東京新聞コラム6/5~信者がバカだって事さ
【職業をしばしば変えるのは、賢明なことではないと古くから言われてきた。英国では、「石の上にも三年」と同じ意味のことわざを「転がる石は苔(こけ)(お金)をつけない」と表現するそうだ(外山滋比古著『思考の整理学』)▼野田佳彦首相はきのう、内閣改造に踏み切り、参院で問責決議を受けた二大臣を含む五大臣を交代させた。法相は民主党政権になって七人目だ。これだけ頻繁に代わると、経験や知恵という苔も生えようがない▼増税に反対する小沢一郎元代表との会談という“儀式”を終えた野田首相は、消費税率引き上げ法案の成立に向け、自民党との協調路線に一直線に進み始めた。要求通り問責大臣を代えた「国会対策改造」もその一環である▼田中直紀防衛相の後任に、自民党に近い拓殖大大学院教授の森本敏氏(71)を充てた人事は象徴的だ。元自衛官で、集団的自衛権の行使を容認する発言を繰り返してきた改憲論者の起用は、自民党に秋波を送っているようにも映る▼政権交代からまだ三年もたっていない。総選挙を経ずに首相は二人も代わった。当時、「四年間は上げない」と約束した消費税の税率引き上げを、三人目の首相が自民党と手を組んでまで実現しようと血道を上げている▼あの夏、マニフェストに期待して一票を投じた有権者の中で、ここまでの民主党の変節を予想した人がいるだろうか】
要は「『政権交代すれば全て良くなる!』なんて話はあり得ないのに、マスゴミに乗せられて民主党に票を入れた連中は、自分の頭でモノを考える事をせず、先見性もないバカ」って事ですな。あの夏、民主党に票を投じなかった有権者には、そういうところを予想できていた人々がちゃんといたのですよ(もっとも、民主党の現状はその予想のはるか斜め上をいっているような気が致しますが)。
だいたい「民主党がマトモな政党じゃない」なんて、そんなのは「あの夏」以前から指摘されてた事じゃありませんか。その声に先導役のマスゴミと頭の悪い有権者が耳を貸さなかったからこそ、今の日本の現状があるのでしょう?「こんなはずじゃなかった」とか言ってる連中は皆○ぬべきだと思いますね。
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