上がる要素がどこにもないし
【野田佳彦改造内閣の発足を受けた、報道各社の世論調査が永田町に衝撃を与えている。内閣支持率の多くが下落したうえ、最重要課題という消費税増税への批判も根強いのだ。中には、内閣支持率が30%以下の「危険水域」に突入した調査も。早くも閣僚の舌禍も炸裂している。野田首相が「最善かつ最強の布陣」と胸を張った改造だが、逆効果となったようだ。
「ご祝儀相場がないなど、考えられない…」
閣僚に仕えるベテラン秘書はこう絶句した。衝撃的な世論調査は別表の通り。
まず、朝日新聞では内閣支持率が29%(前回比2ポイント減)で、ついに「危険水域」に突入し、不支持率も47%(同4ポイント増)に上昇した。読売新聞は支持が37%(5ポイント減)、不支持が51%(7ポイント増)。JNN(TBS系)は支持が39・9%(4・4ポイント減)、不支持が58・7%(5・1ポイント増)。
支持率が上がった調査もあったが、日本テレビが37・9%(2・3ポイント増)、共同通信が35・8%(0・1ポイント増)という微々たるものだった。
野田首相にとって厳しいのは、重要課題である消費税増税を含む「社会保障と税の一体改革」への批判が根強いこと。
政府・与党は、消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%まで引き上げる案を固めているが、朝日では、反対が57%で、賛成の34%を大きく上回った。JNNでも、反対は51%で、賛成は48%だった。
新閣僚の顔ぶれでは、野田首相が目玉として起用した岡田克也副総理兼一体改革・行革担当相への支持が高く、読売で「評価する」が52%、共同で「期待する」が59・4%となった。
一方、田中真紀子元外相の夫、直紀氏の防衛相就任には、読売で「評価する」が19%だったが、早速、舌禍が炸裂した。
田中防衛相は15日、NHKの番組に出演し、米軍普天間飛行場移設問題で、代替施設を年内に着工したいとの考えを表明したうえ、自衛隊の海外での武器使用基準緩和と「武器輸出三原則」緩和を混同するなど、「素人」ぶりを露呈した。24日召集予定の通常国会で集中砲火を浴びそうだ】
これまでの民主党政権の悪行の数々と、明らかな「増税推進内閣」の誕生で、どうして国民からご祝儀が降ってくるなどと思えるのでしょう?ご祝儀込みでこの数値なのだという事を自覚なさい?
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