東京新聞コラム8/30~刑場はけっこうキレイでした
【作家の加賀乙彦さんは、精神科医として数多くの死刑囚と接した東京拘置所の医官時代の経験を基に、小説『宣告』を書いた。その中に、翌日の執行を告げられた死刑囚が、家族と最後の対面をする印象的な場面がある▼母親がちらしずしやてんぷらを急いでつくり、重箱に詰めて持ってくる。ほんの一口しかつまめない死刑囚は老いた母の肩をたたき、最後の言葉を交わす▼実話かどうかは分からないが、加賀さんが勤務した一九五〇年代、執行は前日に本人に告げられ、親族との面会が許されていた。その後、執行直前に自殺した死刑囚がいて、現在は当日朝の告知だ▼法務省は、執行した死刑囚の名前すらつい最近まで公表せず、死刑執行を徹底した秘密主義に押し込めていた。拘置所から、家族に連絡が届くのも執行がすべて終わった後だ▼その秘密のベールは、どれぐらいはがされたことになるのだろうか。先週、東京拘置所の刑場が報道機関に初めて公開された。死刑囚が乗る踏み板、それを開く三つの押しボタン-。いやおうなしに、死刑制度の是非を考えさせられる▼加賀さんによると、いつ来るか分からない死刑執行の恐怖から拘禁ノイローゼになる死刑囚が多かったという。裁判員が究極の刑罰と向き合う日も近い。執行する選定基準、死刑囚が受けている処遇など裁判員が知りたいことはたくさんある】
公表された刑場の様子は私も画像を見ましたが、別に「陰惨」とかいうような雰囲気はありませんでした。アレを見てなお「死刑は残虐だ!」とか言ってる方々は、よほど想像力がたくましいか、死刑に値するような犯罪を犯しているのか、あるいは「結論ありき」でしかモノを喋っていないのではありませんかな?
>いつ来るか分からない死刑執行の恐怖から拘禁ノイローゼになる死刑囚が多かったという
法に定められている通り、判決確定後半年以内に確実に刑を執行するようにすればいいだけの話では?
>裁判員が究極の刑罰と向き合う日も近い。執行する選定基準、死刑囚が受けている処遇など裁判員が知りたいことはたくさんある
その前に必要なのは、正しい判断を下すための十分な材料でしょうよ。それに、そもそも「個人的な死刑に対する賛否」と「裁判員という社会的役割でもって罪の重さを判断する事」は、いっしょくたに考えていいものではないと思うのですが?
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