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2011年10月20日

朝日新聞社説10/20~迷惑な隣人はお断り

日本と韓国―かけがえのない隣人だ

【就任から日の浅い野田首相と玄葉外相が、国際会議を除く初めての外国訪問先として、そろって韓国を選んだ。

 かけがえのない隣人同士であり、日本は韓国を重く見ている。そんなメッセージを送ることができたのはよかった。

 世界は大きく動いている。なのに、前の菅政権の時期は外交の停滞が目についた。野田政権は多角的な外交をどんどん進めてほしい。

 そういう意味では、今回の首相訪韓は上々のすべり出しだったといえるのではないか。

 きのうの李明博大統領との会談で、経済や北朝鮮問題をはじめとして、日韓がさらに深い協力をすることを確認した。

 首脳間の頻繁な行き来が大事だということでも一致した。今度は李大統領にできるだけ早く日本に来てもらいたい。

 日本と韓国はいま、ライバルであるとともに、世界的な課題にともに取り組む間柄になっている。そのあり方を探るため、両国の有識者による第2期共同研究プロジェクト立ち上げに合意したのもいいことだ。

 こうした課題にのぞむにあたって、ことに日本には、スピード感が求められよう。

 たとえば植民統治時代に日本に持ってきた朝鮮王朝の図書を今回、韓国政府に引き渡したのはいいが、本来なら、「韓国併合100年」の節目だった昨年に渡しておけば、もっと喜ばれていたはずだ。

 外国との自由貿易協定の戦略でも、日本は韓国に大きく後れをとっている。

 日韓の間にもちろん、わだかまりも依然として少なくない。折にふれて竹島問題は火を噴くし、歴史認識や教科書をめぐっても、溝はなお深い。

 大切なのは、ナショナリズムをあおって刺激しあうのではなく、とくに政治の世界で立場の違いを上手に管理することだ。 

 従軍慰安婦への個人補償の問題がいま改めて出ている。韓国政府は日本に協議を求め、日本政府は1965年の日韓協定で解決したとして拒んでいる。

 ただ慰安婦などの問題は90年代あたりから浮上した。「65年時点ですべて解決済み」と単純に言いにくい側面があるのも事実だ。だからこそ、日本で官民協力の「アジア女性基金」の活動が行われもした。そんな背景は知っておかねばなるまい。

 日韓を取り巻く東アジアは、中国の台頭や北朝鮮の不安定から、いわば動乱期にある。そして欧州経済の動揺は世界にどう及ぶのか。時代は賢い日韓の連携をますます求めている】

 「これで社説?」と首をひねりたくなる、中身の薄い文章ですなぁ…昨日の日韓首脳会談について、今日の全国紙の社説はどこも何となくぼやけたような書き方しかしていないようなのですけど、アサヒのは本当にお花畑としか言いようがない内容です。他人様の領土を不法占拠して、法的に解決済みの問題を何度となく蒸し返す連中のどこが「かけがえのない隣人」なのか、許されるなら引っ越したいところなのですが。

>ただ慰安婦などの問題は90年代あたりから浮上した。「65年時点ですべて解決済み」と単純に言いにくい側面があるのも事実だ

 とりあえず、これは「間違いなくアサヒの責任」とだけ言っておきます。

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