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2006年4月25日 (火)

酒とフェチと男と女

 突然だが、「フェティシストなんですね」なんて言われてみたい。

 例えばこんなシチュエーション。ふと立ち寄った瀟洒なバーのカウンターで、一人カクテルを飲んでいた若い女性。長い黒髪に整った顔立ちの美人なんですが、地味目のスーツとか飾り気のない様子とか、ちょっとバーの雰囲気とはそぐわない感じの彼女。

 そんな女性に声をかけたら何だか意気投合しちゃって、談笑しながら二人でグラスを傾けているうちにだんだんと酔いが回ってきちゃって、そのうちうっかり口を滑らせて「おっぱいは漢の浪漫」とか「スク水よりも競泳派なんです」とか力説しちゃったりするわけですよ。

 そしたら彼女、アルコールのせいかほんのり桃色の顔に、ちょっととろんとしかけた瞳をこちらに向けて、微笑みを浮かべながらこう言うのです。

 「…甚六さんって、けっこうフェティシストなんですね」

 まず「フェチ」などという俗で響きも悪い略称でなく、「フェティシスト」という単語がさらりと出てくるあたり、知性と品性が感じられるじゃないですか。さらにそれらをごく自然に発揮するためには、いかなる状況においても自分を崩さない、という余裕と慎ましさが必要。言葉というものはただの一言であっても、その人間を雄弁に語る事ができるのですよ。

 しかも「けっこうフェティシストなんですね」というこのセリフ。もし彼女がそういう特殊な性癖(笑)を嫌っているとしたならば、こんなセリフはまず出ません。「おっぱい」とか「スク水」とか力説された時点で、そういうのに抵抗のある方々は眉をひそめたり、早々に席を立ったりする事でしょう。この辺の心の広さも大きなポイントです。

 目の前でグラスを傾ける大人の男性がわずかに垣間見せた「純粋な部分」、そしてそこに惹かれてしまった彼女。「甚六さんって子供みたい。ちょっと困った人なのかしら」「でも、そういうひとも悪くないわ」「むしろ貴方にだったら、ちょっと恥ずかしいけれど、水着…着てあげてもいいかな、なんて…」「ううん、お願い、水着のワタシを見て…ホラ、貴方ももうこんなに…」

 ここから先はもうパラダイス!めくるめくオトナの世界!でもこれ以上は書けません!お子ちゃまは寝る時間ですよ!

 …とまぁそんなワケで、長い人生一度くらいは「フェティシストなんですね」なんて言われてみてもいいんじゃないかな、なんて思ったりしてるんですが、話の前提が激しく間違っている上、そもそも私はアルコール駄目なんで、こんな夢の実現は来世以降でないとありえません(笑)。とは言え、「甚六さんにだったら私、水着姿を見せてあげても…」なんて奇特な方がいらっしゃいましたら、それはそれでOKですので是非ご一報を。女性限定。


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