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2010年12月17日

移民に夢見る前に

移民1000万人受け入れを=「人口激減」日本に政策提言-シンクタンク

【移民政策に関するシンクタンク、移民政策研究所の坂中英徳所長が16日、都内の日本記者クラブで会見し、ドバイで開かれた「世界経済フォーラム」の分科会に日本から出席し、50年間で移民1000万人を受け入れるとの政策提言を発表したと報告した。

 同氏は会見で、日本は世界史上例のない人口激減社会になったと指摘。大量の若年移民を受け入れて教育を施し、社会に溶け込ませる「日本型移民国家」を目指すべきだと強調し、移民受け入れ計画の策定を柱とする「移民法」の制定や、無利子・無担保で移民に教育資金などを貸し付ける「移民銀行」の創設の必要性を訴えた】

 「日本は人口減少社会に突入した!」という話を聞かされてからしばらくになるような気がしますけど、その対策という事になると、何故か聞こえてくるのは上のような「日本は移民を受け入れなければならない!」という声がほとんど。普通に考えれば「どうすれば出生率を上げる事ができるか」というような議論が最初に来るはずだと思うのですがね?「少子化対策担当大臣」とかいうのはただのお飾りですか?

 だいたい、企業が外国人を採用するのと違い、移民の受け入れによって解決する事がハッキリしている問題ってのは「人口減少」しかありませんよね。世界を見ても、むしろ移民受け入れはデメリットの方がはるかに大きい。わざわざ銀行なんぞ作ってやるほどの資金があるなら、その分を乳幼児の医療費無料化とか、公立学校への支援に回すべきですよ。日本の未来は、日本人にこそ託すべきものなのですから。

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