東京新聞コラム11/29~非武装のユートピアを築く方法
【大みそかの紅白歌合戦に初出場が決まったHYは、沖縄在住の男女五人のグループ。大手レコード会社とは無縁のインディーズながら、アルバムはヒットチャートの一位を何度も獲得、地道なライブ活動で全国的な人気がある▼メンバーが祖父母の戦争体験を聞いたのをきっかけに生まれたのが代表曲の「時をこえ」だ。雨のように火の粉が降る沖縄戦を生き抜き、次の世代につながれた命の尊さを<僕らが伝えなきゃ>と歌う▼命の大切さを伝えたいという思いが自然体に聞こえるのも、沖縄のバンドだからだろう。野外ライブで初めて演奏した時、頭上を米軍の戦闘機が爆音を立てて飛び去ったというエピソードも象徴的だ▼在日米軍基地が集中する沖縄の知事選は、現職の仲井真弘多知事が、伊波洋一・前宜野湾市長を破り、再選を果たした▼焦点の米軍普天間飛行場の移設は、両候補とも辺野古への可能性を否定したが、日米安保条約の見解は対照的だった。条約堅持を主張する仲井真氏に対し、伊波氏は条約の破棄を訴えていた。真の争点は安保だったのかもしれない▼北朝鮮の砲撃を受けて、米韓合同軍事演習が始まった。同じ民族が再び戦争で殺し合うのか。そんな緊迫感が県民の選択に与えた影響を想像してみる。時代を超えたHYのメッセージに耳を傾けながら、基地を押しつけてきた身勝手さを恥じた】
時代を超えたメッセージに耳を傾けるのも結構ですけど、日本の近隣諸国のうち、中国は尖閣諸島の領有を目論み、韓国が竹島、ロシアが北方領土を不法占拠し、北朝鮮も何をやらかすか判らない危険な国家だという事実からは目を背けないでほしいものですね。また、そういう中にあってなお「非武装による平和」なんてものを夢想するなら、ちゃんと現実を見据えている人々の足を引っ張るようなマネは厳に慎んで頂きたいものです。
あ、サヨクの皆さんには一ついい方法をお教えしましょうか。この日本に「非武装の平和のユートピア」を築きたいのなら、その妨げとなる分子を全て排除すればいいのですよ(笑)。さしあたっては、先ほど名前の挙がった国々などを綺麗さっぱり何とかすれば、皆さんの考えるユートピアってのもかなり現実味を帯びるんじゃないかと。こういう「排除」とか「粛清」ってのは左翼の伝統的手段かと思ってましたけれど、もしかして薄々考えてたりとかしてませんか?
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