秋の夜長のミステリー
【民主党の三宅雪子衆院議員(45)が2日未明、東京都港区白金2丁目の自宅マンション4階から転落し、腰の骨を折る全治1カ月の重傷を負ったことが分かった。都内の病院に入院しており、命に別条はないという。関係者によると、ベランダで、落とした携帯電話を取ろうとした際に誤って転落したもよう。ただ、落ちたとされる場所の1階住民は「そのような気配はなかった」などと話している。
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事務所など関係者によると、三宅議員は2日午前2時ごろ、4階にある自宅マンションの部屋のベランダで、落とした携帯電話を取ろうとした際、ベランダのフェンスを越えて、1階のマンション敷地内に落ちたという。同2時14分に「マンション敷地内の1階にケガ人がいる」との119番通報があり、その後、都内の病院に搬送された。
前日、同議員は秘書の誕生日会に出席。酒を飲んで帰宅したそうで、酔ってフラつき、誤って転落したものとみられているが、不審な点も残る。
同議員が暮らす4階の部屋は角部屋。北、東、南の三方向にベランダがある。北はルーフバルコニー付きのベランダで、ここから転落しても3階の屋根にあたる部分が大きく出ているため、1階までは落ちにくい。
東側にはエアコンの室外機を置く程度の広さのベランダが2カ所あるが、つながる窓は部屋の高い位置にあるため、出入りは難しい。
南のベランダも下の階の屋根が大きく張り出している。ただ、このベランダの東側に面した部分から落ちた場合には1Fまで転落する可能性はある。しかし、1階に住む住民は「いつもネコが落ちてもわかるけど、昨晩は、そんな音もしなかったし、人が落ちて騒いでいる気配もなかった」と証言した。
フェンスも1・5メートルほどあり、簡単に越えるのはやはり困難だ。
警察の現場検証に立ち会った管理人によれば「警察の方も、どこに落ちたかハッキリわからなかったようです」と話した。実際に同議員の部屋の階下にある敷地内の植え込みに、転落した形跡は見当たらなかった。
国会でも転倒 三宅議員は、5月12日の衆院内閣委員会で、国家公務員法改正案の採決時、野党議員から押されて転倒したと主張。一時国会内で車いすで移動する姿が話題となった。今回の件には、事務所を通じ「皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ない。一日も早く公務に復帰したい」とコメントしている】
「『腰の骨を折る全治1カ月の重傷』は虚言」と考えるのが一番しっくりくる解答でしょうか。「何のためにこんな騒ぎを?」という新たな疑問は生まれますけど。
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