東京新聞コラム5/2~Tの新聞社の法則なんつって
【茨木のり子さんに『倚(よ)りかからず』という有名な詩がある。<もはや/できあいの思想には倚りかかりたくない/…もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/…>▼今回がまさにそうで、詩歌など古今の作品引用に倚りかかっている小欄だ。ゆえに大きなことは言えないのだが、それでも、最近の政治家の「倚りかかり」ぶりは気にかかる▼政界では今、二大政党に対抗する第三極を、という新党話が喧(かまびす)しい。だが、よく見れば、ほとんどが、大阪維新の会を率いて飛ぶ鳥を落とす勢いの橋下大阪市長への「倚りかかり」である▼理念で一致する面があるのだとしても、外見上は人気者の“権威”を恃(たの)む図そのもの。毅然(きぜん)とした政治姿勢が売りのはずの石原都知事や、剛腕・小沢元民主党代表までが外聞もなく橋下さんに秋波を送るのには驚く▼地方もしかり。例えば、「減税」を掲げた河村名古屋市長の勢いに「倚りかかって」当選したように見えた大村愛知県知事も、最近は河村さんより橋下さんに「倚りかかる」ような発言が目につく。さらに、その河村さんも橋下さんに靡(なび)き…▼あの詩の続きが言うように、自信があれば<じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある>だ。各自に戦略はあろうが、これは承知しておくべきだろう。「倚りかかる」姿勢は自信のなさの表れとみなされかねない】
そう言えば民主党も減税日本も、当時東京新聞(及び母体の中日新聞)が散々持ち上げ、倚りかかった末が現在の有様なんですよね。ネット上では「とある国と組んで何かをすると必ず負ける」という「Kの国の法則」なんてのがまことしやかに語られてますけど、朝鮮シンパの東京・中日新聞にも似たような何かが?まぁ、国家観とかそういうものが欠如している左巻きに、政治についてマトモな判断ができるとは思えないんですけれどね…脱原発の方針以外はファシズムだ何だとこいつらが一生懸命批判している大阪維新の会は果たしてどうなるのか、今後楽しみなところです。
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