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2013年1月18日

東京新聞コラム1/18~そりゃマスゴミは進歩せんわ

東京新聞「筆洗」1/18付

【<二兎(にと)を追う者は一兎をも得ず>のことわざが浮かんだ。低燃費で長距離飛行が可能という触れ込みで、日本の航空会社が世界に先駆けて導入した最新鋭旅客機ボーイング787が相次ぐトラブルに見舞われている▼昨秋から、燃料漏れやバッテリー火災などが続出。十六日には、山口宇部発羽田行き全日空692便が飛行中に機内で煙が発生し、高松空港に緊急着陸した。重大事故につながりかねない深刻な事態である▼アルミニウム合金よりも軽くて強い炭素繊維などを使用し、機体は軽くなった。少ない燃料で長く飛ばすためにエンジンの設計も大幅に変更、油圧ポンプなど装置の多くを電気で動かすようになり、大容量のバッテリーが必要になった▼今回、煙が出たのは、電気系統のトラブルで昨年秋に交換したばかりのメーンバッテリーだ。「電気の化け物」と専門家が指摘する最新鋭機の弱点が露(あら)わになった。日本のメーカーが機体の35%を手掛ける「準国産機」だけに心配だ▼日航、全日空が当面の運航を停止にしたのに続き、米連邦航空局も米国内で運航する航空会社に安全性が確保されるまで運航を見合わせるよう命じた。航空会社の経営には大きな打撃となるが当然の措置である▼<進歩とは反省の厳しさに正比例する>と語ったのは本田宗一郎さん。徹底した原因究明なくして運航の再開はあり得ない

 「進歩とは反省の厳しさに正比例する」、成程本田宗一郎といった感じです。ただ、公正中立を謳いながら偏向しまくり、主張はするけれども責任は負わず、自分たちに都合の悪いニュースや批判については見ざる聞かざる言わざるを決め込むマスゴミと呼ばれる連中が、他者に対して使っていい言葉ではありませんよな。アイツらが「反省」なんて言葉を知っているとは思えません。

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2013年1月17日

国賊・鳩山

鳩山元首相:訪中し「尖閣紛争認めることが大事」伝達

【北京訪問中の鳩山由紀夫元首相は16日、賈慶林(か・けいりん)・中国人民政治協商会議主席や楊潔篪(よう・けつち)外相と相次いで会談した。鳩山氏は会談後、記者団に対し、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を巡る問題についても意見交換したことを明かし「紛争が起きているのは事実で、互いに認めることが大事という考えを伝えた」と語った。日本政府の「領土問題は存在しない」とする公式の立場とは異なる見解を伝えた形だ。

 鳩山氏は中国側の招待で訪中。記者団に「歴史的事実を認め、日本国民も感情的にならず、冷静に処理をして早く日中間が正常な状態になり、互いに利益のある関係に戻すことが大事だ。早期に外相・首脳会談を行い、問題の答えを見いだすべきだ」と語った。鳩山氏によると、賈氏は「(日本側は)新政権になったのでしっかりした答えを出してほしい。問題はあくまで対話で解決をしたい」などと語ったという。

 鳩山氏は18日まで中国に滞在。15日には中国の対日交流団体「中日友好協会」会長の唐家璇(とう・かせん)前国務委員と会談した。鳩山氏は江蘇省南京市に移動し、南京大虐殺記念館などを訪れ、犠牲者に哀悼の意を示す】

鳩山元首相、南京虐殺記念館で謝罪=中国メディア、大きく扱う

中国訪問中の鳩山由紀夫元首相は17日、江蘇省南京市内で記者団の質問に答え、「南京大虐殺記念館」を同日訪問した際、朱成山館長に「戦争中であっても多くの民間人・捕虜を日本兵が殺したことは申し訳ない」と謝罪したことを明らかにした。これに対し朱館長は「復讐(ふくしゅう)のためではなく、世界平和のためにこの記念館はある」と応じたという。

 鳩山氏の同行筋によると、中国側が主張する「犠牲者30万人」を容認したと受け取られないよう、犠牲者数を示す碑の前での黙とうと献花は避けた。ただ、中国国営新華社通信は、村山富市、海部俊樹両氏に続く3人目の首相経験者の同館訪問となった鳩山氏の謝罪を大きく扱う記事を配信し、「30万人」の正当性を説明する朱館長の話を聞きながら「鳩山氏は絶え間なくうなずいた」と報道。中国側には、鳩山氏の訪問を利用して、日本政府の歴史認識に関する新たな談話を検討する安倍政権をけん制する狙いもあるとみられる。

 一方、鳩山氏は、沖縄県・尖閣諸島が日中間の「係争地」だとの認識を中国要人に伝えた16日の発言を菅義偉官房長官が批判したことについて「(係争地だと)暗に認めていたからこそ、日中関係は進展してきた。政府はかつての考え方に戻り、早く(関係改善への)答えを見いだすべきだ」と反論した】

鳩山元首相は「国賊」=小野寺防衛相

【小野寺五典防衛相は17日夜、BSフジの番組に出演し、「尖閣諸島を係争地と認めることが大事だ」との鳩山由紀夫元首相の中国での発言について「日本にとって大きなマイナスだ。言ってはいけないが『国賊』という言葉が一瞬、頭をよぎった」と述べ、強く非難した。

 防衛相は「係争などなく(尖閣は)固有の領土なのに、中国側は、日本の元首相はこう思っていると世界に宣伝し、いかにも係争があるかのように国際世論がつくられてしまう」と懸念を示した】

 「国賊」、まさにその言葉でいいと思います。このバカには二度と日本に戻ってきてほしくないのですけれども、万一のこのこ戻ってこようものなら、我が国の国益を著しく傷つけた者として厳しく処分しなけりゃなりませんでしょうなぁ…外患誘致罪を史上初めて適用するに十分かと。

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2013年1月 7日

東京新聞社説1/7~誰のための平和憲法だっての

年のはじめに考える 瀬戸際に立たされる憲法

【太平洋戦争の敗戦から六十八年。日本の近現代史では過去になく、戦争をしない日々が続きます。年の初めに「平和だったはず」の戦後を振り返ります。

 一九五〇(昭和二十五)年十月九日、東京新聞夕刊の一面トップは「米軍38度線を突破」の見出しで朝鮮戦争の戦況を伝えています。同じ面に「日警備艇も掃海へ」のベタ記事があります。「日本の沿岸警備艇十二隻が米第七艦隊の指揮下で掃海作業に従事するため朝鮮水域に向け出発した」と短く報じています。

◆戦後にあった「戦死」

 日本を占領していた米軍は日本政府に対し、日本近海で機雷除去をしていた航路啓開隊(現海上自衛隊)の朝鮮戦争への派遣を求めました。同年十月から十二月まで掃海艇四十六隻と旧海軍軍人千二百人による日本特別掃海隊が朝鮮海峡へ送り込まれたのです。

 戦争放棄を定めた憲法は施行されていました。戦争中の機雷除去は戦闘行為ですが、国際的地位を高めようとした吉田茂首相の決断で憲法の枠を踏み越えたのです。

 まもなく事故が起こりました。掃海艇一隻が触雷し、沈没。中谷坂太郎さん=当時(21)=が行方不明となり、十八人が重軽傷を負ったのです。事故は長い間伏せられ、中谷さんに戦没者勲章が贈られたのは約三十年後のことでした。

 犠牲者が一人であろうが、家族の悲しみに変わりはありません。葬儀で中谷さんの父親はひと言もしゃべらず、葬儀の半年後、五十歳代の若さで亡くなりました。

 朝鮮戦争に参加したのは旧軍人だけではありません。物資輸送に日本の船員が動員されたのです。八千人が日本を離れて活動し、戦争開始からの半年間で触雷などで五十六人が死亡したとされています(「朝鮮戦争と日本の関わり-忘れ去られた海上輸送」石丸安蔵防衛研究所戦史部所員)。

◆「国防軍」で何をする

 彼らの活動がサンフランシスコ講和条約の締結につながったとの説がありますが、確たることは分かりません。政府見解に従えば、海上輸送は憲法違反ではないはずですが、行われたことさえ「確認は困難」(中曽根内閣の政府答弁書)というのです。二度と戦争はごめんだという強い思いが事実を霧消させたのかもしれません。

 半世紀以上も憲法が変わらないのは国民の厭戦(えんせん)だけが理由ではありません。一九九五年の「村山談話」の通り、植民地支配と侵略によって多大な迷惑をかけたアジアの国々に、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを示し続ける必要があるからです。

 心配なのは、こうした見方を自虐史観と決めつけ、憲法改正を目指す動きが盛り上がっていることです。過去の“反省”を見直したうえで、自衛隊を「国防軍」に変え、集団的自衛権行使の容認に転じる。「国のかたち」が変わって誕生する、古くさい日本を中国や韓国が歓迎するでしょうか。歴史見直しは米紙ニューヨーク・タイムズも批判しています。

 国際社会が力によって成り立つ現実を無視するわけではありません。その力には政治力、軍事力などさまざまあるのです。

 例えば、二十年続く自衛隊の海外派遣は国際貢献の文脈で行われてきました。国連平和維持活動(PKO)としてアフリカの南スーダンに派遣されている部隊は「国づくり」に貢献しています。

 国際緊急援助隊としての自衛隊は地震、津波などの被害に遭ったのべ十二カ国で活動してきました。冷戦後、多くの国で国防費が削減され、軍隊の災害派遣が困難になる中で、自衛隊はむしろ積極的に活用されています。

 国際社会から「まじめで礼儀正しい」と高く評価されているのは、武力行使せず、「人助け」に徹してきたからです。わが国は、自衛隊という軍事組織を使いながら、巧みに「人間の安全保障力」を高めてきたのです。

 衆院選挙で憲法改正を公約した自民党などは、そうした現実を無視するのでしょうか。憲法を変えて何がしたいのか。米国が始める戦争に参戦する、日本維新の会の石原慎太郎代表が主張したように拉致問題を解決するため武力で脅すなど不安な光景が浮かびます。

◆平和は国民の願い

 安倍晋三首相は夏の参院選挙までタカ派色は封印するようです。不幸の先送りを隠す小手先の技と疑わざるを得ません。平和憲法は瀬戸際に立たされています。

 朝鮮戦争で機雷掃海に駆り出され、無事帰国した今井鉄太郎さんは本紙の取材にこう言いました。

 「(戦争に)行かされる者からすれば、出撃命令がかからず、一休みしている状態がいつまでも続いてほしい」

 平和を愛する国民の願いと考えるのです

 やや遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。昨年12月頃からリアルの方がいろいろとややこしい事になってまして、なかなか以前のような更新ができない状況が続いておるのですけれども、余裕がある時にはぽちぽち更新していくつもりですので、今年も何卒宜しくお願い致します。

 …というワケで、2013年1発目の更新ですが、ネタはやっぱりこのブログでお馴染みの東京新聞から。まぁ「平和は大切である」というのは判りますけど、「その平和を守っていくためには何をするべきなのか」という思考が左巻きの脳みそからは全く出てこないんですよねぇ。中国が尖閣諸島に食指を伸ばし、北朝鮮が核ミサイルを我が国に向けつつある現状を全く無視してただ平和を唱えるだけでは、「ビーカーの中のカエル」と同じ末路を辿る事になりますでしょうよ。「人間の安全保障力」とやらで一体何ができるのです?

>半世紀以上も憲法が変わらないのは国民の厭戦(えんせん)だけが理由ではありません。一九九五年の「村山談話」の通り、植民地支配と侵略によって多大な迷惑をかけたアジアの国々に、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを示し続ける必要があるからです

 日本人のための日本の憲法において、中国とか朝鮮に配慮しなけりゃならない理由がどこにあると言うのです?東京新聞は憲法って何なのか理解してないんですか?

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