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2012年6月16日

東京新聞コラム6/16~一般市民は別に気にしない

東京新聞「筆洗」6/16付

【事件モノの海外ドラマを観(み)ていると、監視カメラの映像がやたらに捜査を助ける。まさかそこまではと鼻白む場面も多いが、案外、現実に近いのかもしれぬ▼監視カメラを模した映像で構成した数年前の米映画『LOOK』は未見だが、宣伝用サイトに載るデータによれば、全米の設置数三千万台以上、三十七の州では試着室やトイレへの設置まで許可されているとか▼にわかには信じ難いが、英国に関しては以前、小紙の特派員も「監視カメラ大国」ぶりを伝えている。ロンドンでは一人が毎日平均三百回撮影されているとの試算もあるというから、個人の行動のほぼすべてが“見張られている”感じだ▼さて、オウム真理教の一連の事件で特別手配された最後の一人、高橋克也容疑者がついに逮捕された。列島を震撼(しんかん)させた事件が十七年を経て迎えた一つの節目である▼別の容疑者の捜査から潜伏先は絞られたが“お手柄”だったのは防犯カメラ。新聞を買ったコンビニ、金を引き出した金融機関、バッグを買った店舗、勤務先。すべてにカメラがあり、その映像の公開が逃亡者を追い詰めた▼日本でも防犯カメラは急増中。今回のケースもしかり、日弁連は捜査に資する監視カメラの性格が強いとし、設置・運用の法規制を求めている。野放図に増え、米英みたいになるのも確かに剣呑(けんのん)。最低限、ルールは必要であろう

 いやいや、「犯罪」という、社会のルール破りをする奴がいるからこそ、監視カメラのようなものが必要になってくるのですよ。間違っても「監視カメラがあるから犯罪が起きる」なんて事はあり得ませんからね?まぁ、先日北朝鮮のロケット打ち上げ騒ぎがあった時に「迎撃ミサイルを配備したら北朝鮮を刺激して、そこにミサイルが飛んでくるかも知れない!」みたいな事を言ってたおマヌケさんたちには、ちょっと難しい話かも知れませんが(笑)。…しかし、その監視カメラのおかげで逃亡者が捕まったというのに、直ちにそれに対して難癖つける東京新聞って一体…。

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