集まれ反対の声!
【JAグループを束ねる全国農業協同組合中央会(全中)の萬歳(ばんざい)章会長は24日、首相官邸に藤村修官房長官を訪ね、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加に反対する約1167万人分の署名を渡した。萬歳氏は「被災地の農業県も踏まえて判断して欲しい。農業再生と経済連携は両立できない」と要請。藤村氏は「頭を悩ませているのは事実だ」と答えたという。
藤村氏はこの日午前の記者会見で、民主党の前原誠司政調会長が交渉参加後の離脱に言及したことについて、「一般的に外交交渉で決裂すれば離脱するのであり得る」と同意した。
また、玄葉光一郎外相は24日、経団連本部で米倉弘昌会長らと懇談し、「(日本の)外に目を見開いて、大局的な判断を示さなければならない時期が間近に来ている」と、交渉参加への意欲を改めて強調した】
農業分野だけで1千万人以上の反対署名ですか…今後はさらにTPPに関する情報公開が増えるでしょうし、それに合わせて反対の数はさらに増えていくんじゃないでしょうか?…まぁしかし、「国民がどう考えていようが知ったこっちゃねーよ」というのが今の民主党政権であるワケでしてね…。
【野田佳彦首相は24日午前、首相官邸で玄葉光一郎外相、一川保夫防衛相と会談し、先の沖縄県訪問の報告を受けるとともに、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設問題について、日米合意の早期実現に向けて手続きを進めることを確認した。首相らは25日のパネッタ米国防長官との会談で、移設先の名護市辺野古の代替施設に関する環境影響評価(アセスメント)の「評価書」を年内に提出する方針を伝える意向だ。
首相と外相、防衛相は25日にそれぞれパネッタ長官と会談する予定で、同長官は普天間移設問題で日本側に具体的な進展を促すとみられる。防衛相は会談後、首相官邸で記者団に「(パネッタ長官との会談を前に)沖縄の現状認識を統一しようということだ」と語った】
政権交代の頃に言ってた話はどこへやら。見事な全方位土下座外交。
【関連】経団連:米倉会長 国家戦略会議に国民視点での議論注文
【経団連の米倉弘昌会長は24日の会見で、政府の国家戦略会議に民間メンバーとして参加することに関連し「自民党政権時代の経済財政諮問会議はいろんな省庁の(利害)対立があって大変だったと聞いている。(戦略会議は)そういうことがないように、国民にとって何が大切かという観点から議論したい」と述べた。具体的なテーマでは、成長戦略の策定や、税と社会保障の一体改革、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉などを挙げた。
輸入関税を原則撤廃するTPP交渉入りの是非に絡んでは「国内農業(存続)とTPP(参加)が二者択一のように議論されるが、両方やらなくてはいけない。日本の農作物は品質が高く、大規模化でコストを下げていくべきだ」と強調。藤村修官房長官が「外交交渉で決裂すれば(TPP交渉参加後の)離脱もあり得る」と発言したことについて「離脱という表現は不穏当。交渉で最善を尽くし、日本として国益にかなうのか、国会で議論して条約の批准を決めればよい。交渉途中の離脱はあり得ない」と、批判した】
経団連が「国民視点」とか「国益」とか言うな。
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