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2011年7月28日

大臣は仕事する人間で

死刑執行、当面は命じない…江田法相

【最後の死刑執行から28日で1年を迎えるのを機に、江田法相が読売新聞のインタビューに応じ、法務省で死刑制度のあり方の議論が進められていることから、「(議論の)最中に執行することは、なかなかできる話ではない」と述べ、当面は執行を命じない意向を明らかにした。

 同省によると、1年前の執行直後の死刑囚は107人だったが、27日現在の死刑囚は過去最多の120人に上っている。

 同省は昨年8月、死刑の存廃を含めた制度のあり方を研究する勉強会を省内に設置したが、論点整理の段階にとどまっている。26日、取材に応じた江田法相は「人間というのは理性の生き物なので、理性の発露として人の命を奪うのは、ちょっと違うのではないか」と死刑に対する消極的な考えを示した。そのうえで執行について「法務大臣に与えられた権限をどう行使するか、世界の趨勢(すうせい)をにらみながら考えている」とした】

>「(議論の)最中に執行することは、なかなかできる話ではない」

 「議論中だからやらない」という言い訳も大概ですけど、そこを一万歩譲ったとしても、「じゃあその議論とやらはいつまでに結論を出すんですか?」という話ですね。そもそも「死刑」ってのは、個々の犯罪においてその責任の重さを理性的に判断した上、法に則って下される「結論」なワケですから、そこを法に則らないかたちで曲げるのはどうなのかと。くだらない言い訳ばかりして、肝心の法律をさっぱり守らない法務大臣に罰則を与える方法はないものでしょうか?死刑でいいですよ死刑で。

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