図々しさなら世界一
【有力新興国である中国とインド、ブラジル、南アフリカは10、11の両日、11~12月にメキシコ・カンクンで開く気候変動枠組み条約の第16回締約国会議(COP16)を前に中国・天津で閣僚級会合を開き、11日、先進国に対し一段の温室効果ガスの排出削減努力を求めるなどとした共同声明を発表した。
9日まで天津で開かれていた同条約の特別作業部会は、排出削減をめぐる交渉で進展が乏しく、京都議定書の期限が切れる2013年以降に国際的な温室効果ガスの排出削減義務が存在しない「空白期間」が生じる恐れが強まっている。
声明は、温暖化対策に関する途上国支援のための基金設立へ向け、先進国による積極的な資金拠出を促した】
【参考】いまだに経済援助を受ける中国、世界中で論議を呼ぶ=華字紙
【シンガポールの華字紙「聯合早報」は6日、「中国がいまだに世界各国から援助を受けている現実に、援助を提供している国で論議が巻き起こっている」と報じた。
記事では、「世界第2位の経済規模を誇る中国は、世界最大の外貨準備高と最大規模の軍隊を有する。また中国人富裕層の総資産は米国のそれに次ぐ規模を誇り、2008年には北京五輪を、10年には上海万博を開催し、中国の近年における発展には眼を見張るものがある」と紹介した。
一方で、「しかしながら、中国は『理論上』においては、いまだに発展途上国であり、毎年25億ドル以上の援助を外国から受け取っているが、中国に援助を提供している国にとっては受け入れがたいものがある」と主張した。
金融危機の影響によって経済が振るわない先進諸国が、金融危機から脱却して成長を続ける中国に対して援助を提供している現実に対し、世界からは「貧困国に援助を振り向けるべき」との声があがっている。事実、ドイツと英国は対中援助を減少・停止させたほか、中国に最多の援助を提供している日本も、08年から低金利融資を打ち切っている。
記事では、「中国は13億の人口を有し、一人当たりGDPは3600ドルに過ぎない発展途上国である。オリンピックと上海万博の成功については、中国人はメンツを重んじる民族であるため、努力した結果である。また、富裕層についても、中国人全員が富んでいるわけではない」と主張、中国が今も発展途上国であることは紛れもない事実であるとし、経済規模をもって経済援助の有無について判断するのは妥当ではないと主張した】
日本を抜いて世界2位の経済規模となり、今や宇宙に人まで送れるようになった国が、未だ「新興国」とかあり得ないですよねぇ。空母を作るカネがあるなら自国の環境技術に回しておけと。
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