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2010年9月30日

未だ総理の自覚なし?

菅首相、国民におわび「心配かけた」=ビデオ見てない-尖閣沖衝突で・衆院予算委

【衆院予算委員会は30日午前、沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件に関し、菅直人首相と全閣僚が出席して集中審議を行った。首相は、政府の一連の対応について「国民にご心配をお掛けしたことはおわびしたい」と陳謝した。民主党の長島昭久前防衛政務官への答弁。

 首相は、中国が日本側に謝罪と賠償を求めたことなどを念頭に「わが国の国内法に基づく粛々とした手続きを認めないかの姿勢があったことは大変問題だ」と批判。その上で「尖閣諸島はわが国固有の領土であると明確に申し上げ、きちんとした姿勢でこれからも臨んでいく」と強調した。

 また、首相は、海上保安庁が撮影した衝突時のビデオ映像について「見ていない。報告を必要に応じて仙谷由人官房長官からいただいている」と自民党の小野寺五典氏に答えた】

>「国民にご心配をお掛けしたことはおわびしたい」

 何で過去形なんですか?今回の民主党のヘボ対応がこの国と国民に悪影響をもたらすのはこれからでしょう?

>「尖閣諸島はわが国固有の領土であると明確に申し上げ、きちんとした姿勢でこれからも臨んでいく」

 今回それができなかった人間に、次回が期待できるとは思えません。

>「見ていない。報告を必要に応じて仙谷由人官房長官からいただいている」

 国のトップとしてどういう対応をとるべきか、その判断材料となるのがビデオ映像じゃないんですか?それを見ずして正確な判断が下せるものかどうか…。

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2010年9月29日

過ち認めたその次は

中国に関係修復の動き=判断の甘さ認める-仙谷官房長官

【仙谷由人官房長官は29日午前の記者会見で、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で悪化した日中関係について「ゼロのところに直す努力をされ始めたのかなと推測している」と述べ、中国側が関係改善に向けて動き始めたとの見方を示した。その上で「マイナスをゼロにする作業は、ハイレベル(の対話)までいかずともやっていただかないと(いけない)」と強調した。

 一方、仙谷長官は、事件発生直後に船長を除く船員14人を帰国させて船体も返したことについて「その時点では、外交ルートを通じてそういう(事態が収拾するという)情報が私のところに上がっていた。中国側も(それで)理解してくれるだろうと判断していた」と説明。ただ、中国はその後、態度を硬化させており、仙谷長官は「司法過程の理解が全く異なることについて、われわれが習熟すべきだった」と語り、中国側の出方を読む上で判断の甘さがあったことを認めた

 自らの勝手な判断で司法に不当介入し、国益を大きく損ねた以上、このクソの取るべき道は議員辞職以外にありませんな。まぁどのみち、「責任を取らない民主党議員」の一覧に名を残すだけで終わるんでしょうが…。

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朝日新聞社説9/29~窮鼠だって猫を噛む

強硬な中国―大国の自制を示せ

【尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で逮捕、勾留(こうりゅう)された中国人船長は釈放され、自宅に戻った。にもかかわらず、中国政府は日本側に謝罪と賠償を求めるなど、強硬な姿勢を示した。

 中国側は強腰で臨めば、日本はさらに譲歩してくると思ったのだろうか。それは思い違いであり、中国の長期的な利益にもならない。

 中国は経済の改革開放により、日本を抜いて世界第2の経済大国になるのが確実だ。その経済力を背景にアジアやアフリカなど世界で存在感を強めている。

 中国政府は経済的な余裕を、軍事力増強にも向けた。その結果、海軍は太平洋などで活動を広げている。尖閣諸島だけでなく、南シナ海でも周辺各国と領有権をめぐって対立している。

 その注視の中で、今回のようななりふり構わぬ振る舞いは、国際社会から異様と受け止められている。

 中国は長らく、中国の発展は世界の脅威ではなく、あくまでも平和的な道を歩むと国際的に訴えてきた。その姿勢が変わったかのように見えるのは、極めて遺憾だ。

 指導部の入れ替えがある2012年の共産党大会を控えた微妙な時期に、胡錦濤総書記をはじめとする指導部は、火種になりかねない日中関係で弱腰になるわけにはいかないのだろう。大国意識の強まる世論を無視できないことも容易に想像できる。

 とはいえ、世界のリーダーにならんとする中国が、隣国との関係でここまでかたくなになるのはやり過ぎだ。

 米国がかつてのような国力を誇れぬ今、中国はアジアの安定を保つ方向に動くべきだ。調和のとれた国際関係は中国外交の目標のはずだ。ならば、大国の自制を示すべきだ。

 釈放について国内に批判がある。

 だが、「平和的で外交的な手続きをとることがいかに重要かという洞察力と見解を示した」(キャンベル米国務次官補)という評価もある。平和的な手段こそ、日本のとるべき道だ。

 菅直人首相は10月4、5両日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議首脳会議に出席すると決めた。

 1日から臨時国会が始まるが、尖閣沖の事件を受けて、首脳会議を優先する。当然の選択だ。外交の重要さをあらためて認識したい。

 各国に日本の立場への理解を求めるだけでなく、中国との対話も探るべきだ。少なくとも、事件再発を防ぐ話し合いを始めなければならない。

 38年前のきょう、日本と中華人民共和国は外交関係を樹立した。

 北京で署名された「日中共同声明」で、双方は両国間の恒久的な平和友好関係の確立に合意した。中国はこれを忘れてはいまい】

>「平和的で外交的な手続きをとることがいかに重要かという洞察力と見解を示した」という評価もある。平和的な手段こそ、日本のとるべき道だ

 むしろアサヒ的には「平和的な手段しか取るな。中国様に歯向かうなんてもっての他」とかいう感じなんでしょうか。しかし、ネズミだって追い詰められれば、ネコに対して牙をむくのです。憲法も主権国家としての固有の自衛権を否定していない以上、中国側の対応次第では「平和的でない手段」も考慮されるべきもののはずなのですが?

 まぁ、その辺の理由としてはアサヒ的には「過去の戦争で日本は中国に迷惑をかけたのだから、中国相手には金輪際軍事行動を行うべきではない」とかいったところなんでしょう。しかしそんな屁理屈が通るなら、アサヒは過去に社員が引き起こした不祥事と同種の事件について、記事を書いたり論評したりする資格は一切ないという事ですね【参考】朝日新聞の不祥事年表【関連】テレビ朝日の不祥事年表(いずれも「国民が知らない反日の実態」より)。…どう考えても、報道機関なんて仕事はやっていけそうにないと思うのですが(笑)。

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東京新聞コラム9/28~アカの思考の底流は

東京新聞「本音のコラム」9/28付

検察の犯罪 鎌田慧

【足利事件の菅谷利和さんにつづいて、わたしたちは村木厚子さんの笑顔をみることができた。彼女のように検事の詐術に屈しなかったのは、むしろ奇跡的なのだ。

 「証拠の改竄は前代未聞の不祥事」と書いた新聞もあった。が、そんなにめずらしいことではない。検事の「良心」の問題というより、起訴されると99.9%が有罪にされる、「正義」と「成果」主義が諸悪の根源だ。

 百年前、十二人を死刑、十二人を無期懲役にした「大逆事件」を、検事の「功名、手柄のため」と言い切ったのは管野須賀子だった。「今回の事件は無政府主義者の陰謀というよりも、寧ろ検事の手によって作られた陰謀」と彼女は批判、原敬日記にも「実は官僚派が之を産出せり」とある。

 このとき次席検事だった元首相の平沼騏一郎は「中に三人陰謀に参与したかどうか判らぬのがある」とのちに語ったが、三人だけではなかった。

 人権意識よりも、国権意識の強い検事の正義感は怖い。今回の前田検事は、自分のストーリーに合わせて自供を取る「割り屋」として評価されてきた、という。警察と検察のやり口に、多くの冤罪者が泣かされた。

 検事の批判と検証はもっと必要だ。自衛隊イラク派兵当時のビラ配布事件など、国策に抵抗する人たちを罰した「思想検事」は残存している。市民のための人権検事をふやせ

 大阪地検の前田某が逮捕されて以来、オザワ支持者を始めとして「雑木林の中で一本のスギの木を見て『この林はスギ林だ!』と断定する」かのような残念な主張をする人間があちこちに出てくるようになったのは、まことに頭の痛いところであります。このライターもそんな人種のひとりですかね。「証拠の改竄はそんなに珍しい事ではない」「警察と検察のやり口に、多くの冤罪者が泣かされた」脳内ソースですか?

 まぁそれはともかく、今回私が指摘したいのは一番下の段落です。このブログでも何度か書いてますけど、私に言わせりゃこのビラ配布事件なんてのは「自分の権益のためには、他人の権益を犯す事も厭わないという自己中の犯罪」なんですが、これって構図が今回の尖閣諸島を巡る中国の対応と非常によく似てると思いませんか(抵抗者が英雄扱いされるところまでそっくり)?このライターが尖閣沖の事件に対してどんな考え方を持ってるのかは知りませんが、とりあえずアカの思考ってのは、行きつくところまで行くと皆そんな感じになってしまうんでしょうか。少なくとも、この国で受け入れられる考え方ではなさそうですけれどね。

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2010年9月28日

この中にふたり

【尖閣衝突事件】 政府、ビデオ公開前向き 中国の違法行為を世界に訴え

【沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を受け、日中関係が悪化する中、仙谷由人官房長官は28日の記者会見で、衝突時のビデオ映像について、国会で決定されれば公表もあり得るとの考えを示した。これまで政府は「刑事裁判の証拠物」としてビデオの公表に否定的だったが、中国漁船の違法行為を国内外にアピールする必要があるとの判断に傾いた。

 仙谷氏は記者会見で「刑事訴訟法47条で『証拠物は公判前には公開できない』となっている」と説明した上で、同じ条文に「公益上の必要その他の事由があって相当と認められる場合はその限りでない」とする規定があることを念頭に「そういう解釈も成り立つ」と述べた。

 菅直人首相も28日夜、首相官邸で記者団に対し、ビデオ公開について「国会の議論の中で方向性が定まるのではないか」と語った。

 ビデオ映像は事件時、中国漁船に衝突された海上保安庁の巡視船から撮影された。前原誠司外相は28日の記者会見で「ビデオを見る限り、(衝突は)故意である可能性が極めて高い」と述べ、各国政府に事件の経緯を説明するよう指示したことを明らかにした。

 尖閣諸島や東シナ海のガス田開発地域周辺では事件以降、中国の海洋調査船が集結し、警戒にあたる海上保安庁や自衛隊との“にらみ合い”が続く。

 仙谷氏は記者会見で「周辺に(調査船が)いらっしゃることは確認しているようだ」と説明。ただ、ガス田「白樺」(中国名・春暁)への掘削機材搬入については「中国が掘削していると断定できる情報は今のところない」と述べた。

 馬淵澄夫国土交通相は週内にも沖縄県を訪れ、仲井真弘多知事と会談する方向で調整に入った。仲井真氏が尖閣諸島周辺の警備強化を要請する可能性もある。

 民主党には尖閣諸島への自衛隊常駐を求める声もあるが、北沢俊美防衛相は記者会見で「日中関係を悪化させる論調はいかがなものか」と一蹴。「できれば官房長官のもとで関連省庁が協議する場を設け、統一的な見解、戦略を作り上げる必要がある」と述べた】

>仙谷氏は記者会見で「周辺に(調査船が)いらっしゃることは確認しているようだ」と説明

 何だ「いらっしゃる」って。鮮国の心の底から溢れて止まない宗主国様への念が、思わず口走らせたんでしょうか?日本の政治家なんか辞めて、どこへでも消え失せればいいのに。

>北沢俊美防衛相は記者会見で「日中関係を悪化させる論調はいかがなものか」と一蹴

 日本の領土と権益を力ずくで奪おうとしている相手を前に「ケンカはやめようよ!」とか言ってるお花畑が防衛省のトップとは。死ねばいいのに。

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戦い始めた人々

【尖閣衝突事件】検審に審査申し立て 福岡県内の男性

沖縄県尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で、公務執行妨害容疑で逮捕、送検された中国人船長を那覇地検が処分保留で釈放したことについて、福岡県内の男性会社役員(52)と男性医師(62)が27日、検察審査会に審査開始を申し立てた。

 会社役員は「犯罪構成要件を満たしていながら起訴しないことは、司法としての責務を放棄したことになる」とし、医師も「釈放の理由で計画性がないことを挙げたが、船長は帰国後に再び尖閣領域に漁に出ることを公言し、反省の色がまったくない」としている。

 検察審査会は検察が起訴しなかった事件を審査するため、処分保留の現段階では申し立てが却下される可能性もあるが、会社役員は「却下される可能性は分かっているが、日本人の誇りを傷つけられ我慢できなかった」としている】

 やはり検察審査会を使うって手はあったんですね。私も「ネット上で署名を求めるようなところがあれば…」と、ちょっと探してみたりはしたんですが、結局は那覇地検に抗議のメールを送っただけでしたからねぇ。個人で申し立てをされたこの方々は本当に素晴らしい、まさに国民が意志を示さねば変革は始まらないのだと思います。

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一体どうするの沖縄?

尖閣諸島事件で決議=日本の領土「疑問の余地なし」-沖縄県議会

沖縄県議会は28日、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を「領海侵犯」として中国政府に抗議し、再発防止などを求める決議を全会一致で可決した。決議は「尖閣諸島がわが国固有の領土で沖縄県の行政区域であることは疑問の余地がない」としている。

 県議会はまた、中国漁船の船長が処分保留のまま釈放されたことを受け日本政府に抗議する決議も全会一致で可決した。決議は、尖閣諸島が日本の領土であることを国外に示すよう政府に求めている】

 まぁ、この決議は判りますよ。目と鼻の先の海を、チャンコロの犯罪者が我が物顔で荒らしまわってるんですからねぇ。言ってる事が強盗の論理そのままの中国に加え、その蛮行にあっさり屈した民主党政権に対しても抗議の声を上げるというのは当然でしょう。

普天間、県外移設を要求=議会で表明、政府は窮地に-沖縄知事

沖縄県の仲井真弘多知事は28日の9月県議会本会議で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題について「政府に対し日米共同声明を見直し、普天間飛行場を県外に移設することを求めたい」と述べた。知事が同飛行場の県外移設要求を表明したのは今回が初めて。

 普天間移設をめぐっては、12日投開票の名護市議選で同市辺野古への移設反対を訴える稲嶺進市長を支持する市長派が過半数を獲得した。知事も県外移設要求を表明したことで、日米共同声明に基づく辺野古への移設を目指す政府はさらに苦しい対応を迫られそうだ。

 知事は答弁の中で「政府に(辺野古移設の)説明と解決策を示すよう強く求めてきた。しかし、県民の怒りと失望に応える説明と方策は、政府から示されていない」と、県外移設を求める理由を説明した。 

 知事は11月28日投開票の知事選への出馬を表明している。これまで、政府から納得できる解決策の提示と説明がなければ「県内移設は極めて厳しい」との認識を示していた】

 しかしこちらは、「自分たちを中国から守ってくれるのは誰か」というのを念頭に置いてるんでしょうか?もし中国海軍が進出してきたら、海上保安庁や海自だけではどこまで対応できるかがイマイチ不安です。ここは一つ「アメリカが同盟国として日本を守るというなら、尖閣沖の問題にも対応してみろ。であれば基地受け入れも再検討してみたい」くらいの事を言ってみたらどうでしょう?

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2010年9月27日

無能しかおらんのか!

尖閣沖で中国監視船が活動=政府、中止申し入れ

仙谷由人官房長官は27日午後の記者会見で、中国の漁業監視船2隻が沖縄県・尖閣諸島沖の日本領海への接続水域(領土周辺の約22~44キロ)で24日夕から活動していることを明らかにした。これに対し、外務省は計4回にわたって、中国側に中止を申し入れた。

 仙谷長官は、監視船「漁政201」と「漁政203」が27日午前6時の時点でも接続水域内で活動しており、海上保安庁が巡視船6隻を派遣して領海内に侵入しないよう警戒していると説明した。24日に連絡を受け、首相官邸は情報収集態勢を強化した。

 仙谷長官は「首相官邸を中心として、関係省庁の連携、協調の下で厳正に対応していく」と強調した】

 あれだけ華麗に土下座をして見せた後で、中国がこちらの言う事を聞いてくれるとでも?

中国に原状回復要求=巡視船損傷で、時期明言せず-仙谷官房長官

【仙谷由人官房長官は27日午前の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で損傷を受けた海上保安庁の巡視船2隻について「原状回復を(中国側に)請求する。当然政府の課題になり得るし、なるべきだ」と述べた。ただ、具体的時期については「現時点で行うか、(日中関係が)クールダウンしてから行うかは別だ」と明言しなかった。

 中国側は漁船船長の釈放後も日本に謝罪と賠償を要求、日本政府は拒否する姿勢を明確にしており、巡視船の原状回復を求めれば、中国側が一層反発することが予想される。

 仙谷長官は中国との関係修復について、日本側が容疑者の船長を釈放したことで「ボールは中国にある」と指摘。「検察当局の判断で、のどに刺さったとげは結果として抜けた。(中国には)平和的台頭を実践していただけるだろう」と、中国側の軟化に期待を示した。

 事件の再発防止に関しては、1997年の漁業協定に基づき「尖閣周辺の水域について両国の漁業の仕方を再確認し、再発防止(の取り組み)を中国側と日本側が改めて行うプロセスがなければならない」と語った】

 この期に及んで「中国側の軟化に期待している」ってのも相当頭悪いですが、とりあえず「どうしていいか判らない」という状況に陥っているのは何となく理解できます。ざまぁみろ。

日中間で紛争防止の仕組みを=政府・検察の対応支持-経団連会長

日本経団連の米倉弘昌会長は27日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件について「早急に沈静化させる努力を日中双方が行うべきだ」とした上で、「(紛争になることを)未然に解決する仕組みを両国政府で考えるべきだ」と指摘した。特に経済面での悪影響を避けるため、問題発生時に対話を行うパイプづくりが不可欠との考えを強調した発言だ。

 米倉会長は、漁船船長の釈放に関して「国際社会では、日本が弱腰との批判はない」と擁護。中国による謝罪と賠償の要求を拒否した菅直人首相の姿勢も「正しい」と支持した。

 経団連会長が春、秋の年2回訪中する方針については「われわれはわれわれなりに、対話を継続しなければいけない」と述べ、経済界として対中交流を見直す考えはないことを明言した】

 国家の大局よりも目の前の1円が大事ですか。情報分析もできてないみたいですし、こういうトップに率いられた企業は長くは持たないんじゃないかな、と。

船長釈放 有志議員が抗議の声明

【尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件について、民主党の有志の国会議員が記者会見し、「外交問題を1つの理由とする判断は検察の権限を大きく逸脱し、きわめて遺憾だ」として検察側の対応に抗議する緊急声明を発表しました。

 緊急声明は民主党の松原仁衆議院議員らがまとめ、党内の73人の国会議員が賛同しています。緊急声明では、那覇地方検察庁が船長を処分保留のまま釈放した理由の1つとして日中関係を考慮したとしていることについて、「検察の権限を大きく逸脱したきわめて遺憾な判断と言わざるを得ず、政治家が国益を踏まえた政治的・外交的決断を行うというわが国の議会制民主主義を大きく揺るがすものだ」としています。さらに松原氏や中津川博郷衆議院議員ら12人は、これとは別に声明を発表し、政府に対し、尖閣諸島への自衛隊の常駐や漁業中継基地などの経済的拠点の設置を検討することなどを求めています。松原氏は記者会見で、「今回の問題はある意味で日本の外交的敗北だ。検察だけでなく、領土問題に甘い対応をとり、中国側につけ込むすきを与えてきたこれまでの自民党政権にも大きな責任がある」と述べました】

 「民主党の有志」なんてどうせ役には立たない連中なんでしょうが、それにしてもまだ「自民がー」とか言ってるんですか。今回の一件は全部アンタらの政権下で起こった事ですよ?

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東京新聞社説9/27~鏡見ろよ鏡

検事の犯罪 身内の隠蔽は許せぬ

 いやはや、普段ならタイトルの下には記事の全文をコピペするんですが、今日はタイトルだけでオチてるというサーバーに優しいエコ仕様(?)なんで、文章は省略させて頂きました。駄文を載せるだけでも容量を食いますのでね。興味のある方はリンク先へどうぞ。

 まぁ、東京&中日新聞が「身内の隠蔽は許せぬ」だなんて、一体どの口がそれを言うのかという話です。田島真一の件松阪マーム受水槽遺体事件、民主党に対する報道姿勢ほか、実例は枚挙に暇がありませんが、「身内の隠蔽」といったらそれはもうマスゴミの専売特許みたいなものじゃありませんか。これらの「前科」を少しでも反省するつもりがあったら、今回の検察を批判する記事なんてとても書けないと思うのですがね?

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2010年9月26日

日本国民より中国様重視だそうで

【中国人船長釈放】ビデオの国会提出「相談したい」 民主・岡田幹事長

【民主党の岡田克也幹事長は26日午前のNHK番組で、沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり海上保安庁が撮影したビデオの国会提出について「よく相談していきたい」と述べ、前向きに検討する考えを示した。ただ、ビデオ公表に伴い中国人船長釈放の不当性が明らかになることから、党内では「国民が激昂(げっこう)してしまう」(党幹部)と慎重論もある。

 岡田氏は、自民党の石原伸晃幹事長や国民新党の下地幹郎幹事長から、最高検幹部らを臨時国会で証人喚問するよう求められたが、「国会関係者、国対でよく議論していけばよい」と述べるにとどめた。

 一方、岡田氏は「中国は大きく自らの利益を損なった。世界に中国がどういう国かを発信した」と述べ、船長逮捕を違法とする中国側の対応を批判した】

>ビデオ公表に伴い中国人船長釈放の不当性が明らかになることから、党内では「国民が激昂(げっこう)してしまう」(党幹部)と慎重論もある

 それを判った上でやった事なのだから、国民の怒りは甘んじて受けませんと。もはや民主党政権の中国批判は信用するに値しません。

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2010年9月25日

民主党に人はなし

いらだつ首相「超法規的措置は取れないのか」

「『超法規的措置』は、取れないのか」

 22日の訪米を控えた菅首相は、周囲にいらだちをぶつけた。沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で、中国の対抗措置の報告が次々に上がってきていた。

 首相は「民主党には(中国で副首相級の)戴秉国(たいへいこく)(国務委員)と話せるやつもいない。だからこういうことになるんだ」とこぼした、と関係者は語る。

 首相とその周辺が中国人船長の扱いをめぐる「落としどころ」を本気で探り始めたのは、船長の拘置期限が延長された19日以降のことだ。この日を境に中国政府は、日本人4人を拘束し、レアアース(希土類)の対日輸出禁止の動きに出るなど、本格的な「報復カード」を相次いで切った。

 実際に「船長釈放」に動いたのは、仙谷官房長官と前原外相だったとされる。

 23日朝、ニューヨーク。日中関係の行方を懸念するクリントン米国務長官と向かい合った前原外相は、こう自信ありげに伝えた。

 「まもなく解決しますから」

 那覇地検が船長を釈放すると発表したのは、その半日余り後の日本時間24日午後2時半だった。東京・霞が関の海上保安庁に、寝耳に水の一報が入ったのは、そのわずか10分ほど前。

 「戦争になるよりはいい。このまま行けば、駐日大使の引き揚げ、国交断絶もありえた」――。首相に近い政府筋は24日夜、船長釈放に政治判断が動いたことを、周囲に苦しげに認めた。

 「那覇地検の判断なので、それを了としたい」

 仙谷官房長官は24日夕の記者会見で、ひたすら「地検の判断」を繰り返し、政治の介入を否定した。

 柳田法相もこの後すぐ、法務省で記者団を前に「法相として検察庁法14条に基づく指揮権を行使した事実はない」とのコメントを読み上げた。質問は一切受けつけなかった。

 だが、こうした弁明は、世間には通用したとはとても言えない。首相官邸には直後から「弱腰だ」といった抗議電話が殺到。官邸職員は対応に追われた。

 民主党代表選での再選、内閣改造・党役員人事を経て、ようやく本格的な政権運営に着手したばかりの菅首相。「中国に譲歩した」と見られて再び世論の支持を失う失態は、できれば避けたかった。

 首相がそれでも「政治決断」を選択したのは、中国の反発の強さが当初の予想を超えていたためだ。

 19日の拘置延長決定後、中国は、20日に日本人4人を拘束、21日にはレアアース(希土類)の対日禁輸に踏み切るなど、たたみかけるように「対抗措置」を取った。日本側はこれらを公表しなかった。だが、ニューヨークにいた温家宝首相は21日夜(日本時間22日朝)、在米中国人約400人が出席する会合で、船長釈放を要求する異例の動きに出た。これが、官邸内に広がりつつあった「このままではまずい」という思いを、政府の共通認識にまで押し上げるきっかけとなった。

 「あそこまで強硬にやるとは……。海上保安庁の船長逮捕の方針にゴーサインを出した時、甘く見ていたかもしれない」。政府関係者は、そもそも「初動」に判断ミスがあった、と苦々しげに振り返る。

 菅政権の政治判断の背景には、郵便不正事件をめぐって大阪地検特捜部の主任検事が最高検に証拠隠滅容疑で21日に逮捕されたことで検察の威信が低下し、「今なら検察も言うことをきくだろう」との思惑が働いていたとの見方がある。

 実際、船長以外の船員と船を中国に帰すにあたっては、「外務省が検察にかなり強く働きかけていた」と証言する日中関係筋もいる。

 検察幹部も「外務省から、起訴した場合の日中関係への影響などについて意見を求めた」と話し、双方で早い段階からやりとりをしていたことがわかる。その際、起訴に向けた表立った異論はそうなかったとみられる。政府内に「迷い」が生じたのは、やはり19日に船長の拘置延長が決まった後だったようだ。

 船長釈放は、結果として日米首脳会談直後というタイミングになった。このため、「米国からこれ以上の日中関係悪化について、いいかげんにしろ、と圧力がかかったのでは」との指摘すら出ている。

 政府・民主党内でも、官邸の判断に対する評価は分かれる。「中国ではスパイ容疑は最悪、死刑が適用される。4人の人命がかかっていた」との危機感から理解を示す声がある一方、「レアアース問題は、世界貿易機関(WTO)に提訴すれば中国は負ける。ごり押しすれば勝てる、と中国にまた思わせただけだ」といった批判も多い。

 「菅も仙谷も、外交なんて全くの門外漢だ。恫喝(どうかつ)され、慌てふためいて釈放しただけ。中国は、日本は脅せば譲る、とまた自信を持って無理難題を言う。他のアジアの国々もがっかりする」。党幹部はうめいた】

 やはり「主犯」は菅と仙谷のアカコンビ、そしてあれだけ大きな口を叩いていた前原も結局は「口だけ」でしたか。これでもう民主党に期待する事は何一つなくなりましたな。せいぜい報いを受けるといいでしょう。

【関連①】【中国人船長釈放】菅政権に激震、小沢復活を後押し?

 そりゃ支持率は急降下するでしょうな。ただオザワはいりません。早く解散総選挙を。

【関連②】【中国人船長釈放】「私なら温家宝首相と腹割って話し合えた」鳩山氏が首相を批判

 ますますいらないモノが出てきました。

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2010年9月24日

沖縄は検察までお花畑なのか

中国人船長、処分保留で釈放へ=「日中関係を考慮」-尖閣沖漁船衝突・那覇地検

沖縄県の尖閣諸島沖で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、石垣海上保安部が公務執行妨害容疑で逮捕した中国人船長◆(簷の竹かんむりを取る)其雄容疑者(41)について、那覇地検は24日、国民への影響や日中関係などを考慮した上で、処分保留のまま釈放することを決めた。早い段階で釈放したいとしている。仙谷由人官房長官は「検察が総合的な判断の下に考えることもあり得ると思う」とした。

 事件に端を発した対立の影響が経済分野にも飛び火する中、緊張関係がこれ以上続けば不測の事態を招きかねないと判断したとみられる。対中関係に配慮した船長釈放は内外の批判を招きそうだ。

 同地検の鈴木亨次席検事は記者会見し「わが国国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではない」と述べた。その上で「事件に計画性はなく、わが国での前科がないなどの事情が認められる」とした。

 法務省幹部は、法務大臣による指揮権発動については否定。那覇地検は福岡高検、最高検と協議の上、船長の釈放を決めたとしている。那覇地検は、漁船が故意に巡視船に衝突したとしており、船長の処分については今後決定する】

>わが国国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではない

 このセリフを聞いた時、本当に脱力しましたね。「それを考慮するのは法治国家である日本の検察の仕事ではない」という事を、那覇地検自身が理解していないとは…。

 だいたい那覇地検は、こんな中途半端な対応を取った事について今後生じる問題ってのを考えてないんでしょうか?尖閣諸島って沖縄県ですよ?証拠のビデオまであるような明白な公務執行妨害を犯した犯罪者を、処分保留のまま釈放するなどという前例を作ってしまったら、今後沖縄は中国人犯罪者をどう裁いていくというのです?「沖縄も我々の領土だ」などとうそぶく中国に、沖縄は日本で一番近い所で相対しているというのに、今回の那覇地検の判断はあまりに危機意識が薄いものと言わざるを得ません。「日本との関係を考慮して云々~」とか言うなら、アメリカにも配慮してみろと。

 そもそも日中関係なんて歴史を紐解けば、上手くいっていたところでそれにより「日本が恩恵を受けた」というような事は皆無だったと言えましょう。日本の国内で「中国様には逆らうな!」とやってる連中は、一体何が目的であの国を利するような行動を取るのか、さっぱり理解ができません。どげざがすきなの?ごしゅじんさまにたたかれたりとかふまれたりとか、どれいのようにつくすとか、そういうのによろこびをかんじちゃうの?

【関連】船長釈放は検察判断=日中関係修復に努力-官房長官

 どうにも信用できないアカ官房長官。首相も外務大臣もいない今、本当に何もやっていないと?

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2010年9月23日

東京新聞社説9/23~お前も変態以下か?

尖閣事件 報復措置の連鎖止めよ

【尖閣事件で中国人船長が拘置延長されたことに報復し中国は閣僚級以上の対日交流停止を決めた。交流断絶は民間まで広がっている。報復措置の連鎖は対立の解決につながらず事態を悪化させる。

 中国は航空路線増便交渉、石炭関係会議を中止、延期。中国の招待で訪中予定の一千人規模の青年訪問団も中国側が受け入れ延期を通知し、日本政府は抗議した。

 青年交流は小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝で、首脳相互訪問が五年も断絶した日中関係の打開につながった事業だ。若者たちはどれほどがっかりしているだろう。直前の中止は残念だ。

 これに先立ち、中国は東シナ海の春暁(日本名・白樺)ガス田に日本側が出資するための条約締結交渉を一方的に延期してきた。

 その後、操業開始に必要なドリル状の機材がガス田に搬入されたのが確認され、日本政府は中国側が掘削を開始した場合は、対抗措置を取ることも検討している。

 二〇〇八年六月の東シナ海ガス田の共同開発合意も、日中の戦略的互恵関係を築くことを目指す胡錦濤国家主席の主導で実現した。

 尖閣事件で、「ポスト靖国」時代の日中関係を代表する事業が、いずれも中断の憂き目を見た。

 中国側には冷静に考えてほしい。尖閣問題は一九七〇年代から日中関係に横たわる問題で一朝一夕に解決することは不可能だ。

 今回の事件は中国漁船の船長が海上保安庁の警告に従わず巡視船に接触して逃げ、さらに別の巡視船に衝突して逃走を試みた偶発的トラブルとみられる。

 中国側は温家宝首相が船長の即時、無条件釈放を求めるなど外交圧力を強めているが、こうした単純な事件で日中関係全体を揺るがすまでに報復を拡大し、東シナ海の海洋権益をめぐる対立を激化させるのは賢明な対応と思えない。

 背景にはガス田共同開発合意に対する中国国内の反発や二年後の共産党第十八回大会に向け党・軍内の支持基盤を固めたい胡主席の意向もあるだろう。しかし長年の戦争や対立を経て確立した日中関係を個別事件や国内の政治事情で左右していいはずがない。

 中国が日本に対する抗議デモで暴力行為を封じ込め、尖閣近海での緊張を高める対抗手段に出ていないのは救いだ。冷静さを取り戻し、報復の拡大を控えてほしい。

 日本政府も粛々と司法手続きを進め、中国側に過剰な対抗措置を取ることは自制すべきだ】

 昨日は朝日新聞の社説を「変態以下の狗っぷり」と揶揄しましたが、今日の東京新聞の社説も大概ですね。「報復措置の連鎖止めよ」って、そりゃ中国様に言ってこいっての。

>今回の事件は中国漁船の船長が海上保安庁の警告に従わず巡視船に接触して逃げ、さらに別の巡視船に衝突して逃走を試みた偶発的トラブルとみられる

 何故今回の事件が「偶発的トラブル」だと断定できるのか、東京新聞は何か証拠をお持ちなのですか?一部報道では、問題となっている漁船はスパイ船だとか、船長は元軍人だとか、実は中国政府が意図的に今回の事件を引き起こした疑いがあるというような話も出てきています。仮に事件が偶発的なものだったとしても、中国政府の恫喝とも言えるような動きは、尖閣諸島を巡る問題についてこのトラブルを最大限に利用しようという意志が感じられるものです。中国が21世紀の今もなお、自らの権益確保を目的とした拡大政策を続けており、周辺諸国との間に摩擦を生じさせている事を思えば、この一件は単に「トラブル」などという言葉で片付けていいものではないはずなのですが…。

>中国側には冷静に考えてほしい。尖閣問題は一九七〇年代から日中関係に横たわる問題で一朝一夕に解決することは不可能だ

 逆に言えば、六〇年代以前には尖閣問題は存在しなかった、中国は尖閣諸島を日本の領土として認めていたという事です。「一朝一夕に解決することは不可能」?中国が尖閣諸島とその地下資源を諦めればいいだけですよ。そもそも日本からすれば「尖閣諸島を巡る問題」なんてのは存在しない話なんですから。

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国連本部でポッポの二の舞

途上国で「最小不幸社会」実現=支援会合で演説-菅首相

菅直人首相は22日夕(日本時間23日朝)、ニューヨークの国連本部で開催された途上国支援に関する「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」首脳会合で演説した。この中で首相は、政権の理念に掲げる「最小不幸社会」が途上国でも実現するよう、保健・教育分野で2015年までに85億ドル(約7200億円)を拠出することを柱とした支援策「菅コミットメント」を表明した。

 演説で首相は、国のリーダーがまず果たすべき役目として「疾病、貧困、紛争といった不幸の原因をできる限り小さくする『最小不幸社会』を築くことだ」と強調。50億ドルを拠出して、母子保健、エイズ・結核・マラリアの3大感染症、新型インフルエンザなど国際的脅威への対応の三つに「集中的に支援する」と約束した。

 また、首相は、「紛争国を含む世界中の子供たちが教育を受けられるよう35億ドルを支援する」と表明。途上国での学習環境改善に「日本は先頭に立つ決意だ」と訴え、今回の首脳会合の内容をフォローアップする国際会議を、来年日本で開催することを提案した。 

 首相は演説後、記者団に対し「日本のこの分野での支援が、国際的にも評価されているのが演説の反応からも分かって、うれしく思った」と語った】

 「鳩山イニシアチブ」に続き「菅コミットメント」ですか…国連という大舞台で少しでも名を挙げたいという小物の意図が見え見えですね。中身も結局は「国民の税金をバラまきますよ~」というだけ、最小不幸社会だか何だか知りませんが、国内で政治やってる感覚をそのまま外交の場に持ち込まれたら、迷惑するのは日本国民なんですが?

>「日本のこの分野での支援が、国際的にも評価されているのが演説の反応からも分かって、うれしく思った」

 そりゃ金持ち(に見える)がカネ出して援助してくれるって話になったら、歓迎しない奴はいないでしょう?自分が評価されてるワケじゃないのに気づかないんですかこのアホは。

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2010年9月22日

一人ぼっちのチキンレース

日本に「強制的措置」取る=尖閣問題で中国首相

国連総会出席のためニューヨークを訪れている中国の温家宝首相が21日、在米華僑らとの会合で尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題に触れた際、「われわれは(日本に対し)必要な強制的措置を取らざるを得ない」と述べていたことが22日、香港のテレビ各局で放映された音声入り映像で分かった。

 中国の国営通信社・新華社はこの部分を「中国政府は必要な対抗措置を取らざるを得ない」と伝えていた。新華社が温首相発言を書き換えたのは、中国国内で反日感情が過度に高まる事態を避けるためとみられる。

 中国の指導者が外国に対して「強制的措置」を警告するのは異例。尖閣付近で日本の海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件で、逮捕された漁船の船長が釈放されない場合に経済制裁などの強硬な報復手段を取ることを検討している可能性がある。 

 中国政府が外国に発動した強制的な報復措置としては、1992年にフランスが台湾への戦闘機売却を決めたことに対し、フランスの在広州総領事館を閉鎖させ、中国の地下鉄建設プロジェクトなどから仏企業を排除したケースがある】

 中国側のボルテージがどんどん上がっているようですね。いっそ「武力~」とか「軍事~」などという言葉を発してくれれば、また新しい動き方も見えてくるってものなのですが。まぁこのチキンレース、実質的に突っ走っているのは中国だけなんで、今しばらくはどこまで連中がヒートアップするのか見物するのも一興ではありませんかね?

【関連】日中ハイレベル協議を=漁船衝突、国連で首脳会談期待-仙谷官房長官

【仙谷由人官房長官は22日午前の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、中国の温家宝首相が漁船船長の即時無条件釈放を求めたことに関し、「粛々と国内法の手続きで静かに処理する」と改めて強調した。一方、「大局的、戦略的な話を含めて、できれば早急にハイレベルの話し合いが行われた方がいい」と述べ、日中関係改善を図るため、首脳、閣僚級を含む両国の高官協議が必要との認識を示した。

 仙谷長官は、今週の国連総会の場を利用した日中協議が「一つのケースだ」と指摘し、「ほかにも方法があるのかないのか、早急に模索するべきだ」と語った。また、見送りが決まったニューヨークでの日中首脳会談についても「チャンスがあれば、その種のアクションに出ていただければと思う」と実現に期待感を示した。 

 また、日中関係について「戦略的互恵関係の中身をいかに豊かにするかが一番重要だ。そういう判断に基づいて対処しなければならない」と述べ、中国側に改めて冷静な対応を求めた】

 アカ長官が「中国様がお怒りだ!」とアワアワしているようです。「ハイレベルの話し合い」って、それが一番まずい判断だという事に気づかないんでしょうかアカは。

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東京新聞社説9/22~皆さん批判できる身分ですか?

特捜検事逮捕 検察の重大すぎる犯罪

検察が検察官を逮捕した。容疑はこともあろうに証拠隠滅罪。厚労省元局長に無罪判決が出た公文書偽造事件で押収証拠品のデータを改ざんしていた。捜査崩壊とでも言うべき重大危機である。

 村木厚子元局長に大阪地裁が無罪判決を言い渡した翌十一日の社説では「説明せよ 検察の暴走」と検察に捜査の問題点の調査と説明を求めた。しかし、事態はそれどころではなかった。

 最高検が逮捕したのは大阪地検特捜部でエースと呼ばれ、事件の主任検事だった前田恒彦容疑者。元局長の部下だった元係長がフロッピーディスクに作成していた偽造証明書のデータ更新日時を二〇〇四年「六月一日」から「六月八日」に書き換えていたという。

 真正の日付は、元局長無罪の強力な決め手だった。元係長は村木元局長から指示されたのは六月上旬ごろと供述しているのに、「一日」では指示の前に偽造したことになり、矛盾するからだ。

 しかし、改ざんされた八日ならば供述と合致し、検察には都合よくなる。このディスクは結果として公判では証拠採用されなかったものの、採用されていたら有罪の“証拠”になりかねなかった。

 なぜ、前田容疑者は改ざんしたのだろうか。今後の捜査で国民の前に検察は明らかにせねばならない。元局長の弁護人は「主任検事は、事件が冤罪(えんざい)と分かっていたのではないか」と会見で語ったが、そんな疑念すらわいてくる。

 過去、警察や検察の思い込みや自白の強要、ずさんな捜査は数多くの冤罪を生んできた。しかし検察が故意に証拠品を改ざんしたというのは前代未聞だろう。

 前田容疑者は、誤って書き換えたと言っているというが、誰が信じるだろう。上司を含め組織的な誤捜査という疑いはないのか。洗いざらい明らかにしてほしい。

 捜査はもちろん、検察には自らの使命をいま一度、肝に銘じてほしい。今回の事件を通じて明らかになったのは、自ら描いた構図ありきの強引な捜査だった。それが特捜の捜査かと国民を驚かせ、落胆させた。

 信頼回復には国民の納得できる十分な説明と厳正な責任の取り方しかない。

 誰かを罰するためでなく真実を解き明かす。これが正義を気取るのではなく、国民の期待する検察像だ。今回の事件は、その原点を忘れていた、あるいは忘れようとしていた証明でもある】

 いやまぁ、民主党政権が誕生してからさんざん検察批判(+オザワ擁護)をしていた方々にとって、今回の一件はまさに朗報でしょうなぁ。もちろん、検察が事件の証拠を捏造するなどというのはあってはならない事ですけど、オザワの時は「推定無罪がどうたら~」と言ってた連中が、検察の不祥事についてはボロクソに叩くというのは一体どういう事なのかと。結局「公正な報道」とかはタテマエで、自分たちのやりたい事をやっているだけに過ぎないのでしょう?

 まして今回、検察官が逮捕されるに至った「証拠の改竄」という事例、マスゴミの皆さんには少なからず身に覚えがあったりするんじゃないですか?ニュースにしたい事件について、事実を都合よく編集したり、自説に合うような「専門家の証言」を持ってきたりするくらいは朝飯前、具合の悪い情報は一部、あるいは全部を隠蔽したりするというのもよく聞く話、マスコミが生んだ冤罪も少なからずあるでしょう。仕事の中身は違っても、やってる事は大同小異、「外部の監視機関が存在しない」という点もよく似ているところですね。「検察の信頼は失墜した!」とか、上から目線で言ってられる場合じゃあないのでは?

 まぁ、今後この件については最高検察庁にしっかり捜査してもらい、二度とこのような事が起きないように組織全体の引き締めを図って頂きたいと思います。それが叶えば、少なくとも自浄作用が全く働かず、同じような不祥事を幾度となく繰り返すマスゴミ如きに、こんな偉そうな口を叩かれる事はなくなるでしょうから。

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朝日新聞社説9/22~変態以下の狗っぷり

尖閣沖事件―冷静さこそ双方の利益だ

【中国政府からすれば当然の対抗措置ということなのだろうが、あまりに激しすぎる。これによる長期的な悪影響を深く憂慮せざるをえない。

 尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で逮捕、送検された中国人船長の勾留(こうりゅう)延長が19日、裁判所から認められた。中国側はこれに対し、閣僚級以上の交流停止や航空交渉中断などの措置に出た。

 日本が実効支配する尖閣諸島を、中国は自らの領土と主張している。そこで起きた事件を日本が国内法で処理するのを黙認すれば、尖閣諸島が日本の領土だと認めることになる。だから、日本の司法手続きは「不法で無効だ」と強硬姿勢に出ているのだろう。

 とりわけ遺憾なのは、未来の日中関係を担う若者の民間交流まで止めたことだ。温家宝首相の提案による1千人規模の「日本青年上海万博訪問団」は、出発直前になって受け入れ延期の通知がきた。こうした対応は次世代の率直な相互理解の妨げになろう。

 中国側は船長を直ちに無条件で釈放するよう求めている。日本政府の弾力的な判断を期待していたふしがある。だが事件の性格を考えれば、日本側が「法にのっとり粛々と」との姿勢を貫くのは、法治国家として当然だろう。

 中国の過激なネット世論は交流停止を支持している。しかし、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件79周年の18日も、船長の勾留延長が決まった19日も、上海万博会場の日本館や日本産業館には数時間待ちの行列があった。

 日本人の多くと同じように、中国人の多くも日中関係が悪化するのを望んではいまい。

 中国のメディアや識者のなかには、中国人の対日感情が悪化すれば不買運動などが起き、中国頼みの日本経済は立ちゆかなくなる、といった主張をする向きが少なくない。

 こうした議論は2005年の反日デモの時にも広まったが、相互依存が深まるグローバル化時代、日本だけ一方的に損をする経済関係はあり得ない。明らかに中国にもマイナスである。

 ここは両国政府が知恵を出しあい、冷静に事態を収めなければならない。

 小泉政権時代の靖国参拝問題でこじれた日中関係は、「戦略的互恵関係」の確認で落ち着きを取り戻した。双方の協力がアジアと世界に平和と安定、発展と利益をもたらすという認識だ。

 日中はアジアにとっても世界にとっても「最も重要な二国間関係の一つ」である。今回の事件に目を奪われるあまり、営々と育んできた果実を失うようなことがあってはならない。

 かつて外交関係樹立に尽力した田中角栄、周恩来両首相は「求同存異」(小異を残して大同につく)の精神を強調した。

 それは今も変わらないはずである】

>日本が実効支配する尖閣諸島を、中国は自らの領土と主張している

 何で「尖閣諸島は日本の領土である」とハッキリ書けないんですか?他の大手新聞社は変態も含めて皆、赤旗ですらそう書いているのに?

>小泉政権時代の靖国参拝問題でこじれた日中関係は、「戦略的互恵関係」の確認で落ち着きを取り戻した

 そもそも靖国参拝を国際問題にまでしたのは朝日新聞の所業。糞アサヒが潰れていれば、関係がこじれる事もなかったかも知れません。

>ここは両国政府が知恵を出しあい、冷静に事態を収めなければならない

 日本政府は法治国家として正当な手順を踏んでいるだけなのに、これ以上一体何をどうしろと?

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2010年9月21日

寝た子を起こせ

中国、多方面で日本への報復検討…尖閣衝突

【尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件で、逮捕された中国人船長の拘置延長が決まったことを受けて、中国の胡錦濤政権は、経済、軍事、外交の各分野で具体的な対日報復措置の検討に乗り出した。

 船長の釈放が実現するまで、タイミングをはかりながら、報復措置を次々に打ち出し、「対日圧力」を強めていく方針だ。

 関係筋によると、胡政権は9月中旬に内部の対日工作会議を開いた。その場では、事件の長期化に備えて、経済、軍事、外交の各方面での報復措置が選択肢として挙がったという。

 経済面では、旅行社の訪日ツアー自粛、国家観光局による訪日渡航自粛勧告などが検討されている。いずれも、事件発生当時、国土交通相として海上保安庁を主管し、中国で「対中強硬派」とされる前原外相に対する圧力強化を狙ったものとみられる。実施されれば、中国人観光客で潤う日本には大きな打撃となる】

 「逆神の誤宣託」の通りに、次から次へと報復措置を打ち出してくる中国。結局「日中友好」なんてのは幻想に過ぎず、中国という暴君の匙加減ひとつという事なんですよね。靖国神社に参拝したとかしないとかいう話も何の意味もなく。

強硬な中国 危機感薄い日本政府はだんまり

沖縄・尖閣諸島付近における海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、“対抗措置”をエスカレートさせる中国に対し、日本政府の動きが鈍い。中国側が事件を「あえて領土問題と位置づけようとしている」(政府高官)のは明らかなだけに、日本側は「冷静な対応」を堅持する構えだというが、危機感は薄い。菅直人首相は20日、「合宿」と称する新閣僚の勉強会を首相公邸で開いたが、中国への対応策に関し、指示はなかった。

 首相は20日午後、外遊中の海江田万里経済財政担当相と松本龍環境相を除く15閣僚と党幹部を集めたため、対応策を協議したとの見方が強まったが、経済政策や政治主導のあり方などについて意見交換し、21日に閣議決定する副大臣・政務官人事の最終調整を行っただけ。福山哲郎官房副長官は勉強会後、記者団に「事件に特化した話はしていない」と語った。

 しかも首相とほとんどの閣僚は勉強会後、都内のホテルに場所を移し、中国料理に舌鼓(したつづみ)を打った。

 中国の波状的な攻勢に対し、日本側は前原誠司外相が「尖閣諸島に領土問題は存在しない。国内法で毅然(きぜん)と対応するだけだ」と繰り返し強調している。ただ、民主党代表時代に中国の軍拡を「現実的な脅威」と批判していた前原氏でさえ、就任後は「脅威」という言葉を意識的に避け、「懸念」という表現にとどめる配慮を示す。

 まして首相からは明確なメッセージは聞かれない。片山善博総務相は19日のNHK番組で「もっと領土に対する意識を国民に涵養(かんよう)するような施策が必要だ」と主張したが、こうした意見が唯一の民間閣僚からしか出てこないあたりに民主党政権の主権に対する意識の低さがうかがえる。

 一方、中国は南シナ海をチベットや台湾と同列に扱う「核心的利益」と呼び、海洋権益の拡大を着々と進める。領土・主権への執着は日本と比較にならないほど強い。

 中国の胡錦濤国家主席は11月13、14の両日に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する予定だ。このため、政府内には「時間が解決する」(政府高官)との楽観論がある一方、「何もメッセージを発しないと、衝突事件を領土問題と位置づける中国の主張が既成事実化する」(政務三役)との懸念も出ている】

 一方で前原はまだしも、それ以外のメンツが全く当てにできない媚中民主党政権。平和ボケの日本国民は、尖閣諸島を中国に奪われる前に何とか「自分たちの国は自分たちで守る」という概念に目覚めてほしいものなのですけれども…。

【参考①】「中国船長の逮捕・勾留は当然」尖閣沖衝突で識者

 漁船の船長とやらは、領土が云々という以前に犯罪者ですから。証拠の映像がある以上、事が大きくなったら都合が悪いのは中国側なんですがね?

【参考②】日本の領有は正当 尖閣諸島 問題解決の方向を考える(しんぶん赤旗)

 …なるほど、こういうところはさすが「確かな野党」です。

【関連】防衛省、陸自1万3千人増検討 新防衛大綱で調整難航も

 防衛省の官僚はちゃんと仕事してるって事ですね。

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一歩間違えば支持率急降下コース

副大臣、小沢系に配慮…挙党態勢をアピール

【菅首相は20日、副大臣・政務官人事を内定した。閣僚で起用しなかった民主党の小沢一郎元代表のグループから、国土交通副大臣に三井辨雄前党国会対策委員長代理、総務副大臣に鈴木克昌衆院議員、農林水産政務官に松木謙公衆院議員を充てるなど、挙党態勢の構築をアピールする人事とした。

 厚生労働副大臣には、党内で子ども手当の議論をリードしてきた小宮山洋子前党財務委員長のほか、藤村修外務副大臣が横滑りとなる。防衛副大臣には、小沢氏と距離を置く安住淳前党選挙対策委員長を充てる。

 小沢グループでは、三井氏らに加え、笠浩史衆院議員を文部科学政務官とするなど手厚く処遇する】

 昨今の世論調査で不相応に内閣支持率が高いのも、そもそも党代表選で党員・サポーター票に大きな差がついたのも、全ては国民の「脱小沢」を求める意識から来ているという事実を、お遍路はちゃんと認識できているんでしょうか?

【参考】支持率上昇でも「首相に指導力ある」は2%

 支持率どころか政策面でも全く期待されてないのに高支持率なんですから、中途半端なアピールは命取りですよ、と言っておきましょうかね。

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日本のバカと世界のバカが

温室効果ガス:「50年までに50%」 削減、国連総長が提唱

【地球をいかに永続的に発展させていくか、その将来像を協議する有識者らの会合「地球の持続可能性に関するハイレベル・パネル」が19日、米ニューヨークの国連本部で初会合を開いた。国連の潘基文(バンキムン)事務総長は、2050年までに地球の人口は50%増の90億人に達する一方で、温室効果ガスを50%削減する「50-50-50チャレンジ」を提唱した。

 日本からは鳩山由紀夫前首相が21人のパネルメンバーの一人として参加。鳩山前首相はスピーチで「世界全体の利益のため活動しよう。次世代に健やかな地球を伝えるため、我々の世代が団結しよう」と訴えた。

 同パネルは、地球規模の水不足などの問題を踏まえつつ、温室効果ガスの排出を削減して経済的に繁栄を続けられるよう、地球の未来像を語り合う。11年末に最終報告書をまとめ、政府間交渉や国連の各種の会議の討議に反映させる。鳩山前首相は記者団に「地球上に住む人間が持続可能な発展ができるよう、知恵をしぼっていきたい」と抱負を語った

 知識も常識もないバカ2人、大口叩いた後は全部人任せですか。どうせ実現可能かどうかなんて事は考えてやしないんでしょう?

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2010年9月20日

明らかにお呼びでない

「好き嫌いの発想ダメ」=人事は挙党態勢で-鳩山前首相

【国連の会合出席のためニューヨークに滞在中の鳩山由紀夫前首相は19日、記者団に対し、副大臣・政務官などの人事に関し「まさに適材適所。好きとか嫌いとかいう発想ではなく、しっかり仕事をやってもらえる環境をつくることに尽きる」と述べ、挙党態勢に配慮するよう求めた。

 鳩山前首相は、野党との国会論戦で厳しい局面があるとの見通しを示し、「いい政策案を作っても、国会の議論でうまくいかないことになってはいけない」と指摘。「内閣以上に国会の中の人事を真剣に考える必要がある」とも訴えた。 

 中国漁船衝突事件で中国政府の反発が強まっていることについては、「私の首相時代に(日中関係が)非常に良くなってきたが、突如また崩れていくのは非常に忍びない」と述べ、自らも関係改善に力を尽くす考えを示した】

 お前は寝言ほざいてないでオザワと一緒に大人しくしてろよ。塀の中にいるのも可。

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2010年9月18日

名が体を表してない

「有言実行内閣」と命名=経済対策に全力-菅首相会見

【菅直人首相は17日夜、首相官邸で記者会見し、同日発足した菅改造内閣を「有言実行内閣」と命名した上で、経済立て直しのための対策について「一歩たりとも緩めない」と強調。円高対策として政府・日銀が行った為替介入に触れ「一定の効果を上げている。金融政策、為替政策をしっかり実行していく」と述べた】

 「『有言実行内閣』と命名」って…「有言実行」なんてのは、政治をやる上では「できて当たり前」なんじゃないですか?過去にライオンみたいな頭の総理大臣が「この程度の約束を守れなかったのは大したことではない」などと発言して顰蹙を買いましたけど、そんな言葉を掲げなくてはならないくらい、民主党政権は自分たちの発言に対して責任を取ってこなかったって事ですよねぇ…。菅改造内閣でその体質が劇的に変わるとは思えませんし、逆に民主党の掲げている政策を考えると、実行してもらっては日本国民大弱りというものもゴロゴロ転がってますから、むしろ「お前らは何もやるな」と言いたい部分も。とりあえずマニフェストの修正とかはどうするつもりなんです?

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2010年9月17日

真っ赤っか内閣ですね

菅改造内閣が発足=「脱小沢」継続鮮明-首相、補正提出検討

菅改造内閣は17日夕、皇居での閣僚認証式を経て発足した。菅直人首相は、外相に前原誠司前国土交通相、総務相に片山善博前鳥取県知事、国家戦略担当相に玄葉光一郎民主党政調会長を起用し、仙谷由人官房長官や野田佳彦財務相らを留任させる閣僚人事を決定。首相官邸で同日夜、初閣議を開いた後、記者会見に臨み、政権運営の基本方針を明らかにする。

 首相は主要閣僚に小沢一郎元幹事長と距離を置く実力者を据える一方、小沢氏の議員グループからは一人も起用しなかった。岡田克也幹事長の登用と併せ、「脱小沢」路線の継続が鮮明になった。

 仙谷官房長官は閣僚名簿を発表した記者会見で、「本格的な菅内閣が再スタートを切る。日本の困難な状況を切り開いていく改革を根底から進めるための人事だ」と強調。また、「首相は挙党態勢を十二分に意識して、適材適所を意識して組閣した」と述べた。

 首相は同日午後、内閣改造に当たり、国民新党の亀井静香代表と会談。両氏は郵政改革法案の速やかな成立を期すとした合意書に署名し、連立政権の維持を確認した。一方、首相は席上、10月上旬にも召集する臨時国会を念頭に2010年度補正予算案提出を検討する考えを示した。 

 これに先立ち、首相は民主党両院議員総会で「代表選が終わればノーサイドと約束した」とあいさつし、挙党態勢への配慮を重ねて強調。「民主党政権の(所属議員)412人の力を合わせて、日本の20年に及ぶ閉塞(へいそく)状況を打ち破っていく改めてのスタートとしたい」と決意を示した】

OUT

荒井聰(事務所費でキャミソール)
川端達夫(朝鮮学校無償化推進)
千葉景子(法を守らない弁護士、落選)

直嶋正行(労組系、公表前のGDP数値を漏洩)
中井洽(ホステスと路上キス、テロリストを歓待)
長妻昭(ミスター年金→ミスター無能へ転身)
原口一博(小沢の腰巾着)
山田正彦(小沢支持、口蹄疫問題で責任を宮崎県に)

IN

大畠 章宏(労組系、外国人参政権推進派)
岡崎トミ子(従軍慰安婦の手先、外国人参政権推進派、国費で韓国での反日デモに参加、外国人からの違法献金も)
海江田万里(チベット問題で中国擁護発言、外国人参政権推進派)
片山善博(「鳥取県人権侵害救済推進及び手続に関する条例」の立役者)
高木義明(日韓トンネル研究会顧問、日韓議員連盟副幹事長)
細川律夫(二重国籍推進派、不法入国者に対して「もし私が法務大臣なら、彼らに日本在留許可を下すために全力を尽くすだろう」)
松本 龍(部落解放同盟副委員長、人権擁護法案推進派、日韓議員連盟常任幹事)
馬淵澄夫(公共事業の個所付け問題で更迭騒ぎ)
柳田稔(労組系、子ども手当法案強行採決の際の参議院厚生労働委員長)

 「菅と仙谷が相談して決めた」というだけあって、初入閣の連中は揃いもそろってアカばかりですね。売国サヨクの岡崎トミ子が国家公安委員長とか、一体何の冗談かと思いましたよ。果たして大臣としての能力がちゃんと備わっているのかどうか、抜けた連中に「負けず劣らず」という事になりそうですが…。

 まぁ、これだけの連中ですと、叩けばホコリが出てきそうなのは2~3人くらいは出てくるんじゃないですか?「挙党態勢」とか言いながら明らかな「脱小沢シフト」といい、当分ネタには事欠かなそうです…ネタが尽きる前に「日本終了」とかいう事にはなりませんように。

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粛々と、ただ粛々と

尖閣沖衝突 中国船長を起訴へ 検察「厳正に処分」

沖縄・尖閣諸島付近の日本領海で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、検察当局が公務執行妨害罪で、中国籍の船長、●(=擔のつくり)其雄(せん・きゆう)容疑者(41)を起訴する方向で検討していることが16日、関係者への取材で分かった。中国側は●容疑者の逮捕を不当として即時釈放を求めているが、検察内部では妨害行為は明白とみて、「通常事件と同じく、法と証拠に基づいて厳正に粛々と処分する」との意見で一致しているもようだ。

 ●容疑者は7日、尖閣諸島の久場島から北西約15キロの日本領海内で、漁船「▲(=「門がまえ」の中に「虫」)晋漁(びんしんりょう)5179」を操縦。海保の巡視船が停船を命じながら追跡してきた際、かじを左に急操作し、漁船の船体を巡視船に衝突させるなどして海上保安官の職務執行を妨害したとして、石垣海上保安部が逮捕。身柄は那覇地検石垣支部に送検されている。

 関係者によると、●容疑者は「巡視船から衝突してきた」などと容疑を否認しているとされる。

 検察当局は那覇地検本庁から石垣支部に応援検事を派遣し、海保と共同で集中的に捜査。13日には証拠の保全が終わったとして、●容疑者を除く船員14人と漁船を中国に返還した。海保が撮影した衝突時の映像やGPS(衛星利用測位システム)に基づく航行データの解析などを進め、漁船が故意に巡視船に衝突した疑いが濃厚との見方を強めている。

 石垣支部は●容疑者の勾留(こうりゅう)期限の19日に、10日間の勾留期間延長を石垣簡裁に求める方針。簡裁が認めれば勾留期限は29日となる。

 衝突時の天候や波の高さなども分析し衝突が不可避だった可能性はないのかなどを慎重に判断、延長後の勾留期限までに●容疑者を公務執行妨害罪で起訴するとみられる。また、違法操業した外国人漁業規制法違反容疑でも捜査する。

 この事件では、前原誠司国土交通相が16日、石垣海上保安部を視察した。前原国交相は中国側からの抗議に関して「(尖閣諸島に)領土問題はない」と日本の立場を強調。●容疑者の処遇に関して「日本の国内法に基づき粛々と対応する。それに尽きる」と述べた】

 公務執行妨害、外国人漁業規制法違反だけでなく、領海侵犯事案としても立件すべきですね。そこまでやってはじめて「日本の国内法に基づき粛々と対応する」と言えるのです。この件について「中国様のご機嫌を損ねないよう、日本は配慮すべき」などと主張する方々は、おそらく法治国家の国民ではないと思われますので、どうぞ御自分のお国へお帰り下さいませ。

【参考】わが国は摩擦を望んでいないが「わが国の善意は日本に理解されない」

 …善意?

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東京新聞社説9/17~批判する相手が違わないか?

沖縄と防衛白書 歴史的経緯無視するな

二〇一〇年版防衛白書は、在日米軍基地の約75%が沖縄県に集中する理由に「地理的特徴」を挙げた。基地押し付けの言い訳にすぎず、これに固執する限り、抜本的な基地負担軽減などできない。

 一〇年版防衛白書は民主党政権としては初めてであり、鳩山由紀夫前首相の退陣理由の一つとなった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還問題をめぐる記述に、あえて注目したい。

 白書は米海兵隊が沖縄に駐留する理由に関し、「沖縄の在日米軍」との項目を立て、「米本土やハワイ、グアムなどに比べて東アジアの各地域と近い位置にある」との「地理的特徴」を挙げている。

 さらに、これを視覚的に訴えようと、沖縄を中心とする同心円を描いた地図を白書に初めて掲載する念の入れようだ。

 そして、普天間飛行場に駐留する海兵隊ヘリコプター部隊の国外・県外移設を「海兵隊の持つ機能を損なう懸念がある」と一蹴(いっしゅう)し、名護市辺野古沿岸部に「県内移設」する日米合意を正当化した。

 しかし、沖縄に在日米軍が集中している理由として、戦後、沖縄を支配していた米軍が住民の土地を強制的に収用していった「歴史的経緯」を無視してはならない。

 かつての白書はそうした経緯にも言及していたが、一〇年版では全く触れていない。

 白書が沖縄の地理的特徴をことさら強調するようになったのは、一九九五年の米海兵隊員による少女暴行事件を受けて、沖縄の反基地感情が高まって以降である。

 反基地感情に対抗して沖縄に米軍基地を固定化するために、沖縄の地政学的な優位性と称するものを強調し始めたにすぎない。

 白書では「代替の施設を決めない限り、普天間飛行場が返還されることはない」と、普天間問題のこう着理由を、移設受け入れを拒む名護市民の民意に求めている。

 これでは恫喝(どうかつ)に近い。いくら沖縄の基地負担軽減に「最大限努力する」と美辞麗句を並べ立てても、沖縄県民の理解を得なければ抜本的軽減などできない。

 菅直人首相は、竹島を「わが国固有の領土」とする白書の記述に韓国が例年反発していることから日韓併合百年に当たる八月二十九日以前の公表を避け、九月に延期するよう指示していた。

 しかし、沖縄をめぐる記述にこそ指導力を発揮し、政権交代の実を示すべきだったのではないか。今さらながら残念である】

 歴史的経緯とやらを語れば沖縄が別の海域に移動したり、中国が周辺諸国に配慮して軍拡や太平洋への進出を止めるというのであれば、いくらでも語ればいいと思いますよ。

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2010年9月16日

恥ずかしいマスゴミの皆さん

「小沢勝利」言い続けた夕刊紙・週刊誌 いったいどんな言い訳するのか

小沢一郎総理誕生へ――。民主党代表選中に、こんなタッチで報じた夕刊紙や週刊誌があった。しかし、フタを開ければ、菅直人首相が再選される結果に。どうして、こんなことになったのか。

 「小沢が勝つ」「小沢が圧倒」「小沢雄弁」「世論も小沢」…。

小沢派議員の話やネット調査などが根拠

20100916 小沢びいきの見出しがずらり

 これらは、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が、民主党代表選が告示された2010年9月1日の発売号から一面トップにつけた見出しだ。ゲンダイオンラインのダウンロードサイトには、一面の紙面がずらりと張られており、ネット上で話題だ。

 はてなブックマークが200ほども付いており、小沢一郎前幹事長への入れ込みぶりに驚くコメントが並んでいる。

 ゲンダイは、一貫して小沢支持、菅批判を繰り返している。新聞各紙の世論調査とは違って、小沢氏が勝つとまで主張した。その根拠としては、国会議員を200人は固めており、党員・サポーター票などを加えても数十ポイント差で勝つとの関係者の見方を伝えた。小沢氏に人気が集まったネット上の世論調査も、補強材にしているようだ。

 週刊誌では、週刊現代が9月6日発売号で、「菅陣営、なすすべなく敗北へ もう止まらない小沢一郎総理大臣」と大見出しを打った。そこでは、小沢派中堅議員が、国会議員票では、280対130ほどで菅氏を圧倒し、党員・サポーター票がどう出ても大勢は変わらないと明かしたことを紹介している。小沢支持とは打ち出しておらず、勝敗は五分五分との政治評論家の見方も挙げてあるものの、中堅議員の見方に寄り添っている書き方だ。

 また、週刊ポストも、小沢氏が勝つとの予想は明確に立てていないものの、8月30日発売号で、国会議員のうち親小沢が反小沢の2倍以上いるとの調査結果を伝えた。その後の誌面でも、新聞の「小沢嫌い」を特集したり、菅氏を「しょせん学生運動上がり」とけなしたり、小沢氏寄りの論調が目立っている。

「大マスコミ報道が流れを決めた」?

 民主党代表選の結果は、これら夕刊紙や週刊誌との見方と違って、菅直人氏が大差で勝った。合計ポイントのうちでは約6割分を得て、新聞の世論調査のリードとほぼ同じだった。

 著名なブロガーの山本一郎氏は、2010年9月14日の「切込隊長BLOG」で、このテーマを取り上げた。そこでは、「既存メディアに小沢への期待感を潰された」「ウェブこそ本当の民意だ」と主張すると、世論調査とウェブとの偏差が大きくなると指摘。結局、「ウェブはやっぱり信頼できないという話になりかねない」と危惧を述べた。

 そして、「ベースの調査さえしっかりしていれば、それほど選挙結果と予測にブレはなく、小沢さんから遠くて独自のしっかりしたソースを持っている人ほど『少なくとも菅さん勝利』という結論は得ていた」と指摘している。

 日刊ゲンダイでは、予測が外れたことについて、14、15日発売号で、新聞が政治とカネばかりを報じて小沢一郎氏をつぶしたとして、「大マスコミ報道が流れを決めた」などと断じている。そして、それでも、小沢直系の議員たちが強さをみせつけ、逆風の中で議員票を200も集めたのは、小沢氏に魅力がある証拠だという識者の見方を紹介している。

 週刊現代の編集部に取材したところ、締め切り日で忙しく、すぐには返答が難しいとのことだった。週刊ポスト編集部では、「雑誌で掲載していることがすべてです。それで判断していただければ」とだけ話している】

 報道機関とすれば実に恥ずべき話だと思うのですが、ここで名前の挙がっている皆さんには「恥」という概念どころか、報道に携わる者としての矜持すら感じられませんね。特にゲンダイ。アンタらの主張する通りなら、弱小マスコミに存在価値なんかないのでは?早く潰れて頂いて結構ですよ?

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バカに政治を任せないでほしい

仙谷氏の為替水準言及を批判=「日本が滅ぶ」-みんな・渡辺氏

【みんなの党の渡辺喜美代表は16日午前、日本商工会議所の会合であいさつし、政府・日銀の為替介入に関連し、仙谷由人官房長官が1ドル=82円が政府の「防衛ライン」と認める発言をしたことについて、「わたしが投機筋なら『82円までは大丈夫だ』と必ず狙う。本当にばかだ。国家経営をやったことのない人に任せると日本が滅ぶ」と強く批判した】

【参考】「為替に言及すべきでない」首相、菅財務相の“口先介入”に苦言(2010/1/18)

【(前略)8日の閣議後記者会見では、菅氏の発言について閣僚から「経済財政、金融に影響を与えかねないポジションであればあるほど、あまりレートの高い、安いを言わないほうがいい」(仙谷由人国家戦略・行政刷新担当相)、「マーケットに影響を与える発言は好ましくない」(平野博文官房長官)などと慎重を求める発言が相次いだ】

 仙谷は言われるまでもなくバカ。そして同時に、民主党の政治家らしい体たらく。

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いきなりオザワが粛清!?

陸山会事件、水谷建設からの1億円立証へ

小沢一郎・民主党前幹事長(68)の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で起訴された元秘書3人の公判で、東京地検が、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)から陸山会への1億円の資金提供について立証する方針を固めたことが分かった。

 同地検は、陸山会がゼネコンから多額の資金提供を受けていたことが、政治資金収支報告書の虚偽記入につながったと主張する。一方、弁護側は「資金提供は事実無根」などとして、24日から始まる公判前整理手続きで異議を唱えるという。

 陸山会の元事務担当者・石川知裕衆院議員(37)らは、同会が2004年に小沢氏からの借入金4億円で東京都世田谷区の土地を購入した事実を04年分の収支報告書に記載しなかったなどとして起訴された】

 権力闘争に負けた途端に追い討ちですか。検察審査会が「強制起訴」判断を下したら、ホントどうなっちゃうんでしょうね?ワクテカが止まりません。

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2010年9月15日

ルール上致し方ないですね

【民主代表選】投票総数では「6対4」党員・サポーター票

民主党代表選の党員・サポーター票は、菅直人首相が小沢一郎前幹事長の5倍の249ポイントを獲得、大差の勝利につなげた。ただ、サポーター票集計は、衆院選挙区ごとに票数の多い候補が1ポイントを獲得する「総取り制」。投票総数でみると菅氏13万7998票に、小沢氏9万194票と「6対4」の差にとどまった。

 県別では福島や滋賀、佐賀、四国4県など20府県で、首相が県内の全選挙区をおさえ、小沢氏は1ポイントも獲得できなかった。

 逆に小沢氏は地元岩手や富山、石川に加え、米軍基地問題で揺れる沖縄の4県で県内全ポイントを得た。

 小沢陣営の衆院議員では、側近の山岡賢次副代表(栃木4)や中塚一宏氏(神奈川12)、松木謙公氏(北海道12)、鈴木克昌氏(愛知14)が自身の選挙区で1ポイントを獲得。だが、小沢氏を支えた鳩山由紀夫前首相(北海道9)や樋高剛氏(神奈川18)はポイントを逃した】

 ちょっと意外な感じもしますけど、よく考えたら2009年の衆院選で、自民と民主の議席の差が実際の得票数以上に開いたのと同じ現象が起こっただけですね。まぁそれでも勝ち負けがひっくり返るワケではありませんし、あの時ミンスの政治家は皆「我々が国民の負託を受けた!」と狂喜しとったんですから、今回負け組となった連中は素直に受け入れるしかないでしょうね。

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期待する事自体間違いだろうと

民主代表選:菅首相続投に沖縄は落胆の声

民主党代表選は14日、大差で決着がついた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題を抱える沖縄では、同県名護市辺野古への移設を決めた日米合意を踏襲する菅直人首相の続投に、落胆の声が一斉に広がった。

 名護市では12日の市議選で移設反対を掲げる稲嶺進市長の市長派が圧勝したばかりで、代表選でも普天間問題で沖縄と話し合う姿勢をみせていた小沢一郎前幹事長の勝利を期待する声が強かった。

 辺野古で座り込みを続けるヘリ基地反対協の安次富(あしとみ)浩共同代表は「沖縄を理解していない人が首相を継続することになり、悲しい。次の内閣も何の期待もできない」とがっかりした様子で話した。

 民主党沖縄県連は、県選出国会議員2人とほとんどの地方議員が小沢氏を支持。幹部らが県連事務所のテレビで開票作業を見守ったが、菅首相の勝利に「なぜだ」というため息交じりの声ももれた。

 全国の党員・サポーター投票では、菅氏が300ポイントのうち249ポイントを獲得したが、沖縄では小沢氏に全投票数の約7割が集まった。県連の山内末子副幹事長は「沖縄と本土の世論が全然かけ離れた結果だ」と語り、普天間問題への温度差を残念がった。

 一方、仲井真弘多知事は県庁で記者団に対し、普天間問題への影響について「総理が代わらないから(政府方針は)基本的に変わらないだろうが、どういうふうに打ち出すか見守るしかない」と述べるにとどめた】

 何でオザワに期待なんかしてるんです?鳩山政権時代、オザワはルーピーのすぐ後ろにいたはずなのに、基地問題が迷走する中で解決策の一つでも示してくれた事がありましたっけ?代表選の最中に「自分なりの案がある」とか言って、翌日即座に訂正した記憶ならあるのですが…。

>県連の山内末子副幹事長は「沖縄と本土の世論が全然かけ離れた結果だ」と語り、普天間問題への温度差を残念がった

 むしろ一つの問題だけを争点にする方が、近視眼的で判断を誤りやすいと思いますよ?沖縄だけが日本の総理大臣を決められるなんて話はないのですから…。

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2010年9月14日

オザワ終了のお知らせ

民主代表選:菅首相圧勝 ポイントが小沢氏を大きく上回る

民主党は14日午後、任期満了に伴う党代表選を東京都内のホテルで行い、党所属国会議員が投票した。11日までに郵送された党員・サポーター票、地方議員票とともに開票した結果、菅直人首相(63)が合計で721ポイントを獲得し、小沢一郎前幹事長(68)の491ポイントを上回って党代表に再選された。これによって菅首相の続投が固まり、首相は近く内閣改造・党役員人事を行う方針。小沢氏の処遇が焦点となる。

 国会議員票(有権者411人、1人2ポイント)では、菅首相が206票(412ポイント)で、小沢氏の200票(400ポイント)を6票上回った。

 党員・サポーター票は衆院の300の小選挙区ごとに集計され、得票の多かった方に1選挙区1ポイントを配分。菅首相が249選挙区(249ポイント)を制し、小沢氏は51選挙区(51ポイント)にとどまった。

 地方議員票は100ポイントをドント方式で割り振り、菅首相が60ポイント、小沢氏が40ポイントを獲得した。菅首相が世論の支持を背景に党員・サポーター票と地方議員票で優位に立ち、国会議員票でも小沢氏を上回った。

 菅氏は前原誠司国土交通相のグループ(約40人)、野田佳彦財務相のグループ(約30人)などの支持を受けた。しかし、党内を二分する激戦のしこりが残るのは必至で、小沢氏を支持するグループが「反菅」姿勢を強めて党分裂につながる事態を懸念する声も党内にくすぶる。菅首相は選挙戦中、「適材適所の全員参加」で挙党態勢の構築を図る考えを強調しており、小沢氏や、小沢氏を支持した議員を人事でどう処遇するかが注目される。

 代表選後は、参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」が菅首相を待ち受ける。菅首相は政策ごとに野党と協力する「部分連合」で政権運営を図っていく構えで、野党の要望を取り入れた10年度補正予算案を秋の臨時国会に提出することも視野に入れている。来年の通常国会で野党との連携に失敗すれば、11年度予算案の審議が行き詰まって衆院解散・総選挙に追い込まれかねず、難しい政権運営を強いられそうだ】

 いやいや「党員・サポーター」なんてのは、当然ながら一般の国民よりも民主党に好感を持っている連中だとは思うんですけど、そいつらにもこれほどまでに嫌われてるんですか、オザワってのは。「民主主義を実現させる」とか言っていたオザワが、まさしく民主主義の主権者からダメ出しを食らったというワケですね。

 まぁ、「無能と悪党のどちらを選ぶか」という、どちらが勝っても全然嬉しくない選択だったとはいえ、より害の大きそうなオザワが負けてくれた事は、それでもマシな方だったのではないかと。いくら議員票では互角だったといえ、ここまで国民に嫌われているとあってはねぇ…もうこれ以上ムリしなくてもいいんじゃありませんか?

【関連】「ノーサイド、挙党態勢で協力を」再選の菅代表

【14日の民主党代表選で再選を果たした菅直人代表(首相)(63)は、「命をかけてやると決意を新たにした。約束してきたようにノーサイド、全国会議員が力をフルに発揮し、挙党態勢で出来るように改めて心から協力をお願いしたい」とあいさつした】

 3ヶ月前に同じ言葉を聞いたのが、今回この体たらくですよ。これほどまでにこじれてしまった以上、「挙党態勢で協力」なんてできるとは思えませんな。今後民主党内がどれくらいゴタゴタするのか、楽しみに見せてもらいましょうかね?

【今回「討ち死に」された方々】(気が向いたら更新)

民主党…ポッポ、原口、山田、山岡、輿石、細野、樽床、田中(真紀子・
美絵子)、谷、青木、三宅、福田
自称評論家の皆さん…勝谷、鳥越、山口(二郎・一臣)
マスゴミ…ゲンダイ
地域…岩手

 御愁傷様です。

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逆神のお告げでした

中国、船長の釈放要求 尖閣沖衝突

中国外務省の姜瑜副報道局長は十三日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件で、日本で拘置中の漁船船長を即時釈放するようあらためて要求する談話を発表した。日本側が逮捕した船長を除く中国人船員十四人は同日、沖縄県石垣空港から中国福建省福州空港に中国政府のチャーター機で帰国した。 

 姜副局長は、中国側が日本側に再三厳重な申し入れを行うとともに、国民が日本の違法行為を非難してきたことを挙げ、「自国の領土主権を守ろうという固い意志を示した」と強調。丹羽宇一郎駐中国大使を五回にわたって呼び出し抗議するなど、中国政府の強い姿勢が、船員の帰国につながったことをアピールしたとみられる。

 一方、天津市の日本人学校では外壁に落書きがされ、正門脇の警備員室の窓が割られているのが見つかった。日本人に対する嫌がらせの可能性もあり、北京の日本大使館は他の日本人学校にも注意するよう呼び掛けた】

 ガス田共同開発に関する条約締結交渉や全人代副委員長の来日の延期、中国ハッカー組織が日本政府のサイトなどへの攻撃を宣言するなど、とにかく中国側の過剰な反応が目立つ今回の尖閣沖衝突事件ですが、去る9月9日、東京新聞の特報面「『宝の海』めぐり火花 『尖閣は日本の領土』だけど…」の中で、軍事ジャーナリストの神浦元彰氏が今回の事件についてのコメントを述べてました。ネット上ソースはありませんが、以下にその部分を抜粋。

【(前略)一方、軍事ジャーナリストの神浦元彰氏は「今回の事件と尖閣諸島の問題を一緒にしない方がいい」と忠告する。

 神浦氏は「日本と中国の領土問題は水掛け論で解決しない。日本側は尖閣諸島周辺で漁船の操業や上陸を自粛しているのに、今回は違法操業を止められなかった中国にも責任がある。しかし、北朝鮮の核問題も抱える中、尖閣問題で日中間がガタガタするのは双方にとってメリットがない」と解説。しかし「中国側も日本との対立は避けようとするだろう」とし、同様の問題が今後頻発するとの見方には否定的だ(以下略)】

 なぁんだ、要は「逆神のお告げ」が発動したってだけの話ですか!【参考】逆神(「同人用語の基礎知識」より)

 まぁ、中国政府は例によって「国内の引き締め」にこの件を利用しているって雰囲気が見えてますからね。そんな連中の都合に、わざわざ日本が手を貸してやる理由はこれっぽっちもないのです。むしろ手なんか出したらヤブヘビなのですよ、政府の皆さん判ってます?

【関連】尖閣諸島は「領土問題」=蓮舫行政刷新相

 蓮舫もやっぱり「あちら側」だという事です。

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2010年9月13日

明日は民主党代表選なワケですが

共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/56 /大阪

【◆総理大臣を選ぶ民主党代表選

◇外国籍党員も貴重な一票 景気回復や地方参政権への期待込め

 民主党代表選挙に大きな関心が集まっている。14日の投開票を目指して、菅直人、小沢一郎の両陣営がしのぎを削っている。

 海外の学者やNGO関係者との交流の機会も多いが、頻繁に首相が交代する日本の政治には首をかしげている。06年9月の小泉内閣退陣以降、わずか4年余りの間にすでに5人の首相が入れ替わり、在任期間は1人1年に達していない。

 その間も国内の政治経済は低迷を重ね、国際情勢も大きく変化を遂げている。「首相以外に政治責任をとる者が他にいるのか」と私に聞いた海外の市民活動家もいたほどだ。

 民主党代表選がいかなる結果になろうとも、これを契機に、与野党が国会で腰をすえた政策論争に取り組み、政治が安定することを期待したい。

 さて、実は今回の代表選には外国籍党員及びサポーターも一票を投じた。民主党は、党員等の資格に国籍条項を設けておらず、私の友人、知人の在日コリアンも投票はがきに支持する候補者名を書き込んで投函(とうかん)した。

 民主党以外にも公明党、社民党などが外国籍住民に党員資格を認めているが、今回は民主党の代表選でありながらも、内閣総理大臣を選ぶことから、初めての政治参画に心高ぶらせた在日コリアンも少なくない。

 大阪市内に住む金裕珠(キムユジュ)さん(39)は、親しく付き合う地元議員の誘いを受け党員になった。党員になったと言っても決められた党費を納めただけで、党員として特段の意識はなかったという。

 だが今回、自宅に投票用紙が送られてきて、党員としてリーダーを選ぶ意味をかみしめたという。金さんは投票用紙を前にこんな思いを語った。「鉄工所で勤めているが、仕事量が減って周りには週休3日の工場もある。新しいリーダーには景気回復に向け全力を尽くしてほしい」「たなざらしになっている定住外国人の地方参政権法案についても議論を期待したい」--。

 一方、保守系新聞が今回の代表選における外国籍党員等の投票を問題視すると、菅直人首相は「これまで通りでいいのか考えなければならない」と再検討を示唆した。保守系の論調は、外国勢力による組織的関与があればどうなるかと危機感を誇張し、それにあおられて民主党もすぐに「見直し」に触れた。あまりにも拙速で、短絡的なやりとりだ。

 開かれた政党のあり方や国際化、多文化共生は議論の俎上(そじょう)にあがらず、「外国人は危険だ」で共感が広がる。私たちはそんなに危険な存在なのだろうか。<文と写真・金光敏(在日コリアン3世)>】

 「外国人が内閣総理大臣の選出に関与する」ってのは憲法15条に明らかに違反してるんですが、その違憲行為をサラッと紙面に載せてしまう毎日変態新聞は「さすが」といったところです。代表選については「総理選出後の違憲訴訟」が懸念されていますけど、その「動かぬ証拠」になりそうですね?

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全方位土下座外交展開中?

中国船、船長除き全員帰国へ=ガス田交渉再開申し入れ-仙谷官房長官

仙谷由人官房長官は13日午前の記者会見で、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、逮捕した船長を除く14人の船員全員について、任意の事情聴取を終えたとして同日中に帰国させ、漁船も帰還させることを明らかにした。船員は同日午前、中国のチャーター機で、沖縄県の石垣空港から中国に向かった。

 仙谷長官は船員について「任意の事情聴取が済めば、国内法によっても留め置く権限はない」として、13日午後には帰国させるとした。漁船についても12日までに実況見分を終えたとして帰還させる。逮捕した船長については「日本の国内法に従って一つの刑事事件として粛々と手続きを進めている」と述べた。

 一方、中国の戴秉国国務委員(外交担当)が12日未明に丹羽宇一郎駐中国大使を同国外務省に呼び出し、船員帰国を求めたことなどについて、仙谷長官は「そういう時間帯に呼び出したことは日本政府からすると遺憾だ」と述べた。

 中国が東シナ海ガス田共同開発に関する交渉延期を決めたことについては、「(事件とは)問題の筋が違う」と指摘、「日中の未来志向の関係構築のため、早期に(交渉を)設定してほしいと中国に申し入れをする」と表明した。また、「14人の船員と漁船が帰ればまた違った状況が開けてくるのではないか」と交渉再開に期待を示した】

 船員はともかく、証拠物件である漁船の返還は法的に見てどうなのかと。どうしても「宗主国様には逆らいません!貴方様の仰る通りに致します!」というような雰囲気があるんじゃないかと思えてなりません。鮮国仙谷官房長官の言う事だけに。売国民主党政権のやる事だけに。

「非人道的扱いにおわび」=岡田外相、元米兵捕虜に公式謝罪

【岡田克也外相は13日昼、太平洋戦争中に日本軍の捕虜となった元米兵レスター・テニー氏ら6人と外務省で面会し、「皆さんが非人道的扱いを受けたことに対し、日本政府を代表して心からおわびする」と公式に謝罪した。テニー氏は「われわれの存在を認め、おわびしてほしいと求めてきた。このような機会を歓迎する」と語った。

 テニー氏らはフィリピン戦線で捕虜となり、九州の炭鉱などで強制労働をさせられた。テニー氏は「われわれを働かせた日本企業は65年間沈黙を保ち、おわびの言葉もない。これは侮辱だ」と批判した。

 元捕虜とその家族は今回、政府による初の招待で来日。19日までの滞在中、交流行事への参加を予定している】

 アメリカによる原爆投下や非戦闘員を狙った空襲は「非人道的」ではないと?「おわび」をするなら向こうにも謝らせたらどうなんですか?

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もうどうにもならない普天間移設

普天間移設に「反対」=市長派が過半数を獲得-名護市議選

【米軍普天間飛行場の移設先とされた、沖縄県名護市の市議選(定数27)は12日に投票、即日開票された。移設反対の稲嶺進市長を支持する市長派が改選前の12議席から16議席に増やし、議会での過半数を獲得した。1月の市長選に続き再度「移設反対」という市民の意思が示されたことになる。

 市長派が過半数を獲得したことで「民意がもう一度確認された」(市幹部)として、移設に対する地元の反発が強まることは確実。政府は、さらに厳しい対応を迫られることになりそうだ。

 同市辺野古への普天間飛行場移設をめぐる賛否が争点だったが、支持者を幅広く獲得するため候補者の多くが選挙期間中は言及を避けた。立候補者は37人で、うち市長派は18人。一方、移設容認の島袋吉和前市長を支持する前市長派は17人が立候補したが、11議席にとどまった。

 投票率は72・07%で、前回(74・06%)を下回り過去最低を更新した。改選前の市議会は市長派が12人、前市長派が12人と同数。今年1月の市長選では、移設反対を訴える稲嶺市長が、容認の立場をとる島袋前市長を破り初当選した。

 稲嶺市長は13日未明、市議選を受けて市役所で記者団に「過半数以上の応援団ができたことで、さらに強く政府に対して堂々と言える環境ができた」と述べた】

 「民意をどうたら~」とか言ってるうちに、ミンスはまた一つ道が閉ざされてしまいましたね。もう普天間は固定化しかないんでしょうか?あ、名護市の皆さん、基地移設を白紙に戻すなら、「北部振興基金」とやらは速やかに返納して下さいよ?

 あと今回は「移設反対派が過半数越え!」とか言ってますけど、投票結果を見る限り、ここに外国人票が4~5千票でも組織的に突っ込まれたら、結果はまるで違っていたかも知れません。そういう可能性を多分に孕んでいる(特に民主党政権は、沖縄への中国人移民計画なども謳っているので尚更)「外国人地方参政権」ってヤツを、我々日本人は認めてしまっていいんでしょうかね?推進派はよく「地方参政権なら国政にまで影響を及ぼすものではないから、参政権を与えてもいいんじゃないか」などという理屈を述べますけど、今度の名護市議選などはとてもそうとは思えないんですが…。

【関連】名護市議会選・辺野古移設反対派過半数 政府と自民党からさまざまな反応

【沖縄の名護市議会議員選挙で、稲嶺市長派が過半数となったことについて、政府と自民党からさまざまな反応が聞かれた。

 仙谷官房長官は「名護市民の民意の表れの1つとして、虚心に受け止めたいと考えております。われわれとしては、地元のご理解をいただけるような、そういう従来からの説明とお願いと説得ということを続けていくしかないと思っています」と述べた。

 北沢防衛相は「今までの既定の方針を変更するということはありませんけれど、民意が表れた以上、よりいっそう丁寧に説明をしたいと」と述べた。

 自民党の石破政調会長は「苦心に苦心を重ねてきたことを、あまり考えもせずにひっくり返した。その鳩山さんの責任は大きいし、また小沢さんも、代表選挙においてその可能性に言及しておられる、そういうことの影響は非常に大きいと思います」と述べた】

 仙谷、北沢、お前らは「自分たちに都合がいい民意」しか聞かないじゃないですか。

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2010年9月12日

礼節を知らぬ野蛮人

国務委員、「政治決断」要求=丹羽大使を深夜呼び出し-漁民釈放へ異例対応・中国

中国の戴秉国国務委員(外交担当)は12日午前0時(日本時間午前1時)、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、丹羽宇一郎駐中国大使を外務省に緊急に呼び出し、「誤った情勢判断をせず、賢明な政治決断をして、直ちに中国人の漁民と漁船を送還してほしい」と要求した。中国外務省がウェブサイトで公表し、北京の日本大使館も認めた。

 この事件で丹羽大使が中国側に呼び出されたのは6日間で4回目。副首相級の国務委員が大使を深夜に呼び出すのは極めて異例で、漁民の早期釈放など事態の収束に向けて断固たる姿勢を示した。

 中国外務省は11日未明、対抗措置として9月中旬に予定されていた東シナ海ガス田問題をめぐる条約交渉の延期を発表。胡錦濤指導部が菅直人政権に政治決断を求めたことで、日本側も何らかの対応を迫られそうだ。ただ両国にとって主権が絡み、国内向けに譲歩できない問題だけに日中関係悪化の懸念が高まっている。 

 会談は45分間行われた。日本大使館によると、丹羽大使はこの席で「日中関係全般に影響が及ばないよう、戦略的互恵関係という観点から、中国側が冷静かつ慎重に対応することを期待する」と表明した。

 戴氏は中国政府の重大な関心と厳正な立場を改めて強調。丹羽大使は「漁船による違法操業に伴う公務執行妨害事件であり、厳正に国内法に基づき粛々と対応する立場は変わらない」と指摘した】

 一国の大使を深夜に呼びつけて「犯罪者を政治判断で開放しろ」とは、常識のある人間のする事じゃありませんなぁ。「断固たる姿勢」とは聞こえがいいが、要は悪党に恫喝されてるようなものじゃないですか。言うべき事をしっかり言ってくれている丹羽大使お疲れ様です。

 まぁ実際問題として、ここで日本が退いたら、尖閣諸島を巡る問題について深刻な影響を及ぼす事は必至でしょうからねぇ…今のところ政府は代表選でゴタゴタしているせいか、中国の要求に応じる姿勢は見せていませんが、その後が一体どうなる事やら?

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2010年9月10日

産経新聞コラム9/10~今日も手厳しい産経

【from Editor】あまりに見苦しい死闘

【14日投開票の民主党代表選は、菅直人首相と小沢一郎前幹事長が党内を二分する戦いを繰り広げている。勝者は日本国の首相となり、敗者は政治生命さえ危ぶまれる。古代ローマの剣闘士さながらの死闘なのだから盛り上がらないはずはない。

 ところが一向に盛り上がらない。まったく胸がときめかない。テレビ討論を見ても白けてしまい、やがて失望感が渦巻く。

 参院選で「NO」を突きつけられた人物と、政治とカネの問題で「NO」を突きつけられた人物の争いだから、求心力に乏しい分、批判合戦になろうと予想はしていたが、それにしても見苦しい。

 菅陣営が小沢氏を「密室談合」「数の論理」「バラマキ」と攻撃すれば、小沢陣営は「官僚の言いなり」「公約違反」と応酬する。そもそもこれらは野党時代の民主党が、政権政党の自民党に向けたフレーズではなかったか。

 両氏は代表選告示直前、鳩山由紀夫前首相を含めたトロイカ体制復活で合意しかけただけに、ますます違和感がある。人格を否定しかねない中傷をしたかと思えば、歯の浮くような台詞(せりふ)でエール交換するのも薄気味悪い。

 そうなってしまうのは、やはり政策論争がないからだろう。

 首相は「1に雇用、2に雇用、3に雇用」と主張はしていても、提示した政策は対症療法にすぎず、肝心の新成長戦略は見えてこない。財政再建路線は堅持する構えだが、参院選前に唱えた「第三の道」論はどこへいったのか。

 小沢氏がぶちあげる「補助金廃止と一括交付金創設」などは、どうにも中身がよくわからない。補助金をすべて地方交付税にするつもりなのか。「無駄を省けば財源はできる」と言いながら「仕分け」は否定する。年金一元化を唱えつつ、税制改革には触れない。

 しかも両氏とも勉強不足なのか、相手の政策への追及は甘い。普天間飛行場移設問題を含め外交・安保政策には踏み込もうとしない。定住外国人への地方参政権付与問題など国の根幹を揺るがす問題でも同様だ。

 結局、民主党は「スローガン」だけの政党だったのではないか。「政治主導」「地域主権」「国民の生活が第一」など言葉は踊るが、具体性に乏しい。国家観がはっきりしないので将来のグランドデザインも描けない。

 両氏とも「国難を乗り切るために」と口をそろえる。だが、国難に陥れたのはあなたたちではないのか

 個人的には全文太字にしてしまいたいコラムです(笑)。まぁこの泥試合も、ここまで来たならあと少しの辛抱ですので、せいぜい残りの数日も国民に見苦しいところを晒して頂きたいところですな。

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2010年9月 8日

こんなんまで議論せにゃならんの?

北の核物資押収は三原則の例外 貨物検査で政府見解

今年五月に成立した北朝鮮関連船舶を対象とする貨物検査特別措置法について、同法に基づく検査で核兵器や核関連物資を押収、日本に持ち込んだ場合、非核三原則に反しないという見解を政府がまとめていたことが、内部資料や関係省庁への取材で分かった。 

 この特措法は昨年五月の北朝鮮の核実験を受けた国連安保理決議に基づき、核関連禁輸物資などを積んで同国に出入りしている疑いのある船舶を検査するため、定められた。

 麻生政権時に法案を提出したが、衆院解散で廃案。鳩山前政権で当初の法案にあった海上自衛隊による活動規定を削除、海上保安庁を主体とする形に修正され、成立した。

 当初の法案段階で、政府は国会答弁用の想定問答集を作成。それを民間の研究サークル「軍事問題研究会」(東京)が最近、情報公開させた。

 問答集には「検査の結果、核関連物資が発見された場合、その保管と非核三原則の関係如何(いかん)」という問いがあり、答えとして「回航措置命令又(また)は押収を行った場合に、結果として、我が国領域内に一時的に核兵器が入ることまでもが非核三原則によって直ちに排除されるわけではない」と記されていた。

 外務省安全保障政策課によると、この非核三原則の「例外扱い」という政府見解は法案の修正、成立後も適用されているという。

 ただ、法案の国会審議では非核三原則との関係はただされなかった。専門家たちからは「見解の是非以前に、国会での論議すらなかったという事態は非核三原則の空洞化を表している」と憂慮する声も上がっている】

 「北朝鮮の船から核関連物質を押収したけれど、非核三原則に抵触するので持って帰れません!」ってか?何その「道で誰かの落とし物を見つけても、拾った瞬間に取得物横領罪が成立するから交番とかに持っていっちゃダメ!」的な話は。そんなんじゃ最初から臨検なんてできないでしょーに。この「専門家」とかいう連中は、非核三原則を金科玉条の如く崇め奉っているうち、完全に思考が停止してしまったんでしょうなぁ…。まぁ、サヨクにはありがちな症状ですけれどね、あとは憲法9条とか。

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日本人が求めてない事ばかり

菅、鳩山両氏は重要閣僚に=A級戦犯分祀なら靖国参拝も-小沢氏

【民主党の小沢一郎前幹事長は8日午後、衆院議員会館で記者会見し、代表選に勝利して首相に就任した場合の閣僚人事に関し、「菅直人首相や鳩山由紀夫前首相には、政府の中で重要な役割を担っていただくのが挙党一致になるし、現実的にも良いのではないか」と述べ、両氏を主要閣僚で処遇する意向を示した。

 靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されていることについて「靖国神社本来の趣旨とは違う」として、分祀が望ましいとの考えを強調。「本来の姿になれば、首相であろうが誰であろうが、参拝して他国からいろいろ批判される理由は全くない」と述べ、分祀されれば首相として参拝する可能性を示唆した。 

 また、小沢氏は皇位継承を男系男子に限定している皇室典範について「女性が天皇陛下になられても別に不自然ではない。男系の男性に限る必要はないのではないか」と指摘。ただ、皇室典範改正の是非や、母方のみが天皇の血を引く女系天皇を認めるかどうかについては言及しなかった。

 永住外国人への地方参政権付与については「わたし個人としては認める方向でいいが、議論が分かれているので、さらに議論していく必要がある」と述べた】

 オザワに票を入れるのは日本人の敵ばかりって事ですか?まぁ今度の代表選では、おそらく在日外国人からの票も相当数あるんでしょうしね…。

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まだ裁判中だったんだ…

鈴木議員の実刑確定へ=無罪主張の上告棄却-受託収賄など4事件・最高裁

受託収賄、あっせん収賄など四つの罪に問われた衆院議員鈴木宗男被告(62)の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は7日付で、被告側上告を棄却する決定をした。懲役2年、追徴金1100万円の実刑とした一、二審判決が確定する。

 鈴木被告は確定後、公選法などの規定により失職し、収監される。刑期を終えても5年間は立候補できなくなる。

 鈴木被告は、政治資金規正法違反罪と議院証言法違反罪を含め、一貫して全面無罪を主張していた。

 2004年の一審東京地裁判決は、すべての事件を有罪と認定した上で、「高度の廉潔性を求められる要職にありながら国民の信頼を裏切った」と非難。「反省は皆無で、虚偽の陳述をしてはばからない被告に刑を猶予するのは相当ではない」として、実刑を言い渡した。

 二審東京高裁も08年、「行政に不当な影響を及ぼし、社会の信頼を害した」として、一審を支持していた。

 鈴木被告をめぐる一連の事件では、佐藤優外務省元主任分析官(50)ら12人が起訴され、鈴木被告を除く11人の有罪が確定している。

 一、二審判決によると、鈴木被告は北海道開発庁長官、官房副長官だった1997~98年、林野庁への口利きの見返りなどとして、2社から1100万円のわいろを受領するなどした。

 鈴木被告側は最高裁に異議を申し立てる方針で、収監されるのは早くても数週間後となる見通し。捜査段階や一審公判中の拘置期間の一部が除かれるため、服役するのは長くても1年5カ月程度となる】

 親分の実刑確定で、子分にも当分はおとなしくしてほしいところですが。佐藤優とか。

鈴木宗男氏「いかなることあっても検察と闘う」

【あっせん収賄罪など四つの罪に問われ、最高裁が上告を棄却する決定をし、懲役2年の実刑などが確定することになった鈴木宗男衆院議員が8日夕、東京都内で記者会見した。

 鈴木氏は「私自身わいろをもらったという認識はない。密室の取り調べで作られた調書で誘導された犯罪であることを、最高裁は明らかにして欲しかった」と改めて無罪を主張した。

 また、「いかなることがあっても検察権力と闘っていく。与えられた環境のなかで、何が真実で、公正、公平かを発信していきたい。国民の皆さんに対しては、お騒がせしたことをおわびしたい」と述べた。

 自らが代表を務める新党大地については、「リージョナルパーティー(地域政党)として、エントリーしている者はいるし、志を受け継ぐ者もいる。(歌手の)松山千春さんとも相談して、今後のことをゆっくり考えることになっている」と説明した。

 鈴木氏は「(娘が)犯罪者の子といわれるのが親としてつらい。娘は私を非常に励ましてくれたので、親として申し訳ない思いだ」と目を潤ませた。

 最高裁の決定は7日付。懲役2年、追徴金1100万円とした1、2審判決が確定する。鈴木氏は公職選挙法と国会法の規定により失職し、近く収監される】

 これ以上何と戦うのかと。

>私自身わいろをもらったという認識はない

 「ムネオはわいろとは思っていない何か」をもらったのは事実ってこと?

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ちょっと黙ってろ鳩

【民主党代表選・激突】「だまされる悔しさ味わった」怒り心頭の鳩 軽井沢研修会を再現

【民主党代表選をめぐる首相、菅直人と前幹事長、小沢一郎の衝突回避に失敗した前首相、鳩山由紀夫。「ボクはいったい何だったのか」とぼやき、小沢支持を表明しながら代表選告示後は目立った動きを控えてきたが、7日、ついに動いた。

 7日午後、衆院第1議員会館内の鳩山側近の前首相補佐官、中山義活の事務所。鳩山と当選1回の衆参議員20人が顔を合わせた。

 テーブルの上にはペットボトルのお茶。検察審査会が審査中の小沢の「政治とカネ」の事件は“虚構”だとするジャーナリスト、鳥越俊太郎のコラムの写しが配られる。

 鳩山は菅への怒りをぶちまけた。

 「小沢さんはポストの要求をしていなかった。(8月30日夜の菅との会談で)『丸く収めましょう』と言って帰ったら、翌朝に菅さんは違うことを言うんだ。裏切られた。だまされる悔しさを味わった

 鳩山にしては珍しくクリアな物言いだった。

 「小沢さんは米国とパイプがある。国会を乗り切れるのも小沢さんの方だ。自民党には小沢さんと協力するという人はいるが、菅さんでは協力できないと言っている。かじ取りは小沢さんに任せたい」

 小沢の自民党への工作について、何か聞いているのだろうか、それとも口が滑ったのか…。

 1回生が「菅陣営は、ポストをちらつかせて勧誘してきます」と言うと、鳩山は「それは良くない!」と言い切った。

 それでも鳩山の動きにはちぐはぐさが漂う。呼ばれた20人のうち谷亮子、石井章、柳田和己ら15人以上は、もともと小沢支持で、小沢支持か菅支持か迷う中間派は4、5人。小沢支持を呼びかけるにしては、疑問符がつく人選だ。

 鳩山は同日夜、東京・赤坂の中華料理店で開いた自らのグループの会合に小沢を招いた。出席議員は約90人。8月19日の長野県軽井沢町のグループ研修会に、小沢グループが合流して菅に圧力をかけた場面の再現を狙ったのは明らかだ。

 小沢は出席議員に「力を貸してほしい。命を懸けて、皆さんの期待に応え、国のためにがんばる」と頭を下げた。

 小沢に意外な人物から電話が入った。

 「首相をやれるのは小沢さんしかない。私も一生懸命応援します」

 電話の主は元首相、細川護煕だった。平成5年、非自民連立政権が誕生した際、細川を首班に担ぎ上げたのが、ほかならぬ小沢だった。

 「非常時には常識を超えた発想が必要だ。だからこそ小沢一郎なんだ。一人一人に丁寧に訴えていく」

 会合後、小沢と一緒にカメラの前に立った鳩山はこう述べ、2人は握手した。

 菅は6日夜、再選すれば小沢を要職で起用すると示唆しながら7日には発言を修正した。世論調査で優位に立つ菅のおごりを敏感に感じている小沢は、鳩山の影響力を最大限に使うつもりだ。

 ただ、鳩山は8日から11日まで、菅の特使として国際会議に出席するため訪露し、日本にはいない。

 この日の会合には、鳩山グループにも所属しながら菅支持を表明している党副代表の石井一の姿もあった。石井は会合後、記者団に「鳩山の会と思って来たら、小沢の決起集会やないか!」と不機嫌そうに語った。

 小沢陣営の演出に辟(へき)易(えき)とした様子の鳩山グループの一人は「うちは右向け右の集団じゃない。菅支持に回るのも結構いるよ」とつぶやいた】

 国民はその何倍もお前に裏切られてるんですが。鳥越のコラムなんか見てるヒマがあったら、オザワが潔白だという証拠の一つでも持ってくれば問題のカタがつくのに。

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東京新聞社説9/8~潔白は自ら示すべきでは?

政治とカネ 『市民感覚』に答えよ

【「政治とカネ」が民主党代表選の大きな争点となっている。検察審査会の結論を待つ小沢一郎前幹事長の問題には推定無罪の原則で考えるべきだ。小沢氏も金権体質を問う声に真摯(しんし)に答えてほしい。

 仮に小沢氏が民主党代表選に勝ち、首相になったとする。さらに自らの資金管理団体の虚偽記入事件で、検察審査会が「強制起訴」の議決を出したらどうなるか。

 憲法七五条は「国務大臣はその在任中、内閣総理大臣の同意がなければ訴追されない」と規定している。だが、小沢氏は強制起訴された場合でも、自ら同意し、「堂々と受け、潔白を主張する」と、裁判闘争の決意を述べている。

 現職首相が刑事被告人として法廷に立つ風景は、憲政史上初めてで、異様というほかはない。外交においても、内政においても深刻な事態となるのは明らかだ。

 だが、その可能性がある一点をもって、代表選に立候補する資格がないと決めつける論調は、あまりに乱暴と言わざるを得ない。検察は既に小沢氏を不起訴とした。新しい検察審制度では、第一段階と第二段階があり、第一段階で起訴相当議決が出て、再捜査をしたが、検察はあらためて不起訴と判断している。第二段階の議決を控えているが、あくまで「推定無罪」の大原則が働いていることは十分に理解されねばならない。

 しかし、小沢氏が検察審の審査員が「素人」であり、「(検察審の)仕組みがいいのか議論は出てくる」とまで言及するのは、市民の判断をあまりに粗雑に考えてはいないか。素人たる“民意”を甘くみる態度が表れているとも受け止められる。とくに三人の元秘書は政治資金規正法違反事件で起訴されており、小沢氏が負う道義的、政治的な責任は明白だ。

 問題の土地取引事件では、原資について、「政治資金」から「銀行融資」へ、さらに「個人資金」と説明が二転三転したことが不信感を招いている。元秘書の公判で、小沢氏の事務所とゼネコンとのつながりが、検察側の冒頭陳述で明らかにされてもいる。

 代表選の今こそ、金権体質を問題視する「市民感覚」に答える機会といえる。強制起訴されても、「離党も議員辞職もしない」と語ったが、国会の場で責任を問う決議案が可決される事態も予想される。国会審議が動かなくなる恐れもある。それらのことを小沢氏自身がどう考えているのかも率直に語るべきではないか】

>あくまで「推定無罪」の大原則が働いていることは十分に理解されねばならない

 昨日も書きましたけど、「力」でもって検察などの司法機関に圧力をかけたり、証拠の隠滅や口止めができるような連中に「推定無罪」の原則を適用するのは、ちょっと議論の余地があるところなんじゃないかと思うんですよね。自ら潔白を証明するってのはなかなか難しい事ですし、政治家なんて職業は高いモラルを求められるものなんですから、とるべき姿勢としては「瓜田李下」、そもそも疑いを持たれるような行為は慎むべきではないのかと。

 まぁ「市民感覚」から考えると、オザワが「シロ」だとはとても思えませんよね。社説の中にも書いてありますけど、土地取引の原資について説明が二転三転した事も不自然ですし、3人も元秘書が逮捕・起訴された事に伴う道義的責任も考えなきゃならないところですし、何より疑惑を向けられているオザワ自身に、国民に対して説明とか、自ら情報を開示して潔白を証明しようという雰囲気が感じられないのも困ったものです。オザワは何もせずにただ「検察が不起訴にしたのだから、私は潔白だ」と主張するだけ。それじゃ国民は納得しませんよ。

 だいたい、検察ってそんな完璧な組織でしたっけ?冤罪や強引な起訴が問題となった事はいくつも上げられますし、もし検察がそこまで優れた組織であったら、そんな人々を相手に「検察審査会」で素人が行動を監視しようだなんて、随分な話だと思いませんか?間違いなく判ってやってるのであろうオザワはともかく、オザワ同様に「検察が不起訴にしたから無罪論」を唱えている鳥越や山口といったシンパの連中は、その辺を今一度熟考された方がいいんじゃないでしょうかねぇ?

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2010年9月 7日

そろそろ1年経ちますけれど

 ボチボチ総括と行きましょうか、週刊朝日さん?

【国民の暮らしがこんなに変わる!民主党政権1年後のニッポン大予測】

20090918 (2009年9月18日号)

「日経平均株価1万3千円突破!」「所得底上げ!」
 →今日の東京株式市場終値は9226円00銭。所得なんか全然増えちゃいませんね。

「公共事業のムダ撲滅!」
 →胆沢ダム周辺の皆さんはまだまだ元気なようです(笑)。

「選挙権年齢の引き下げ」「インターネット選挙」「国民総背番号制」
 →どれも全く手がついてません。ゲーマー議員?脱税激減?何それ?

「子ども手当」
 →財源の見通しが未だに立たぬ中、選挙前に半額だけ支給。景気対策にも少子化対策にも今のところなっていないようで…。

【参考①】【2010年ニッポン経済大予測 民主党不況で大失業時代へ】

20091218 (2009年12月18日号)

 わずか3ヶ月で正反対の記事書いてます。「昨年『1㌦=80円台、デフレ到来』を指摘していた本誌だからこそ言える!」?上のは何?

【参考②】【参院選 全選挙区当落予測 本誌のファイナルアンサー!民主55 vs 自民42】

20100716 (2010年7月16日号)

 実際は民主44 vs 自民51でしたね。

 結論を言うならば、国民を扇動するのは大概にして頂きたい、と。どうせ本職でもないんですし、予想屋稼業はもうお終いにした方がよさそうですね。

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以前の方が政治家はマシだったかも

起訴でも離党・議員辞職せず=「やましいことない」-民主・小沢氏

【民主党の小沢一郎前幹事長は7日午前の日本テレビの番組収録で、自身の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、検察審査会が再び「起訴相当」と議決し、強制起訴された場合の対応について「離党したり、(衆院議員を)辞職したりする必要はない。そういう結論が出れば正々と対応したい」との考えを明らかにした。

 小沢氏は「検察の1年以上の捜査で何も不正、実質的な犯罪はないと立証されたので、何もやましいことはない」と強調した。

 首相が代表選で再選された場合は小沢氏を選挙関係の要職に据える考えを示唆したことについては、「当面は選挙がないから選挙担当かどうか分からないが、一兵卒であってもどんな部署であっても、全面的に(代表選の)結果を尊重して協力する」と述べた】

 「推定無罪の原則」ってのは確かにありますけど、権力でもって司法機関に圧力をかけたり、証拠隠滅ができたりするような人間には、「証拠がないから潔白だ」なんて論は通用しないと思いますよ。「無罪を証明しろ」なんてのはそれこそ「悪魔の証明」なんですから、やはり政治家のような職に求められるべきは「瓜田李下」という姿勢ではないかと。

小沢氏の要職起用、菅首相が含み

【菅首相は6日、日本テレビの番組収録で、民主党代表選で再選された場合の小沢一郎前幹事長の処遇について「特に選挙の指導が非常に的確だ。得意な分野で活躍していただけたらありがたい」と述べ、選挙対策などを担当する要職で起用することに含みを残した。

 ただ、菅氏はこの後、周辺に「挙党態勢を築くという一般論であり、具体的な人事について語ったつもりはない」と釈明した。

 一方、小沢氏は同日のTBS番組で「もし私がそういう立場になれば、鳩山前首相も菅さんも、みんなして協力した態勢を作らなければならない」と語った】

 「何か発言→『そういう意味で言ったのではない』と釈明」のコンボは、最早ミンスのお家芸ですか。その「要職起用」ってヤツで折り合いがつかなかったから、代表選やらなきゃならないハメに陥って党内ゴタゴタしてるんですよね?一体どーすんの?

民主・中島正純議員が離党へ=政治資金問題で引責

民主党の中島正純衆院議員(41)=大阪3区=が自らが代表を務める「党大阪府第3区総支部」の政治資金問題で、離党する意向を党側に伝えたことが7日、分かった。党幹部が明らかにした。近く離党届を提出する見通し。

 同総支部の2009年の収支報告書には、車のリース代約290万円、パソコンなどの購入費約70万円が記載され、領収書のコピーも添付されていた。しかし、実際にはこれらの支出が事実ではないとの疑いが指摘され、党本部も調査に乗り出していた。

 中島衆院議員は当選1回。日本文理大を卒業後、大阪府警の警察官などを経て、昨年の衆院選で大阪3区から出馬し初当選した。 

 民主党では、後藤英友元衆院議員が8月、選挙違反事件で出納責任者の有罪が確定したことを受けて議員辞職している

 何故離党が「責任を取る事」になるのかが判りません。クロなんでしょ?辞職がスジでしょ?

 …自民党政権だった頃は、まだ自分の言動や部下の不始末の責任を取って辞任・辞職する政治家がいたものですよねぇ…そこへ行くと民主党は一体何なのかと。

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東京新聞コラム9/7~でたらめなのはどちらか

東京新聞コラム「筆洗」9/7付

【四十代以上には懐かしい鯨の竜田揚げが、給食に復活しているという。全国の公立小中学校で、昨年度に一度でも鯨肉の給食を出した学校は、約18%に当たる五千三百五十五校だった▼復活の背景には、在庫がだぶつく鯨肉事情があるようだ。消費拡大のため、給食用には市価の三分の一の値段で提供しているという。でも、ちょっと変だ▼南極海などでの調査捕鯨は、鯨の生態に関する科学的データを集めることが目的のはずだ。国内で消費できないほどの数の鯨が、調査に必要なのだろうか。目的と手段がごっちゃになっていないか▼先日の本紙特報面に、調査捕鯨船の元船員の声が紹介されていた。「捕りすぎたときはどんどん肉を海に捨てる。捨てるくらいなら捕らなきゃいいのに」。漁師として感じた矛盾を訴えたかったという▼この元船員の内部告発がきっかけとなった事件の判決が、きのう言い渡された。調査捕鯨船の乗組員が自宅に送った鯨肉を運送会社から盗んだとして、窃盗罪などに問われたグリーンピース・ジャパンのメンバー二人に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された▼「鯨肉横領を告発するための正当な行為」との主張は退けられたが、鯨肉の取り扱いに不明朗な点があったことを判決は認めた。調査捕鯨には多額の税金が投入されている。でたらめが横行すれば捕鯨を支持する声もしぼむ

>国内で消費できないほどの数の鯨が、調査に必要なのだろうか。目的と手段がごっちゃになっていないか

 ごっちゃにしているのは東京新聞の方ではないでしょうか。調査捕鯨は文中にも書いている通り、鯨の生態に関する科学的データを集めることが目的なのですから、統計学的に信頼できるデータを集めようとしたら、当然多くのサンプルが必要となってくる事でしょう(永らくの資源保護活動で、個体数が増えているとしたら尚更)。それは日本国内での鯨肉の消費量とは、全く関係のない話です。さらに、調査捕鯨における鯨の捕獲数は、IWCの枠組みの中で決められたものなのですから、そこは素人が口を挟む話ではないと思われます。

 「捨てるくらいなら捕らなきゃいいのに」というのも理解できない話ではないですが、何百頭と捕獲したクジラを全て日本に持ち帰っていたら、さらなる経費と時間がかかる事でしょう。今後さらに効率的な調査方法を求めたいところではありますけれど、当面は「これは商業目的でなく調査なのだ」と割り切ってもらうしかないのかも知れません。むしろ商業捕鯨が解禁されれば、こうしたムダは確実に減らせるのではないですかな?

>でたらめが横行すれば捕鯨を支持する声もしぼむ

 やってる事がでたらめなのは、明らかに捕鯨反対派の方でしょう。捕鯨国やクジラに悪影響を与えている国は他にもあるにも関わらず、日本ばかりが標的とされる。家畜や過剰に増えた野生動物を大量に殺しておきながら、クジラについては保護を主張する。水生生物に有害とされる酪酸を、平気で南極海でバラ撒く。自分たちの主張を通すためなら、暴力・窃盗・盗撮その他不法行為は何でもござれ。連中は理論よりも感情で行動し、その根底にはアジア人蔑視があるとも聞きます。これらの行為こそ、まず正されなくてはならないのでは?

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産経新聞社説9/7~民主はあまりに不誠実

【主張】代表選の欠陥 外国人関与なぜ放置する

事実上、日本の首相を選ぶ民主党代表選の仕組みはあまりにも杜撰(ずさん)である。問題なのは、投票システムのほか、投票資格を持つ党員・サポーターに在日外国人が含まれている点だ。

 永住外国人に地方参政権を付与する法案の是非が議論となっているが、民主党代表選は国政そのものに外国人がかかわる点で、さらに深刻な問題をはらんでいる。特定の外国人勢力の意思が首相選出に影響を及ぼす恐れがあるためだ。長尾一紘中央大教授は、「憲法違反」だと断言している。

 そもそも制度設計がおかしい。党員は年間6千円、サポーターは2千円を支払って投票に参加する。外国人の党費支払いに法的規制はないが、外国人による政党への寄付を禁じる政治資金規正法の趣旨に反しているといえる。

 民主党の枝野幸男幹事長は8月9日の記者会見で、外国人の投票について、「将来に向かっては、議論が必要なことではないか」と述べている。党幹部もこの問題点に気づいているわけだ。

 それにもかかわらず、なんの制度改正も図られないままに今回の代表選を迎えたことは、まったく理解に苦しむ。

 また、小沢一郎前幹事長は5日、「党の問題でしょう。僕が決める話じゃない」と述べた。民主党代表に就任する可能性がある人物として、無責任としか言いようがない。

 一方、党員・サポーターによる投票は、投票用紙が自宅に郵送され、これに候補者名を書き込んで返送する仕組みだ。これでは、本当に党員・サポーター本人が投票したものかは確認できない。代理投票や特定候補への投票の強要など、さまざまな不正行為も可能ではないか。

 民主党秋田県連では、小沢氏を支持する衆院議員の事務所が、一部のサポーターに対して、白紙の投票用紙の提出を求めたという疑惑が浮上している。

 当該衆院議員は「事実無根だ」と否定しており、そうした行為が実際にあったのかは不明だが、そもそもこういう不正が実行可能であるという点に、制度としての脆弱(ぜいじゃく)性がある。

 投開票日は14日に迫っている。今からでは制度の改善は間に合わない。制度の欠陥を悪用しないことを民主党議員、党員、サポーターに求めたい】

 民主党秋田県連の一件の他にも、「サポーターの2重・あるいは無断登録」「投票用紙にバーコードがついていて実質無記名投票ではない」など、多くの疑惑の声が上がっていますからねぇ。自民党の総裁選でも、ここまで問題が出てきた事はありませんでしたよ。これ一つとっても、民主党という政党がいかにいい加減で、日本国民に対して不誠実であるかというのがよく判りますね。

【関連】【民主党代表選】在日外国人の党員問題「報道で初めて知った」と官房長官

 んなワケねーだろアカが。

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2010年9月 6日

箔がついてよかったですね

鯨肉窃盗:グリーンピースメンバーに有罪判決 青森地裁

【調査捕鯨船の船員が送った鯨肉を運送会社から盗んだとして、窃盗罪などに問われた国際環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」(GPJ)メンバー2人に対し、青森地裁は6日、いずれも懲役1年、執行猶予3年(求刑・各懲役1年6月)を言い渡した。弁護側は「船員らの鯨肉横領を告発するための正当な行為」と無罪を主張したが、小川賢司裁判長は「公益目的で正当なものであったとしても調査活動が許容する限度を逸脱している」と退け、横領についても「不正な鯨肉と断定できない」と述べた。

 判決によると、GPJメンバーの佐藤潤一(33)、鈴木徹(43)両被告は08年4月16日、西濃運輸青森支店(青森市)に侵入、調査捕鯨船の船員が自宅へ送った段ボール箱入りの鯨肉約23.1キロ(5万8905円相当)を盗んだ】

 ハイ、至極当たり前の判決で、めでたくお二方は前科者となられたワケですね(笑)。「公益目的で正当なもの(と思い込んでいた)としても、限度を超えたら罰せられる」とは、全くもってその通りだと思います。「自分たちは自分たちの正義に則って行動するんだ!」とか普段から思ってらっしゃる(特に左巻きの)皆さんは、この結果をよーく心の中に刻んでおいた方がいいんじゃありませんかね?

 しかし、いくら微罪とはいえ、「罪の意識」とか「更生の可能性」が全く感じられない連中に対して執行猶予付きの判決ってのはどうなんでしょうかね?弁護側は即刻控訴したそうですので、高裁以降でその辺が再度検討される事を望みます。

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今昔変態記者対決?

風知草:「剛腕」の先にあるもの=山田孝男

【いま進行中の民主党代表選挙は、小沢一郎の復権を問う権力闘争である。小沢の応援団はこう問いかけている。

 「クリーンで非力な首相と灰色でも剛腕の首相とでは、どちらがマシだろうか」

 まさかの出馬表明から10日たち、剛腕待望論がジワジワと広がっている局面だ。

 剛腕とは何だろう。議論百出の予算編成に介入し、たとえ公約違反でも、ガソリンの暫定税率維持でまとめてみせる力である。自治体や業界の陳情窓口を自分に集中し、政策調査会を廃止する力である。

 ナンバー2でありながら、気に入らなければナンバー1の面会要請さえ拒み通す傲岸不遜(ごうがんふそん)も加えよう。菅直人政権の非能率に対する官僚の不満、民衆の失望に乗ずる形で、小沢のそういう資質に好意的な視線が集まり始めている。

 だが、その剛腕が、これから先の国政をどう導くかという点は、もう少し注意深く検討されなければなるまい。

 たとえば高速道路だ。代表選出馬に合わせて小沢が発表した政権構想には、こんなことが書いてある。「高速道路の建設は今後、国が建設費を支援して都道府県が自ら行うことのできる仕組みを創設する」

 先週の日本記者クラブの討論会(2日)でも、小沢は地域活性化策としてこのアイデアを誇り、「大手企業ではなく、地方の業者が受注できるようにしたい」と力を込めた。

 これをどう読むか。長年「土建政治」を見てきた道路官僚の解説が興味深い。

 「昔はゼネコンからの政治献金を(自民党の)派閥の長が集めて議員に配るシステムでしたが、今は難しい。一方、小選挙区制の下では支持者は地元企業中心です。選挙支援の見返りとして、地元への発注を増やす必要がある。小沢さん、政治と業界の関係の変化に合わせて、新しい仕組みをつくろうとしているんだと思います」

 小沢構想は、民主党の選挙戦略としては「新しい政治」かもしれないが、田中角栄流の利益誘導政治を継承するという点において「古い政治」そのものというべきだろう。

 なるほど、高速道路建設は地域活性化策には違いないが、土建重視の景気刺激で21世紀が開けるか。それをもって内需主導型成長の希望といえるか。このことこそが問われなければならないと私は思う。

 剛腕をふるってムダを省くという小沢の財源論は、案外平凡で説得力に欠ける。先週の論戦を通じてそのことが見えてきた。普天間の打開に秘策ありと思わせながら、実は白紙だったこともはっきりした。

 その点は鳩山由紀夫政権と変わらない。小沢は鳩山体制で幹事長を務め、参院選前、政治資金疑惑への批判に応えて辞任した。3カ月後の今、「政治とカネはもうおしまい。大事なのは脱官僚だ」と躍り出て、首相に王手をかけている。

 ◇

 天下にケジメを示した幹事長が、アッという間に首相候補に返り咲く不思議。頼りない菅と疑問だらけの小沢しか選択肢がない不毛。経験不足の新米議員たちが決定権を握っている不安。論戦を素直に聞けない理由がいくつもある。

 日本の首相を決める代表選の投票日は14日。有権者(民主党の国会議員、地方議員、党員・サポーター)は、「剛腕」の意味を、よくよく考え抜いていただきたい】

 現役毎日新聞政治部専門編集委員の山田氏のコラム。下から2行目なんかは変態にしてはいちいちもっとも、「都合の悪い事は何も見えません聞こえません」という民主支持者以外の日本国民の多くが抱いているものなんじゃありませんかね?

ニュースの匠:またぞろ「政治とカネ」=鳥越俊太郎

【民主党の代表選挙が始まりましたが、またぞろ「政治とカネ」という言葉がそちらこちらで飛び交う、と思うとうんざりしますね。なぜかって? それはその言葉を使っている当人が「政治とカネ」の事実関係について正しい知識もなく、ある種のレッテル張りに使っているケースが多くて不愉快だからです。

 そんなある日のこと。テレビ朝日「スーパーモーニング」でちょっと面白いシーンを目撃しました。金曜日でしたので私は出演していない日です。民主党の国会議員2人が出席していて、そのうち1人、生方幸夫議員が「政治とカネ」の話を持ち出し、小沢一郎氏の批判を始めました。私はあーあ、またか、と思いながめていると、この日のアンカー役、山口一臣・週刊朝日編集長が生方議員に向かって問いかけました。「『政治とカネ』とあなたは言うが、被疑事実は何なのか知ってるんですか?」

 生方議員はムニャムニャ分からないことをしゃべっていると、山口編集長はズバリと喝破しました。それはまさに“喝破”の名に値する寸言でした。

「生方さん、あの事件は虚構ですよ」

 スタジオは一瞬静まり返り、話題はすぐ変わりましたが、“虚構”という言葉がコダマのように私の頭の中で響きました。私もそう思うからです。捜査のプロ・東京地検特捜部が必死になって捜査して出した結論が「不起訴」。検察審査会は“市民目線”と新聞では持ち上げられてはいますが、しょせん素人の集団。もし強制起訴になれば小沢氏も堂々と受けて立てばいいだけの話なのです。

 それにしても小沢氏が代表選出馬を表明した翌朝の新聞各紙の社説見出しはひどかったですねえ。「政治とカネ」の言葉に惑わされているんですね。「小沢氏出馬へ あいた口がふさがらない」(朝日新聞)……だって。あいた口がふさがらないのはこっちだよ。新聞は小沢氏が嫌いらしい】

 元毎日新聞記者の鳥越俊太郎のコラム。現役の方のコラムを読んだ後だと「ムニャムニャ分からないことをしゃべっている」ようにしか思えないんですが…もう少し論理的な話はできないものですか?

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産経新聞社説9/6~公金の投入は計画的に

【主張】朝鮮学校無償化 なぜ教育内容不問なのか

【文部科学省の専門家会議が公表した朝鮮学校に対する高校授業料無償化適用基準は極めて問題が多く、看過できない。

 民主党政調会で適用の判断を検討する。問題は「具体的な教育内容については基準としない」として事実上、適用を認める内容だ。朝鮮学校が北朝鮮や朝鮮総連の政治的影響力を受けている問題を全く考慮していない。「教育内容不問」のまま公金を投入することに国民の理解は得られない。文科省は基準を根底から練り直すべきだ。

 公表された基準は、授業時間数や施設など外形的条件が専修学校高等課程相当であれば無償化を適用するとしている。一方で適用後の「留意事項」として「わが国社会や国際社会の担い手として活躍できる人材の育成」を挙げた。

 しかし、朝鮮学校では故金日成主席、金正日総書記父子の肖像画が教室に掲げられ、歴史教科書などで独裁者を絶対化、礼賛する記述などが目立つ。「日本当局は『拉致問題』を極大化し」などと反日的で拉致事件の反省がみられない記述も懸念材料だ。

 国際社会の担い手の育成にふさわしい内容とは到底いえず、認められない。「人材育成」にかかわる教育内容の問題こそ、適用基準で明確に示すべきである。

 留意事項は、ほかに学校情報を積極的に提供することや教員の質の確保、経理の透明化を挙げている。朝鮮学校はこのいずれの点についても重大な疑念がある。

 朝鮮学校では学費納入時に朝鮮総連の傘下団体の活動費を徴収していた問題や、総連が学校行事の寄付名目で資金集めをしていた事実が明らかになっている。

 文科省が朝鮮学校を視察した際には、問題となった歴史授業をはずす時間割改竄(かいざん)なども起きた。教員についても、教員免許はなく思想教育が必修だという。

 留意事項は「努力義務」というが、文科省の踏み込んだ調査は期待できない。適用後に守らせることができるかも疑問だ。

 拉致被害者の家族会と救う会は「北朝鮮に対し、拉致問題で軟化したという間違ったメッセージになる」と適用反対の要請を文科省に行った。当然である。

 日本の主権と日本人の人権を侵害した拉致事件を曲解して教えるような教育内容を「不問」とする基準はおかしい。安易な公金投入は国益を害するものだ

 下の朝日新聞の社説の記事とのまず大きな違いは、「投じられるのは公金」というのをハッキリ示しているところですかね。公金は我々の税金、そこから得られる公益を最大限にすべく、効率的な使い方をしてもらわなければなりません。「度量を示すため」とか「相互理解」とか、それは日本国民が求めている税金の使い方でしょうか?普段は「日本は借金大国!ムダを省いて財政再建!」などと偉そうにのたまってるクセに、中国や韓国が絡んだ話になると態度が180度変わるようでは、今後ますます信用されなくなりますよアサヒさん?

【関連】【朝鮮学校無償化】専門家会議、本当に実在? 議事録、メンバーなお非公開

【朝鮮学校への高校授業料無償化適用に関し、非公開の専門家会議で検討し「密室審議」と批判を浴びた文部科学省が、会議の報告書がまとまった後もメンバーや議事録を非公開にしていることに、自治体や識者らから疑問の声が出ている。関係者からは「本当に専門家会議は存在したのか?」という皮肉すら出ている。

 無償化適用について早期の結論を断念した文科省。8月31日に判断基準だけ盛り込んだ専門家会議の報告書を公表したが、議事の概要などについては鈴木寛文部科学副大臣が「すべての作業が終わったところで話そうと思う」と公表先送りを宣言した。

 「審議の途中か、終わった後で公表する」としてきたこれまでの説明を一変させた形で、省内からも「矛盾しているといわれても仕方ない」と声が出た。

 9月1日には、県内に朝鮮学校を抱える福岡県が「手続きの正当性、透明性に疑義がある。国民の理解を深めないと現場で混乱する」と、公表を求める要望書を文科省に提出する事態にもなった。

 専門家会議のメンバーは、就任に尻込みする学識経験者が多い中、文科省が頼み込んで就任してもらった人ばかり。同省幹部は「議事や名前を公開し、迷惑がかかったらいけない」と話す。

 無償化判断の先送りで、専門家会議に新たな“任務”が生じる可能性が高まったという事情もある。今後、報告書の適用基準に基づいて無償化を判断する際、専門家会議が改めて朝鮮学校を審査する可能性があり、そのときまで名前が公表されてはよくないというわけだ。

 だが、どういうメンバーが、どういう審議を行ったかも分からない専門家会議の報告書や審査を「信用しろ」ということ自体に無理があるという意見は強い。北朝鮮による拉致被害者の支援団体「救う会」会長で、議論の公開を求めてきた西岡力・東京基督教大教授は「文科省は『専門家会議がある』といっているだけで、実際に存在したのかも確認できない。審議が終わったのだから、メンバーも議事も公表すべきだ」と批判している

 ミンスのやる事ですからねぇ…。

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2010年9月 5日

これがオザワのやり方か

菅首相に「辞めろ」「出直せ」街頭演説で痛烈ヤジ…民主代表選

【民主党代表選(14日投開票)に出馬している菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)が4日、東京・JR新宿駅前で初の街頭での立会演説会に臨んだ。約3500人の聴衆の過半数を占めたと見られる小沢氏支持者から、菅氏に対して辞任要求や政策批判のヤジが集中。ついには、かつての愛人スキャンダルまでネタにされた。本来なら支持を集めるはずの東京で集中砲火を浴びた首相を尻目に、小沢氏は「政治生命のすべてを懸けて頑張る」と意気込んだ。

 「早く(首相を)辞めろ~」。新宿駅西口を埋め尽くした約3500人(主催者発表)。その中の多くの聴衆から、総理大臣に激しいヤジが浴びせられた。

 小沢氏の演説が終わり、菅首相が登場した途端、衝撃的な声が飛んだ。ある男性が「××さんのことを説明しろ!」と絶叫。1998年に週刊誌で不倫を報じられた女性テレビキャスターについての釈明を求める声が上がった。また首相が、この演説会の前に「市川房枝記念会」を訪問したことや、厚生相として薬害エイズ問題に取り組んだ過去を語ると「昔の話はするな!」「政策の具体案がねえんだよ!」と言いたい放題だ。

 最高気温35度の猛暑のなか、小沢氏はスーツにネクタイ姿。一方、白シャツを腕まくりしたスタイルの菅氏に対し「背広を着て出直してこい!」との厳しい声も…。一方で、首相の話を聞かずに立ち去る人も続出した。

 先にマイクを握った小沢氏は、15分の制限時間内で、何度も時計をチラ見しながら熱弁。「内閣総理大臣は自らの責任で政策決定しなければならない」と、経済政策などで後手にまわる菅氏をチクリ。最後には「私の政治生命のすべてを懸けて皆さんのために頑張る」と宣言し「オ・ザ・ワ」コールの大合唱を浴びた。小沢氏の演説時には、支持を受ける鳩山由紀夫前首相(63)の思いがやどったのか、50羽以上の鳩が飛び回る“激励”もあった。

 「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏への不信感の反動で、世論では圧倒的支持を集める菅氏。東京は菅氏の選挙区があり本来なら“ホーム”であるはずなのに、この日は完全な“アウェー状態”だった。なぜ?

 小沢陣営は3日、国会内に秘書約130人を集め、この日の立会演説会に党員・サポーターの動員をかけるよう呼びかけた。それに呼応して来たかは定かではないが、演説を聞いた男性は「小沢さんは相当、人を動員したな」と指摘した。いずれにせよ、小沢氏支持者の結集で菅首相が袋叩きにあったのは事実だ。

 5日には大阪、9日に札幌でも立会演説会が組まれている。予想外の“仁義なきヤジ攻撃”で出はなをくじかれた菅氏。この日は平静を装い演説を続けたが、今後“イラ菅”爆発の危険性もはらんでいる】

 工作員を集めたとしか思えない露骨な手口…さすがオザワ、「汚沢」なんて呼ばれるだけの事はありますなぁ?

【関連】説明「いくらでもやる」=政治とカネで小沢氏-民主代表選

民主党の小沢一郎前幹事長は5日のNHK討論番組で、自身の資金管理団体の政治資金規正法違反事件に関し、首相に就任した場合の説明責任について「いくらでもやる。首相になれば、それこそ委員会で毎日やらされる」と語った。菅直人首相も「小沢さんが首相になった場合、国民の前でいろんな疑問に答えるべきだ」と述べた。

 また、小沢氏はフジテレビの番組で、報道機関の世論調査で「次期代表にふさわしい人」として首相が小沢氏を大幅に上回っていることについて、「それによって今回の代表選うんぬんということではない」と述べ、代表選の勝敗には直結しないとの見方を示した】

 説明しなきゃならないような事があるなら、そもそも代表選なんぞに出馬する前に済ませておくべきなのでは?

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朝日新聞社説9/5~支援したいなら自分でやれば?

朝鮮学校―日本社会の度量を示そう

【在日朝鮮人の若者たちが「なぜ自分たちだけ取り残されるのか」と、つらい思いで2学期を迎えている。

 朝鮮高級学校をめぐり、文部科学省の専門家会議が、授業料無償化の学校にふくめるかどうか判断するための基準をつくった。高校の無償化は4月に始まったが、朝鮮学校は「日本の高校課程に類する」ことを確認できないとして、先送りになった。

 示された案は、授業時数や教員について専修学校なみの水準を求め、支援金がすべて授業料減額に使われるよう財務の透明化の注文もつけた。他の外国人学校とともに、文科省が定期的にチェックする仕組みもとり入れる。

 一方で、個々の具体的な教育内容は判断の基準にしない、とした。日本の学校とは異なる方針の下で教育を行うことを、認めようという考え方だ。

 時間がかかりすぎたとはいえ、学校制度の外に置かれてきた外国人学校をきちんと位置づけ、多文化の学びを国が支援してゆくための、客観的で公正なモノサシができたと言える。これを使い、4月にさかのぼっての無償化を速やかに実施すべきだ。

 ところが文科省は民主党内の意見を聞くとして、またも結論を先延ばしにした。菅直人首相の指示だという。 

 党内には、経済制裁を続けているのに、その北朝鮮の影響を受ける学校を支援すべきでないとの意見がある。拉致被害者家族からも「対北朝鮮で日本が軟化したと取られる危険が大きい」と反対がある。先送りは、こうした意見にも配慮したのだろう。

 しかし、子どもの学びへの支援と、拉致問題への対応とを、同じ線上で論じるのはおかしい。高校無償化の支援対象は学校ではなく、生徒一人一人だ。「外交上の配慮で判断すべきでない」というのは、国会審議の中で示された政府の統一見解でもある。

 教育内容を問うべきだとの指摘もある。確かに金正日体制への礼賛は、私たちの民主主義とは相いれない。

 だが、同じ町で暮らす朝鮮学校生に目を転じてみよう。スポーツでは地域の強豪校でもある。北朝鮮の思想を授業で学びながらも、生徒や親の考えは一色でない。バイリンガルの能力を生かすなど、様々な分野の担い手として活躍する卒業生もたくさんいる。

 ここは日本社会の度量を示そう。

 多くの朝鮮人が住み、北朝鮮を支持する人がいるのは、歴史的な経緯があってのことだ。祖国を大事にする価値観を尊重し、同じ社会の一員として学ぶ権利を保障する。そうしてこそ、北朝鮮の現状に疑念を持つ人との対話も広がり、互いの理解が進むだろう。

 そのうえで、日本で生きる朝鮮人としてどんな教育がよいか、今の朝鮮学校でよいかどうかは、彼ら自身に考えてもらうべきことだ

 北朝鮮という国や在日朝鮮人という連中が、これまで様々な要求をしてきた事に対して、日本やその他の国々が「度量を示した」という例はいくつも挙げられますけど、その結果として彼らが何らかの変化を見せたというような事はあったでしょうか?少なくとも、私の記憶の中にはそんな話は一つたりとてありませんがね?そんな連中の為に国民の貴重な税金を投じて、アサヒの言うような「対話」だの「相互理解」だのが生まれるのかどうか。まぁ、日本の国益にプラスになる、例えば拉致被害者の帰国につながるような事は何一つ起こらないだろうと思いますけど。

 朝日新聞もその他のサヨクも、そんなに朝鮮学校を支援してやりたいのなら自分たちだけでもやればいいじゃないですか。自分は指一本動かさないクセに、他人様には「アレをやれ、コレもやれ、カネも出せ」と言うばかりの連中を、一体誰が信用するものか。何故か日本のサヨクって、そういう連中ばかりなんですけれどね(笑)。

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2010年9月 3日

素人お断りだそうで

【民主党代表選】小沢氏が「素人の人が…」と検察審査会に疑問

【民主党の小沢一郎前幹事長は3日午前の民放番組で、自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件を扱っている検察審査会について、「一般の素人の人が、それをいいとか悪いとかいう今の仕組みが果たしていいのかどうかという議論は出てくる」と述べ、制度見直しもあり得るとの考えを示した。

 小沢氏は、検察審査会が強制起訴を議決すれば、「堂々と受けて自分の潔白を主張したい」と強調。さらに、「強制力を持った捜査当局が捜査して何もなかった」と無実を主張した。

 小沢氏の資金管理団体を舞台にした事件は、東京第5検察審査会が4月、「起訴相当」と議決。10月にも2度目の議決をする可能性があり、再び起訴すべきだと議決すれば、通常は強制起訴される】

 じゃあ、専門知識を持たない新人議員に事業仕分けとかをやらせるのも、考え直した方がいいんじゃありませんかね?そもそもアンタの子分の「小沢ガールズ」とかいう連中だって、ほとんど素人みたいなものばかりじゃないですか。最近アンタの周りでチョロチョロしているのをよく見かける元柔道家、あんなのは国民に対して一体何ができるってんです?

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2010年9月 2日

お前は鳩山か!

【公開討論会・詳報】(8)小沢氏、普天間移設代替案「案があるとは言っていませんですよ、僕は」

【普天間移設問題】

 --米軍普天間飛行場の移設問題の日米合意を踏まえて米国、沖縄と話をするのか。日米合意の見直しはあり得るのか

 小沢氏「鳩山前総理が非常にご苦労されて、そして、本当に、国外、少なくとも県外という気持ちでもってご苦労されたわけですが、なかなかそれがうまくいかなくて、あの日米合意となったわけです。ですから、その鳩山前首相のご努力と、それから日米間という国同士の約束ということは尊重しなけりゃいけないと思っております。うーん、ただ、沖縄の県民のみなさんがどうしても反対だということになりますと、進まないわけですね。合意は合意であっても。これ、強制的にやるなんてことは不可能ですから。ですから、そうすると、やはり沖縄の県民みなさんとも話ししなきゃいけないし、県民のみなさんの意向を踏まえて、またアメリカ政府とも話しなきゃいけないし、そん中でお互いに両方が納得できる良い知恵が出るように、もう1度努力するということは、決して悪いことじゃないじゃないでしょうか」

 --日米合意通り辺野古移設に移すよう沖縄を説得するというわけではないのか

 小沢氏「いや、説得とか何とかっていうことじゃなくて、現に鳩山内閣で日米合意がなされたと。この合意は重く受け止め尊重しなきゃいけないと。その合意を前提として、じゃあ、どうしたらお互い納得できるのか、ということを話し合わないと、合意、合意と言っても、それが前進しなきゃ何の意味もないわけでして、だから、その意味で、アメリカ政府もそりゃよく分かっていると思います、沖縄の県民の感情っていうのは。だから、その意味で、県民みなさんとも、アメリカ政府のみなさんとも、何か知恵ないかな、ということで話し合う余地はあるのではないかと思っております」

 --沖縄県民は県外移設じゃないと納得しないのではないか。昨日の小沢氏の「自分なりの案がある」という意味の発言は、県外と受け止められている

 小沢氏「案があるとは言っていませんですよ。僕は。今、説明した通りです」

 --「知恵」と言ったが

 小沢氏「いや、何か、方々が納得する、知恵というのは、もう、みんなで考えりゃあ、3人集まれば文殊の知恵、ということがあるじゃないですか

 --具体的なものがなくて、話し合いをしようということだけだったのか

 小沢氏「いや、だから、そうしなければ進展しないでしょ」

 --それは分かるが、そういうことだったのか

 小沢氏「そうです。今、具体的にこうするとか、ああするとか、という案を私、持っているわけではありません」】

 「類は友を呼ぶ」とは申しますけど、まさかのルーピー2号登場。日本の行く末がますます心配になってきました…。

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東京新聞社説9/2~旧いオザワ

民主代表選 政策論争を見極めたい

【民主党代表選が告示され、菅直人首相と小沢一郎前幹事長による論戦が始まった。日本をどんな国にしたいのか、国民生活をどう立て直すのか。政策論争を通じ、どちらが首相に適任かを見極めたい。

 一騎打ちに臨む菅、小沢両氏はそれぞれ「政見」を発表し、共同で記者会見に臨んだ。十四日の投開票までに東京、大阪、札幌では演説会も開かれる。自らの理念・政策を率直に語ってほしい。

 最大の争点は、子ども手当や高速道路無料化、農家の戸別所得補償など二〇〇九年衆院選マニフェスト政策の実現を引き続き目指すのか、一部修正するのかと、消費税だろう。

 菅氏は会見で「できるだけ誠実に実行すると同時に、どうしてもできないことは、その理由を国民に説明し、理解をいただくことが必要だ」と、修正もあり得るとの立場を表明した。

 消費税を含む税制抜本改革については、社会保障改革と一体で議論するとしているが、社会保障の設計図を先に描かなければ、具体的な財源論議にも入れまい。

 これに対し、小沢氏は会見で「衆院選で約束したことを着実に実現することが大事だ」と述べ、政見には子ども手当は一二年度からマニフェスト通り月額二万六千円を支給すると明記した。

 意欲は分かるが、どうやって財源を確保するのかを知りたい。

 小沢氏は消費税論議の前に、行政の無駄を徹底的に省き、一般、特別会計合わせて二百七兆円の予算組み替えで捻出(ねんしゅつ)するというが、無駄排除の難しさは、昨年の事業仕分けをみれば明らかだ。

 無駄をどうなくすのかの具体策を語らなければ説得力を欠き、マニフェストも空証文に終わる。

 「政治とカネ」の問題にも注目したい。小沢氏の資金管理団体の不透明な土地取引は、検察は不起訴としたが、検察審査会の結論次第では強制起訴の可能性も残る。

 小沢氏は「国家権力による一年あまりの強制捜査を受けたが、結果として実質的な不正はなかった」と述べたが、説明を尽くさないと、検察審査会に参加する一般国民も納得しまい。

 代表選は一政党内の選挙だが、首相を選ぶ選挙であり、党員以外の国民も無関心ではいられない。

 政策論争を深めるためにも、記者会見で質問に答えたり、演説するだけでなく、両候補の討論会も設け、意見・質問を直接ぶつけ合う機会を多くしたらどうか。あえて提案としたい】

 このブログでは民主党については、「田中角栄の金権政治の手法を今に受け継ぐオザワを筆頭に、鳩山・岡田・山岡その他もろもろの元自民党組に実権を握られている」という点から、「旧い自民党」と評した事が何度となくありますけれど、今回の代表選で「衆院選マニフェスト政策の実現」を語るオザワを見ていると、今度は「財源とか現実といったものを全く考えずに、野党の身分から好き勝手な事を喋っていた頃の『旧い民主党』」という印象が浮かんできませんかね?「政策論争を見極めたい」とか言われましても、党の代表選で今さら見極めなきゃならないような何かがでてくるとは…。

 選挙に強いんだか何だか知りませんけど、もういい加減オザワは時代にそぐわないそうな感じが致しますし、民主党もいつまでもあんなのを頼みにしているようじゃ、凋落はあっても発展は望めないように思いますよ?まぁ私個人としましては、日本にとって害ばかりの民主党には凋落しか望んでいませんが(笑)。

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ホントに秘書が悪かったの?

罰金刑確定の芳賀氏、再び鳩山氏の政策秘書に

鳩山前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金事件で、政治資金規正法違反(重過失による虚偽記入)で略式起訴され、30万円の罰金刑が確定した芳賀大輔氏(55)が、再び鳩山前首相の政策秘書に就任していたことがわかった。

 今年6月9日付で、首相辞任の翌日だった。

 偽装献金事件では、芳賀氏のほか、同会の事務担当者だった勝場啓二・元公設第1秘書(59)(執行猶予付きの有罪判決が確定)が起訴された。勝場元秘書は2004~08年、鳩山前首相や母から提供された資金約3億5900万円を個人献金などと偽り、政治資金収支報告書に虚偽の記入をした。芳賀氏は同会の会計責任者でありながら収支報告書に目を通さず、虚偽記入を見逃したとして同法違反に問われた】

 「6月9日付で政策秘書に復帰したのに、何故報道が3ヶ月近くも遅れたのか」という疑問はありますけど、ルーピーのクソ加減の前ではそんな疑問も吹っ飛びますね。「偽装献金はみんな秘書がやった事!」とか言っといて、あっさり再雇用ですか?民主党は本当に犯罪者に優しい政党ですなぁ…。

【関連】鳩山氏「ボクはなんだったんでしょう」

 国民の方こそ「お前は何なんだ!」と問いたいところ。

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2010年9月 1日

クズと無能の代表選

民主党代表選挙共同会見 小沢前幹事長「自ら国民との約束を果たしていきたい」

【9月1日に告示された民主党代表選挙で立候補をした菅首相、小沢前幹事長が午後4時すぎから共同記者会見を開いた。
届け出順で、まず小沢前幹事長が会見を行った。

「今日の日本の社会を見てみますと、戦後の民主主義というものが、必ずしも十分に正確に理解されないままに、今日に至ったということが、1つの大きな日本社会の精神的な構造の一因を出す物だとは思いますけれども、特に今日の政治、経済の不透明感、危機的な状況の中で、日本の社会は卒業しても就職できない若者たちや、あるいは自殺者も絶えません。
また、親殺し子殺しの連日のニュースもございます。
そういう日本の社会が崩壊しつつあるのではないかという強い認識の中で、それを立て直し、あらゆる意味で、特に経済を再生させていくためには、国民主導、政治主導の政治を実現しなくてはいけない、というのがわれわれの主張であり、昨年の総選挙において、国民の皆さんにお約束し、そして政権を委ねられたのだと思います。
私どもは、その意味において、個々の約束した政策の実行ももちろん大事でございますが、その前提として、政治主導、国民主導の政治、官僚任せでない政治家が、自ら責任をもって、決断し、自らの責任で実行するという政治行政、また国会も同様でありますが、そういうものに変えていくというのが、われらの主張であり理想であったはずであります。
今日、菅首相の下で一生懸命、皆さん頑張っておられることは、十分承知いたしておりますけれども、来年度の予算編成の例えば例を挙げてみますと、結局、財源がないということで、歳出の1割削減、これは一律1割削減という形で方針が決められたようであります。
私どもの主張していることは、いろいろな予算の中で無駄を省き、われわれの主張する政策を実行するために、その中から政治家が予算をつくっていくということであったと思いますし、そうしなければ、今日の困難を解決することはできないと思います。
私は、そういう意味において、もっと政治家が自らの責任で政策決定を、予算の決定をすることのできるような、そういう体制をつくらなければならない、そのことを強く感じまして、今日の代表選挙に立候補し、自ら国民との約束を果たしていきたいということで、皆さんの審判を仰ぐことになった次第であります」】

 今の民主党政権を、日本の社会を作り出したのに、間違いなくコイツは一役買ってるはずなんですが、オザワは自分がこれまでやってきた事について、省みるって事を少しでもしてるんでしょうか?「官僚任せにしない政治行政がどうたら」とか言っても、担ぎ出したのが谷亮子では、それが実現できるとはとても思えませんし。「剛腕」の化けの皮が剥がれる日も近いかも知れませんねぇ…。

民主党代表選挙共同会見 菅首相「1に雇用、2に雇用、3に雇用」

【9月1日に告示された民主党代表選挙で立候補をした菅首相、小沢前幹事長が午後4時すぎから共同記者会見を開いた。
届け出順で、小沢前幹事長に続き、菅首相が会見を行った。

「菅 直人で御座います。
大変厳しい経済・社会情勢の中で代表選挙を行うということで、国民の皆さんから政権運営しっかりやれという声をいただいております。
私は、現職総理大臣という立場でありますので、総理大臣の職務は完ぺきを果たして頑張っていきたい。こう考えています。
本日も朝から防災訓練、静岡に出かけまして、小中高生とともに、土のうやあるいは簡易担架の制作など、一緒にやってまいりました。
この後は、スペインのサパテロ首相とも会談して、今スペインは大変な財政的な立て直しを図っておりますが、こういった議論もさせていただこう。
総理の職分だけは、全力で実行していきたい。
まず、このことをご理解いただきたいと思っております。
私の政権が誕生して3カ月足らずが経過をいたしました。
この間に参議院選挙などがありましたので、いよいよこれからが菅政権としての本格稼働の時期に入ったわけであります。
8月後半から全国各地を視察をしてまいりました。
本当に、地方の状況、特に雇用の状況が大変厳しいということを、それぞれの地域でお聞きしました。
私は、まずやるべきことは、1に雇用、2に雇用、3に雇用だと考えます。
つまり、仕事がないということは人間の尊厳にかかわることでありまして、仕事があることによって尊厳が保たれ、安心な生活になってまいります。
先日、犯罪を犯した方が社会復帰する、それを支えられている奉仕の皆さんともお話しましたが、仕事がない人は3分の1近くが再犯になるけれども、仕事がある方は再犯率が極めて低いということもお聞きしまして、そうなんだとあらためて思ったところであります。
少し具体的に申し上げますと、この雇用を生み出せば、経済の成長につながります。
また、働く人は税金を払っていただいて、財政の再建にもつながります。
介護や保育の分野で働けば、社会保障が充実することにもつながるわけであります。
京都のジョブパークでは、新卒者の支援の取り組みがしっかり行われている。
私たちの内閣の中にも、新卒者支援の特命チームをスタートさせました。
また、北九州では、低酸素型雇用創出産業立地。
つまり、中国や外国に、企業を出そうかと思っていたけれども、わたしたちの出した補助金によって、国内に立地することにしたというLED、あるいはリチウム電池の会社をお訪ねしました。
さらに芦屋では、介護といっても、家庭におられるお年寄りの介護ということから、単独で生活をしておられる高齢者に対して、24時間、ブザーを押せばすぐに駆けつけてくれる、そういう介護をやっている大きな集合住宅を見てまいりました。
私は介護保険制度を導入するときの厚生大臣を務めましたが、これからは第2弾目の、つまり単身高齢者が安心して暮らせる介護というものに進んでいきたいと考えております。
そういったことをやるために、政権をぜひ、これからも担当させていただきたいと思います。
その中で、クリーンでオープンな民主党をつくっていきたいと思います。
私の初出馬は、1976年、ロッキード事件といわれたあの選挙でありまして、もう政治にお金のことがまつわるような、古い政治からは、ぜひ脱却しなければならない。
このように、あらためて強く感じているところであります。
そして今回の選挙は、党代表を選ぶだけではなくて、いずれの候補者が総理大臣としてふさわしいのかという選択を、国民の皆さんに選択していただく選挙だと、私は理解をいたしております。
ぜひ、国民の皆さんには、直接投票権がないまでも、それぞれの地域に民主党の党員サポーター、国会議員、地方議員がおられますので、皆さんの意見を、そうした皆さんに伝えて、国民の皆さんの声で、新しい総理大臣をお選びいただきたい。
私もそれに向けて、頑張り抜きたいと思っております。
どうかよろしくお願いを申し上げます」】

 雇用雇用って、仕事がなければ人なんて雇えるはずはないんですけど、未だにその辺が理解できていないとは困ったものです。それにしても「お金がまつわるような古い政治からは、ぜひ脱却しなければならない」なんて言っちゃってよかったんですか?「政治とカネ」問題を重要視するなら、選挙後にオザワと協力だなんてありえないと思うんですけど?

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