東京新聞コラム5/16~信じますか、信じませんか
【♪V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな…待ち遠しいのは 夏休み。原曲はコニー・フランシスで、伊東ゆかりさんらが日本語で歌った往年のヒット曲『バケーション』である▼仏語ならバカンス。夏などにとる長期休暇のことだ。一九三六年に仏レオン・ブルム政権が「マティニヨン協定」で決めたのがバカンス文化の嚆矢(こうし)。以後、欧州に広がったのだという。今や四週間もの連続休暇を法で定める国もあると聞く▼さて、今夏は「節電の夏」になりそうな日本だが、以前の報道によれば、一番厳しい関西電力でも、昨年実績に基づく需給推計だと、電力不足が生じそうなのは、主に七、八月の十二日間、計五十八時間にすぎないらしい▼「年間数十時間のピーク時にしかない需要に合わせ供給設備を備える(電力会社の)ビジネスモデルは非合理的」とはさる環境団体の人が本紙に語った言葉。電気はためておけぬからとはいえ、確かに何とも業腹である▼既存の祝日を集め、秋に五連休を設ける案が民主党内で議論されているそうだ(朝日)。悪くないが、いっそ夏に電力需要のピーク日を“一網打尽”にする「超大型バカンス」を導入してはどうだろう。消費が増え景気にもプラスだから一石二鳥▼まあ、それは夢想としても、何かいい手はないものだろうか。電力不足という“敵”はたった数十時間なのだが】
「超大型バカンス」というあまりにツッコミ所の多い思いつきはひとまず無視して、東京新聞は以前にも、電力会社の数字を引き合いにしながら「電力会社の出してきた数字を信用する国民はもはやいない!」などと述べるという意味不明の事をやっていましたね(【参考】東京新聞コラム4/25~マスゴミのゴミたる所以)。結局アンタらは電力会社の公表する数字を信じるんですか、信じないんですか?自分たちにとって都合がいい数字なら大きく取り上げ、そうでないなら批判するというのは、報道機関としては完全に道を間違っていると思うのですが。一つ下の記事も併せてご覧下さい。
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