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2010年11月13日

早く消えないかなー仙谷?

自民、補正に反対を正式決定 馬淵氏不信任決議提出も

【自民党は12日のシャドーキャビネット(影の内閣)で平成22年度補正予算案と関連の地方交付税法改正案、国家公務員の給与法案に反対することを正式に決めた。尖閣諸島沖での中国漁船衝突時の映像流出事件では、馬淵澄夫国土交通相に対する不信任決議案を15日にも衆院に提出する方向で検討に入った。

 自民党は、神戸海上保安部の海上保安官が映像投稿を名乗り出た情報を、馬淵氏が首相官邸サイドに伝えるのが遅れたことなどを問題視している。逢沢一郎国対委員長は12日の記者会見で「馬淵氏への国民の見方は厳しい。15日に大きな判断をしていかなければならない」と述べた。

 また、映像の公開拒否を主導した仙谷由人官房長官や、検察が中国人船長を釈放したことへの柳田稔法相、さらに菅内閣に対する不信任決議案の提出もうかがっている。

 ただ、国会戦術をめぐって自民党の衆参執行部には微妙なズレもある。12日朝の自民党幹部の会合で衆院側は「補正予算案を15日にすんなりと通すことはない」と主張。参院側は「補正予算案が参院に送付されたら粛々と審議に応じる。審議しないことを国民は望んでいない」とした。

 12日の衆院予算委員会の筆頭理事間の協議で、15日の補正採決前にビデオ事件の集中審議を求めた。民主党は拒否したが、なお追及する構えだ。

 一方、公明党の井上義久幹事長は12日の記者会見で「地方自治体に迷惑はかけられない」と述べ、補正予算案には反対するが、予算執行に必要な地方交付税法改正案には賛成すると表明。馬淵氏の責任については「不信任決議案や問責決議案の提出は当然あり得る」と強調した】

 仙谷への不信任決議が検討されてるのが興味深いです。民主、特にオザワ一派はどう出ますかな?

【参考】へそが茶を沸かす 仙谷氏の詭弁と独善

【尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をきっかけに仙谷由人官房長官の詭弁(きべん)と独善に磨きがかかってきた。事件に関する「厳秘」資料を不用意に広げて衆院第1委員室で撮影されると、正当な取材活動を「盗撮」呼ばわりした揚げ句、今度は写真取材の規制強化に意気込むとは、呆れてモノも言えない。

 「由々しき事件だ。徹底的に調べていただかないといけない。私の刑事事件経験を含めた常識からいっても、その広さと深さの想像がつかない…」

 仙谷氏は10日、ビデオ映像流出を認めた海上保安官に対し、逮捕もされていないのにこう決めつけ、その悪質性を強調した。

 さすが「健忘症」を自認するだけのことはある。民主党の小沢一郎元代表の強制起訴が決まった10月4日、「起訴されても有罪判決が確定するまでは被告人は推定無罪の立場だ。その原則だけは考えなければならない」と説いたことをすっかりお忘れのようだ。

 仙谷氏は、映像流出の責任論が海保を所管する馬淵澄夫国土交通相に向かうと突如として「政治職と執行職のトップは責任のあり方が違う」と珍妙なロジックを持ち出した。

 要は鈴木久泰海保長官に責任はあるが、馬淵氏の責任はないと言いたいらしい。だが、そもそも「政治職」「執行職」という法令上の区分は存在しない。

 「仙谷氏の造語ですね。馬淵氏を辞任させたら、次は追及の矛先が自分に向かうのがイヤなんでしょう」

 ある人事院幹部はこうささやいた。成果は政治家が独り占め。失敗はすべて官僚の責任。これが民主党の唱える「政治主導」であることを官僚たちはすでに見透かしている。

 誰彼かまわずかみつく「癖」も相変わらず直らない。映像流出事件で、学識経験者らが流出映像は「秘密」に当たらず、国家公務員法(守秘義務)違反に問えない可能性を指摘したことを受け、仙谷氏はこう反発した。

 「その種のことを言っている学者とおぼしき方がいるが、ちゃんとした論文に書けと言ったら、そんなことは書かないと思う」

 焦りの表れなのかもしれないが、弁護士歴を誇り、かねて法律の蘊蓄(うんちく)を語ってきた割に、この反論の論理性は乏しい。

 とんちんかんなのは仙谷氏だけではない。菅直人首相は保安官が名乗り出た10日夜、慌てて各省庁の事務次官を首相官邸に集め、再発防止の徹底を訴えた。

 「事務次官会議の廃止」を民主党政権の功績だと誇ってきたのは首相ではなかったのか。「へそが茶を沸かす」という言葉があるが、笑えない喜劇に付き合わされるのはもっと辛い】

 ここまでツッコミ所の多い政治家ってのも珍しい。悉く褒められる内容ではありませんが。

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