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2012年3月14日

東京新聞コラム3/14~みんな好き勝手言いやがって…

東京新聞「筆洗」3/14付

製品の中から不良品を血眼になって探し出す工場長の姿と重なって見える。違っているのは、相手にしているのが、生身の人間であるということだ▼大阪市の橋下徹市長の友人で、民間人校長として採用された大阪府立高の校長が、卒業式の君が代斉唱の際に、教職員の口の動きを見て実際に歌っているかどうかを確認していたという▼約六十人の教職員全員が起立した後、口の動きをチェック。不自然に見えた三人の教師を呼び出した。府教委は、歌わなかったことを認めた一人の処分を検討している▼「起立斉唱の職務命令が出ているのだから、口元を見るのは当たり前で素晴らしいマネジメント」と橋下市長は校長をほめちぎった。起立はするが歌いたくはないという教員は、アイドルグループ並みの「口パク」技術を習得しなければならない▼演劇賞をさらった「歌わせたい男たち」は、君が代斉唱をめぐる校長と教師のせめぎ合いを喜劇チックに描いた永井愛さんの戯曲だ。当初、ロンドンの劇場との提携公演になるはずだったが、あらすじを送ると「もっと文化的に越境が可能なコラボレーションをしましょう」と芸術監督に断られた▼国歌を歌わない、起立しないことで教師が処分される現実は海外で理解してもらうのは至難のようだ。口元を確認してまで歌わせようとする男たちの心象はどう見えるだろう】

>製品の中から不良品を血眼になって探し出す工場長の姿と重なって見える

 「職務命令であっても歌一つ歌わない公務員なんて不良品同然」と述べているものと解釈してよろしいですか?

>国歌を歌わない、起立しないことで教師が処分される現実は海外で理解してもらうのは至難のようだ

 「決まりに従わない大人がいる」という部分も、海外では理解しがたい部分だと思いますけど。「海外では国旗や国歌の強制は一般的じゃない!」とか仰るならそれでも結構ですが、ならばこちらは憲法9条の改正を要求しますよ?

【関連】首相、大阪市アンケートは市で判断を 参院予算委で共産が批判

【野田佳彦首相は13日の参院予算委員会で、大阪府の橋下徹市長が業務命令として要請した組合活動などに関する職員アンケートに反発が出ていることに関し、「個別の地方公共団体内部の事案なので、当該地方公共団体で憲法、法律、条例などに基づき適切に判断し、対応されるべきものだ」と述べ、政府としての言及を避けた。

 質問した共産党の山下芳生氏は「憲法で許されない思想調査だ」と“橋下批判”への同調を求めたが、首相は用意したメモを見ながら、同じ答弁を計3回繰り返すのみだった。

 それでも山下氏は質問の最後に「首相は『問題ない』とは言わなかった」と強調。その上で「日本共産党は今年創立90周年を迎える。戦前の暗黒時代から今日まで、どんな弾圧を受けようとも、自由と民主主義の旗を降ろさなかった党として民主主義を守る」と訴えた】

 アンタらの政党名にくっついてる2文字は一体何なのかと。

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