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2012年5月21日

東京新聞コラム5/21~腐った連中からの忠告

東京新聞「筆洗」5/21付

【「度胸のいい方が勝つでしょう」。テレビの解説で元横綱の北の富士さんが断言した通り、初の平幕同士の優勝決定戦は旭天鵬が硬さの目立った二十五歳の栃煌山を破って初優勝した▼三十七歳八カ月での優勝は昭和以降で最年長。モンゴル出身の旭天鵬は二〇〇五年に日本国籍を取得しているので「日本人力士」としても六年四カ月ぶりの優勝になる▼一九九二年に旭鷲山らとモンゴルから来日、大島部屋に入門した。稽古の厳しさや食事になじめず、ともに来日した四人とモンゴル大使館に駆け込んだことも▼日本語を身につけ、歴史を切り開いた先駆者は後輩力士の信頼も厚く、優勝パレードは横綱白鵬が旗手を買って出た。通算出場は歴代七位、勝ち星は十位という実績に、幕内優勝という勲章が加わった▼平幕同士の決定戦は意外性があって盛り上がった半面、目立ったのは上位陣のふがいなさだ。横綱白鵬が珍しく黒星を重ね、史上初の六人の大関には好機到来だったはずだ▼ところがトップを走っていた稀勢の里は決定戦にも進めず、栃煌山と千秋楽で当たる予定だった琴欧洲の休場・不戦敗がアナウンスされると、国技館では珍しい大ブーイングが響いた▼涙の初優勝は美しい絵のようだったが、給料をたくさんもらっている人たちが仕事をしなければ、どんな組織でも腐ってしまうことを忘れないでほしい

>給料をたくさんもらっている人たちが仕事をしなければ、どんな組織でも腐ってしまうことを忘れないでほしい

 何度かこのブログで書いてますけど、私はマスメディアの「仕事」ってのは「視聴者が世の中の様々な事象について適切な判断を下すために必要となる客観的な情報を提供する」事だと考えています。そこへ行くと、自分たちの「反原発」という主張に傾注した紙面作りをしている東京新聞は、とてもマスメディアが求められる「仕事」をしているとは思えないんですがねぇ…年収1千万とかもらってるんでしょ?皆さん。

 …まぁ、東京新聞に限らず日本のマスメディアは、とっくの昔に腐り切って自浄作用なんかとても期待できませんからねぇ。この言葉は先達の忠告として捉えておく事にしましょうか(笑)。

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