これは拒否されて当たり前
【自民党の谷垣禎一総裁、公明党の山口那津男代表は10日午前、都内のホテルで会談し、政府から要請があった東日本大震災の「復興構想会議」への出席と、国民新党の亀井静香代表が呼びかけている超党派の「復興実施本部」への参加にはいずれも応じないことで一致した。対案として、国会に復興問題を審議する特別委員会を設置するよう求める。
会談では、政府は今国会中に平成23年度第2次補正予算案を提出すべきだとの認識でも一致した。民主、自民両党の政調レベルで協議していた復興基本法案については、自民党側が自公両党で対案を提出したいとの意向を表明したが、公明党側は即答を避けた。
自民党の石原伸晃幹事長は会談後、記者団に「復興構想会議は菅直人首相の私的な諮問機関だ。公党に対し意見を聞きたいから出てこいというのは筋違いだ」と述べた。会談には幹事長、国対委員長らも同席した】
【民主党の平田健二参院幹事長は10日の記者会見で、政府の復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)への参加要請を自民党が拒む方針を決めたことに関し、「議長が意見を要請したら断った」と指摘した上で、「政府や民主党が頼んでいるわけではない。色眼鏡で見ること自体が問題で、復興を遅らせていると断言できる」と批判した。
2011年度第2次補正予算案を今国会で成立させるべきかどうかについては「(11年度予算関連の)特例公債法案と両方を仕上げるのはなかなか難しい。今国会中に間に合うかを含めて検討しなければいけない」と述べるにとどめた】
何の権限があるのかも判らないような会議なんて、むしろやるだけ無駄なような気がするんですけど、空き缶がそういうのが必要な人なんですから仕方ないんですかねぇ。政治家の仕事ってのはそもそも「意見を述べる事」ではないんですが、民主党の皆さんにはその辺がよく判ってないのかな?
【参考】震災から2カ月 菅首相の記者会見全文〈5月10日〉(抜粋)
【(――震災2カ月で1次補正も上がって、これから本格的な復旧が始まる。本日、自公の党首会談で2次の補正を早期提出すべきだとの話が出たが、総理は終盤国会、今の国会に2次補正を提出するのか。いったん仕切って臨時国会を開いて2次補正を出すのか。)
「成立した1次補正は4兆円を超える規模の、かなり大きな補正になっております。そしてこの復旧にあたっていくに必要な財源は、この補正で相当程度というか、まかなうことができる。そういった意味でこれから復興を目指すことに関しては、現在、復興構想会議でどのような考え方で復興を進めていくのか、ご議論をいただいているし、またそれに必要となる財政規模などもこれから検討していく必要があると、このように思っている。そういった意味で、まずは復旧に現在かかっている作業を積極的に推し進めるということが第一であり、今どの時期に、その復興をめざす第2次補正を提出するべきなのか、現在のところまだ白紙の状態だ」】
以前から復興構想会議については「こんなに悠長にやっていて、こいつらの提言ってのは第何次の補正予算に反映させるつもりなんだろう…?」と思ってたんですが、まさか2次補正でやるつもりとは…平田よ、被災地の復興を遅らせているのは、明らかに復興構想会議自身ですよ?民主党的には、このくらいは「いつもの事」なんでしょうが…。
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