最後の民主党内閣か?
【野田佳彦首相は13日夕、首相官邸で記者会見を開き、改造内閣の顔ぶれについて「行政・政治改革、社会保障と税の一体改革を推進する最善かつ最強の布陣」と述べた。会見の詳報は以下の通り。
「本日、野田内閣の改造を行わさせていただきました。そして午後、新たな閣僚については、皇居で認証式を終えてきたところであります」
「今回の改造、まあ1つ、背景としてご理解頂きたいのは、2月の早い段階で復興庁を発足させます。復興庁発足に伴って、復興をもっぱら担当とする大臣、副大臣、政務官を任命することができますが、そのことをにらみながら、復興に万全を期すとともに、この際、間もなく通常国会が始まりますけれども、予算を通し、そして、昨年来からの大きな命題である復興・復旧を加速させ、原発の事故の収束をさせ、新たな戦いに向かってさまざまな取り組みを強化をする」
「あるいは経済再生を図るといった、野田内閣の当初からの命題の他に、行政改革、政治改革、そして社会保障と税の一体改革という、やらなければならない、逃げることのできない、先送りをすることのできない課題を着実に推進をするための最善かつ最強の布陣をつくるための今回は改造でございました」
「今回、5人の方に新たに閣僚に加わっていただきましたけれども、先ほど申し上げた通り、さまざまな課題を乗り越えていくための、まさに推進力になっていただく、突破力のある、そういうメンバーを中心に選任をさせていただいたつもりであります」
「これからまさに国会が始まりますが、これからの民主党政権にとっての正念場というよりも、日本にとっての正念場だというふうに思います。それは、1つには、復旧・復興は被災者のみなさんに寄り添いながら、抱えている課題を丁寧に確実にこなしていくという、ある種、虫の目と言いますか、地に足の着いた対応が必要です」
「もう1つは、これからの大きな課題。社会保障と税の一体改革を含めて、時代を俯瞰(ふかん)する鳥の目が必要だと思います。今までの政治の継続、惰性で解決できる問題ではありません。社会保障については、どなたも将来に不安を抱いています。その不安を取り除くために、社会保障を持続可能なものにする、維持するだけでなく強化するものも含めて、まさに未来に永続して続ける社会保障の機能を確保するために、それを支えるための安定財源が必要です」
「安定財源ということは、国民にご負担をお願いをすることであります。耳当たりの良い、耳障りの良いことを言って、国民の歓心を買うという政治ではなくて、辛いかもしれないけれども、訴える側も辛いんです。それは、選挙が厳しくなるかもしれない。誰もが思う。負担をする側も辛い。だけど、辛いテーマもしっかりお訴えして、ご理解をいただけるという政治を日本でつくれるかどうかが、私は正念場だというふうに思います」
「欧州の債務危機は対岸の火事ではありません。このことも踏まえて、内外の状況をしっかりにらみながら、まさに鳥の目から俯瞰をして、今、何をしなければいけないのかということに、きちっと応えられる政治を実現をしていきたいと思います。そのための布陣を今回、敷かせていただいたということであります。ぜひ、みなさまにおかれましても、ご理解をいただきますようにお願い申し上げて、冒頭の私からのごあいさつとご説明に代えたいと思います」】
「ボクがかんがえたさいきょうないかく」ですか?だったらわずか4ヶ月前に作ったあの内閣は何だったのかと。こいつらが言うところの「最強」とか「オールスター」などの言葉は、最初から無視するか、あるいは「クズ」とか「無能」といった単語を補完して考えるべきですかね?
まぁ、これまでなかなか内閣に入ってこなかったイオン岡田が今回副総理に就任したというところでは、民主党の人材はとうとう「打ち止め」を迎えた、という事なのかな、と。次に何かあったらもう「人材たらい回し」の2周目を始めるしかありませんからねぇ。今後はたとえ第二、第三の人材入れ替えを行ったところで、政権浮揚なんてものには繋がらなくなるでしょう、おそらくはこの布陣のままで解散総選挙に突入し、そして玉砕するんでしょうな。合掌。
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