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2012年8月31日

人選ならぬ動物選ミス

シンボルはクラゲ 超党派「原発ゼロの会」がマーク

超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は三十日、脱原発を政治公約に掲げる議員であることを鮮明に示すための“原発ゼロマーク”を発表した。黄色い丸の中に青いクラゲが漂うデザイン。次期衆院選で候補者ポスターなどに使い、有権者の判断材料にしてもらう。

 クラゲは、北海道で福島県からの被災者受け入れにも尽力した脚本家、倉本聡さんの発案。関西電力大飯原発3号機が再稼働した際、大量のクラゲが原発の取水口に押し寄せ出力上昇を妨害したことが、倉本さんの目に「自然界の抗議デモ」と映ったという。

 マークになったクラゲの絵は、福島県の小中学生から公募。五十三点の応募作品から、天栄村の広戸小四年後藤駿介君(10)の作品が選ばれた。

 国会内で記者会見した倉本さんは「選挙で国民の関心は原発が必要か否か。(候補者は)原発推進か反対かはっきりさせるべきだ」と述べた。

 ゼロの会は、民主党の近藤昭一衆院議員、自民党の河野太郎衆院議員ら八党十人を中心に活動。十人を含め、衆参両院で八十三人が参加している】

 「『自然界の抗議デモ』に見えたのでクラゲをシンボル」とは、反原発派はまた随分と浅薄な事を仰いますねー。私はクラゲって、以下の3つの理由で反原発のシンボルには向かないと思うのですが…。

①クラゲの多くはただ水中を漂って生活している。原発の取水口に集まったのも、水の流れに乗ってきただけ→世論に流されるだけ。

②原発に限らず、蒸気を発生させてタービンを回す仕組みで電気を作る発電システムは、その蒸気を冷却するために海水を引き込むなどしている。つまりクラゲは、原発の代替手段である火力発電についてもトラブルを引き起こす【参考】クラゲで90万kW失う…火発取水口に大量発生「原発ゼロ」実現のためには、その過程でどんな問題が発生しても意に介さないという、政治家としてあるまじき意志表明?

③「青いクラゲ」にはギンカクラゲ・カツオノエボシなどの種類がいるが、どちらも猛毒。

 ま、「見た目とかそういう表面的なところまでしか考えが及ばない」という、クラゲみたいなお脳しか持たない皆さんにはピッタリかとも思いますよ?

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