東京新聞コラム7/8~奴らは息をするように
【寒い時、人間が、手に息を吹きかけているので、わけを聞くと「温めるためだ」。ところが、熱い料理にも息を吹きかけるので、また聞くと、今度は、「冷ますためだ」▼精霊サテュロスは、これをもって人間との親交を断つ。「同じ口から、熱いものも冷たいものも吹き出すようなやつとは、つきあえん」。菅首相を見ていると、イソップにある、この話が浮かんできてならぬ▼再生可能エネルギー普及を狙う法案の成立を、自身の退陣の条件にするなど、首相が「脱原発」に傾いているのは間違いない。なのに、経産省が、大慌てで点検中の原発に「安全宣言」を出し、地元への再稼働要請を始めると<同じ口>でそれも認めてしまう▼それで、再稼働に同意する地元首長が出てくると、あらためて全原発の耐性試験を打ち出し「再稼働の条件」と。それ自体はいいが、対応があまりにちぐはぐ。首長が怒って同意を撤回、経産相が辞任を示唆する事態になったのも自然な成り行きだ▼世論調査を見れば、首相の「脱原発」の方向性は大筋で支持されている。だから首相はともかく、その方向性を“退陣”させてはなるまい▼思い出すのは、世論の支持を背景に、“抵抗勢力”とやり合い、求心力を高めた例の元首相のこと。もし、現首相が、いち早く<熱いもの>だけ吹き出していたら…。そんなことを思わぬでもない】
「息をするように嘘を吐く」とは、ネット上では海を挟んだ半島に住む(何故か日本にも多数生息)某民族に対してよく使われる言葉ですが、そういう連中と数千万単位のカネを平気でやりとりできるほど関係が密接になると、人間の性質まで何となく似てくるものなんでしょうかね?空き缶他民主党の連中の体たらくを見ていると、そんな風に思えてなりません。
>世論調査を見れば、首相の「脱原発」の方向性は大筋で支持されている。だから首相はともかく、その方向性を“退陣”させてはなるまい
世論調査を見れば、首相の退陣の方向性も大筋で支持されてますよね。ぜひその方向性を堅持されますよう。
>思い出すのは、世論の支持を背景に、“抵抗勢力”とやり合い、求心力を高めた例の元首相のこと
口が裂けてもその名を呼びたくないんでしょうな(笑)。
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