実に民主らしいグダグダ劇 in 新宿
【七日に告示される東京都新宿区長選(十四日投開票)で、民主党の姿が見えない。過去に「政治とカネ」の問題があった候補者の擁立を断念し、自主投票としたためだ。二十三区の区長選では今年に入り、中野に続く不戦敗。小沢一郎元代表の国会招致実現が不透明な中、企業・団体献金の受け入れ再開を決めるなど、すっきりしない最近の政権与党。統一地方選を半年後に控えた首都の前哨戦のふがいなさは、重い課題を突きつける。
「幹部の思惑がバラバラだ。自主投票なんかにして、どう政策実現につなげようというのか」。民主の主要支持組織、連合東京の須永謙治事務局長は、告示直前のドタバタ劇に苦言を呈した。
新宿区は、衆院選の“花の1区”、東京1区にある。元都連会長の海江田万里・経済財政担当相のおひざ元でもあり、民主の重要地域。党新宿区支部は自民、公明などとの相乗りをしない方針を早々に決め、元都議を軸に候補擁立を目指してきた。しかし、その「人選」が告示直前に問題となった。
元都議は、在職中の二〇〇〇年に出資法違反容疑で逮捕され、有罪判決を受けた。中小企業向けの制度融資をめぐり、都議の立場を利用して信用保証協会に融資を口利きし、違法な仲介手数料を得たとされた。
元都議は今年十月上旬に開いたパーティーで、出馬の意欲を明らかにした。しかし、小沢元代表の「政治とカネ」問題で有権者の批判を心配する区議らが猛反発。支部は中旬になって推薦しないことを決め、元都議も出馬を見送った。
代わりを探す時間もなく、区長選は自主投票に。須永氏は「過去を見れば、初めから元都議の推薦などあり得なかった」と、対応の遅さを批判する。
区長選は自民、公明などが推薦する現職と、共産推薦の元区議の一騎打ちが確実な情勢。政権党はかやの外で、低投票率が今から心配されている。民主の区議は「有権者に選択肢を示せず、責任を感じる」と自嘲(じちょう)気味に話した。
五月の中野区長選では、民主がかつて擁立した現職に、民主区議ら四人が挑み、民主は自主投票としていた】
「法を守らない」という事に関して、本当に何の抵抗感も抱いていない政党ですねぇ…むしろそういう連中を惹きつける何かが民主党にはあるのかも(笑)。
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