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2005年8月24日 (水)

怖い話2題

 えー、突然ですが、夏の夜の定番と言えば怪談ですね。今日はそんな「怖い話」を2編ほどお届けします。「どこかで聞いた事ある」という方はスルーして下さい。

「地獄の叫び声」

 …その男は、壁に据え付けられた柱時計を、血走った目で凝視していた。

 まだ陽も明けぬ暗闇の中、時計の針はゆっくりと、今や縦一直線になろうとしている。

 そして、時計の長針がちょうど文字盤の「12」を指した時、

「ろくじーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 男は、血も凍るような恐るべき叫び声をあげた。「時刻の叫び声」。

「葬儀の晩」

 ニタニタといやらしい笑みを浮かべる男を前に、俺は窮地に陥っていた。

 奴はヤリを突き、俺の馬を殺し、そして金を奪っていったのだ。

 「さぁどうする?もう後はないぞ?」男が黄ばんだ歯をこちらに見せて哂う。

 俺は腕組みをしたまま、板の上に並べられた駒に視線を落とし、次の一手をどう指そうか悩んでいた。「将棋の盤」。

 …えー、大変失礼致しました。それでわ!(逃走)


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