張って、これ以上は絞っても何も出てこないくらいのムダ削減に成功したとしても、連中が「いや、まだどこかにムダがあるはずだ!」とか言い出したら、いつまでたっても増税の話は進められませんでしょう?

 思えば民主党は衆院選以前に「財源は埋蔵金で何とかなる」などと言っていましたが、今その言葉はとんと聞かれなくなっています。最初の事業仕分けでも、3兆円の捻出を目指して行われた仕分け作業の結果、出てきた金額は目標の4分の1にも満たないものでした。ひょっとしたらこの「行政のムダ」というもの自体、政治家やマスゴミによって、実際より過大なもののように思い込まされているんじゃありませんかね?異論のある方は是非、行政のどこにどれだけのムダが隠されているのか、ソースを示して教えて頂きたいものです。

 …時に会社は違いますが朝日新聞さん、5月1日から店頭販売分の朝刊の価格を20円も引き上げたんですよね?皆さんは消費者に一方的な負担を押し付ける前に、当然ムダの削減をしっかりとされたんでしょうな?どんなムダをどれだけ減らしたのか、ちょっと教えてもらえませんか?

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懲りずにブレるアホ政党

「超党派に呼びかけ」までが公約 消費税論議で菅首相

【G8サミットに出席した菅直人首相は26日夜(日本時間27日午前)、トロント市内で同行記者団との質疑に応じた。消費税については、超党派で議論しようと呼びかけた提案自体が参院選公約だとの考えを強調。10%を参考に税率引き上げを検討するという自らの発言は、公約ではないとの認識を示した。

 首相は21日の記者会見では、「自民党が提案している10%を一つの参考にしたい、と申し上げた。そのこと自体は公約と受け止めていただいて結構だ」と述べていた。今回、この発言を事実上修正した。

 「選挙戦で消費税が強調されすぎている」(首相周辺)との判断から、争点化を避ける狙いとみられる。首相は26日、「消費税を含む議論をスタートさせましょうと提案していることを公約と言われるなら、その通りだと言った」と釈明。さらに、「財政再建の第一の柱はムダの徹底的な削減だ。同時に成長戦略で雇用を拡大し、需要を拡大してデフレから脱却する」と、ムダ削減を優先する姿勢を強調した。

 朝日新聞が24、25日に行った参院選情勢調査では、民主党の過半数確保は極めて微妙。内閣支持率では、政権発足当初の勢いにかげりも見える。党幹部の一人は26日、「民主党の伸び悩みには消費税が効いている。(主張を)薄めていかざるを得ないだろう」と述べた。また、小沢一郎前幹事長も25日、記者団に「地方経済は都会以上に非常に深刻だ。そこで、消費税10%という話になると非常に心配している」と語り、消費税が選挙戦に影響しているとの考えを示唆している。

 菅首相は26日、参院選の勝敗ラインについては「現有議席(54)をいかに確保し、超えていくことができるかだと当初から申し上げている」と述べて、54議席とする考えを改めて示した(以下略)】

民主党が一転して「消費税」争点隠しへ みんなの党に秋波?

参院選の最大の争点に浮上した消費税増税について、菅直人首相が発言をトーンダウンするなど民主党が「争点隠し」に躍起となっている。「消費税率10%」に言及した首相の発言後、世論調査で内閣支持率が下落し参院選への影響が出始めているためだ。

 「私は(各党に消費税の議論を)呼びかけると申し上げたが、皆さんが書いている見出しだけ読むと書いていない。もうちょっと正確に言ってほしい」

 菅首相はカナダ・トロントでの同行記者団との懇談で報道に八つ当たりした。

 消費税増税論議を参院選で掲げようとしたのは首相自身だが、フジテレビ「新報道2001」の24日調査でも支持率は46・8%と5割を割り込み、1週間前と比べ6・4ポイント下がるなど影響は如実に出ている。民主党の菅首相グループに所属する東京選挙区候補の27日の街頭演説では、こんな発言も飛び出した。

 「参院選は消費税が争点ではない。争点になるなら次の衆院選だ。参院選は政治行政の改革を民主党にやれということを表していただく選挙だ」

 この候補の応援に駆けつけた枝野幸男幹事長も消費税に触れることはなかった。最近、枝野氏が街頭演説などで直接「消費税」の文言に言及することはほとんどない。

 仙谷由人官房長官と民主党の枝野幸男幹事長、玄葉光一郎政調会長、安住淳選対委員長は27日夜、都内のホテルで参院選の情勢について意見交換したが、与党で過半数維持に必要な56議席を得るのは現状では困難との見方が多数を占めた。

 「自民党に無党派層を引きつける勢いはない」との認識でも一致したが、安住氏は出席者に消費税について「あまり発言しないでほしい」と自制を求めた。

 ただ、「争点隠し」に躍起になり、発言を軌道修正することは逆効果にもなりかねない。過去にも故橋本龍太郎首相が平成10年の参院選で、恒久減税をめぐり発言が二転三転し、自民党は敗北、橋本氏は退陣に追い込まれた例がある。

 一方、枝野氏はみんなの党などに秋波を送りはじめている。

 「安定的な数を得てもテーマごとに考え方が近い皆さんの意見を取り入れ、幅広い合意で進めたい。行政刷新ならみんなの党と大変近い。財政健全化では園田博之・たちあがれ日本幹事長と新党さきがけの時(一緒に)やった。労働者の立場では社民党と近い。野党のよい意見があれば、取り入れるのは与党の器量だ」

 枝野氏は27日午前のBS11の番組収録でこう語り、参院選後の部分(パーシャル)連合を示唆した。

 もっとも、枝野氏は同日午後、東京・池袋での街頭演説では「行政改革担当大臣を1年半もやりながら結果を残せなかった」と渡辺喜美みんなの党代表を批判した。「連携をちらつかせ有権者の新党離れをねらう作戦だ」(みんなの党候補)との見方もあるが、支持率がV字回復した内閣発足時の余裕がなくなっていることの証左ともいえそうだ】

 読売新聞の最新の調査では菅内閣の支持率は50%、ほとんど何もしてないのに、3週間足らずで14ポイントも下がったそうですね。そりゃ民主も焦るってもんですよ、ポッポにオザワまで切って党のイメージ刷新を図ったのに、こんなあっさり元に戻られたんじゃあ…所詮あの数字は「ご祝儀」だったという事ですが、3週間前に「支持率V字回復!」とか言って喜んでた皆さん、お元気ですか?

 まぁ、元よりお遍路の打ち出した消費税増税論は、数字の根拠も不明ながらそれまでの党の主張とも相反するものでしたから、恥ずかしげもなく翻すというならそれはそれで構いません。しかしそのためには、国民に対して軌道修正に至った経緯と、最近スローガンに掲げている「強い3点セット」を実行する財源をどう確保していくのか、それを説明しなきゃなりませんよね?

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2010年6月27日

宮崎は大丈夫ですか!?

東原亜希「早く沈静化しますように」 宮崎の口蹄疫を心配

タレントの東原亜希が6月26日(2010年)のブログで、家畜病・口蹄疫に苦しむ宮崎県を心配している。

 東原は宮崎のニュースに心を痛め、農家のブログも、涙なしには見ることができなかったという。宮崎からの配送物を受け取り拒否する人がいるという話も聞いた。

「宮崎だからとか 今騒いでいるからとかじゃなく
ちゃんとした情報を知って ちゃんとした判断を下してほしいな、って」

と呼びかけ、「一刻も早く沈静化しますように。ただただ祈るばかりです」と綴っている。

 コメント欄には「がんばれ宮崎! 」といったものや、宮崎の読者から「宮崎牛をもっともっと食べてください!」といったものが寄せられている】

 「所詮J-CAST」とはいえ、ニュースサイトが取り上げるまでのシロモノとは…デスブログ恐るべし。

【参考】東原亜季 デスノート伝説(「アルファルファモザイク」様)

 しかし現状を思うと宮崎の事は本当に心配です。

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ずっと与党でいる方法

与党過半数割れなら、連立参加呼びかけ…首相

菅首相は26日夜(日本時間27日午前)、トロント市内のホテルで同行記者団と懇談し、参院選で民主、国民新両党の与党で過半数に達しない場合、選挙後ただちに他党に連立参加に向けた協議を呼びかける方針を表明した。

 首相は、参院での与党過半数割れによる「ねじれ」について「政権運営上、なかなか難しい状況だ。そうした場合には他党のみなさんともいろんな形で話し合いをすることが必要になる」と述べた。参院選の目標議席については「54議席以上」とする考えを改めて示した。

 消費税率の「10%」引き上げに言及したことに関しては、「私が公約したのは(超党派の)議論を呼び掛けるところまでだ」と述べた。当地で開催された主要8か国(G8)首脳会議で消費税について直接触れなかったことについては「特に意図はない。マクロ的な議論の中で、マクロ的な表現で申し上げている」と語った】

 可能性があるのは自民、公明、みんなの党といったところでしょうか。しかし覚えておいてほしいのは、先日まで連立を組んでいた社民は普天間の件であっさり切り捨てられた事、国民新も「郵政関連法案を通す」という約束を反故にされたという事ですかね?

【関連】「力もらえないと、またねじれに」―民主・玄葉政調会長

 力を与えたら何が起こったか、ちゃんと覚えていますよ?以前にも述べましたけど、民主党の売国政策を監視するためには今回は「ねじれ」は必須かと。

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2010年6月26日

サミットでも国売ります

【サミット】母子保健対策に4500億円 「ムスコカ・イニシアチブ」表明

【カナダ・トロント郊外のムスコカで開かれている主要8カ国(G8)のサミット(首脳会議)で、議長国カナダのハーパー首相は25日、開発途上国の新生児や妊婦の死亡率低下を目的に母子保健対策を強化する「ムスコカ・イニシアチブ」を表明した。8カ国で今後5年間に総額50億ドル(4500億円)を支援し、日本もこのうち5億ドルの支援を表明した。

 妊産婦、新生児、幼児の高い死亡率はサハラ以南のアフリカや南アジア諸国の大きな課題として、世界銀行が新たな支援策の必要性を訴えてきた。議長国カナダの主導で、G8にアフリカ・中南米の開発途上国9カ国を加えた拡大会合で、母子保健対策に一致して取り組む姿勢を確認した。

 菅直人首相は「母子保健の最大の障害は多くの妊産婦が適切な治療前に死亡することだ。日本は産前産後と切れ目ない治療を重点的に行っている」と述べ、支援を表明した】

 また海外に出た途端、カネをバラ撒く約束してきたんですか。この辺はポッポと全然変わらんですなぁ。

【サミット】中国をG8首脳会議に招待 菅首相が提案

【菅直人首相は25日夜(日本時間26日午前)、カナダのムスコカで開催されている主要国(G8)首脳会議の夕食会で、中国をG8首脳会議に今後招待することを提案した。

 外務省によると、菅首相は中国が国際社会で存在感を増していることを踏まえ「中国に一層責任感を高めてもらうために、時にはG8に呼ぶことも考えていいのではないか」と話した】

 国連の常任理事国のクセに、それに見合った事は何一つしていない中国、連中をG8に呼んだら、世界のために何かしてくれるとでも?中国のイヌっぷり全開ですね、きっと各国首脳の皆さんも同じ事を思ったことでしょう。

【6/28追記】中国、G8に「興味なし」 菅首相の提案に否定的

 想いは届かず(笑)。

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2010年6月25日

東京新聞社説6/25~この期に及んでマニフェスト?

参院選公示 政策の優先順位を競え

参院選が公示され、各党首が選挙応援に飛び出した。七月十一日の投開票日に向けた各地での遊説では、党の主張の羅列や候補者名の連呼ではなく、政策の優先順位を明示し、競い合ってほしい。

 経済成長による「果実」を分配する政治から、「痛み」を分かち合う政治へ-。そんな時代が本格的に到来したのだろうか。

 有数の激戦区、大阪を第一声の場に選んだ菅直人民主党代表(首相)が最も多くの時間を費やしたのが、「消費税」「財政再建」だ。

 与党が選挙で消費税を持ち出すのはタブーだが、首相は「(財政危機の)ギリシャで最初に言われたのは年金、(公務員)給料のカット。そういう事態は何とか避けたい」と、消費税を含む税制改革の超党派協議への理解を求めた。

 その中で「第一が無駄の削減。第二が並行して経済強化。その二つをやった中から、それだけで十分なのかを議論しなければならない」との発言に注目したい。

 消費税論議入りの前提として、行政の無駄削減を優先する姿勢を鮮明にしたもので首肯できる。

 ただ、与党の国民新党の亀井静香代表は消費増税反対を表明し、「今やるべきことは都会も田舎も元気にする大胆な景気対策だ」と景気優先の姿勢を強調した。

 元来の主張だが、連立継続の場合、政府は無駄削減と景気対策のどちらに重きを置くのか、与党内で税制改革論議はしないのか。

 選(え)り抜かれた政策に、限られた予算を集中配分することが一層求められる時代だからこそ政策の優先順位が重要になる。与党として何を優先するか明確にすべきだ。

 野党第一党である自民党の谷垣禎一総裁は甲府市での第一声で、雇用創出、国際社会での信頼回復、消費増税による社会保障安定化という政策順位を示した。

 ただ、消費増税による財政健全化や普天間移設の日米合意踏襲など、菅政権の「現実路線」が進めば、二大政党の違いは霞(かす)む。

 それが民主党の選挙戦略なのだろうが、谷垣氏には民主党との違いを出す力量も問われる。

 消費税、普天間をめぐる民主、自民両党の接近は、ほかの野党にとっては独自色を出す好機だ。

 各野党党首は消費増税への反対や優先しない姿勢をそろって訴えたが、より踏み込んで、具体的な財政健全化策や政策の優先順位を力を込めて訴えてほしい。

 それが説得力のあるものならば必ず有権者の胸に響くだろう

 先の衆院選で民主党が示したマニフェストが、鳩山~菅内閣の間にどのように変遷したか、またその事についてそれぞれの内閣から国民に対しどれだけの説明があったかを記憶していて、なお「選挙は政策を見て判断して」とか言う連中は、学習能力がまったくないバカか、あるいは政策以外の部分を判断材料にされると何かしら都合が悪いのでしょうかね?

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2010年6月24日

国籍こそ日本ですが…

【参院選公示】石原都知事が激怒、演説中の「白真勲コール」に「日本人ならルールを守れ!!」

「日本人ならルールを守れ!!」

 都内で行われたたちあがれ日本の参院選第一声の際、“応援団長”として演説をしていた石原慎太郎・東京都知事が激怒する場面があった。演説中に近くで民主党比例代表候補の白真勲氏に対する「白真勲コール」を聞かされたためだ。

 新宿駅西口の小田急百貨店前で24日午前11時すぎ、たちあがれが演説を開始した。ところが、与謝野馨共同代表の演説中に、100メートルも離れていない京王百貨店前に白真勲氏の宣伝カーが止まり、鈴木寛文部科学副大臣らが演説を始めた。

 与謝野氏は演説を終えると、すぐさま白氏の宣伝カーに直行、「公党間の約束で決めた場所に勝手に入ってくるな」と白陣営に抗議した。鈴木氏らは一時演説を中断させたが「公道でやるのだから自由だ」と拒否し、結局演説を強行した。

 与謝野氏はその後、怒りを抑えきれないまま、記者団らに「政治生活でこんな選挙妨害をされたのは初めてだ。これこそ民主党の姿だ」

 小田急百貨店前では共産党、たちあがれ、公明党の順で街頭演説をすることになっていた】

 公道でやるからこそ、取り決めが必要だったのでしょう?自分たちで作ったマニフェストすら守らない政党にとって、公党間の約束なんてしてないのも同然なんでしょうね。白真勲が日本人だってのも、半分はウソみたいなものですし。

【参考】参院選:民主、たちあがれ日本陣営がののしり合い 東京

 同じニュースの毎日新聞の記事なんですけど、何でか白真勲の名前を隠してますね?変態左巻き新聞のことですから当然何らかの意図があっての事なんでしょうけど?

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今度はねじれた方がいいかも

参院選:約束実行する力を与えて 民主・菅代表

◇参院選が公示された24日、民主党・菅直人代表の第一声

 昨年の秋、皆さんが政権交代に期待をかけ支援してくれた。9カ月間、事業仕分けなど前進した部分もあったが、政治とカネ、普天間の問題など不十分な所もあった。副総理としても責任を痛感している。今の日本は閉塞(へいそく)状態にある。自殺者は3万人を上回り、痛ましい事件が報道される。人間の孤立が背景にある。小泉(純一郎)さんや竹中(平蔵)さんは国民をリストラしようとしたが、国民に仕事をつくり、雇用を生み出すのが政府の仕事だ。経済を立て直し、日本を成長軌道に乗せる。消費税を上げると言いたくないが、このままだとギリシャみたいになる。財政が破綻(はたん)すれば働く人のクビが切られたり、給料が下がる。これは何としても避けたい。9カ月間、試行錯誤を繰り返してきた反省、経験を踏まえ、今後は約束したことを実行する力を、もう一度皆さんの1票で与えてほしい

 今月まで行われていた通常国会ですら、強行採決の連発や予算委員会も開かずに国会を閉会するなど、共産党からも「自民党より酷い」と言われたほどの民主党の国会対応。そうでなくても日本人の為の政治を行ってくれるのか怪しいところのあるこの政党に、参議院でも磐石の地盤を与えたら、マジで今後何が起こるか判ったもんじゃないですよ?二院制の意義を考え、参議院を衆議院のチェック機関として機能させるべきと思うなら、少なくとも民主党に過半数の議席を取らせる事だけは避けなければならないでしょうな。

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2010年6月23日

この分担金も「仕分け」すべき?

IWC総会決裂 商業捕鯨再開案白紙に

【モロッコで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会は23日再開されたが、今後10年間の暫定措置として捕獲制限を設けた上で捕鯨を認める議長案の協議は棚上げされた。南極海の調査捕鯨などをめぐる捕鯨国と反捕鯨国の溝が埋まらなかったためだ。3年を費やしたIWCの正常化プロセスは白紙に戻った。

 リバプール副議長はこの日「商業捕鯨モラトリアム(一時中止)など主要課題についてまだ多くの作業が必要」と、合意を得るのは困難との考えを示した。

 副議長は新たな議長修正案をまとめて合意を目指したが、協議は紛糾。総会を21日から2日間休会にして、捕鯨国と反捕鯨国の直接交渉に結果を委ねたものの、対立をさらに鮮明にしただけだった。

 反捕鯨国は、日本が南極海の調査捕鯨を断念して日本沿岸の商業捕鯨再開という“実”をとる可能性があると計算したが、日本の捕鯨団体は「南極海の調査捕鯨は“外堀”だ。調査捕鯨の廃止に応じたら次は内堀の沿岸捕鯨の番だ」と逆に警戒心を強めていた。

 IWCは20年以上も捕鯨国と反捕鯨国の対立が続いており、今回、議長案を軸に妥協が成立するとの期待が寄せられていた

 払うもん払った上で、国際協調の下に捕鯨を維持していこうとしているのに「クジラは頭がいいんだから殺すな」とかいうまったく論理的でない意見でそうした考えを否定されるんじゃあ、IWCなんぞに参加している意味はありませんわなぁ。

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これは言論による暴力だ!

「ザ・コーヴ」第2弾、今秋に放映 シー・シェパードの番組制作の米放送局で

和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米アカデミー賞作品「ザ・コーヴ」について、映画に出演したイルカ保護活動家で来日中のリック・オバリーさん(70)が産経新聞のインタビューに応じ、「ザ・コーヴ」第2弾となる連続テレビシリーズの放映が今秋から始まることを明らかにした。

 放映するのは、環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード」の調査捕鯨妨害を一方的な編集で制作したドキュメンタリー番組「クジラ戦争」を流している米有料チャンネル「アニマルプラネット」。クジラ戦争は3年前からシリーズ化しており、今冬の調査捕鯨妨害事件で公判中のピーター・ベスーン被告(45)が主役級で登場するシーズン3(全12回)が今月から放映されている。

 アニマルプラネットによれば、番組名は「ドルフィン・ウォーリヤーズ」(イルカを守る闘士たち)で、「ザ・コーヴ」のように、オバリーさんのイルカ解放活動をドキュメンタリータッチに取り上げる。

 和歌山県太地町が再び撮影場所となっているほか、近年までイルカ漁を続けていた静岡県伊東市の富戸漁港も舞台となる。また、番組は日本だけでなく諸外国のイルカ漁の実態も紹介する。日本での一部の場面はすでに撮影ずみで、編集段階に入っている。

 オバリーさんは「この番組は、コーヴの第2弾となる。私は50年間、イルカと一緒に仕事をしてきたが、太地町でイルカに対して残虐な行為が行われていることを見てしまった。イルカがひどい扱いを受けていることを多くの人たちに知ってほしい」と話している】

【前記事】東京新聞社説6/21~まず太地町に謝りなさい

 もうこれは「表現の自由」などという言葉で済まされる話ではないでしょう。別に法に触れているわけでもない人々が、一部の人間の恣意的な情報の流布によって悪人扱いされる、これを人は「冤罪」と呼ぶんじゃないかと思いますけど、マスゴミはそうした行為を何故止めないんですか?

【参考】太地町の歴史・文化を探る

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2010年6月22日

インチキ法務大臣はお辞めなさい

人権委員会、内閣府に設置=報道機関の取材規制せず-法相方針

千葉景子法相は22日午前の閣議後の記者会見で、差別や人権侵害の調査・指導を行う人権救済機関の在り方に関し、「人権委員会」を内閣府に設置するとの方針を明らかにした。政務三役の協議を踏まえたもので、犯罪被害者らに対する報道機関の取材規制は行わないともしている。法務省は、同委員会を外局にするかどうかなどを内閣府と調整した上で、人権救済機関設置法案(仮称)の早期取りまとめを目指す】

 やろうとしている事は、人権擁護法案の中身そのものですね。大臣本来の責務を果たさず、余計な事ばかりしているような税金泥棒は、大臣などさっさとお辞めになられるべきですよ?

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サイキョー大臣レンホウ!

【9党党首討論詳報】(6)菅首相「ムダ削減、あきらめていない」

【--参院選の最大の争点として消費税の問題が浮上している。民主党の中でも税制についての議論が分かれ、腰が定まらない印象を受ける。2つうかがうが、税制の超党派の協議会を呼びかけているが、民主党としてどう考えるかの案を出すのか。協議会を国会に設けるのか、どういう組織にするのかも含めてうかがいたい。2つ目は、社会保障に充てる税金が足りず、赤字国債で埋めている分を税制で考えなければならないと菅首相は言っていたが、民主党の今までの公約は埋蔵金があったとか、首相自身が鼻血が出なくなるまで歳出のカットをやらなければならないと言っていた。もうこれ以上、社会保障の面倒を見るために歳出のカットを続けるには限界があると考えているのか

菅首相「ちょっと順番を変えてお答えして恐縮だが、鼻血が出なくなるまでという言い方をしたし、私は消費税の議論をするからといって、その申し上げたことを断念したからでは全くない。今回、わが党でも最強ともいえる蓮舫氏に行政刷新担当相になっていただき、これから第3弾、第4弾、さらなる、これまではお金の面でやっていたが、組織とか制度とかに踏み込んだ徹底的なムダの削減をやっていく。決してそれをあきらめたから、何か税の議論をするということではないということを申し上げておきたい」

「それから、わが党の中での議論がなかったのではないかという指摘もあるが、このマニフェストをよく見ていただきたいと思う。強い財政というところに、きょう閣議決定したこととも重なるが、まず短期、中期、長期の考え方をきちっと明記している。その中で、消費税については早期に結論を得ることを目指して消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始します、と。これはまだ鳩山政権のときから規約会議とか、党と内閣の関係者が出て、かなり議論を積み重ねて最終的に合意した中身だ。私は、こうした合意を得たことを踏まえながら、その中でどのようなかたちで進めていくのかということで、超党派の議論をぜひ呼びかけたいと。その場合に、自民党が提案されている10%というものを一つの参考にさせていただきたいと申し上げた」(以下略)】

>今回、わが党でも最強ともいえる蓮舫氏に行政刷新担当相になっていただき

 だったらお遍路なんかじゃなくて、レンホーに総理大臣になってもらえばよかったんじゃありません?アレが「最強」だってんじゃあ、民主党もそんなに長くはないでしょうなぁ…。

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中日新聞コラム6/22~もっと身近な例が

中日新聞「中日春秋」6/22付

迷った末に何かの買い物をしたとする。すると、気に入らない点がみつかっても、むしろ長所を見出(いだ)し「やはりよい物だった」と思い込もうとするところが人間にはある

▼「よいと思って買った」行動と「やはりよくない物だった」との認知は矛盾するので不快。だが、行動は翻らないので、それに合わせ「やはりよい物だった」と思うことで不協和を解消しようとするらしい。米国の心理学者フェスティンガーが提唱した「認知的不協和理論」だ

▼繰り返される海や山など屋外活動での事故にも通じよう。万障繰り合わせた実施のスケジュールは変えたくない。すると悪天候など不都合な条件が出てきても、「大したことはない」と思い込むことで不協和を解消しようとしてしまう

▼不都合な条件の無視や軽視を招く、「せっかくの心理」の怖さともいえる。「せっかく休みを取ったのだから」「せっかく準備してきたのだから」「せっかく来たのだから」…

▼強風下の浜名湖でボートが転覆、愛知県豊橋市の女子中学生が亡くなった事故も自然体験活動というスケジュールの決まった学校行事の最中の悲劇だった。決行を決めた学校や実施施設の側にそんな心理は働いていなかったか

▼自然の懐に遊ぶ時、その怖さを頭に入れておくべきなのは当然だ。だが、人間の心の“癖”の怖さも十分に自覚しておく必要があろう

>認知的不協和理論

 まさしく民主党支持者の事じゃないですか(爆笑)。文章書いてて、自分で思い当たるフシはありませんでしたかな?「せっかく政権交代したのだから」とか…。

【参考】「同じ答えでは失礼だと…」発言のブレで前首相

【鳩山前首相は21日夜のFM放送J―WAVEの番組で、首相在任中に自らの発言のブレが問題となったことについて、「ぶら下がり取材などで同じような質問を聞かれたが、同じ答えでは失礼だと思って少しずつ変化をつけた」と釈明した。

 また、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題や自らの「政治とカネ」の問題などへの対応について、「首相がにこやかでないと国が明るくならないと思っていたが、『こういう時には一切笑ってはいけない』と言われ、ますます孤独感を高めた」と振り返った】

 何かもう認識が根本的にズレてますね。ルーピーズの皆さんも、これを「よいものだった」と思い込むのは大変だったでしょうに。まぁ、今の菅内閣もそんなに差があるとは思えないですけれど。

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民主党政権で近づく「ギリシャ」

公務員退職管理:「現役の天下り」を容認 改革に逆行

【政府が策定中の国家公務員の出向や再就職の指針などを盛り込んだ「国家公務員退職管理基本方針」の全容が21日、明らかになった。近く閣議決定する。毎日新聞が入手した原案によると、官庁人事の停滞回避や、公共部門での知見の活用を根拠に、独立行政法人などに公務員が出向する「現役の天下り」を容認。次官や局長レースに敗れた高級幹部の受け皿として上級の「専門スタッフ職」を新設するなど公務員に手厚い内容となっている。

 政府関係者は「公務員に定年まで能力を発揮してもらうため」と説明。退職後の官僚OBが特殊法人や独法などに天下りを重ねる「渡り」などとは違う点を強調する。

 しかし、民主党は昨夏の衆院選マニフェスト(政権公約)などで官僚の天下り根絶など公務員制度改革をアピール。官僚OBの天下りに加え、各省庁の既得権の温存などにつながりかねない現役官僚の政府系機関への出向なども厳しく制限する方針を示してきた。それだけに、従来の改革姿勢に逆行するような菅政権の「基本方針」に批判も出そうだ。

 「基本方針」は、現役官僚の独法や特殊法人などへの出向を「法人側のニーズがあること」を条件に容認。鳩山前政権は昨年末、独法の役員ポストへの天下りを原則禁止し公募で選ぶ方針を決めたが、今回は「(省庁からの現役)出向の場合、公募の対象にしないことができる」と明記。さらに、政策に関する調査や研究に限って認められている公益法人への現役官僚の出向についても「公共性が高い法人」を前提に拡充する。

 一方、次官や局長コースから外れたキャリア官僚に対する早期退職勧奨(肩たたき)について、民主党は昨夏の衆院選で「禁止」を打ち出した。しかし、「基本方針」は、国家公務員の総人件費抑制を優先し、各省庁が再就職のあっせんを行わないことを条件に「肩たたき」を認めることにした】

 民主党なんて、自分たちの定数削減ですらクチで言うだけで全然実行しようとしない連中ですよ?そもそも民主党は労組とズブズブの関係にあるのに、公務員制度改革なんてできるワケがないじゃないですか。こんな状態じゃあ、参院選のために新しく掲げたマニフェストも、いつまで五体満足でもつのか判ったもんじゃないですねぇ…。

 …そう言えば、ギリシャが財政危機に陥った要因のひとつとして、公務員の高待遇があるんですよねぇ…あそこの国は労組の力も非常に強かったみたいですし。まさに民主党政権のやってる事は、あの道に向かって脇目も振らずに突き進んでいるだけとしか思えないのですが?

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2010年6月21日

東京新聞社説6/21~まず太地町に謝りなさい

イルカ漁映画 議論はまず見てから

意見や情報を発信する自由がしばしば妨げられ、異論が封じられるようでは民主主義が危うい。公的機関はもとより市民一人ひとりにも、「表現の自由」を支え、守り抜く責務がある。

 いつまで同じことを繰り返すのか。自分と違う意見を無理やり葬り、脅された側もあっさり屈してしまう。和歌山県太地町のイルカ漁を批判する米国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」をめぐる事態はそういうことである。

 民主主義の基盤とされる表現の自由が大きく揺らいでいる。

 映画は「沿岸捕鯨発祥の地」とされる太地町でイルカ保護の活動家らにより撮影された。次々殺されるイルカの血で海が真っ赤に染まるシーンなどがあり、残虐行為として描かれている。

 今春、米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を獲得した直後から「反日的作品だ」と主張する団体の抗議行動が始まった。今月になって上映予定映画館に対する街頭宣伝や抗議行動が予告されると、東京、大阪の三館などが相次ぎ上映中止を決めたのである。

 合法的なイルカ漁の歴史や伝統を無視し、一方的に非難する映画の内容に違和感を覚える人も多いだろう。立ち入り禁止の浜に潜入したり隠しカメラを使うなど、撮影手法にも厳しい批判がある。

 それでもなお、上映妨害は許されない。映画の評価は見た人それぞれがすべきであり、まずできるだけ多くの人が実際に鑑賞することが必要だ。

 自分と違う意見や気に入らない情報を発信させず、逆に脅迫などに屈することを繰り返していると暗い時代に逆戻りしかねない。

 二年前、中国人監督による映画「靖国 YASUKUNI」が保守系国会議員らの批判で次々と上映中止に追い込まれるなど、攻撃による表現行為の萎縮(いしゅく)現象が絶えない。日教組の教育研究集会が右翼の脅しに屈したホテルの会場使用拒否で流れたこともある。

 「観客や周囲に迷惑がかかっては…」という映画館側の不安は理解できるが、守り抜く気概に支えられない自由はもろい。上映予定の残り二十数館はひるまないでほしい。市民一人ひとりがその姿勢を支え、警察などは妨害行為に断固たる対応をすべきだ。

 「私は君の意見に反対だ。しかし、君がそれを主張する権利は命をかけても守ろう」-十八世紀の思想家ボルテールの言葉をかみしめたい】

【前記事】権利に上も下もない!

 …いやいや、何でマスゴミもジャーナリストを自称する連中も、この盗撮映画を「まずは観ろ」とか懸命に擁護するんでしょうか?配給会社から宣伝料でももらってるのか、それとも自分たちの取材方法についても、何か後ろめたいところがあるのですか?

 連中が喚いている「表現の自由の危機!」とかいう話は、詰まる所連中の飯のタネに関わるだけの事です。今回の騒動で一番迷惑を被っているのは、間違いなく太地町の人々でしょう。彼らは別に法を犯したのではない、ただ先祖から受け継いだ生活の営みを続けていただけなのに、この映画のせいで突然に捕鯨の是非に関わる議論の矢面に立たされ、批判を浴びるハメに陥りました。「コーヴ」以前と以降で、太地町の役場などに寄せられるイルカ漁についての意見の数がどれくらい増えたのか、またその内容が肯定なのか批判なのかその割合はどのくらいなのか、ちゃんとメディアは調べているのでしょうか?

【参考】紀伊民報コラム「水鉄砲」3/10付

【第82回米アカデミー賞で、太地町のイルカ漁を告発した「ザ・コーヴ」が長編ドキュメンタリー賞を受賞した。制作陣は「みんなを啓発することができた。人類全体へのインスピレーションになった」といっている。

▼この作品は、イルカの保護を訴えるリチャード・オバリー氏が語り部になり、太地町のイルカ漁を隠し撮りする手法で制作された。無断で地元漁師のコメントを使ったり、制作意図を正確に伝えず研究者にインタビューしたりしたほか、漁の残酷さをセンセーショナルに強調している。

▼オバリー氏は昨年、東京であった試写会後の記者会見で、多くの人がふだんクジラを食べていない今の日本には、その食文化が残っているとはいえないと強調。イルカ漁のことを東京の若者に聞いても、100人に1人も知らなかったという調査結果を引き合いにして「年間2万3千頭ものイルカが不必要に殺されている」と訴えた。

沿岸捕鯨の歴史と文化を伝える太地町では毎年、クジラの慰霊祭が営まれている。これは、人々がクジラとともに生きてきたことを物語る証しであり、自然からの収奪を意味するものではない。同町で行われている捕鯨は、海洋文化の一つであり、日本人の海や自然とのかかわりをいまに伝える情報の宝庫でもある。

そうした側面を置き去りにしたまま、一方的な価値観で描いた映画が脚光を浴びる。これには一言、異議を唱えずにはいられない

 これは和歌山県の地方紙である紀伊民報のコラムですが、これこそがまさしく「当事者の思い」というヤツであり、「表現の自由」を謳う連中の脳から欠落しているものでしょう。このブログでは何度も書いてる話ですが、「表現の自由」それ自体は尊重されなければならないものですけど、しかしそれは他人の生活や権利を脅かしてまで押し通す事を許されるものでは断じてないのです。それでもなお「上映を認めてほしい」というなら、太地町の人々に許しをもらうのがスジというものではありませんか?それが叶えば、上映中止を求めた抗議行動なんかも収まるはずですよ。

 そもそも抗議行動についても、これは「表現の自由」を妨げるものなどでなく「表現の手段を持たない者が自らの意思を表現したもの」と考えるべきで、映画を作ったり観たりする自由と等しく尊重されるべきなのではないでしょうか?「表現」とは、画や文章がなければそう認められないというものではありません。この抗議活動を問題視する連中ってのは、「表現」の何たるかを理解していないか、あるいは「表現の自由」とは、自分たちにのみ与えられた特権とでも思いこんでるのではないですかね。確かに昔はそれでよかったのかも知れませんけど、情報の双方向化が進む現在は、最早そういう時代ではないのですよ…。

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3ヶ月くらいにまけて下さい

菅首相「10年ぐらいはがんばる」 長期政権に意欲?

【参院選を前に遊説を本格化させた菅直人首相は20日、「私も現在63歳。もう定年かもしれないが、まだ10年ぐらいはがんばる気持ちでやる」と語った。ほぼ1年ごとの内閣交代が続いている中、「長期政権」を宣言した。

 首相はこの日、東京都町田市と横浜市で参院選立候補予定者を応援。「長期政権」は、横浜での演説で、女性や高齢者の労働力を生かす社会を目指す考えを強調するくだりで飛び出した。

 ただ、さすがに10年は長すぎると思ったのか、同じ演説の中で「そんなに現役でいるわけじゃないんだろ(と言われれば)、その通りだ。50代、40代にどんどん移していく」と、世代交代を進める考えも示した】

 そもそも9月の代表選でどうなるかすら判ったもんじゃないじゃありませんか。むしろ選挙対策で国会をムリヤリ閉会したり、上げないと言っていたはずの消費税をいきなり方向転換したりと、そのムチャクチャっぷりを見てますと「とりあえず3ヶ月くらいで十分」といった雰囲気にまたなりそうなんですがねぇ…。

 …ところで、お遍路の額のホクロって、どう考えても「ここを狙って下さい」って事ですよね?どう思われますか東郷さん?

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「人のカネでやります」ではねぇ…

「地球人手当」で貧困解消

最低限の生活保障岡野内教授「21世紀の夢」講義

 法政大学社会学部と読売新聞立川支局の共催による連続市民講座「絆(きずな)と縁(えにし) <つながり>を求めて 言葉・地域・地球・自然」の第3回が19日、町田市相原町の同大多摩キャンパス2号館(A棟)大教室で開かれた。今回は、岡野内正(ただし)教授が「地球人手当!?~飢えと暴力をなくす特効薬~」と題して講義した。

 岡野内教授は、地球人手当について「最低限の生活が無条件で保障され、好きなことに従事出来る『ベーシックインカム』の考え方を全世界で実施することだ」と話した。

 そのうえで、「最低限の生活は保障されるが自由な生活を送ることができない社会主義と、自由な人生を送れるが生活は保障されない資本主義を循環していた社会は、ベーシックインカムという新しい方向に向かうことが可能ではないか」と持論を展開した。

 その後、世界の飢えや暴力の現状について、コンゴの難民や枯れ葉剤の後遺症に苦しむベトナム人の写真などを示して説明し、慢性的な飢餓に苦しむ人々が、2009年には10億人を突破したことなどを報告した。

 そして、「年間1000ドルを全世界の人々に無条件に保障するには、世界の上位にランキングされる高所得者6億人から6兆ドルの税金を徴収すれば可能だ」という試算を示した。

 また、世界には十分な食料生産力があり、富裕層が豊かな生活を送っているにもかかわらず、世界の貧困問題が解決しない原因について「人々が飢餓や貧困という大きな問題を世界からなくそうとする努力は無駄だと考え、無関心になっているからだ」などと説明した。

 最後は、「地球人手当について、世界的な合意を形成するには困難が伴うが、21世紀の夢はベーシックインカム。夢を実現してきたのが人類の歴史」と語り、今後の世界の対応に期待を込めて講義を締めくくった】

 お遍路の言ってた「最小不幸社会」とやらにも通じるところがある論ですが、こういう事を主張するならまず、自ら率先して世界の貧しい人々とやらに援助をすべきなんじゃありませんでしょうかね?大学教授などという地位にある人が「貧困問題の解決のために富の再配分を!」と言いながら「私はやりませんよ、そういうのは国や金持ちがやるべき」と言うのでは、果たしてどれだけの人の信用を得られるものなのでしょう?

 例えば戦後補償問題に絡んで「慰安婦に賠償しろ!」なんて事を言う人もこの国にはいますけれど、意外とそのテの主張をする方々ってのは、自分自身は何も行動を起こしていない場合が多いんじゃありませんでしょうか。援助や謝罪を行いたいと思うなら、まず自分自身が行えばいい事ですし、それが自らの考えを実現させるに最も近道である事には疑いの余地はありません。「やらない偽善よりやる偽善」なんていう人もいますけど、自身は一切手を汚さずに他人を批判するってのは、「やらない偽善」より前の問題だと思いますがね…。

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2010年6月18日

自民VS劣化自民

消費税率「自民党の10%を参考に」 菅首相が明言

【菅直人首相は17日、将来の消費増税について、税率と、低所得者ほど負担感が増す逆進性の対策を含む改革案を今年度中にまとめる方針を表明した。税率については、自民党が参院選公約に盛り込んだ10%を「参考にさせていただきたい」と述べた。さらに、改革案の是非を問う解散・総選挙を行う可能性に言及した。

 菅首相は、こうした方針について、17日に東京都内で行われた民主党の参院選マニフェストの発表会見で明らかにした。

 民主党が昨年8月の総選挙で掲げたマニフェストは消費税率の引き上げに触れておらず、当時党代表だった鳩山由紀夫前首相は「私どもが政権を担う4年間、消費税の増税をする必要がない」と明言していた。党代表が菅氏に交代したとはいえ、わずか1年足らずで党の基本政策をひっくり返したことは、党内外の批判を呼びそうだ。

 この日発表された民主党の参院選マニフェストでは、消費税について「早期に結論を得ることをめざして、消費税を含む税制の抜本改革に関する協議を超党派で開始する」とだけ書かれている。しかし首相は会見で、具体的な税率について自民党案の10%を参考にする、と踏み込んだ。党内の正式な手続きを経ないまま、首相自身の公約として打ち出したかたちだ。「大きな税制改革を行う場合は、国民に信を問うのがあるべき道だ」とも述べた。

 自民党も17日に発表した参院選公約で、消費税率について「当面10%とする」としており、7月11日投開票の参院選は、2大政党がともに具体的な消費税率の引き上げ幅を掲げて戦う構図になる。

 首相は、具体的な道筋について「政府税制調査会で2010年度内に、あるべき税率や逆進性対策を含む消費税の改革案をまとめていきたい」と表明。さらに「超党派での幅広い合意を目指す努力を行いたい」と、6月11日の所信表明演説で各党に呼びかけた「財政健全化検討会議」で合意を目指す意向を示した。

 一方で、「超党派での法案提出が難しい場合は、民主党が中心になって改革案を取りまとめたい」として、最終的には、民主党単独で引き上げに踏み切ることもあり得るという考えも明らかにした。

 具体的な引き上げ時期について、会見に同席した玄葉光一郎政調会長は「2010年度内に政府税調のとりまとめができ、超党派ですぐに合意したとしても、実際に実施するまでには今から2年以上かかる」と述べ、最速でも12年度秋以降になるとの見通しを示した。

 民主党が17日に発表したマニフェストでは、11年度の国債発行額は10年度を上回らないよう全力をあげる▽20年度までに基礎的財政収支の黒字化を達成する▽衆院の比例定数を80、参院の定数を40程度削減▽11年度に公共事業をはじめとする補助金の一括交付金化――などが柱となっている。また、総選挙マニフェストで中学生までの子ども1人あたり月に2万6千円を支給するとしていた「子ども手当」は、「1万3千円から上積みし、現物サービスにも代えられるようにする」と明記し、満額支給を断念した】

>税率については、自民党が参院選公約に盛り込んだ10%を「参考にさせていただきたい」と述べた

 いやいや、アンタらが消費税の増税を言い出したのって、アンタらが考える政策を行うための財源を確保するのが目的ですよね?それを「自民党案を参考に」って、自分たちの政策で予算がどれくらい必要なのか、まさか試算してないってんじゃありませんでしょうな?アンタら政権与党だったらもう少し頭を使いなさい、それといつまでも「自民を悪者にして批判をかわす」などという手法が通用するとは思わない事です。

 …民主党が新たに出してきたマニフェストですが、内容が前回から大きく方向転換した結果、自民党のそれと似通った部分が多くなってきました。以前から民主党については「自民党の劣化コピー」と揶揄していましたが、まさにそれが現実となって表れたワケです。しかし有権者にしてみれば、俗に「二大政党」などと言われているものについて違いがハッキリしないのは、選択の機会を前にして少々困った話でして、ここはひとつ、民主が陰で成立を目論んでいる外国人参政権などを争点として浮上させ、それに党として反対を示す事で両者の違いを明確にさせてはどうでしょうか。自民が保守としての再生を目指すなら、創価との協力も解消を検討するべきです。

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マニフェストには載らない話

官房長官、夫婦別姓と外国人参政権に前向き

仙谷由人官房長官は17日の記者会見で、選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正と、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について「民主党としてはなるべく早く実現させたいという立場だ。菅内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、早期成立を目指す考えを示した。

 ただ、仙谷氏は「改めて政策調査会と所管のところで、国民新党との調整を含めて探りつつやっていく」とも指摘し、両法案に反対している国民新党側への一定の配慮も示した】

 この2つは、これだけでも政党選択の判断材料になり得る重要なものだと思うのですよ。「早期成立を目指す」というなら、きっちり参院選のマニフェストに載せてみなさい。「国民の反対が怖いから載せられない」というなら、法案成立は初めから諦めなさい。そうでなくても衆院選の折には、実現不可能なマニフェストで国民を欺いた民主党、これ以上の狼藉は許しませんよ?

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2010年6月17日

選挙で政治家は変わるんですね

蓮舫大臣が発言修正 「一番を目指すの当然」

蓮舫行政刷新担当相は17日、産経新聞などのインタビューで「(日本が)科学技術の分野で一番を目指す。あるいは他の分野でも一番を目指すのは当然だ」と述べた。昨年の行政刷新会議の事業仕分けで、次世代スーパーコンピューター開発に関し「2位ではだめか」とした自らの発言を修正した格好だ。

 蓮舫氏の発言をめぐっては野党が国会で追及したが、蓮舫氏は「発言の一部を切り取って指摘をされるが、事業仕分けは私の一言だけがすべてではない。事業仕分けは事業の手段が適切かどうかを問うのであり、指摘はまったくあたらない」と反論した。

 自民党が「いちばん。」のキャッチフレーズをポスターや参院選マニフェスト(政権公約)に使用していることについては、「どうぞご自由にということ」と述べた】

蓮舫氏決起集会、枝野氏ら1300人

【参院選で2期目を目指す民主党の蓮舫行政刷新相(42=東京選挙区、定数5)が16日、都内の日本青年館大ホールで「総決起集会」を開いた。枝野幸男幹事長、野田佳彦財務相、長妻昭厚労相、仙谷由人官房長官も応援に駆けつけ、支持者ら約1300人が集まった。

 真っ白のスーツ姿で登場した蓮舫氏は「8月までには5000を超える国の事業予算を公開したい」と大臣としての決意を明かし、参院選については「日本中を回ってもう1回、熱い思いを共有したい」と意気込みを語った。最後は海江田万里選対本部長が「2番じゃダメなんです。1番ですよ! 頑張ろう」のかけ声で締めくくった】

 やっぱりレンホーも民主党の政治家だという事ですか。何故1番でなければダメなのか、国民にちゃんと説明して頂けますね?

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「公約」と信じていいものか

「早期の消費税協議」明記=財政再建と成長両立-民主公約、大幅修正図る

【民主党は17日、参院選のマニフェスト(政権公約)を発表した。菅直人首相(党代表)が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」を実現するため、財政再建と経済成長の両立を目指す方針を示した。消費税を含む税制の抜本改革について「早期に結論を得ることを目指し、協議を超党派で開始する」と明記。2011年度からの子ども手当の満額支給を見送るなど、厳しい財政事情を踏まえ、昨年の衆院選公約から大幅に軌道修正した。

 参院選公約は、首相が同日夕、都内で記者会見して明らかにした。

 「元気な日本を復活させる」と題した公約は、「行政刷新」「政治改革」「外交・安全保障」など10項目で構成。衆院選公約にあった政策実行の手順を示す「工程表」や「政策各論」などの掲載を見送ったほか、鳩山前政権が掲げた「政治主導」にも言及しなかった。

 消費税を含む税制改革に関して早期の結論を目指すとしたのは、与野党の協議が調えば次期衆院選前にも増税に踏み切る可能性を示したものだ。

 新規政策の財源は既存予算の削減、収入増による捻出(ねんしゅつ)を原則とし、11年度の新規国債発行額は「10年度発行額を上回らないよう全力を挙げる」とした。15年度までに国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字を国内総生産(GDP)比で10年度の半分以下にし、20年度までに黒字化する目標も掲げた。

 また、20年度までの平均で名目3%超、実質2%超の経済成長を実現するとの目標を設定。法人税率引き下げや規制改革、環境技術の普及支援などで達成を目指す方針を示した。

 一方、子ども手当は衆院選公約で掲げた「11年度からの満額支給(1人当たり月額2万6000円)」を断念、「財源を確保しつつ、1万3000円から上積みする」と記した。上積み分は「地域の実情に応じて現物サービスに代えられる」とし、給食の無料化や子どもの医療費の負担軽減などにも充てられるようにした。支給対象は11年度から国内居住者に限定するとしている。

 外交・安全保障では「日米同盟を深化させる」と強調。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題は「日米合意に基づいて、沖縄の負担軽減に全力を尽くす」と明記した。政治改革では、議員定数を衆院は比例代表で80、参院は40程度削減するとしたほか、企業・団体献金の禁止を盛り込んだ】

 いやいや、各論をどうこう言う前に、まずこれは本当に「公約」なんですか?鳩山政権の体たらくを見ていて、マニフェストとは「国民への約束事」などでなく「票を集めるためのエサ」じゃないのかと思うようになりましてね…。まぁ、衆院選の時のような「甘いエサ」はほとんどなくなったようですが、「公約への信頼を失わせた」ってのは、政治家としてトップのクビくらいじゃ済まないような重大な問題じゃありませんか?民主党さん?

 …それにしても、「元気な日本を作るためには増税だ!」ってのは…。

【関連】「党内政局やってる場合でない」=小沢氏、一兵卒で結束強調

【民主党の小沢一郎前幹事長は17日、都内で自身の政治資金パーティーを開いた。出席者によると、小沢氏はあいさつで「政権与党だから責任を持ってやらないといけない。野党時代のように党内政局をやっている場合ではない」と述べ、参院選に向け党内結束の必要性を強調した。

 自らの近況について小沢氏は「静かにしていろと言われたから静かにしている。一兵卒で頑張る」と表明。参院選の対応について「田舎の山やさびれた港町でも静かに応援したい」と語った。

 また、「マスコミもたたく人間がいなくなって、民主党の支持率が上がった」と自身の幹事長辞任による党の支持回復を自嘲(じちょう)気味に語り、会場からは笑いが出たという】

 アンタは選挙活動の前に、国民に対して説明責任を果たさなきゃならないはずですよね?

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2010年6月16日

未だに野党気分抜けず?

問責撤回せねば本会議開かぬ=参院民主

【民主党の平田健二参院国対委員長は16日午後の記者会見で、菅直人首相、荒井聡国家戦略担当相の各問責決議案と、江田五月参院議長不信任決議案を野党が取り下げない限り、参院本会議を開かない考えを示した

首相問責など廃案に=参院本会議開かず

【参院議院運営委員会は16日午後の理事会で、同日は本会議を開かないことを決めた。これにより、菅直人首相、荒井聡国家戦略担当相の各問責決議案と、江田五月参院議長の不信任決議案は廃案となる】

 与党が審議拒否?「俺たちを批判すると会議開かないぞ」って、どこの独裁国家ですか?

通常国会閉会、与野党の反応は両極端

【通常国会が閉幕し、与野党が参院選に突入した16日、政界ではさまざまな発言が相次いだ。

 菅直人首相「参院選挙での勝利が、鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長の辞任に報いることになる」(昼、党参院議員総会で)

 輿石東民主党参院議員会長「(参院選の投開票予定日に当たる)7月11日には必ず安定政権をつくる。国民の期待に応え、政治を信頼できるものにする」(同)

 北沢俊美防衛相「(参院選で)菅内閣で一人だけ消えたといわれないように頑張って参ります」(同)

 渡部恒三元衆院副議長(民主)「鳩山君、小沢君が辞めたおかげで選挙に希望がもてる。結果オーライだ」(夕、国会内)

 亀井静香国民新党代表「郵政改革法案などを廃案にして国会を閉じるのは遺憾の極みだ。参院選では敵を殲滅(せんめつ)する」(昼、記者会見)

 大村秀章衆院議員(自民)「民主党のマニフェスト(政権公約)はウソと詐欺の代名詞だ。鳩山前首相はルーピー(愚か者)だ。菅首相は国民生活を不幸にする大魔王だ」(午後、不信任案の賛成討論)

 赤沢亮正衆院議員(自民)「日教組出身を含む民主党の議員は、肩を組んで君が代を歌えますか。わが自民党は歌える」(午後、内閣不信任案の趣旨弁明)

 小泉進次郎衆院議員(自民)「民主党の『小沢切り』は見せかけで、『国会審議の逃げ切り』は本物だ」(午後、国会内)

 斉藤鉄夫公明党政調会長「本会議場はののしりあいばかりだった。与党は強行採決を重ねた割に成立した法案は少ない」(夕、国会内)

 遠藤乙彦衆院議員(公明)「荒井聡国家戦略担当相は、事務所費で女性の下着や少女漫画を購入した。蓮舫氏も男性公設秘書が痴漢を働き警察の事情聴取を受けたが、その秘書をかばうなど倫理観が欠如している」(午後、不信任案の賛成討論)

 志位和夫共産党委員長「国会閉会をめぐる与党の横暴はひどい。新内閣ができて予算委員会も開かず選挙になだれ込むなんて、この20年来なかった。」(午後、記者会見)

 福島瑞穂社民党党首「(社民党が不信任案に賛成しなかったのは)菅内閣は(沖縄県名護市)辺野古に基地をつくり、消費税を上げるのではないかという点で全く評価できないが、全部真っ黒けかというとそうではない」(夕、記者会見)

 平沼赳夫たちあがれ日本代表「民主党は予算委員会も開かず選挙に走った。参院選で民主党の単独過半数を阻止するため、他党の保守勢力と連携を密にする」(午後、国会内)

 渡辺喜美みんなの党代表「(民主党の国会運営は)史上最低。『イラ菅』転じて『逃げ菅』だ。ぼろが次々と出るのが怖いから逃げる。ふざけた政権だ」(同)】

>「参院選挙での勝利が、鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長の辞任に報いることになる」

 「報い」とはどういう意味?ポッポとオザワの辞任は、国民に政治不信を与えた事による、それこそ「報い」というヤツでしょう?お遍路の中では、両者の辞任は民主党を選挙で勝たせるための尊い自己犠牲なのですか?「民主党を支持しなかった国民こそが悪」とでも言いたいのでしょうかね?

 …とりあえず今日からは参院選に向けての戦いが始まるワケですけど、有権者の皆さん、今度の選挙は「菅内閣の信任選挙」でなく、あくまでも「民主党政権の1年間に対し審判を下す選挙」だというつもりでいて下さいよ?ここで判断を間違うと、オザワの復活とかフツーにあり得ますからね?

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言葉じゃなくて行動を

「安保理非難なら軍対応」北国連大使が警告

【北朝鮮の申善虎(シンソンホ)国連大使は15日、国連で開いた異例の記者会見で、韓国の海軍哨戒艦沈没事件について、「国連安全保障理事会が北朝鮮を非難する文書を出せば、軍が対応措置を取る」と警告した。

 北朝鮮は、14日の同事件に関する安保理会合では、理事国の質問にまともに回答できておらず、メディアを通じて理事国の揺さぶりに出た可能性がある。

 一方、大使は沖縄の米軍普天間飛行場移設問題も持ち出し、「沈没の直後、米国は『北朝鮮の脅威』を吹聴し、沖縄から米軍を追い出そうと躍起だった日本の民主党に妥協を強いた。鳩山首相も辞任を余儀なくされた。米国には一石二鳥だった」などと指摘した】

 このところ似たようなセリフは何度となく聞いてますけど、実行に移されたためしはひとつとしてありませんですよね。オオカミは本当にいるんでしょうか?

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いっそ全部見直したら?

奇跡の帰還で仕分け見直しへ 「はやぶさ」後継機に追い風

「奇跡の帰還」を果たした小惑星探査機「はやぶさ」をめぐり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に追い風が吹いている。JAXAでは「はやぶさ」とは別の小惑星から砂を持ち帰る後継機「はやぶさ2」の計画を進めているのだが、「事業仕分け」を初めとする政権交代による予算の縮小で、実現が危ぶまれていた。ところが今回の帰還で、手のひらを返したように「仕分け」結果を見直そうという声が続出している。

17億円を3000万円に削減

 2014年の打ち上げを目指す「はやぶさ2」も、「はやぶさ」と同様にイオンエンジンを使って、小惑星からサンプルを採取することが目的だ。ただ、「はやぶさ」が着陸した小惑星「イトカワ」は「S型」なのに対して、「はやぶさ2」が目指す小惑星「1999 JU3」は、「C型」に分類される。C型はS型に比べて、より多くの有機物を含むと考えられており、小惑星の有機物と地球生命の原材料との間にどのような関係があるのか、注目されている。

 文部科学省は麻生政権時の09年夏、10年度予算の概算要求に「はやぶさ2」の開発費用約17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた概算要求のやり直しで、5000万円に激減。さらに09秋の「事業仕分け」で3000万円にまで削られ、開発に着手できずにいた。

 ところが、6月13日夜の「奇跡の帰還」を受け、「仕分け」関係者からは、手のひらを返したかのような釈明の声が相次いでいる。

 例えば「仕分け人」の統括役を務めていた民主党の枝野幸男幹事長は、6月14日の記者会見で、

「(縮減は)『もう少し工夫すれば、少ないお金で同じだけの効果をあげられるのではないか』という議論だった」
と、開発の必要性自体は否定していないなどと釈明。蓮舫行政刷新相も、6月15日の会見で、

「仕分け結果を何が何でも守るべきだ、ということではない。国民の様々な声は、次期予算編成に当然反映されるべき」
と述べた。

ギネスブックへ申請も

 さらに追い風になりそうな要素もある。JAXAは5月14日付けで、「はやぶさ」の(1)月以外の天体に着陸し史上初めて地球に戻った(2)世界で最も長い期間にあたる2592日宇宙を飛行して帰還した、という2点について、ギネスブックの記載対象になるかどうかの審査を求めている。ギネス社からは4~6週間後に本審査を行うかどうかの返答がある予定で、その本審査を合格すれば、めでたく「新ギネス記録」が樹立されることになる。

 このギネス申請は、川端達夫文科相が6月15日の会見で明らかにしたもので、川端氏は、この席で、開発予算の増額について

「それ(はやぶさ)の成果を踏まえ、しっかり考えたい」
と、含みを持たせた発言をしている。

 「はやぶさ2」は、小惑星や地球の軌道の関係から、2014年~15年には打ち上げが必要だと考えられている。それに間に合うかどうかが焦点になりそうだ】

 私も昨日・一昨日のエントリで「仕分け結果を見直すべき」と主張しましたが、まぁこれは当然ですね。そもそも仕分け作業とやらの目的がバラマキ政策の財源確保(+国民向けのパフォーマンス)で、その判断基準の中に国家のビジョンとか成長戦略が皆無だったからこそ、技術立国日本でスパコンの費用を削減してみたり、自分たちの掲げた政策に沿っているはずの事業まで仕分けたりするのですよ。最初に事業仕分けをやった当時の国家戦略相って誰でしたっけねぇ?

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党からしてそう言ってますので

菅首相「基地問題どうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」と発言 喜納参院議員が暴露

【菅直人首相が副総理・国家戦略担当相だった昨年9月の政権交代直後、民主党の喜納昌吉参院議員(党沖縄県連代表)に対し、「基地問題はどうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」などと語っていたことが15日分かった。

 首相は23日に沖縄訪問を予定しているが、就任前とはいえ、国土・国民の分離を主張していたことは大きな波紋を呼びそうだ。

 喜納氏が、鳩山前政権末に記した新著「沖縄の自己決定権-地球の涙に虹がかかるまで」(未来社)で明らかにした。

 この中で喜納氏は政権交代後、沖縄の基地問題に関して菅首相と交わした会話を紹介。喜納氏が「沖縄問題をよろしく」と言ったところ、首相は「沖縄問題は重くてどうしようもない。基地問題はどうにもならない。もうタッチしたくない」と漏らし、最後は「もう沖縄は独立した方がいい」と言い放ったという。

 喜納氏は著書の中で「半分ジョークにしろ、そういうことを副総理・財務相であり、将来首相になる可能性の彼が言ったということ、これは大きいよ。非公式だったとしても重い」と指摘している】

 そもそも民主党自体、憲法への提言の中で「国家主権の委譲」を主張するような政党ですから、そういう考えの人間が集まっていたとしてもおかしくないとは思いますが…いや、そのような「一国の政治を司る者としてあるまじき」考えを持った政治家が集団を作れるほどいるって時点で十分問題ですね。

菅首相「沖縄は独立した方がよい」発言…中国人「いいこと言う!」

【菅直人首相が副総理・国家戦略担当相だった2009年9月、民主党の喜納昌吉参院議員に、「基地問題はどうにもならない」「もう沖縄は独立した方がいい」などと語ったことが分かった。中国でも同話題が紹介され、インターネットでは、沖縄を独立させろなどの声が集まりはじめた。

 菅首相の「沖縄独立」発言は、喜納昌吉参院議員(党沖縄県連代表)が著書「沖縄の自己決定権-地球の涙に虹がかかるまで」で明らかにした。中国では、多くのメディアが同情報を伝えた。

 記事を掲載した中国のニュースサイトには、沖縄はもともと独立国で、中国に服属していたとの主張や、独立させてから中国の属国にせよとの意見が集まりはじめた。菅直人はよいことを言うとの書き込みもある】

 明らかに中国人に狙われてますよ、沖縄。それでも独立しますか?アメリカ軍を追い出しますか?

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2010年6月15日

教育者なら法は守らんとね

教職員組合の政党支援に刑事罰適用を 「中確法」改正案を提出

自民党、みんなの党、たちあがれ日本は15日、小中学校の教職員の政治的中立を義務づける「教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」(中確法)の強化を盛り込んだ同法改正案を参院に提出した。北海道教職員組合の民主党議員陣営に対する違法献金事件などで問題化している教師の政治活動に対して、刑事罰を科せるようにすることなどが目的。

 同法は、小中学校の教職員団体を利用して特定の政党を支援することを禁じており、1年以下の懲役か罰金3万円の罰則も定められているが、適用されたケースはほとんどない。改正案では、罰則が適用しやすいように、教育委員会などに違反について調査権を認めるほか、罰金を3万円から30万円に引き上げる。

 改正案は、通常国会が16日閉会になるため、廃案になる見通し。ただ、自民党の義家弘介参院議員は「廃案になっても、また提出する。教職員組合の教師が偏向した授業を行い、特定の政党への応援を続けることをこのまま見逃し続けてはいけない」と強調している】

 そもそも法律で「やってはいけない」と決められていたのに、それを守らない奴が大勢いたと。さらに、罰を受ける奴もほとんどいなかったと。だから法律を厳しくして、ちゃんと見張りもできるようにする、と。教育の世界とか関係なしに、至極当たり前の話のように思えるのですが、この法改正に反対だという方々は、一体何が問題だと仰るので?(笑)

 名前がまたいいですね、「中確法」だなんて。一文字替えれば「中核法」ですよ。「教育の世界からアカどもを叩き出せ!」って事でしょうか?

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東京新聞社説6/15~2003年11月30日

はやぶさ帰還 新時代切り開く成果だ

【小惑星探査機「はやぶさ」が幾多の危機を乗り越え、地球へ帰還したのは快挙だ。日本が誇る無人探査技術は決して海外の有人探査にひけをとらない。この技術を将来の宇宙開発に生かしたい。

 日本が近年かかわった宇宙開発の中で「はやぶさ」ほど注目を集めたものはないだろう。「はやぶさ君」と擬人化し無事帰還を願うファンクラブまでできたほどだ。それほどドラマに満ちた七年間の宇宙の旅だった。

 二〇〇三年五月に打ち上げられ、〇五年九月、目標の小惑星「イトカワ」に到着。二回着陸し、砂などのサンプル採取を試みた。

 その後「はやぶさ」は、燃料漏れに伴う姿勢制御不能、地上との通信途絶などトラブルが発生し、地球帰還が三年遅れた。通信回復後も、バッテリーやエンジンの故障などに見舞われ、万事休すと思われたが、そのたびに開発に携わった研究者たちが予備機能を駆使したり、設計時には想定外だった“裏技”“奇策”ともいうべき指示を臨機応変に次々と与え、地球への帰還を成功させた。

 これまで米国と旧ソ連が「月の石」を持ち帰り、米国は彗星(すいせい)の塵(ちり)の採取にも成功したが、小惑星に直接着陸しサンプル採取を試みたのは「はやぶさ」が初めてだ。

 カプセルからわずかな塵でも確認されれば、国際チームによる分析で、太陽系誕生の初期の状態を解明する貴重な情報が得られるのは間違いない。惑星探査の先頭を走ってきた米国、ロシアさえも及ばない成果を挙げることになる。

 「はやぶさ」成功の意義はこれにとどまらない。もともと工学実験探査機で、従来の液体酸素や水素を使う化学エンジンよりも燃費が良くて長期間飛行が可能なイオンエンジン、電波でさえ往復するのに数十分要する宇宙で自分で判断しながら姿勢制御する自律航法など、五種類の最新技術の実証が狙いだったが、そのすべてを達成した。これらは有人、無人を問わず将来の惑星探査に欠かせない技術だけに今回の成功で自信を持って本格的な開発に着手できるだろう。

 「はやぶさ」の開発費用は百三十億円で、国際宇宙ステーション参加の毎年の負担金四百億円よりもずっと安い。それでも世界に誇る成果を挙げた。

 だが、政府は後継機の開発費を本年度予算では概算要求額から大幅削減した。「はやぶさ」の成果を引き継ぎ世界をリードするためにも、政府は来年度予算で後継機の開発を支援すべきだ】

 …とりあえず、以下の文章に目を通して下さい。

【参考】中日新聞「中日春秋」2003年11月30日付

【Takuboku(啄木)、Issunboushi(一寸法師)、Nagoya(名古屋)…。日本にちなんだ 名の小惑星だ

▼発見者や軌道計算者が自由に命名できる唯一の天体が小惑星である。正確には名前を提案して国際天文学連合が認可するが、却下される例も。天文雑誌『星ナビ』によれば現在、約九千の小惑星が命名され、その一割は日本に由来する名前。発見者や家族にちなむものが多い

▼今度、新たに命名された小惑星が「Ukichiro」だ。石川県加賀市出身の雪の博士、中谷宇吉郎にちなんだ名前である。山梨県の歯科医が九年前に見つけ『星ナビ』に命名を委ねた。読者からの公募でこの名を選び、今月初めに認可された

▼中谷の師は物理学者の寺田寅彦だ。その名に由来した小惑星「Torahiko」がすでにある。それぞれ文化人切手となり、全集も出ている師弟。「今度は天で呼応しました」と、加賀市にある「中谷宇吉郎雪の科学館」の神田健三館長は楽しそうに感想を語った

▼中谷は書いている。高校入試に落ちた体験を話すと寅彦は「それはよいことをした」。そして声を潜めて「実は僕も中学の入試に落第した。慢心していたから、あの経験は貴かった」。(『中谷宇吉郎集』岩波書店)寅彦の人柄と師弟の間柄をしのばせる。天で再会して往時の話にまた花を咲かせるか

輝きを覚える小惑星に対し、打ち上げ失敗で爆破された偵察衛星。貴いとはとても言えない落第で、今後成功しても「Dekisokonai」などと命名されかねない

 アンタらが「はやぶさ」の成功について語るなら、まずはこのコラムについて、日本の宇宙開発に関わる方々に土下座して謝罪されてはいかがでしょうかね?Dekisokonai新聞さん?

 …さて、「頑張る人が報われる社会を目指す」とか何とか言ってた政治家の皆さん、こうして結果が出てきた限りは、仕分け作業とやらで削減した宇宙開発関連の予算は当然復活させるんでしょうな?首相自ら称賛したとあっては、是非彼らの尽力が報われるような方向で予算をお願いしますよ、アンタらの票目当てのバラマキに使われるよりはよっぽど素敵な税金の使い道なんですから。私はコイズミは嫌いですけど、あの男が有名にしたフレーズの一つである「米百俵」、アレは今みたいな時代でこそ生かすべき精神じゃないでしょうかね?

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言い訳から始まる代表質問って

早くも“逃げ菅”?野党代表質問に言い訳連発

菅直人首相(63)の所信表明演説に対する各党の代表質問が14日午後、衆院本会議で行われ、早くも“逃げの内閣”のレッテルを張られた。答弁の冒頭で菅首相は自民党からの質問通告があったのは本会議の直前であったことを非難。自民党・谷垣禎一総裁(65)からの代表質問に対する答弁で「誠実にお答えしたいと思いますが、質問通告を頂いたのは谷垣総裁が2時間前、(同党の)菅原一秀議員からは15分前でした」と前置き。野党席からは「言い訳をするな!」とヤジが飛んだ。

 菅原氏は早くも奇兵隊の急所を攻撃。11日の所信表明演説で、仙谷由人官房長官(64)が爆睡していたことを指摘し「自分も居眠りが多かったから部下をしかれない。(鳩山内閣の)ルーピー内閣から菅スリーピー内閣へと言われても仕方がない」と笑いを誘った。続いて小沢一郎前幹事長宅での新年会に菅氏が出席していたことを指摘し「あなたは奇兵隊も逃げ足が速かったと言っていたが、あなたも全く同じ。総理になった途端に『脱小沢』と言い出した」と糾弾した。

 自民党の小泉進次郎衆院議員(29)も「通告がなくても政治家の力量で答えるのが民主党の言う政治主導ではないか」と指摘。会期延長に応じないことには「支持率があるうちに選挙をやりたいんでしょう。大好きな選挙だけやってりゃいいんじゃないですか。国の運営は野党に任せてほしいですね」と皮肉を込めて話した】

 いきなり「ジミンガー」から始まった事といい、「先ほど申し上げましたように~」を繰り返すばかりの中身のなさといい、なかなかみっともない答弁でしたね。「通告がなくても政治家の力量で答えるのが民主党の言う政治主導ではないか」という指摘もいちいちもっとも。それだけの力量を持ち合わせていないのなら、いっそ「政治主導」も見直されてはいかがですか?

【関連】朝日新聞社説6/15~衆院代表質問―これでは判断ができない

 鳩山政権の頃は民主党を全面的に応援していたマスゴミにも、菅政権に代わってからは見方が少々厳しくなった所が出てきたように感じる今日この頃です。

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予想外の勝利

日本代表、カメルーンに勝利!本田が千金ゴール

【サッカーW杯・南アフリカ大会第4日(14日、日本1-0カメルーン、ブルームフォンテーン)E組の日本-カメルーン戦が行われ、日本代表は前半、本田のゴールで先制。後半は防戦一方だったが1点を守り切り、今大会初勝利をあげた。岡田監督は98年のフランスW杯から4戦目で念願の初勝利となった。

 前半序盤は両チームともシュートチャンスすら無く、静かに試合が進んでいたが前半38分、右サイドでボールを受けた松井が相手のマークを外してファーサイドへ左足クロス、左足でボールを受けた本田がGKの位置を確認してからシュートを左足で突き刺し日本が先制した。

 後半に入るとカメルーンが攻勢となり、日本は自陣でのプレーを強いられる展開。カメルーンは後半30分に3人の交代枠を使い切るが得点を奪えなかった。

 日本は本田の1点を守り切り、南アW杯で初勝利し1次リーグ突破へ貴重な勝ち点3をあげた。岡田監督は98年のフランスW杯から4戦目、12年越しの初勝利となった】

 何だ、「日本はこの試合、1点も取れない」と予想してたのに…「帰国時には選手全員丸坊主、空港で土下座」が見れなくなったのが残念です。まぁ、この勝利で気が抜けちゃって、残りの2試合は惨憺たる有様で終わるって事もなくはないでしょうな…と言ってみる。

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2010年6月14日

雨が降ったらお休みで~

【口蹄疫】雨で殺処分進まず 農水副大臣「作業疲れ恵みの雨」

【宮崎県は14日、口蹄(こうてい)疫に感染した疑いがある牛や豚の殺処分が雨で進まず、13日の処分数がゼロだったと明らかにした。九州は12日に梅雨入りしており、今後も作業への影響が懸念される。

 県によると、これまでに発生農場などで殺処分対象となった牛や豚は約19万7千頭に上り、うち約3万頭の処分が終わっていない。

 現地対策本部の篠原孝農林水産副大臣は14日、「ちょっとまずいが、ずっと作業が続いて、くたくたに疲れている方には恵みの雨だったのではないか」と話し、20日までに処分を終了させる目標は一部地域を除いて可能との見通しを示した。

 また、篠原副大臣は都城市の発生農場周辺での抗体検査実施に関連し、都城市と同様に被害が初めて確認された宮崎市や日向市でも、一定頭数の家畜を対象に「検査を検討したい」と述べた】

 「口蹄疫のウィルスは、雨が降ったら活動しない」とか思ってるんでしょうか?んなわきゃないでしょう、消毒用に撒いた石灰とかも流されちゃいますし。恵みの雨どころか、作業をされている方々には追い討ちみたいなものですね。…バカ松といい山田といい、農水省には無知蒙昧の輩しかやってこないんですか?

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未来まで仕分けするなかれ

はやぶさ、後継機の予算3000万に縮小…着手できず

宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。

 はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014~15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。

 ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される

科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」

【「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額?

 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。

 菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な1ページを加えた」との談話を発表した。

 しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度予算は検討したい」と述べた】

 昨日の小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還、うっかりしててリアルタイムで見損ねました…思い出すのがもう1、2分早ければ…何故こんな素晴らしいニュースを、民放はどこも生中継しなかったんだ!→【参考】「はやぶさ」奇跡の帰還に生中継なし テレビ局に失望と批判の声

 …まぁそれはさておき、こういう事業ってのは、ホント国家レベルじゃないとできないものですよね。「はやぶさ」の開発費用120億円をはじめとして、計画の着手から今日に至るまでかかった費用の総額は、おそらく千億の位に届く事でしょう。当然、その間に利益なんて発生しないんですから、民間レベルではまったく手が出せないであろう話です。しかしその「はやぶさ」が昨夜、私たち日本人、いや人類の前にもたらした成果は、今後の宇宙開発技術の革新や宇宙の謎の解明に、新たな息吹をもたらすものだという事に疑いの余地はないでしょう。

 こうしたものは、目先の損得勘定で得られるものではありません。国家はずっと存続していくものとして、十年・百年・あるいはもっと先を見据えた大計の中において、初めてかたちをなすものです。民主党がこれまで行ってきた「事業仕分け」の中にそうした視点があったかどうかは甚だ疑問ですが…そもそも「国家を存続させていく」という気持ち自体持っているんでしょうかね?どこかに売り飛ばそうとか併合してもらおうとか、そんな事ばかり考えてやしませんか?

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有罪判決も辞職も当然ですね

北教組幹部に有罪、団体にも罰金=民主・小林議員陣営に違法献金-札幌地裁

昨夏の衆院選をめぐり、北海道教職員組合(北教組)が民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=陣営に違法献金した事件で、政治資金規正法違反(企業・団体献金の禁止)罪に問われた北教組委員長代理長田秀樹被告(50)の判決公判が14日、札幌地裁であり、園原敏彦裁判長は、同被告に禁固4月執行猶予3年(求刑禁固4月)を言い渡した。ともに起訴された団体としての北教組は求刑通り罰金50万円とした。北教組側は控訴しない方針。

 小林議員は同日、北海道千歳市内で記者会見し、事件の責任を取り議員辞職することを表明した。

 園原裁判長は「事件は、政治資金の透明性を高める同法の趣旨を無視するものだ」と指摘。「北教組が資金提供の際に適法性を検討した形跡はなく、(選挙に勝つという)目的実現のために手段の違法性に目をつぶった」と断じた】

>北教組が資金提供の際に適法性を検討した形跡はなく、(選挙に勝つという)目的実現のために手段の違法性に目をつぶった

 そのワリには何故執行猶予が付いたのかとかが疑問ですよね。特に民主党は、いろいろ探れば外国人からの違法献金なんかも出てきそうな気が致しますし。まぁ、そもそも選挙対策で首相のクビをすげ替える国ですからねぇ…。

>小林議員は同日、北海道千歳市内で記者会見し、事件の責任を取り議員辞職することを表明した

 でも辞職の時期は国会閉幕後だそうで。「今国会末まで職責を果たす」?辞職こそ責任を果たす道ですよ。ついでにポッポもオザワも。

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つーか今さらな話

捕鯨再開で「買収行為」?=「日本の実態暴露」と英紙

13日付英紙サンデー・タイムズは、「捕鯨をめぐる日本のわいろの実態を暴露」との見出しで、今月21~25日にモロッコで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)年次総会に向け、日本が商業捕鯨再開への支持獲得を狙って加盟国を「買収」していると報じた。

 同紙記者らがロビイストなどを装い、「捕鯨賛成派」のグレナダやコートジボワール、ギニア、キリバスなど6カ国の政府高官に接触。高官らは(1)日本からの援助金目当てに捕鯨支持に回った(2)自国代表団の総会関係の旅費や滞在費を日本から支給された-などと認めたとしている】

 ロビー活動なんてワリとどこの国でもやってるでしょうに。こういう場で、支持とバーターで援助を取り付けるなんてのは、立派な外交手段の一つでもあると思うのですが、彼らを批判せずに日本だけ批判するというのは、お里が知れてますねぇ。

全国郵便局長側、国民新党に8億円資金提供 「露骨な利益誘導」指摘も

郵政改革法案の可決を目指す国民新党側に、全国の郵便局長らが過去3年間で総額8億1973万円を資金提供していたことが13日、産経新聞の調べで分かった。「全国郵便局長会」(旧「全国特定郵便局長会」)の会員やOB、家族らでつくる政治団体「郵政政策研究会」がパーティー券購入や寄付を行い、郵便局長らは国民新党の職域支部「国民新党憲友会」にも納金していた。国会議員9人の小政党に特定の団体側から8億円もの資金が流れていた事実に、識者からは「露骨な利益誘導」とする批判の声も出ている。

 国民新党は郵政解散直後の平成17年8月に設立。18~20年の政治資金収支報告書によると、郵政研はこの間、全国の郵便局長らから個人献金計約7億5738万円を受領。党の衆参両院議員の現職や元職、候補者ら計12人の政治団体にパーティー券購入や寄付で、計2億5500万円を支出した。

 国民新党への寄付と、国民新党側が年1回開催する政治資金パーティー「国民新党総決起大会」でも、郵政研は計2350万円を支出しており、国民新党側への支出は3年間で総額2億7850万円に上る。

 国民新党側は、全国に12ある郵政研の地方組織「郵政研地方本部」からも3年間で計5750万円を受領した。

 また国民新党の職域支部「国民新党憲友会」は、郵便局長やOB、家族ら約21万3900人が党員登録し、3年間に党費として約6億1559万円、個人献金として9992万円を集めていた。このうち2億3178万円は郵政研側に環流。憲友会の代表は、日本郵政を監督する総務省の長谷川憲正政務官が務める。

 巨額の資金に基づく利益誘導の有無について、国民新党と郵政研はともに「まったくない。法的にも問題はない」としている】

 そりゃもう、そのためだけに作られたような政党ですから。まぁ、こういうのが明るみになるのは、今後の判断材料が一つ増えていい事ですけれど。

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2010年6月13日

アイムザパニーズ!

総連、朝鮮学校無償化へ攻勢 「日本人になりすませ」 文科省への電話指示、ノルマも

朝鮮学校への高校授業料無償化適用をめぐり、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が生徒の父母らに文部科学省に適用を要請する電話攻勢をかけるようノルマを課していたことが12日、内部文書から分かった。同時に、複数の日本人になりすまして電話回数を稼ぐよう指示。総連の無償化運動がモラルを著しく逸脱し、北朝鮮同様に統制された組織動員のもとで展開していた実態が明らかになった。

 朝鮮総連関係者から入手した内部文書によると、指示は朝鮮学校への無償化適用が先送りされた後の5月7日に朝鮮学校生徒の母親らが所属する総連傘下の女性団体などに出された。

 文書では「『高校無償化』がわれわれの学校に適用されるまで全組織、全同胞を立ち上がらせ闘争し続ける」とげきを飛ばし、無償化適用を求める署名を「1人当たり100人」集めるよう指示。文科省が開設した無償化の相談窓口「高校就学支援ホットライン」を通じて無償化即時実施を求める要請活動を展開するようにも命じた。

 文書にはホットラインの電話番号が目立つように書き込まれているが、関係者によると、この文書が出された際、総連幹部は「在日としてだけでなく、一般の日本人になりすまして複数回電話するように」命じたという。関係者は「日本人も適用に賛成していると見せた方が効果がある」と、意図を説明する。

 文書では「高校無償化闘争」についてのDVDなどを積極活用して民主党の地方組織や地方議会へも強く働きかけるよう求めている。さらに、活動結果について「5月29日」「6月26日」「7月10日」「7月31日」と期限を指定して報告ノルマを課し、集めた署名数のほかホットラインへの電話回数も報告を指示している。

 朝鮮学校無償化をめぐっては、文科省の専門家会議で適用の是非を検討中だが、同省によると、ホットラインには「朝鮮学校にいつ無償化が適用されるのか」「一日も早く適用してほしい」との意見が実際に寄せられており、「正確な数は集計していないが、少なくない」(文科省担当者)という。

 なりすましについて、担当者は「匿名の電話が多く、時間帯で電話を受ける職員が代わるため、同じ人物が電話してきても分からない」と話した上で、総連による動員については「コメントしかねる」としている】

 こういう事をフツーにやるような連中だって判ってるから、朝鮮学校への無償化には反対なんですよ。

【関連】生活保護受給の外国人、初の1万人突破 大阪市

 年金保険料を払わずして、年金受給者のほぼ倍額の手当てをもらってるとは…!

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2010年6月11日

東京新聞コラム6/11~神は自ら助く者を助く

東京新聞「筆洗」6/11付

【泉の領有をめぐって、マムシと水ヘビが争う話が、イソップにある▼水ヘビ嫌いのカエルたちは、マムシに応援を約束し激励したが、いざ決戦となると、ただ大声で鳴いているだけ。何とか勝利したマムシが、戦いの後、「少しも加勢しなかったではないか」と不平を言うと、カエルたちは答えた。「私たちの加勢は声でするのです」▼世界中のサッカーファンが、今、そんな心境であろう。ピッチに飛び出して相手ボールを奪うような助太刀はできないが、力の限り声援は送るぞ、と。今夜遅く、いよいよワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が開幕する▼よく「声援が選手の背中を押す」などと言うが、無論、物理的にはあり得ない。古代ギリシャの寓話(ぐうわ)作者も<言葉だけの援助は屁(へ)の突っ張りにもならぬ>(『イソップ寓話集』中務哲郎訳)と現実的だ。だが、苦戦の予想も目立つわが代表。声援に宿る「人知を超えた力」も信じたいところである▼大体、勝負事に非科学的振る舞いはつきものではないか。験を担いだり、おまじないに頼る選手も少なくないし、S・クーパー著『サッカーの敵』によれば、今度の舞台、アフリカでは、「ムーティ」と呼ばれる呪術(じゅじゅつ)を大事にしているチームや選手も多いとか▼ひとことで言えば、祈りだろう。今、各国代表の活躍を願う無数の祈りもキックオフの笛を待っているのだ】

 …しかし現実とはやはり無情なもの、十分にデータが示されていれば、そこからおおそよの未来を予測する事はそれほど難しい話ではありません。ヤフーの意識調査によれば、今度のW杯において「日本代表は1勝もできずにグループリーグ敗退」との回答が全体の9割近くを占めています。まぁ、昨今の練習試合の成績などを見れば、「応援したところで、ベスト4どころかリーグ突破すらとても期待できない」と考える人が多く現れても無理はありませんでしょう。せいぜい世界が見ている中、恥ずかしい試合だけはしてほしくないところです。

 翻って菅新内閣、メディア各社の調査ではおおよそ6割ほどの内閣支持率が上がっていますが、この数字、示されている材料の割には多分に期待値でもって水増しされてるんじゃありませんでしょうかね。確かに小鳩内閣は崩壊しましたが、それを支えていた菅をはじめ多くの閣僚はそのまま新内閣に残っています。オザワも幹事長職から身を引いたとはいえ、派閥も健在ですし引退とかいう様子もまだまだ見えません。「政治とカネ」については、新内閣発足直後に新たな問題が噴出、民主党は対応に追われています。今日は亀井が辞任を表明し、閣内には不穏な空気も漂っているのではないでしょうか。

 サッカーの試合でも政治でも、期待をかける事自体は何ら問題ありません。しかし、サッカーの試合はその時その時で一喜一憂するくらいのものであるのに対し、政治はややもすれば、私たちの子どもや孫の代にまで影響を及ぼす事があり得るのです。ならば政治こそ、期待でなく現実的な目線でもって判断を下さなければならないものでしょう。祈りや期待なんてのは所詮他力本願、本気で社会や政治を何とかしたいと願うなら、大事なのは自ら動く事ではないでしょうかね?

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亀がいちばん早かった

亀井氏、閣僚を辞任へ 「約束破られた」

国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は11日未明、菅直人首相が郵政改革法案の今国会成立を断念、廃案にする意向を示したことを理由に辞任する意向を固めた。ただ国民新党は、参院選後に召集される臨時国会で、同じ内容の法案を提出し成立させるとする覚書を民主党と交わすことに合意、同党出身の松下忠洋経済産業副大臣と長谷川憲正総務政務官は残留するため、民主・国民新両党の連立政権は維持される。亀井氏は11日未明の記者会見で「約束を破られ、履行できなかった」と述べた。

 国会日程については、会期を17日まで1日延長し、衆参両院の予算委員会を開催することで与野党が合意する見通しになった。民主党が会期延長を「最大1日」(党幹部)との方針を決めたことで、参院選は「24日公示、7月11日投開票」で実施されることが確実となった。

 民主党の枝野幸男幹事長は国民新党の自見庄三郎幹事長と断続的に会談。自見氏は11日未明、記者団に「(連立離脱しない)方向で努力中だ」と強調。枝野氏も「郵政法案をこの国会で通すことは難しいとの前提で理解いただける方向に進んでいる」と語った。

 一方、国民新党を除く与野党の国対委員長が10日夜会談し、菅首相の所信表明演説を11日に行うことで合意した。民主党は14、15両日に衆参両院本会議で各党の代表質問を実施し、(1)16、17両日に予算委員会(2)16日に党首討論-の2案を提示した。野党側は返事を留保したが、予算委の開催を受け入れる方向だ】

 まさか、税金でのマンガ本大人買いが発覚した荒井戦略相より早く辞める大臣が出るとは…!まぁ、郵政改革法案成立を睨んでのここんところのすったもんだは、どう転んでも現政権にとってマイナスにしかならんと踏んではいましたが。

Plc1006110140000p1 ←記者会見で厳しい表情を見せる国民新党の亀井代表=11日午前1時、東京・平河町の党本部(産経新聞)

 厳しいのかコレ(笑)。

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2010年6月10日

悪夢の拡大

口蹄疫:宮崎深刻、感染さらに拡大 西都や木城でも

農林水産省と宮崎県は10日、都城市高崎町の農家で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)特有の症状を示していた肥育牛が遺伝子検査の結果、陽性と判明したと発表した。日本最大級の畜産地帯である都城市で感染疑い例が確認されたのは初めて。県と市は10日、この農家が飼育する208頭すべてを殺処分し、埋却した。口蹄疫特有の症状を示す家畜は10日、宮崎▽日向▽西都の3市と木城、川南両町でも見つかり、宮崎での感染拡大は歯止めがかからない状況だ。

 県と都城市は10日夕、この農家を中心に家畜を動かせない移動制限区域(半径10キロ)、運び出せない搬出制限区域(同10~20キロ)を設定した。市によると、半径10キロ内の牛・豚は約17万頭で市全体の37%、同20キロ内だと約33万頭で70%に達する。既にJA組織を通じて周辺農家に移動の自粛を求め、移動制限区域内にある食肉処理場も稼働を停止した。

 県によると、発生農家で診察した獣医師から9日、よだれを垂らしている牛がいると県に届け出があり、県が立ち入り検査。3頭に舌のただれなど口蹄疫特有の症状がみられた。農水省も写真で確認し、同じ部屋で飼育されている9頭の殺処分を決定。この農場で飼われていた残る199頭についても、都城市が日本最大級の畜産エリアであることなどから、検査結果を待たずに全頭を殺処分した。

 県は当初、この農家の飼育頭数を250頭としていたが、その後208頭と分かった。

 一方、3市のうち宮崎市と日向市で口蹄疫特有の症状を示す家畜が見つかったのは初めて。宮崎市のケースは、1325頭の豚を飼育する同市跡江の養豚農家で、3頭の豚の鼻などに水疱(すいほう)があるのが見つかった。市は1325頭を殺処分する。

 日向市では、349頭の肉用牛を飼育する肥育農家で、3頭の牛に口中のただれなどが見つかった。市は感染疑いの可能性が高いと判断し、10日午後から全頭殺処分を始めた。

 また、西都市での疑似患畜の発生は6月1日以来。550頭の牛がいる同市三財地区の農場で、舌にただれがある牛3頭が見つかった。西都市には、宮崎県の畜産業を支えてきた「スーパー種牛」5頭が避難中で感染拡大が懸念されるが、この農場と避難先は20キロ以上離れており、市は現時点で感染の可能性は低いとみている】

 時の大臣がバカ松・山田というのは、「ろくでもない」という以外に言葉が見つかりません。感染経路や原因の特定も政府は消極的なようですし…やはりネットで噂が流れている「現政権が明かせない人為的要因」か何かがあるんでしょうかね…?

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権利に上も下もない!

イルカ漁批判の映画が相次ぎ上映中止、唯一の映画館を緊急応援

【日本のイルカ漁を批判的に描いた米国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」の上映中止が相次いでいる。予定通り上映する見込みなのは首都圏で横浜の1館だけという事態に。9日には、こうした風潮を懸念するシンポジウムが都内で開かれ、「言論表現の自由は発表の場が確保されて成立する。(上映する)映画館を応援する」とする緊急アピールを発表した。

 「ザ・コーヴ」は和歌山県太地町で伝統的に行われているイルカ漁を隠し撮りした映画。アカデミー賞(長編ドキュメンタリー賞)を受賞した。

 配給会社アンプラグド(東京都目黒区)によると全国26館で上映を予定していたが、抗議電話や街宣活動があったため、都内の2館や大阪の映画館が相次いで中止を決めている。

 首都圏で唯一の上映予定館となった「横浜ニューテアトル」(横浜市中区伊勢佐木町2丁目)は「内容についてスタンスがあるわけではない。賛否は映画を見て判断すべき」との立場で、予定通り7月3日から上映する意向。同館によると都内の映画館が上映を断念してから抗議電話があるが、一方で「都内で見られないのでぜひ上映して」との声も寄せられているという。

 9日のシンポは月刊「創」の篠田博之編集長が呼び掛け人になった。神奈川新聞社の取材に篠田編集長は「いかなる表現でも賛否両論で議論することが大切。抗議の矛先が向いている横浜がキーポイントになる」と話した。

 会場のイベントホールでは実際に作品を上映した後、映画監督の森達也氏や映像ジャーナリストの綿井健陽氏らが討論。「米国では反米映画でも『上映するな』という動きはない。日本で表現の自由が機能していないのであれば、その理由を問いたい」(森氏)などの意見が交わされた。

 緊急アピールには映画監督やジャーナリストら60人超が名を連ねた】

 このブログでは「表現の自由」を求める連中ってのを、「政治ビラ配り裁判」を皮切りに何度か取り上げていますが、ああいった輩の思考はいつも「己の『表現の自由』を確保するためなら、他人の自由や権利をいくら侵しても構わない」といったところですよね。権力批判の映画なんてのは、どんなものを何本作ろうがまったく個人の勝手です。しかし和歌山県太地町の人々は、別に権力を持っているわけでもなければ法令に反しているわけでもない、ただ生活と伝統文化の継承のためにイルカ漁をしているだけの、ごく普通の人々です。それを隠し撮りなどというやり方で映画を作り、それでもって太地町の人々の生活を脅かす事に、どれだけの正当性があるのでしょう?

 完全に中立なジャーナリズムなど望めないものである事は私もよく判っていますけど、しかしいきなり普通の人々を悪魔の如く取り上げ、非難し、貶めるような行為をジャーナリズムなどと呼びたくはありません。今後こうしたプロパガンダは、単なる「表現」とは切り離した取扱いができるようにすべきでしょうな。

>「いかなる表現でも賛否両論で議論することが大切」

 私は上記の理由から「議論の俎上に乗せる以前の問題」だと思いますがね。

>「言論表現の自由は発表の場が確保されて成立する」

 DVDか何かじゃダメなんですか?ほとんどの映画館は「言論表現の自由の発表の場の確保」なんて目的で映画を上映してるんじゃない、あくまで商売なんですから。

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さすがはポッポを輩出した土地

卒業式で96校、入学式で68校 国歌斉唱起立しない教職員 北海道

【北海道の公立小中学校などで今春行われた卒業式で、国歌斉唱時に教職員が起立しない学校が96校、入学式で起立しなかった学校が68校あったことが、北海道教育委員会(道教委)の調べで分かった。

 北海道教職員組合(北教組)が事前に、起立しないことについて道教委から“お墨付き”を受けているような文書を教育現場に配布していたことなどから、道教委では北教組の影響があったとみている。

 民主党の小林千代美衆院議員陣営に対する不正資金提供事件に揺れる最中も、北教組が教育現場に影響力を行使していた実態が明らかになった。

 道教委によると、管轄外の札幌市をのぞく道内の公立学校約2千校のうち、21年度の卒業式で教職員が起立しなかった学校は、小学校59、中学校31、特別支援学校など6校。22年度の入学式は小学校41、中学校22、特別支援学校などは5校に上った。

 北教組の影響力が強いオホーツク地区で、起立しない学校が最も多く、卒業式で41校、入学式で35校に上ったのに対し、北教組とは別の職員組合が組織されている高校では、起立しない学校はゼロだった。

 北教組は卒業式・入学式を前にした今年1月、国旗・国歌の強制に反対する運動を続けてきたことを前提にして、道教委との間に「処分で強制しない」「共通の理解で実施する」といった合意があるかのように読める文書を組合員に配布。文書の中で「道教委と交渉した」「扱いを変えるものではない」などと、道教委が北教組の方針を容認するかのようにも受け取れる記述もしていた。

 道教委では一連の不起立について、北教組の影響があると分析。文書については「国旗国歌については、学習指導要領に基づいて指導が行われる。北教組の反対を容認した事実はない」として、2月の段階で北教組に対して文書で抗議を行ったという。

 一方、北教組は産経新聞の取材に対して、「道教委と話し合ってきたのは事実」と反論。また、不起立については「教職員の思想・良心に基づいている」と説明している

 このニュースが「犯罪・疑惑」の項目に入れられているのには笑いました。公務員が職務より私事を優先させたら、税金泥棒呼ばわりされても文句は言えませんものねぇ。

>不起立については「教職員の思想・良心に基づいている」と説明している

 そして一般常識には基づいていない、と。

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飛び交うブーメラン

荒井戦略相:事務所費問題 支出一覧に政治活動費が交じる

【荒井聡国家戦略担当相の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(09年9月解散)の事務所費を巡る問題で、民主党側が公表した同後援会の事務所費支出一覧(07年分)に、本来は「政治活動費」に計上すべき研修会費用や出張費が交じっていることが分かった。民主党側は支出に伴う領収書を公表していない上、そもそも荒井氏が知人の個人宅に後援会事務所を置いた理由を明らかにしておらず、改めて説明責任が問われそうだ。

 この問題で民主党の細野豪志幹事長代理が公表した同後援会の07年分事務所費支出一覧には、計159件、計約177万円の支出が記載され、多くは切手やコピー代など「事務所の維持に必要な経費」(事務所費)にあてはまっていた。しかし8月29日付で「国のかたち 夏期研修会」として10万円余の支出があった。こうした研修会費用は、経費分類を巡る総務省の「記載要領」によると、政治活動費の一部である組織活動費に含めるべきだとされている。

 また4月19日付で「ウイークリーマンション賃料」として28万円余が計上され、細野氏は「選挙応援の出張代」と説明。こうした出張費も組織活動費に含めるべきだとされるうえ、同後援会も翌08年の報告書には、同様の支出を組織活動費として計上していた。他に2月26日付で製本業者に支出した20万円余も、ビラや機関誌としての支出であれば、政治活動費に含めるべきだとされる。

 政治資金収支報告書における支出は事務所費や人件費、光熱費などの「経常経費」と、組織活動費や選挙関係費などの「政治活動費」に大別され、総務省は事務所費を「家賃、保険料、税金、電話代、切手代など事務所の維持に必要とされるもの」と定義している。ただし、政治資金規正法で明確に定められていないため「最終的には政治団体の判断」(総務省)という。

 自民党の赤城徳彦元農相らの事務所費問題が発覚した07年、当時民主党代表代行だった菅直人首相は「領収書を添えて説明すべきで、できないなら(農相を)辞任すべきだ」と追及していた

事務所費疑惑 蓮舫・川端両氏も追及へ 自民、質問主意書を提出

【自民党は9日、荒井聡国家戦略担当相に加え、蓮舫行政刷新担当相と川端達夫文部科学相にも事務所費を不正処理した疑いがあるとして、事実関係を政府にただす質問主意書を衆院に提出した。

 主意書などによると、蓮舫氏が代表を務め、政党交付金の受け皿となる「民主党東京都参院選挙区第3総支部」は、政党交付金使途等報告書の「事務所費・賃借料」の欄に平成18年から20年の3年間で計172万円を計上した。しかし、報告書に登録した「主たる事務所」は東京都目黒区の蓮舫氏の自宅だった。

 蓮舫氏の個人事務所は、賃借料の不要な参院議員会館しかなく、「使用実態が不明瞭(めいりょう)な自宅に賃借料を設定しているのは不自然だ」(茂木敏充幹事長代理)としている。

 蓮舫氏の事務所は、産経新聞の取材に対し、自宅に事務所としての使用実態はないことを認めた。ただ「賃借料は、議員会館にいる秘書が日常業務に使う車の駐車場代(月4万円程度)とコピー機のリース代(月1万数千円)だけだ」と説明。蓮舫氏も9日の日本テレビの番組で「適正な処理をしている」と主張した。

 これに対し、質問主意書の提出者である自民党の赤沢亮正衆院議員は「自民党政権では事務所費問題を抱えた閣僚は、蓮舫氏の求めなどに応じ領収書をすべて公開した。速やかに領収書を公開しないのなら、大臣を辞任すべきだ」と述べ、10日に蓮舫氏の自宅を視察し、実態調査を進める考えを示した。

 川端氏については、政治団体「達友会」が昭和62年から平成20年までの間に、事務所費を計約3735万円を計上。しかし「主たる事務所の所在地」は川端氏の出身母体である「東レ労働組合」幹部宅や、自らの公設秘書宅だったとしている】

 参院選前に早速何人か交代するんでしょうか。

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2010年6月 9日

これが読売の本気か

閣僚・民主幹部「脱企業・労組献金」の道遠し

8日に発足した菅内閣で、民主党の閣僚と主な党幹部の計22人のうち、菅首相を含む19人が2008年に企業・団体献金を受けていたことが9日、わかった。労組や業界が結成した政治団体からの献金を含めると、献金総額の7割を超える閣僚は6人に上り、5000万円を超える閣僚もいた。民主党は選挙公約などで「企業・団体献金の禁止」を掲げて政治資金規正法の改正案作成に取り組む一方、政治団体からの献金は対象外としている。識者からは「献金の抜け道を残した骨抜き改革」などの指摘も出ている。

 民主党所属の閣僚・党幹部22人の政党支部と資金管理団体について、08年分の政治資金収支報告書を調べたところ、企業、団体や労組・業界が結成した政治団体からの献金が最も多額だったのは直嶋経済産業相の5550万円。自動車業界の労組、労組の政治団体からのものが大半を占めていた。

 100社以上から約2536万円を集めたのは岡田外相。大手繊維企業とその労組などから受けた川端文部科学相の約1993万円と続いた。菅首相はNTT労組の政治団体から500万円を受けていた。

 個人献金を合わせた献金総額のうち、企業、団体や労組・業界が結成した政治団体からの献金額の割合が全体の50%以上を占めたのは、直嶋氏(99・6%)、川端氏(97・1%)、岡田氏(74・5%)ら11人に上った。長妻厚生労働相と輿石東参院議員会長らはゼロだった。

 民主党は昨年8月の衆院選に続き、今夏の参院選でも、「企業・団体献金の禁止」を選挙公約に掲げる予定。ただ、党本部では、「労組などの政治団体は対象外」としている。

 このため、読売新聞は7、8の両日、民主党の新閣僚と党役員の計22人から、「企業・団体献金」についての考え方を聞いたところ、8人が回答したが、菅首相を含め14人は無回答だった。

 回答した8人は、千葉法相、野田財務相、長妻厚労相、山田農相、前原国土交通相、北沢防衛相、蓮舫行政刷新相の7閣僚と、細野豪志幹事長代理。いずれの議員も禁止の対象について、「すべての企業・団体」としたが、長妻厚労相を除く6閣僚は08年に、企業、団体や労組・業界が結成した政治団体から献金を受けている。

 岩井奉信・日大教授(政治学)の話「民主党の政策は、企業や団体が政治団体を通して献金できる道を残すもので、意味がない。それより、政治家が複数の政治団体を持ち、それぞれが献金の受け皿となることで資金の流れが見えにくくなっている現状を改め、透明性の高い献金の仕組みをつくることを優先すべきだ」】

 ひとつ下の荒井国家戦略相の事務所費問題も読売新聞の報道ですが、発足後2日目にして早くもウリの一つであった「クリーン」が吹き飛びましたね。それも跡形もなく(笑)。参院選までにもう一度、支持率のフリーフォールが見られるかも…。

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いきなり「クリーン」が消えそうです

国家戦略相、事務所実態ないのに4222万計上

菅新内閣で国家戦略相に就任した荒井聰・衆院議員(64)(北海道3区)の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、2002年11月からの約7年間、東京都府中市のマンションの知人宅を「主たる事務所」として総務省に届けていたことがわかった。

 同後援会は政治資金収支報告書が公開されたこの間の6年で、計約4222万円の事務所経費を計上していた。知人は読売新聞の取材に「頼まれて(住所を)貸しただけ」と話している。自民党政権下で相次いだ事務所費問題が、新閣僚の政治団体でも浮上した。

 同後援会の03年~08年の政治資金収支報告書によると、この間の事務所経費は総額約4222万円で、うち「人件費」は計約2741万円、通常は家賃などを含む「事務所費」が計約1013万円。「備品・消耗品費」も計約463万円だった。「光熱水費」の支出はなく、年間の事務所経費は約483万円~約855万円だった。

 会計事務担当者には、現在の政策秘書の氏名と連絡先が書かれていた。主な収入は毎年主催していた政治資金パーティーで、金額は約1100万円~同1400万円。事務所経費以外の支出は、パーティーの開催経費や荒井氏の別の政治団体への寄付などだった。

 松岡利勝元農相や赤城徳彦元農相の事務所費問題に注目が集まった07年、荒井氏の後援会は計約855万円の事務所経費を計上、太田誠一元農相が秘書宅を届け出て批判を浴びた08年も約483万円を計上していた。民主党が政権交代を果たした昨年9月に解散した。

 荒井氏の政治団体はほかに、いずれも札幌市豊平区が住所の「荒井さとし後援会」と資金管理団体の「21ビジョン開発研究会」、荒井氏が代表の「民主党北海道第3区総支部」。08年の収入は、後援会が3485万円、総支部は3012万円、研究会が664万円だった。

 後援会事務所の所在地を知人宅で届け出たことについて、荒井氏の事務所は8日、読売新聞の取材に「組閣日で本人も官邸に入っているので回答は不可能。正確に答えるが、古い時期の質問もあり、9日以降に回答したい」とした。

 荒井氏は農水省出身で現在5期目。鳩山内閣では首相補佐官に就いていた】

 昨日の今日で早速一人がグレー。民主党はこれまで「自称権力監視機関」のチェックが甘かった事もあってか、噂はいろいろあっても表にはなかなか出てきませんでしたからねぇ。自民党政権時代、政治家の不祥事に対して自分たちがどのような行動をとっていたかを思い起こせば、「『身体検査』をしっかりやらなければどういう事になるか」というのは理解していて当然なのでしょうが…ポッポもお遍路もそれすら忘れてしまっていたというのですか?

 …まぁ、人材不足の民主党としては、多少瑕のある人間でも使わなければならないという事情があるのかも知れませんが。しかしそれは、だからと言って「責任を逃れられる」という話ではないという事だけは、忘れないでおいてほしいものですね。

荒井国家戦略相に「事務所費問題」 本人説明せず…民主慌てて疑惑否定

【民主党の細野豪志幹事長代理は9日午前、党本部で記者団に対し、荒井聡国家戦略担当相の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、都内のマンションの知人宅を実態のない事務所として総務省に届け、政治資金収支報告書に平成15年から6年間で、約4222万円の事務所費を架空計上していたとの一部報道について否定した。

 疑惑を報じられた荒井氏本人の事務所は同日朝の段階で、記者への説明を避けている。説明責任の重要性を強調し、「クリーンな政治を追求」(菅直人首相)するとした菅内閣は、発足2日目にして早くもつまずきを見せた。

 閣僚の政治資金をめぐる疑惑の説明を党側の幹部が行うのは異例だ。細野氏は9日午前、急遽(きゅうきょ)、記者団を党本部に集めて荒井氏の問題の釈明を行った。

 細野氏は、「事実と異なる記事だ。違法性はない。政治資金収支報告書の記載はすべて正しく、費用が適切に計上されている」と語った。

 同時に一報を伝えた読売新聞に対しては、「事実関係をきちんと報道されることをお願いする」と述べるにとどめ、訂正を求めなかった。

 荒井氏本人や事務所、政府側が対応しないことについて細野氏は「荒井議員は入閣直後で多忙だ。私が党を代表して話す」と釈明した。荒井氏自身が記者会見を開いて説明すべきだとの記者団の指摘に対しては、「私の説明で足りていると思う」と反論した。

 鳩山由紀夫前首相と民主党の小沢一郎前幹事長が「政治とカネ」の問題で「退場」し、「『政治とカネ』に対する厳格な姿勢」を強調して菅首相が登場したばかり。荒井氏はその菅氏の側近中の側近にもかかわらず、同氏の事務所は9日午前の段階で「本人は多忙なので、党が説明する」と、説明責任の履行を拒否している。

 荒井氏は9日未明、就任後の記者会見で「政治とカネの問題はこの内閣にとってきわめて大事な要点だ。クリーンであることの意味は、公開性の原則が貫かれているかどうかだ」と答えていた。

 荒井氏は9日午前に首相官邸での臨時閣議に出席する際、閣僚が出入りする正面玄関とは別の出入り口を使う始末。正面玄関で待ち構える記者団を避けたかったようだ。

 菅首相も9日朝、宿泊先の東京・紀尾井町のホテルニューオータニを出る際、「さっそく政治とカネの問題が出たが、(荒井氏に)説明は求めるのか」との記者団の問いかけに、「おはよう」とだけ述べ、肝心の疑惑にはだんまりを決め込んだ

 相変わらずまずい対応ですなぁ。

>荒井氏本人や事務所、政府側が対応しないことについて細野氏は「荒井議員は入閣直後で多忙だ。私が党を代表して話す」と釈明

 本人が対応するのが当然でしょうがバカ。
 
>「政治とカネの問題はこの内閣にとってきわめて大事な要点だ。クリーンであることの意味は、公開性の原則が貫かれているかどうかだ」

 開幕早々のブーメランは「さすが民主」と言うべきですね。

【参考】新内閣が本格始動 早くも“菅流”? 取材は受けず

 今朝も記者団の問いかけに「おはよう」としか返していないようですが、よもやまた「日本語が通じない首相」とかじゃないでしょうね?

【関連】蓮舫行政刷新担当相、税金の浪費を洗い出すため事業仕分けに取り組んでいく方針表明

 ほらほら、早速調査すべき対象が出てきましたよ?それともやっぱり身内には手心を加えるんですか?

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民主党は格段

記者会見拒否したまま…鳩山前首相、異例の退任

【鳩山前首相は8日、退任にあたっての記者会見を拒否したまま、職を去った。

 鳩山氏の辞任表明後、内閣記者会は再三、記者会見を求めたが、鳩山氏側は応じなかった。8日も、記者団が東京都内の私邸前で直接要請したが、鳩山氏は答えなかった。

 歴代首相は、退任の際は記者会見で国民に理由を説明し、政権を総括し、質問に答えるのが常だった。例外は、病気で倒れて交代し、そのまま亡くなった小渕恵三氏らごく少数だ。

 鳩山氏側は官邸報道室を通じ「両院議員総会で自らの思いを述べ、記者の『ぶら下がり取材』(立ちながら記者の質問に答える手法)にも答えた」と、記者会見に応じない理由を説明している。しかし、両院議員総会は国会議員が対象で、質問も受けなかった。辞任表明当日の2日夜の記者団とのやりとりも、10分程度で鳩山氏側が打ち切った。鳩山氏は3月、フリーランスの記者などにも開放した記者会見で「多くの皆さんに開かれた記者会見をより多く開くのが望ましい」などと述べていただけに、過去の発言、姿勢と矛盾する幕引きとなった。

 かつて福田康夫元首相が退任の記者会見で、その発言を「ひとごとのようだ」と批判され、「私は自分を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と反論、批判を浴びたことがある。鳩山氏側の対応には、退任記者会見で失言などをすれば、菅内閣の門出に水をさしかねないと警戒したとの見方も出ている】

 政権が交代して後、「政治家が自らの言動について責任を果たさない」というケースが非常に多く見られるようになりましたね。首相経験者からしてコレなのですから、その酷さがよく判るというものです。自民党が戦後半世紀をかけてきた道を、わずか1年足らずで飛び越えて行ったのですから、成程、歴史に残る政権にはなりましたでしょうなぁ。

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2010年6月 8日

鎖を握るのは誰か

内閣法制局長官の答弁禁止は踏襲…仙谷官房長官

【仙谷官房長官は8日昼の記者会見で、憲法や法律の政府解釈に関する国会答弁について鳩山内閣の方針を踏襲し、内閣法制局長官の答弁を禁止する考えを表明した。

 内閣の法令解釈に関する国会答弁は仙谷氏自身が担当することも明らかにした。

 仙谷氏は「憲法解釈は政治性を帯びざるを得ない。その時点の内閣が責任を持った憲法解釈論を国民や国会に提示するのが最も妥当な道だ」と強調した。

 鳩山内閣での法令解釈に関する国会答弁担当は、当初は平野博文官房長官(当時)だったが、行政刷新相に枝野幸男氏(現民主党幹事長)が就任したことに伴い、刷新相に変更された経緯がある。仙谷氏と枝野氏はともに、民主党憲法調査会長経験者で、弁護士資格を持っている。

 国会法は、内閣法制局長官について、人事院総裁などとともに、国会に「政府特別補佐人として出席できる」と規定している。政府特別補佐人は国会ごとに指名され、両院議長の承認を得る。鳩山政権は内閣法制局長官を「官僚支配の象徴」と見る小沢一郎・前幹事長の意向もあり、今国会では政府特別補佐人からはずした。与党は法制局長官を含む官僚の国会答弁を禁止する国会改革関連法案を今国会に提出しているが、成立の見通しは立っていない】

 安倍政権の頃とか、憲法改正論議が持ち上がった時期に、左巻きの方々が「憲法の役割は国家権力のチェックだ!国民が統治機関を縛るための鎖だ!」などという事を仰っていたように私は記憶しているのですが、だとすると仙谷のこの発言ってのは「鎖を縛るのも緩めるのも我々が判断する事」との意味で、非常に問題なんじゃありませんかね?あの時みたいに声を挙げないんですか皆さん?

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内閣交代時の恒例行事

仙谷官房長官、菅内閣は「清新・仕事大好き内閣」

【仙谷由人新官房長官は8日午後、首相官邸で菅直人新内閣の閣僚名簿を発表した。菅首相の後任となる財務相には野田佳彦財務副大臣が昇格、仙谷氏の後任の国家戦略担当相に荒井聡首相補佐官が就任し、経済財政担当相と消費者問題担当相を兼務する。

 連立を組む国民新党代表の亀井静香郵政・金融担当相や原口一博総務相、岡田克也外相、長妻昭厚生労働相、直嶋正行経済産業相、前原誠司国土交通相ら11閣僚は再任となった。

 新任閣僚では、蓮舫参院議員が行政刷新担当相に就任。口蹄疫(こうていえき)問題の責任をとって退いた赤松広隆農林水産相の後任には山田正彦農水副大臣が昇格した。復活した民主党政策調査会の会長に就任した玄葉光一郎氏は、公務員制度改革・少子化担当相として入閣した。

 内閣の布陣について、仙谷新官房長官は「清新にしてプロフェッショナル、クリーンかつガバナンスのきいた政府を作りたいとの思いで(首相が)選任された」と述べ、「若さと清新さ、仕事大好き内閣」と評した。 

 閣僚決定を受けて、菅新首相が午後5時に官邸で就任会見し、皇居での首相親任式、閣僚認証式を経て、8日夜に菅内閣が正式に発足する。その後、午後9時半に初閣議を開き、午後10時15分ごろから各閣僚が就任会見に臨む予定だ。

 閣僚発表に先立って行われた菅新首相と亀井国民新党代表の会談では、郵政改革法案の今国会での成立など連立合意の順守をあらためて確認。亀井代表は会談後、「(菅政権に)全力を挙げて協力する」と語った。国会延長の可能性については「国対レベルの話だ」と明言を避けた】

>「清新にしてプロフェッショナル、クリーンかつガバナンスのきいた政府を作りたいとの思いで(首相が)選任された」

 午後の会見では、官房長官が高齢者問題か何かを担当する役職を兼務するような事を仰っていたように記憶していますが、横文字ばかりであまり高齢者に優しい話とは思えませんねぇ。それに、役職を外れた方々は、つまり「プロフェッショナルでもクリーンでもなかった」という事ですか?

>若さと清新さ、仕事大好き内閣

 このネーミングも嘘ばかりですねぇ。「若さ」と言っても菅内閣の平均年齢は59.0歳で、麻生内閣の平均58.2歳に思い切り負けてますし、「清新」も11閣僚が再任ですし、「仕事大好き」については千葉のように、本来大臣の職にある人間が果たすべき職務を怠っているのだっているじゃありませんか。やはりここは、時の内閣に名前を付けるのが仕事の(つーかそれ以外に仕事ない?)福島みずぽタンにお出まし願うしかありませんかな?普天間問題で連立与党からの離脱を余儀なくされた社民党とみずぽタンが、今度の内閣に一体どのような名前を付けるのかは少しだけ気になるところです。

 …そうそう、今日仕事中にラジオを聴いていたら、某局のアナウンサーが菅新内閣発足による民主党の支持率V字回復ぶりを、最近好調だという「韓流ドラマ」に引っかけて「菅流ドラマ」などと称していました。成程、「以前どこかで見たような気がする&シンパが必死に持ち上げるワリには人気も実力もなく、メッキが簡単に剥がれる」という事ですね!?

【6/9追記】みずぽタンは「事業仕分け内閣」と命名したようで。切れ味悪いですね。

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「ノーサイド」とか言ってた気が

田中真紀子氏「クリーンというが洗濯屋じゃない」

【民主党の田中真紀子・元外相は6日、大津市内で講演し、「政治は夢と理想を実現するツール(道具)。マニフェスト(政権公約)ばかり言っていたら夢のまま。新しく首相になった人が『クリーンでいきましょう』と言っているが、洗濯屋じゃないんですから。クリーンだけど何もできない人がリーダーなんですか」と、菅新首相の姿勢に疑問を呈した。

 さらに、「民主党は現実の政治を動かしたことがない。(過去の)閣僚経験者も数人だけで、(表舞台から)追い出された誰かさんをおいて、人材がいないと思う」と述べ、「小沢外し」と指摘されている新閣僚、党役員人事をけん制した】

菅支持率62.4%に「期待感?」「上がりすぎ」「おかしい」

【菅総理の支持率が62.4%と出た(NNN世論調査)。MC加藤浩次が「高い。期待感もあるでしょうけど」と驚きを口にすると、テリー伊藤は「ちょっと上がり過ぎ」と軽く受け流す。勝谷誠彦(コラムニスト)は気に入らなかったようで、「日本人は何を考えているかと思う。何が変わっているんですか。政権と姿勢は変わってないでしょう。カオが変わるだけで、日本人は変わるわけ? おかしいですよ」と怒る。

「蓮舫官房長官」を進言してるんだけど……

 官房長官人事についても勝谷は異を唱える。

 「ぼくだったら蓮舫さん(参院議員)にしますね。スポークスマンでしょう。平野さん(前官房長官)は立派なんだけど、あの人が言うと明るいことでも暗く感じられる。蓮舫さんだとむずかしいことでも、あのカオでケロっと言われるとそうかと思う。元キャスターだからね。民主党でいちばんダメなのは国民に説明責任を果たしていなかったこと。鳩山さんは『国民が聞く耳を持たなくなった』と言ったけど、聞かせることができなかった。だったら、そういう起用もありかなと思って周囲に進言している」

 加藤が「でも、そこ(仙谷官房長官)は変わることはなさそうですよね」と水を差すと、勝谷は「わかりませんよ。あれは記者クラブでメモをつき合わせているだけだから」とした。「じゃ、勝谷さんはまだ……」と加藤から問われた勝谷は、「サプライズが何かあるかもしれない」と返した。

 加藤の見方がまともだろう。報道官なら蓮舫でも務まるだろうけど、あらゆる方面との調整が重要な役どころとなる官房長官はムリのような気がする

 小沢シンパの皆さんが、現状の小沢外しの流れに抗おうと必死のようですね。勝谷なんてつい先週までは一生懸命民主党を応援してたのに…。

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この人事は絶対ないわ~

農水相に山田副大臣が昇格へ

農林水産相に山田正彦副大臣の昇格が7日、内定した。菅直人新首相は、赤松広隆農水相が口蹄(こうてい)疫被害の拡大を受け、再任を望まない考えを示したため、後任の人選を進めていた。副大臣として、宮崎県に設置した政府の現地対策本部長を務めるなど、口蹄疫問題に対応している山田氏の昇格が適任と判断した。これにより、8日発足の菅新内閣の閣僚の顔触れが確定した】

【参考】殺(や)る気マンマンですか?

 口蹄疫問題でまだまだ終わりが見えない中、ポッポ辞任のドサクサに紛れて遁走したバカ松。後任に誰が入るのかと思ってたら、よりによってバカ松と一緒に口蹄疫の被害拡大に貢献しやがった山田とは…まさか「論功行賞」ってワケではないでしょうな?

 宮崎の畜産農家の方々にとっては、政治的にも当分厳しい状況が続くのでしょうか。私も少額ながら募金をしてきました。一刻も早く、皆さんの生活が元に戻られる事をお祈りします。

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2010年6月 7日

蓮舫の実績って…

菅首相:政調会長に玄葉氏、公務員改革相も 蓮舫氏は行政刷新相--民主党人事

【菅直人首相は7日、民主党政調会長に玄葉光一郎衆院財務金融委員長を起用することを内定した。同日午後に開かれる党両院議員総会で、役員人事の正式承認を求め、枝野幸男幹事長、玄葉政調会長、樽床伸二国対委員長らの起用を正式決定する。閣僚人事では玄葉氏が入閣し、公務員制度改革担当相を兼務。消費者・少子化担当相に検討していた蓮舫参院議員は、枝野氏の後任の行政刷新担当相で起用する。残る農相のポストを巡って調整が続いている。

 政調会長は昨年9月の鳩山政権発足直前に、小沢一郎前幹事長の主導で廃止された役職。党内には「政策を議論する場がなくなった」との不満が多く、玄葉氏らが「政調復活」を求めており、菅首相が代表選で復活を約束していた。役員人事での「脱小沢」色が一層強まった。

 蓮舫氏は事業仕分けで「仕分け人」として活躍した実績が評価された。消費者・少子化・経済財政担当相は、国家戦略担当相に内定している荒井聡前首相補佐官が兼務する方向で調整している。

 参院枠の官房副長官は松井孝治前副長官が留任せず、福山哲郎前副外相を起用。衆院枠の副長官に内定した古川元久前副内閣相の後任は平岡秀夫衆院議員を起用する。

 党人事では、山岡賢次前国対委員長は広報委員長となり、副代表を兼務する。小沢氏側近の奥村展三前総務委員長は続投。財務委員長は小宮山洋子衆院議員が内定した。

 菅首相は党役員人事を固めた上で、閣僚人事を最終調整し、8日に菅内閣を発足させる方針だ】

 いやいや、「事業仕分けで「仕分け人」として活躍した実績が評価された」って、最初の事業仕分けの時は「目標3兆円」と言われながら6千億円しか捻出できなかったじゃないですか!「ムダをなくせば20兆円くらいの財源はすぐに出てくる」と言ってた人も民主党にはいましたよね!?

 これが一般の会社だったら、「3億円の利益を上げろ!」と言われて作ったプロジェクトチームが6千万円しか数字を出せなかったら、即刻解散モノですよ。民主党の皆さんが一体何をもってこの体たらくを「活躍」「実績」などと呼び習わすのか、皆目見当がつきませんなぁ…ハッキリ「パンダだ」と言えばいいものを。

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それでもオザワを守るんですか?

小沢氏の国会招致に慎重=「政治的なけじめつけた」-枝野幹事長

枝野幸男民主党幹事長は7日の記者会見で、政治とカネの問題をめぐり野党が小沢一郎前幹事長の国会招致を求めていることに関し「一定の政治的なけじめをつけた。個人としての防御権もある」と述べ、慎重な考えを明らかにした。

 その上で枝野氏は「本人の希望がベースになる」と述べ、小沢氏の意向も踏まえ判断する考えを示した】

 早速「これまで通りの民主党」が顔を出してきましたか。いくら鳩山・小沢が役職を辞任したとはいえ、議員としての籍はまだまだ党内に残ってるのですから、今後「クリーンな民主党を目指す」ってんなら、けじめのつけ方としては両者(+α)の議員辞職以外に道はないと思うのですが。公人が疑惑の消えてない中で「個人としての防御権」を主張するってのもどうなんでしょうね…。

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恐るべしヨハネスブルグ

【W杯】韓国取材陣が相次ぎ強盗被害 韓国政府が職員派遣、警戒強化 治安の悪さ「想像以上」

南アフリカで11日開幕するサッカーワールドカップ(W杯)を取材するため現地入りしていた韓国民放局の取材スタッフが相次いで襲撃されていたことが7日、分かった。いずれも強盗目的で襲われたとみられ、韓国政府はすでに、本国から国民保護を担当する外交通商省領事部の職員を増派。韓国代表が試合を行う都市ごとに臨時領事館を設営する予定だ。

 韓国メディアの報道などによると、3日午後7時45分ごろ、ヨハネスブルク市内の中心商業地区にあるビル1階のトイレで、韓国民放局MBCと契約しているフリーランスの報道ディレクター(38)が3人組に襲われた。

 ディレクターは首を絞められた。失神している間に現金1500ドル(約13万7000円)とパスポートを奪われ、腰などにも軽傷を負った。命に別条はないが、大事を取って治療のため、すでに同国を離れたという。

 ディレクターはドキュメンタリー番組の取材で南ア入り。取材はほぼ終えており、この日は案内役の現地在住韓国人と一緒に現場建物内のファストフード店で食事を注文、1人でトイレに入ったところで被害にあった。

 ヨハネスブルク市内ではまた同日午後、レンタカーを運転して中心街ハウトン交差点にさしかかったSBS教養局のディレクター1人が、信号待ちのため停車したところ、いきなり車のドアを割られる被害に遭った。

 ディレクターが機転を利かせて車を急発進させたため、犯人はそれ以上追跡せず、強盗は未遂に終わったという。

 韓国政府は、自国民が相次いで被害に遭ったことを重視、外交通商省領事部の担当職員を現地に増員し、国民の安全確保にあたるほか、南アフリカ政府や大会本部、治安関係機関との連携を強化したという。

 今回の襲撃に韓国治安関係者は「現地の治安状況は想像以上に悪い。W杯開催期間には外国人を狙った強盗が活発化するとの情報もある。滞在外国人はホテルを一歩出ればお祭りムードでは済まない情勢にあり、旅行者はもちろん、大会関係者のセキュリティーにも万全を期すよう現地当局に要請した」としている。

 W杯南アフリカ大会の取材をめぐり、NHKを含む日本の放送各局は、安全の確保に不安があるとして、女性のアナウンサーやキャスターの派遣を見送っており、報道陣全体の規模も、前回のドイツ大会よりも縮小している】

【参考①】「ヨハネスブルグのガイドライン」よりコピペ

・軍人上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の20人に襲われた
・ユースから徒歩1分の路上で白人が頭から血を流して倒れていた
・足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると死体が転がっていた
・車で旅行者に突っ込んで倒れた、というか轢いた後から荷物とかを強奪する
・宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員レイプされた
・タクシーからショッピングセンターまでの10mの間に強盗に襲われた。
・女性の1/3がレイプ経験者。しかも処女交配がHIVを治すという都市伝説から「赤子ほど危ない」
・「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後血まみれで戻ってきた
・「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が靴と服を盗まれ下着で戻ってきた
・中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた教われる確率が50%の意味
・ヨハネスブルグにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人が外国人旅行者。

>NHKを含む日本の放送各局は、安全の確保に不安があるとして、女性のアナウンサーやキャスターの派遣を見送っており

 半分正しくて半分間違ってますね。男性を派遣したところで、今度は「アッー!」的な事が起こる心配が…。

 …ただ、韓国の取材陣が襲撃されたというところでは、単に治安の問題ではないという可能性もあるんじゃないかと思われます。というのも、韓国人は黒人に対して、強い差別感情を抱いているようなのですから→【参考②】韓国人がオバマを敬遠する理由は?「黒人より韓国人の方がずっと優秀だ」という偏見も(「厳選!韓国情報」様)。1992年にロサンゼルスで起きた暴動も、引き金として在米韓国人の黒人差別があったと言われていますし、ひょっとしたら今回韓国人が立て続けに被害に遭った事と何か関連が…。

 …まぁしかし、よくよく考えてみますと、私たち日本人も慣れないと白人や黒人の顔の区別が難しいように、アフリカの方々も韓国人とその他のアジア人の区別は容易ではないでしょうな(笑)。とりあえず、現地へ行かれる方はお気をつけて、とだけ。

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まるで成長していない…

菅新首相に期待57% 緊急世論調査、民主支持急上昇(共同通信)

毎日世論調査:菅首相に期待63% 小沢氏辞任評価81%(毎日新聞)

 どちらも4~5日に行われた世論調査の結果ですが、「政治なんてのは多少人間をすげ替えたところで良くなるものではない」というのは、これまでの自民党政権&政権交代して誕生した鳩山政権で十分国民は学習したはずじゃなかったんですかね?まぁ、内閣の陣容や小鳩の処遇もハッキリしてない時点で調査をするマスゴミもマスゴミですけど、それでここまで数字が上がる国民ってのも、果たしてどうなんでしょう…?

 民主主義社会において、政治とは国民が選択するもの、国民が責任を負うものです。いくら良い政治を求めても、国民がいい加減なら、いい加減な政治しか手に入らないのです。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったもの、こりゃ日本の政治家ってのは随分と楽な職業なのですなぁ…。

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2010年6月 5日

右寄りの民主なんて民主じゃない

石原都知事:菅新内閣を「極左」 外国人選挙権付与絡みで

【東京都の石原慎太郎知事は5日、都内で開かれた参院選自民党立候補予定者の総決起大会で「今度の菅内閣、あれも極左だから」と発言した。民主党が進める永住外国人への地方選挙権付与政策を批判する中で述べた。

 石原知事は来賓としてスピーチ。子ども手当など民主党政権の政策への批判を語る中で「極左だから同じこと言うし、もっとすごいことやるかもしらねえが、地方に限って参政権を与えるって。どうなんですかこれ」と批判した。

 石原知事は、新党「たちあがれ日本」の応援団長を自認し、民主党政権を批判する発言を繰り返している】

 代表が菅、官房長官が仙石、幹事長が枝野という顔ぶれを見るからには、「その通り」という感想しか出てきませんけれどね。…つーか、今の民主党で中道より右寄りの政権なんてのはまず作れないんじゃないかと思うんですが(笑)。

イラ菅首相は「頭が切れすぎ」=鳩山氏

鳩山由紀夫首相は5日午後、都内の東京工業大学で理工系の大学院生らを相手に講演した。同大学は、菅直人新首相の母校。鳩山氏は「私よりも10倍も1000倍も頭の切れる方」と菅氏をまずは絶賛。続けて、「イラ菅」と呼ばれる「切れやすい」性格にひっかけて、「頭が切れすぎる」と指摘し、「次の首相に向かって何を言ってるんでしょうか」と述べると、会場からどっと笑いが起きた】

 まぁそんなワケで、民主党政権が続く限りは外国人参政権などの反日的な動きについて注視していかなきゃならんのでしょうけど、救いなのは前政権に引き続いてトップがアレという事でしょうかね。ゼロは何倍してもゼロですし、マイナスだったら…。

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2010年6月 4日

クリ拾い係、決定

「菅首相」誕生へ、国民新との連立は継続

民主党は4日午前、両院議員総会を国会内で開いて退陣表明した鳩山首相の後任を選ぶ代表選を行い、菅直人副総理・財務相(63)を新代表に選出した。

 菅氏は4日午後の衆参両院本会議で首相指名を受けて第94代、61人目の首相に選出される。首相任命式と閣僚認証式は8日に先送りすることになった。菅氏は閣僚人事などを通じて小沢幹事長の影響力を排除する意向で、夏の参院選に向けて党勢立て直しを図る構えだ。

 代表選は、党所属国会議員423人(衆院307人、参院116人)が投票権を持っていたが、投票総数は422票だった。菅氏が291票を獲得し、129票の樽床(たるとこ)伸二衆院環境委員長(50)に大差を付けた。2票は白票だった。

 菅氏は代表選出後にあいさつし、「全員参加の党にしていく。参院選に向けて私自身先頭に立つ」と述べ、参院選の勝利に全力を挙げる考えを示した。樽床氏は記者団に、「結果が出た以上、新代表のもとで一致結束したい」と語った。

 この後、菅氏は国会内で国民新党の亀井代表(金融相)と党首会談を行い、連立政権を継続することで合意した。会談には、仙谷国家戦略相も同席した。

 菅氏は立候補に際し、「国民の信頼回復のため、『政治とカネ』に対する厳格な姿勢を示し、クリーンな政治を政策実行の大前提として追求する」と強調した。政策面では「国民の生活が第一」という立場を継続する考えを示し、「強い経済、強い財政、強い社会保障」を目標に掲げた。さらに、デフレ脱却に取り組むとし、「抜本的な税制改革を含めた歳入改革を真剣に検討し、国民に正直に提起する」と訴えた。消費税率の引き上げを議論する意向を示したものとみられる。

 党運営では、「自由闊達(かったつ)な党風をつくる」とし、民主党の「党風刷新」を目指す方針を掲げた。具体的には、「政策決定の一元化を維持しつつ、議員同士が自由闊達に議論できる政策調査会を設置する」とした。

 政策調査会(政調)は昨年9月の政権交代に伴って小沢氏の主導で廃止され、小沢氏に批判的な議員から復活を求める声が高まっていた。菅氏は、小沢氏に距離を置く前原国土交通相や野田佳彦財務副大臣らのグループから支持を受けており、政調復活などで党運営からの小沢氏の影響力排除を印象づける狙いがある。

 一方、樽床氏は「世代交代による新しいリーダー」が必要だとし、地域主権などを訴えた。

 両院議員総会に先立ち、鳩山内閣は4日午前の閣議で総辞職した

 嘘つき脱税王の次は無能の居眠り王ですか。代表選もほとんど「選挙の体裁は整えました」って感じでしたし、正直なところ「新代表」でもありませんよねぇ。さすがに所信表明演説で居眠りはしませんか?

★菅の迷言集

「それに加えて新潟で地震。あい続く天災をストップさせるには昔なら元号でも変えるところだが、今必要なのは政権交代ではないか」(新潟中越地震の折、自身のサイトで)
ミサイルが何発か飛んできたら考える」(テポドンのとき)
「(牛丼喰って)フトコロの寂しい会社員に受けている感じだ」
「多少危なくても飛び込みたい人は飛び込めばいいと思う」
「道頓堀に飛び込むな、などと官僚に規制される必要はない」
自衛隊派遣は憲法違反だ!だが私の発言は気にしないで欲しい
「エズミマキコさんの参考人招致を求める。嫌なら審議拒否だ!」
「小泉総理は『説明責任転嫁症候群』だ!」
「ムンクにコントロールされているモー娘」
不審船に対する海保の射撃は法的に問題あるかも
公選法違反はケアレスミスのようなもの
「小泉首相は発明をされたことがありますか。私はあります」(大学在学中に麻雀の符点計算機を発明)
「さすがに真紀子さんを乗りこなす自信がない。なかなか大変だ」
(沖縄の海兵隊について)政権をとったら、すぐに出て行ってもらう
靖国参拝は憲法違反だ。総辞職しろ」→小泉1/1に靖国参拝→「8/15に参拝しないのは公約違反だ。総辞職しろ
二世議員の存在は絶対に良くない!」→息子が出馬する→ 「(源太郎に)選挙区を譲ったわけではなく、二世議員の弊害はない」「優秀な人材を探したら、たまたま息子だった
「君、ルートって知ってる?最近の人はルートも知らないんだよね。いいかい、3.141592…」
「(総理をオウムの松本被告になぞらえ)首相は自己催眠の天才だ」
「アイアム ネクスト プライムミニスター」
ブッシュ政権を非難したが、日米同盟は軽視してない。有事には守ってもらう
「一夜を共にしたが、男女の関係は無い、こんなことに説明責任は無い」
「(諫早湾の干拓工事を)誰の許可でやっているんだ!」(自分が大臣時代に了承してる
深く考えずに署名した」(シン・ガンスの無罪釈放を求める嘆願書
「状況によっては、監視衛星をうちあげることも考えたほうがいい」(打上げ日程も決まった時期に)
民主党が政権をとれば株価3倍
「若い方がいいなら0歳児を連れてくればいい」
「総理、今度おごりますよ。カイワレと鶏肉を」
私が菅直人でなければ、菅直人を追及するだろう
「乾杯だとカンパイ(完敗)になりますから、カンショウ(完勝)と言いましょう。では、カンパ-イ!」
天皇は逮捕されるべきだった」(テレビ出演での発言)
「安倍さんはおぼっちゃんで、格差社会の痛みなんてわからない。安倍総理のまわりにはセフレが多い」(06年、衆院統一地方選の応援演説で)
「三権分立とは、憲法のどこにも書いていない」(09年、全国首長交流会にて)
「ラーメンと動物は視聴率を上げるんだなぁ」(ガースー)

 さすがカンさんやー(棒読み)。一部違うのが混じってますけど。一体何ヶ月首相やる気なんですか?

【関連】「交代効果」で民主支持率上昇、自民に危機感

 そりゃあポッポが首相辞めたらある程度の数字の上昇はあるでしょ。敵失にあぐらをかくんじゃなくて、本気で日本人のための政治に取り組まなきゃダメですよ自民さん?

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東京新聞コラム6/4~「鈍い」のはもう勘弁

東京新聞「筆洗」6/4付

【こんなナゾナゾができるんじゃないか。世界各国のリーダーが駆けっこをすると、近年、いつも一番になるのは? 答えは、日本。なぜなら、みんな「足がはやい」から。ほら、傷むのが早い魚をそう言うでしょ▼鳩山政権崩壊で、わが国のリーダーは、自民政権時代から実に四代続けて、一年前後しかもたなかったことになる。ことに鳩山さんは歴史的政権交代で生まれた最初の首相。就任時の“鮮度”はピカ一だったが、傷むのも早かった▼結局、国民の「変わる」の期待に応えられなかったということだろう。政権に変革の功一切なしとは言わないが、十分に「変わった」と思ってもらえなかったのは確かであるだが、それを首相が「国民が聞く耳を持たなくなった」と言うのは妙だ。言葉の軽さ、主張のブレ、政治とカネの問題…。むしろ自民時代と「変わらない」を積み上げてきたのは自ら。米軍普天間飛行場移設にからむ、過去の日米合意とほぼ「変わらない」合意が象徴的だ民主党内では鳩山後継選びが動きだしているが、これまた自民党がやってきた「総選挙なしでの政権たらい回し」と「変わらない」。だから「次」の誰かは「変わる」に対する国民の疑いの視線の中での出発になる▼無論、諸外国の目もある。ともかく、少しは長持ちする政権にしてほしいものだ。<求む!“鈍足”首相>である】

 結局のところ、「政権を替えれば政治が良くなる」なんてのは浅薄な思い込みであって、「どうなるかは替えてみなくちゃ判らない」なんてのは思考放棄に過ぎないのですよ。今週発売の「週刊文春」の中にも同じような事を書いた記事があったかと記憶していますが、事実やデータを元に冷静に考察を行えば、ある程度予想ができる結果というのもあるのです。「鳩山政権の末路」なんてのはまさにコレで、政権交代を煽った連中もそれを鵜呑みにして「お灸層」を気取った連中も、言わせてもらえば「全員バカ」という事になるでしょうな(しかし彼らは、それを認めようとしないので始末が悪い)。

 まぁ、腰のすわった政権を期待したいところは私も同じですが、無能な人物がいつまでも首相のイスにかじりついているような「鈍さ」だけはもう御免ですね。あくまでも「よい政治を行って国民に認められ、その支持をもって長持ちする政権」を期待したいところですが…とりあえず次の政権には期待できませんかなぁ(嘆息)。

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今は樹海か東尋坊か

小林議員いつ辞める? 地元民主やきもき

【鳩山由紀夫首相の退陣演説で「政治とカネ」の問題に絡み辞職勧告を受けた民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区。「厳粛に受け止める」とコメントしたまま、3日も雲隠れ状態が続いた。辞職のタイミングによっては参院選との同日補選の可能性もあり、地元の民主党関係者は「ただでさえ逆風なのに…」とやきもきしている。

 小林氏にとって、辞職勧告はあまりに唐突だったようだ。東京・永田町の議員会館の小林氏の秘書は「事前の情報もなく、うちもあわててテレビを見たぐらいです」と話した。

 小林氏は演説後、報道陣の取材には答えず、後に地元事務所を通じて「厳粛に受け止める」とコメントを出したまま、音信不通に。3日も「どこで何をしているのか分からない」(小林氏秘書)状態という。

 総務省によると、16日予定の国会閉会までに辞職すれば、補欠選挙は7月11日の予定の参院選との同日選に、辞職が17日以降にずれ込めば、10月以降に先延ばしされる。参院選対策に追われる民主党北海道連では「ただでさえ逆風なのに、補選に戦力を奪われては思うように戦えない」と同日選は回避したい思惑の一方、辞職判断が長引けば、「『いつまでも責任を取らない』との批判が再燃する」とジレンマを抱える。

 衆院事務局議員課によると、小林氏が辞めた場合、6月1日時点では現職のため、6月分の歳費(129万7千円)と文書通信交通滞在費(100万円)は満額支給される。今月は期末手当(ボーナス)の支給月のため、さらに272万6942円を加えた計502万3942円が支払われる予定だ。参院選の影響をにらみ、辞職が7月1日以降になれば、「当然、7月分の歳費も満額支給されます」(議員課)という】

 まぁポッポとオザワはともかく、オマケがコイツ1人消えたところで、「民主党がクリーンになった」とは全く言えませんけれどね。そもそも議員辞職するかどうかも判らないのに。

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2010年6月 3日

この時期に辞めたなら当然でしょ?

民主代表選:重要法案成立困難に、「郵政」は廃案か

民主党代表選が4日に行われるのに伴い、終盤国会は2日以降、一時「休戦」になる。同党は16日までの国会会期を延長しない方針を変えていないため、郵政改革法案や労働者派遣法改正案など残る重要法案の成立は極めて困難だ。強行採決に再三振り回されてきた野党は「与党の都合だけの国会運営。この政権は何を目指していたのか」(川崎二郎自民党国対委員長)と批判している。

 民主党の小沢一郎前幹事長が全国郵便局長会に会期内成立を約束した郵政法案は、与党が5月31日に採決を強行し衆院を通過したが、参院で審議入りのめどが立っていない。労派法改正案を審議する6月2日の衆院厚生労働委員会は、鳩山由紀夫首相の辞任を受けて流会になった。

 民主党の平田健二前参院国対委員長は2日の記者会見で「時間的に限られている。重要法案は20日以上かけて審議するのが慣例」と述べ、両法案の会期内成立に否定的な見通しを示した。郵政法案は慣例で廃案、労派法改正案は衆院で継続審議になる可能性が高い。

 会期中に首相が辞任した場合、首相指名選挙を経て選ばれた新首相は衆参両院で所信表明演説し、各党が代表質問を行うのが慣例。会期延長しなければ審議日程は極めて窮屈になる。野党は新政権でも与党が強行採決に踏み切る事態を警戒し、16日までのスケジュールを明示するよう求める方針だ。

 このほか、国家公務員の幹部人事を内閣が一元管理する国家公務員法改正案や、国家戦略室を局に格上げする政治主導確立法案、2020年までに温室効果ガスを90年比25%削減する中期目標を明記した地球温暖化対策基本法案の成立も微妙になっている。

 議員立法では、インターネットを利用した選挙運動を夏の参院選から解禁する公職選挙法改正案が、与野党協議が整ったにもかかわらず、衆院政治倫理・公職選挙法改正特別委員会で審議入りできていない】

 「『新政権ができた途端に強行採決連発』なんて事をやったら、国民はどう思うでしょうねぇ?」と、アホミンスの皆さんには今のうちからクギを刺しておきましょうかね。

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2010年6月 2日

ポッポ辞任

【首相辞任】民主党両院議員総会での首相の演説要旨

辞意の表明が国民に向けての記者会見でなく、党の両院議員総会であった事から、この辞任劇が選挙対策であるのは明白(会見は拒否した模様)。
・この期に及んで、自分をよく見せようという意識が見え隠れする。本当に責任を感じているのか?
・「人の命を大切にする政治を進めていかなければと考えてきたが、国民の皆さんの心にはそのように写っていない」「国民の皆さんが聞く耳をもたなくなった」←辞任は国民のせいとでも?
「クリーンな民主党にしたい」のなら、必要なのは役職の辞任ではなく議員辞職。今後その辺りをどうなさるおつもりで?

【首相辞任】小沢氏会見「来週から新政権」「皆さんと会うのもこれが最後」

来週からは選挙対策委員長に就任か?
・こいつの顔を見るのは本当に最後であってほしい。

郵政法案、今国会で成立を=亀井氏

・時間があろうがなかろうが、審議はしっかりやるべき。この期に及んでの強行採決は許されない。

野党、衆院解散を要求=首相退陣「選挙目当て」

「一度やらせてみて、ダメなら替えればいい」などと言っていた以上、結果がこの体たらくなら要求は当然かと。

後継選びスタート=菅氏有力、4日代表選-民主

・民主党の抱える問題について、「政治とカネ」なんてのは枝葉の話に過ぎない。最も重いのは件のツートップに止まらず、政治家個人個人が自分の言動に責任を持たない部分なのではないかと。
・代表選の日程などを見る限り、サポーターはまたも代表選には投票できず涙目か。
・民主党内での「フルーツバスケット」はもう結構。ボンクラに首相なんぞ務めさせるな。

鳩山首相の退陣演説を聞いたスーパーモーニング出演陣のやり取り(Youtube)

ルーピーズ超キモイ。公共の電波でオナニーするな。

 …まぁ、左巻きは今回の辞任劇を経て「これからは新しい民主党に期待したい」とか言うのだろうが、結党12年、政権就任後たった8ヶ月で大掛かりな刷新をせにゃならんとは、どんだけ質が悪かったんでしょうな?

201006021

 最後の最後までブーメラン。

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東京新聞社説6/2~社会は子どもを育てられるか?

子ども手当 『社会で育てる』大切に

【子ども手当の支給が今月から始まった。財政との兼ね合いから、来年度からの満額支給を見直す動きがある。子供は社会が育てるという理念を、少子化に直面する世の中に広げたい。

 本年度の手当は、中学生までの子供一人当たり月一万三千円が支給される。

 民主党政権は、来年度からは満額二万六千円の支給を公約としてきた。ところが財政事情から、減額案が出る一方で、小沢一郎幹事長が大幅修正には慎重姿勢を示すなどなかなか決着しない。

 これまで子育ては家庭に任され、支援策もそれを補助的に支えるだけで、少子化は止まらなかった。社会で子育てを支えようと政策転換したのが民主党政権。同手当はその看板政策になる。

 「社会で支える」という理念は国民が共有すべきだ。所得制限論もあるが、同種手当は保護者の所得に関係なく、すべての子供へ支給するのが世界的な流れだ。

 先月公表された「二〇一〇年版子ども・子育て白書(少子化社会白書)」によると、子育て中の女性が求める少子化対策(複数回答)は、「経済的支援」(72・3%)がトップ、二位の「保育所などの充実」(38・1%)の倍近くで、経済支援は重要だ。

 だが同時に、待機児童解消のための保育所整備や子供の貧困対策、子育てできる労働環境など働き方の見直し、雇用・収入が不安定な非正規が多く結婚しにくい若者の就労支援など、求められている政策や解決すべき課題は多い。

 少子化対策など家族関係社会支出の対国内総生産(GDP)比は、欧州の3%前後に比べ日本は1%未満だ。少子化対策全体への積極的な財政投入が要る。

 しかし現実の財政事情は厳しい。国債発行で借金を重ねれば、当の子供たちにツケが回る。現状のままなら年五・四兆円の財源が必要な満額支給は不可能だろう。ただ、国民には安心できる社会サービスが得られるなら、税負担を受け入れるという理解は広がっている。消費税を含む税制全体の見直しを図るべきだろう。

 子供が国外で暮らす在日外国人にも支給を可能にする制度の矛盾は見直される方向だが、自治体や企業が財源の一部を負担する児童手当制度は残したままで、一一年度以降の制度の検討も進んでいない。子育てに役立てるために、常なる検証と見直しを行い充実した制度にするべきだ】

 子ども手当の良し悪しや財源の問題はひとまず置いとくとしましても、「子供は社会が育てる」という理念の体現が「税金のバラ撒き(しかも選挙前)」ってのは、発想が貧しいというかそんな感じが致しますね。だいたい社会なんてのは、全体としてお金は持ってるのかもしれませんけど、何十、何百万人といるような子どもの一人ひとりにフレキシブルに対応できるとか、そこまでのものでは決してありません。仮の話ではありますが、「子供は社会が育てる」というお題目の下、社会を構成する最小単位であるところの「家族」が子育てを放棄したら、まず間違いなく大変な事になるでしょうな。理念だけしか見えていない左巻きは「そんな事はあり得ない!」とか言い出しそうですが、親が子供を殺すような「あり得ない」事件が割と頻繁に起きているように思われる現代日本、果たして大丈夫ですかねぇ…?

【参考】子ども手当支給スタート 手渡し会場にホクホク顔の親子

 ところでこいつを見てくれ↓、こいつをどう思う?

20100602

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2010年6月 1日

また密室会談ですか?

鳩山首相、小沢氏と再会談=民主の退陣論やまず

鳩山由紀夫首相は1日夜、国会内で民主党の小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長と再会談し、今後の政権運営について協議した。首相は続投への意欲を繰り返し表明しているが、党内では夏に改選期を迎える参院議員を中心に危機感が強まっている。首相退陣に発展する事態も否定できない情勢だ。

 首相と小沢氏らの会談は約30分間行われた。小沢氏は記者団の質問に答えず、輿石氏は記者団に「コメントしない」と語った。一方、民主党は1日に延期していた小沢氏の記者会見を2日以降に再び延期すると発表した。

 首相は1日午後、口蹄(こうてい)疫視察のため訪れた宮崎県庁で記者団に、「幹事長との間でしっかり協力しながら、この難局に対していきたい」と強調。「なかなか国民の理解をいただいていないことを反省し、幹事長とも相談しながらしっかりした道筋を考えていきたい」と続投への強い意欲を重ねて示した。

 また首相は、小沢氏の政治とカネの問題に関し「私は自分の知り得る限りの事実を国民に表明してきた。(小沢氏にも)同じようなことが政治家として求められている」と語った。

 民主党内では、参院側に首相退陣論が広がり、同日の参院役員会では、早期に両院議員総会などを開き、党側の空気を首相に直接伝える必要があるとの意見が上がった。高嶋良充参院幹事長は記者会見で「(参院の改選組に)悲鳴が上がっている。できるだけ環境を改善できたらいい」と、事態打開に向け首相と小沢氏らの会談に期待感を示した。

 一方、国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相)が1日午後、国会内で小沢氏と会談し、「わが党は全力を挙げて鳩山政権を支える」との意向を伝えた】

国会情勢で意見交換=協議は継続-鳩山・小沢会談

【民主党の細野豪志副幹事長は1日夜、鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長らの会談について、国会内で記者団に「国会情勢について意見交換した。あす以降、継続して協議する」と語った。小沢氏の指示を受けて説明したもので、詳細については「聞いていない」と述べた】

 頭にあるのは選挙の事ばかりですか…でも、ポッポは今しばらく総理のイスにしがみついてるんじゃないでしょうかね。「鳩嫁がサミットに着ていくための服を新調している」なんてウワサを最近耳にしましたし。…まぁ、もうここまで来たら「次の参院選で誰が『敗軍の将』となるか」って話だけでしょうから、もうポッポ続投でもいいような気がほんの少しだけしなくもないですが…。

【関連】前原国交相「ツートップの問題極めて大きい」 内閣の支持率低迷

 いや、問題なのは鳩山首相と小沢幹事長だけじゃなくて、(面倒なんで肩書きは省いていきます)鳩山と小沢と菅と千葉と赤松と、原口と川端と長妻と鳩山と北澤と、平野と岡田と前原と中井と仙石と、横路と山岡と小沢と石井と輿石と、太田と石川と小林と三宅と横峯と…名前だけでも面倒になってきました(笑)。まぁ、あのツートップをこれまでずっと担いできながら、選挙間近のこの段になってやいのやいのと騒ぎ出す民主党自体が、もう根本的にダメって事でいいですよね?

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鳩にも犬にもできる仕事

【日中首脳会談】成果の裏には大幅譲歩 「白樺」出資は3分の1以下の見通し

31日に行われた鳩山由紀夫首相と温家宝中国首相の首脳会談は友好ムード演出に腐心し、東シナ海のガス田共同開発問題で中国が条約交渉入りに同意するなど成果が並んだ。だが、中国が早期開発を目指す「白樺(しらかば)」ガス田(中国名・春暁)などで日本側が事前交渉で大幅な譲歩案を示し、これに中国側が飛びついたにすぎない。両政府は局長級協議を近く開始する方針だが、日本の出資比率は最大で3分の1以下に抑えられる可能性が高い。

 温首相「総理から『日本は今が一番いい季節だ』と聞いた」

 鳩山首相「短い滞在ですが、新緑の日本を味わっていただければと思います」

 31日の首脳会談は、和やかなやりとりから始まり、ガス田共同開発問題も温首相が「できるだけ早急に交渉を開始したい」と切り出した。「東シナ海を平和、協力、友好の海にするための合意を実施に移したい」とわざわざ鳩山首相の言葉を引用してみせるなど、“気配り”も忘れなかった。

 これまでの交渉で、中国側は、先行開発したガス田「白樺」について、5対5の対等条件での開発とした他のガス田と異なり、共同開発の対象外と明確にするように強硬に要求してきた。

 白樺は東シナ海のガス田で最大の埋蔵量が見込まれており、中国側はすでに商業都市の上海につなぐパイプラインの敷設を進めているからだ。出資比率などの条件面が有利に進めば、中国側のメリットは大きい。

 結局、日本政府は3月に過去の交渉経緯などを精査した上で、白樺と他の共同開発を切り分ける対処方針を決定。これを受け、中国政府は5月上旬に非公式の局長級協議、5月中旬に外相会談に応じるなどじわじわと態度を軟化した。温首相のにこやかな対応は、日本政府の譲歩に対する謝意だと言えなくもない。

 外務省幹部は「白樺の出資比率について中国側と合意はない」と説明するが、他の共同開発と「出資」との線引きを明確にしたことにより、交渉は中国側に有利に進む見通しだ。日中関係筋は中国企業2社がすでに開発を手がけていることを挙げ、「日本の出資比率は単独で2社を超えない3分の1以下となるはずだ」との見方を示している

尖閣は「未解決問題」? 首相また落第答弁

【27日の全国知事会議では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で協力を求める鳩山由紀夫首相と知事らの議論がまったくかみ合わない場面が目立った。特に首相は、尖閣諸島の領有権問題をはじめ沖縄県が置かれた安全保障環境やその歴史に関する“落第答弁”を連発。安保政策に関する首相の不勉強が、普天間問題迷走の主因といえそうだ。

 尖閣諸島をめぐり日中間で衝突が起こった際、日米安全保障条約が発動されるかどうか-。知事会議の席上、東京都の石原慎太郎知事がこんな質問をすると、首相は次のように答えた。

 「(米国に)確かめる必要がある」

 だが、この問題は麻生前政権時代にすでに決着済みの話だ。麻生太郎首相や河村建夫官房長官が国会答弁や記者会見で、「安保条約は適用される」との米公式見解を確認したことを明らかにしている。

 首相はこうも述べた。「(米国は尖閣諸島の)帰属問題に関しては、日本と中国の当事者同士でしっかりと議論して、結論を見いだしてもらいたいということだと理解している」

 未解決の問題として、これから中国と話し合うかのような発言だが、政府見解は「解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない」というもの。首相自ら中国側につけいるすきを見せた格好だ。

 また、昭和47年の日本復帰から今年5月15日で38年がたった沖縄県について、首相は「復帰後27年」と述べた。単純な言い間違いであってほしいが…。

 このほか、神奈川県の松沢成文知事から「首相の(防衛)方針が全く見えない」と指摘されると、首相は「米軍のプレゼンス(存在)を今大きく減らすことが許される状況ではない」と述べ、最近になって「学べば学ぶにつれ」分かってきたという「抑止力」論を展開。

 ただ、首相は26日夜、平時は米軍は日本に駐留せず有事に駆けつければいいとする持論「常時駐留なき安保」について記者団に問われ、「封印している」と述べ、撤回はしない考えを改めて強調している。首相の「抑止力」に関する本当の認識は不明だ。

 知事会の麻生渡会長は会議終了後の記者会見で「(首相は)途中、何を言っているのかと思った。そもそも、どんな種類の訓練がどういう事情で必要か分からない」と困惑の表情を浮かべた】

 売国奴が首相なんかやってるってんじゃあ、そら会談もうまく運びますし、温家宝もニコニコしてるワケですわ(嘆息)。

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