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2011年6月17日

東京新聞コラム6/17~好きな事しか報じないんじゃあ

東京新聞「筆洗」6/17付

【太平洋戦争末期、東海地方で大地震が続き、甚大な被害が出たことを当時、大半の国民は知らなかった。軍部の報道統制で、新聞はわずかな事実しか伝えられなかったからだ▼昭和十九年十二月七日の東南海地震で、三重や愛知県などで約千二百人が犠牲になった。翌八日は太平洋戦争の開戦から三年。各紙の一面トップは昭和天皇の写真付きの記事だった▼中部日本新聞(中日新聞)でも、三面に二段の小さな記事だけだ。レイテ沖海戦にも敗れた厳しい戦況の下、国民の士気への影響を軍部は恐れたのだろう(保阪正康責任編集『昭和史講座』)▼一カ月後、愛知県三河地方を襲った直下型地震では、二千人を超える死者が出ている。中部日本新聞は「再度の震災も何ぞ 試煉(しれん)に固む特攻魂」の見出しを掲げ、被害状況にはほとんど触れなかった▼軍の情報統制は今はない。被災地や原発事故のニュースは厚みがある。それでも自問を重ねる。伝えるべきことを伝えられているか、震災報道の陰で埋もれている重要なニュースはないか▼北沢防衛相は、米普天間飛行場の代替え施設の滑走路をV字形にすることや、過去に多くの墜落事故を起こした垂直離着陸機オスプレイの普天間飛行場への配備を容認すると仲井真知事に通告した。<愛の反対は憎しみではなく無関心です>。マザー・テレサの言葉をかみしめている】

>それでも自問を重ねる。伝えるべきことを伝えられているか、震災報道の陰で埋もれている重要なニュースはないか

 今朝は親会社の中日新聞も1面コラムに同じ文章を載せてますんで、これがどっちの記者が書いたものかは判らないんですけど、とりあえず東京新聞の方には2ヶ月くらい前だったか、一度意見を送った事があるんですよね。その頃は1面の半分がデカい見出しと原発のカラー写真で埋められていて、スポーツ面以外はほとんどどのページも原発批判の文章しか載ってないような有様だったものですから、「お前のところは報道機関か、それとも反原発団体の広報紙か」と。

 実際、空き缶の在日韓国人からの献金問題をはじめとして、震災で吹き飛んでしまったニュースはいろいろありますよね。まぁあのニュースは、民主党大好き・韓国大好きの東京新聞にしてみれば吹き飛んでしまった方が都合がよかったのかも知れませんけど、結局「報道機関が余計な意志や利害関係を持つと、本来伝えなくてはならない事が伝えられなくなる」という事でしょう。このブログではこれまで何度も述べてきた話ですが。

 …んで、記者が自問した結果出てきた「伝えるべきこと」とは、普天間飛行場へのオスプレイの配備容認のニュースですか。そりゃあ「伝えるべきこと」と言うよりも「お前らが伝えたいこと」ですよね?自問云々以前に、それをしないのは単に紙面スペース等の問題であり、お前らの怠慢じゃないんですか?

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