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2011年9月15日

東京新聞社説9/15~感想文でカネ取る気?

谷垣氏質問 日本の未来なぜ語らぬ

【野田佳彦首相の所信表明演説に対する代表質問が始まった。谷垣禎一自民党総裁との初対決は、政権批判と言い訳に終始し、東日本大震災後の日本の未来像を競い合う骨太の論戦には至らなかった。

 久々の党首対決である。六月に菅直人前首相と谷垣氏との党首討論が行われているが、代表質問での党首対決は震災後初めてだ。

 ならばこそ、震災後の日本をどの方向に導くのか、国民の生活をどう立て直すのか具体策を競い合ってほしかったが、党首同士らしい論戦からは程遠く、残念だ。

 なぜそうなったのか。ここはあえて谷垣氏に苦言を呈したい。

 首相は所信表明で、大震災からの復旧・復興を内閣の「最優先課題」と位置づけたが、菅前内閣の下で復旧・復興の大幅な遅れが指摘されており、谷垣氏が民主党の政権を担う能力や正統性を厳しく問いたい気持ちはよく分かる。

 実際、自民党は復旧・復興をめぐり数々の議員立法提出や政策提言を行い、民主、公明両党などとの協力で法律を成立させた。

 復興の基本的な方針を定めた復興基本法や、国による原発賠償金の仮払い法、がれき処理への国の補助率を上げる特措法などだ。

 これらは自民党が長年政権を担当していた経験を生かしたものであり、腰の重い政府を立法府が動かした成果と率直に評価したい。

 しかし、谷垣氏の代表質問からは、その先が見えてこないのだ。

 例えば、歳出削減について「事業仕分け」の限界を指摘したのはもっともだが、自民党ならこうやって行政の無駄を削るという代替策を提示したわけではない。

 原発事故後のエネルギー政策についても、野田内閣が「脱原発」を目指すのか否か方向性が曖昧なのは指摘通りだが、自民党独自の政策も示すべきではなかったか。

 政権に就く可能性を持つ二大政党が向き合う国会では、お互いが政策を提示し、丁寧な議論を通じてよりよい法律を作り上げることが、国民の求める姿だ。

 首相が政策の具体論を明言しなかったとはいえ、自民党が民主党マニフェストの杜撰(ずさん)さを指摘したところで責任野党の役割を果たしたとは言えない。政策論争を引っ張る気概こそ見たかった。

 与野党は震災後も被災者そっちのけで不毛な対立を繰り返し、国民から厳しい批判を浴びた。野田内閣誕生は政策を競い合う国会本来の姿に戻す好機と思うのだが、それは過剰な期待なのだろうか】

 ええ、臨時国会の会期がもっと十分にありましたら、そういう話も今後いろいろとできたんでしょうけど、何しろ今国会は4日間しかありませんのでね?今日の社説はどこも谷垣氏の代表質問について書いているようですが、その点については全国紙はどこも大なり小なり指摘をしていました。東京新聞は一切触れてないようですが?「あえて谷垣氏に苦言を呈したい」とか、「あえて」も何も、アンタらはいつも民主擁護の自民ガーじゃないですか。

 まぁ、谷垣氏の代表質問を「その先が見えてこないのだ」と批判しながらも、この社説も代表質問の感想以外の事は書かれてませんからねぇ…。これを「社説」とか言って読者から購読料をもらおうとか、ちょっと恥ずかしい事だと思って頂きたいのですけど。

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