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2011年8月22日

東京新聞社説8/22〜出馬の前に

民主代表選 政策論争をしっかりと

菅直人首相の後継を決める民主党代表選が二十九日にも行われる。震災復興や原発事故対応はもちろん、内政、外交の課題は多岐にわたる。政策論争を徹底的に行った上で新代表を選んでほしい。

 二〇一一年度第二次補正予算に続き、再生エネルギー法案と公債特例法案が二十六日までに成立する運びとなった。退陣三条件と位置付けられたこれらの成立後、首相は直ちに辞任を正式に表明する見通しだ。

 民主党執行部は二十九日に代表選を行い、三十一日の今国会会期末までに首相指名を終えたい考えのようだ。

 今回の代表選は「任期途中で代表が欠けた場合」に該当するため党所属国会議員だけで行われる。

 本格的な震災復興のための一一年度第三次補正予算案や一二年度当初予算案の編成を控え、できるだけ早く後継を選び、政治空白を最小限にとどめようという大義は立たなくもない。

 しかし、正式退陣表明から一週間もたたない間に代表選を行うのなら、いかにも拙速だ。これでは候補者の主張を吟味することも、議論を戦わせることもできない。

 歴史的な政権交代から二年が過ぎ、民主党政権は折り返し点にきた。この間、東日本大震災という予期せぬ災害が起き、〇九年衆院選で掲げたマニフェスト通りにはいかないことも多かろう。

 そういう状況下で、新代表は日本を今後、どこへ導こうとしているのか。代表選候補者には聞きたいことが山ほどある。

 例えば、菅首相が掲げた「脱原発依存」、環太平洋連携協定(TPP)への参加、消費税率引き上げのほか、民主党の理念である政治主導や行政の無駄排除、外交・安全保障、社会保障改革などにどう取り組み、野党から国会での協力をどう取り付けるのか。

 後継候補は菅内閣の何を引き継ぎ、何を引き継がないのか、自分の考えをはっきりと示し、論戦を交わさなければならない。

 首相は本来、政権選択である衆院選を通じ国民の手で選びたい。今回はそれができないばかりか、民主党員・サポーターも排除される。非常時とはいえ、歯がゆい思いの国民も多かろう。

 民主党議員は国民に代わって首相候補を選ぶことを忘れないでほしい。党内ではグループという名の「派閥」も跋扈(ばっこ)し始めた。派閥力学や実力者の意向で後継を決めるようなことは、国民への背信行為である】

 政策論争以前に、民主党の連中は政治の表舞台に出てこようというなら、政権交代以降はすっかり聞かれなくなった「身体検査」をしっかりやるべきですね。ルーピーや空き缶をはじめ、大臣クラスもほとんどが、自民党政権時代ならマスゴミの集中砲火で辞任を余儀なくされるくらいの問題を何かしら抱えているような人間ばかりじゃないですか。ネット上では「民主党には無能と犯罪者しかいない」なんて言われたりしているみたいですけど、皆さん否定できます?有能な人物がいないのなら、せめて犯罪者でない人物を代表に据えてほしいのですけれど。

 …まぁ、外国人献金問題で辞任後、禊も何も済んでいない前原とか、田中金権政治の末裔たる小沢被告とかを「次に首相になってほしい人物調査」の上位に挙げるような国民も大概だと思うのですけど。調査する側がそういう選択肢しか候補に挙げていないのですかね?そう言えば政権交代以降、これで民主党の代表が代わるのは3度目なワケですけど、マスゴミの皆さんはそろそろ「政権たらい回し」という言葉も復活させませんか?

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