ゼロより下があるんですか?
【民主党内では、参議院議員3人が、17日に離党届を提出したのに続き、消費税率引き上げ法案に反対した衆議院議員1人が、18日、離党届を提出する意向です。
アメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」の配備計画への政府の対応に批判も強まっていて、野田総理大臣の求心力の低下は避けられない情勢です。
民主党の参議院議員の谷岡郁子氏ら3人は、関西電力大飯原子力発電所の運転再開を決定し、社会保障制度の改革を置き去りにして、消費税率の引き上げを目指す野田政権の姿勢は容認できないなどとして、17日、離党届を提出しました。
谷岡氏ら3人は、先に国民新党を離党した亀井亜紀子参議院議員とともに新たな会派「みどりの風」を発足させ、新党の結成も視野に活動していく方針で、3人が離党すれば、参議院で第1会派の民主党と、第2会派を作る自民党との差は2議席となります。
また衆議院でも消費税率引き上げ法案などに反対した中津川博郷衆議院議員が、「尖閣諸島の問題をめぐる、野田政権の外交姿勢は弱腰で容認できない」などとして、18日、離党届を提出する意向を固めました。
さらにアメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」の配備計画を巡っても、前原政策調査会長が17日、「野田総理大臣も藤村官房長官も、沖縄県や山口県の民意を少し軽く考えすぎているのではないか」と述べ、政府は、配備計画の見直しに向けて、改めてアメリカと交渉すべきだという考えを示すなど、党執行部からも批判が出ています。
党内では、消費税率の引き上げや原発の運転再開に加えて、TPP・環太平洋パートナーシップ協定への対応についても批判や反発が強まっていて、離党する議員はさらに増えるのではないかという指摘も出ています。
党執行部は、輿石幹事長が記者会見で、「危機的状況を共有しなければ大変なことになる」と述べ、離党の動きの広がりを深刻に受け止め、態勢の立て直しを図りたい考えですが、野田総理大臣の求心力の低下は避けられない情勢です】
【民主党から離党者が止まらない。新たに3人の参院議員が野田政権の消費増税や原発再稼働などに反対して17日に離党届を提出。「参院のドン」として君臨してきた輿石東幹事長の求心力低下も鮮明になった。民主党の瓦解(がかい)が始まり、参院では第1会派から転落する可能性も現実味を帯びている。
「党を離れたいという動きがまだある。みんなで何とか落ち着かせたい」。参院議員会長を兼務する輿石氏は17日昼の参院常任役員会でこう述べ、引き締めを図った。谷岡郁子氏ら3人が離党届を携えて参院議員会長室を訪れたのは、この直後。輿石氏は同日午後の役員会、常任幹事会で「崖っぷちに立っている危機的状況を共有しないと大変なことになる。政権が崩壊する」と悲壮感を交えて党の結束を呼び掛けた。
消費増税法案は民主、自民、公明3党合意により、参院で民主党から80人近い反対が出ない限り、成立は揺るがない。とはいえ、民主党の会派は88人となり、自民党会派の86人をわずかに2人上回るだけ。民主党内には他にも離党予備軍が存在するとされ、輿石氏の危機感は強い。
離党届を提出した3人は、いずれも2007年参院選の初当選組。「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が民主党代表時の選挙で当選し、13年夏には改選を迎える。谷岡、行田邦子両氏は小沢氏主導で3人区の2人目として擁立された経緯があり、選挙の不安を抱えている点では先に民主党を離れた議員らと事情は同じだ。
舟山康江氏は17日の記者会見で、環太平洋連携協定(TPP)参加反対を強調した上で、「(政府が)前のめりなことをやれば、今後大きな(離党の)動きになるかもしれない」とTPP参加に前向きな首相をけん制した。
一方、輿石氏は17日夕の記者会見で、3人の離党届を受理する意向を示し、引き留めようとはしなかった。民主党内の造反防止対策を聞かれても、「あったら教えてもらいたい」。離党者続出を食い止めるすべはなく、輿石氏の党内融和路線に対し、党内からは「完全に行き詰まり、もうお手上げだ」(若手)との声が漏れている】
いやそもそも、野豚や輿石に求心力なんてものが備わってましたっけ?ハナから存在しないものが低下なんてするはずもありませんわな(笑)。
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