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2011年7月 5日

読売新聞コラム7/5~イヌに失礼

読売新聞「編集手帳」7/5付

【詩人の薄田泣菫(すすきだきゅうきん)はフランスの新聞を読んでいて、ある求人広告に目を留めた。飼っているオウムの発音が悪いのでフランス語の家庭教師をつけたいという◆オウムの話す言葉ひとつをもおろそかにしないお国柄に感心し、泣菫は随筆に書いている。岩波文庫『茶話』より。〈多くの代議士に狗(いぬ)のような日本語で喋舌(しゃべ)らしておいて、黙ってそれを聴く事の出来る日本人の無神経さがつくづくいやになる〉と◆いまではもう、イヌのような言葉遣いの政治家はいない――と思いきや、永田町とは広いものである。松本龍復興相には、オウム並みに家庭教師が要るかも知れない◆「知恵を出さないヤツは助けない」(岩手県庁で達増拓也知事に)。「九州の人間だから、(被災地の)何市がどこの県とか分からん」(同)。「お客さんが来るときは自分が(まず部屋に)入ってから(客を)呼べ」(宮城県庁で村井嘉浩知事に)。さぞかし心のこもった復興支援を講じてくれることだろう◆…と、ここまで書いて反省が胸をよぎる。たとえ比喩にしても「イヌのような…」は礼を失していよう。世のイヌ諸君、ごめんなさい

 イヌは民主党議員のように国民から一時的に負託されただけの権力で増長したり、利権ゴロのように必要以上の権益を要求したりはしないものですからねぇ。前復興相の松本某なんぞよりよっぽど高潔ですよ。まぁ、後任の平野某とかいうのも当選2回のペーペー(しかも小沢グループ)である上に、3月NHKの番組で「被災地はいちいち上に判断を仰がないで、自分でできる事は自分でやれ」などと、今回の松本某と同じような発言をした前歴があるお方のようですので、こりゃあコイツも長くはありませんかな?

【関連】与謝野氏、松本氏擁護「有為な閣僚1人いなくなった」

【与謝野馨経済財政担当相は5日の記者会見で、松本龍震災復興担当相の辞任について「有為な閣僚が1人おられなくなったという点では非常に残念だ。一日も早く後任が決まり、復興政策を総合的に判断されていくことを期待している」と述べた。

 松本氏の発言に関しては「おそらく、自分たちも一生懸命やるけど、地方自治体もたくさん知恵を出してくださいとお願いするニュアンスだったと思う」と擁護した】

 アレが「有為」に見えるって…与謝野は無能か節穴か。

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